壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

3月31日(金) ぼおっとしている
 7時過ぎに起床。ネットにつないでログをつらつらと眺める。メールがいろいろ届いていて、返事を書き始めるが、あまり進まない。
 メモ片手に、日記を大量に書く。会社に健康保険証を送る。
 夜、ポケモン映画をテレビで見る。作り手が真面目に遊んでいることがよくわかる。だってテーマがブレードランナーだもん。人間に作られたポケモンの存在意義とはなにか。人間に作られたレプリカントはどう生きればいいのか。刑事コロンボを見たりするが大して面白くない。

3月30日(木) 未来のおぢを幻視の巻〜草津温泉最終日
 朝食後、ぬるい方の温泉につかった後、地蔵の湯にいって温泉の醍醐味をまたまた堪能する。それはそうと地蔵の湯は逗留中ずっとがらすきであった。不思議である。じじばばは熱いお湯が苦手なのか。息子は、この温泉は呪われているんじゃないかといっていたが、そんなこと僕が信じるわけないじゃん。
 時間が余ってしまったので、旅館のチェックアウトを済ませて、熱帯園に行ってみる。さびしい施設であった。かなり老朽化している。昆虫館で、
 配偶者「ねえねえ、この昆虫死んでる。お腹の中がからっぽだよ」
 配偶者「ここも死んでる」 昆虫を越冬させることが難しいことはわかるが、それにしても。
黄と白の大蛇が気持ち悪かったなあ。家族はニホンザルのショーを見に行って僕は食堂で留守番。朝からビールを飲もうとしたら、流石に顰蹙を買ってしまって、諦めて紅茶なぞを飲んでいた。それでもまだ時間が余っているので、子供達のリクエストに応えて、再びまんじゅう通りを越え、温泉玉子を食べにいく。気に入っとるね。
 ここで給食班長の仕事。昼食に中華料理を選ぶ。春巻と鶏唐揚げを頼んで、さらに息子はチャーシュー麺、娘は焼きそばなど。僕はビールを飲んだ後、たんたんめんでしめる。合格点の味でした。値段は高くなかったしね。食後、子供達は湯畑の足風呂で遊んでいる。どうせなので、近所にある公共の湯「白旗の湯」に入ってみる。硫黄分の多い白い温泉であった。あまり熱くない。頼朝が発見したという伝説が残っている、草津最古の源泉だそうだ。
 帰りのバスが事故で遅れたために、予定より一時間遅れで出発。車内でビデオ上映された「釣りバカ日誌10」をぼおっと見ていた。こんなときにしか見ない映画である。おぢおばには大受けであった。好きなんだね。ほんとに時間つぶしであるが、僕もそれなりに楽しめた。たのしいおぢになれそうである。
 新宿に7時半に到着し、帰宅したら8時過ぎ、信州土産のそばを食べた後グラス一杯のウィスキーをひっかけてそうそうに寝てしまう。温泉はいいね、また行ってみよおっと。温泉大王の南條さんにいいところを教えてもらって。

3月29日(水) まんじゅう怖いの巻〜草津温泉二日目
 昨夜、早寝したので早めに目覚める。朝寝坊の息子は朦朧としている。朝食はだいぶ質素になってました。もっとも僕は普段、朝御飯を食べないので大して気にならない。食後しばらくして、「地蔵の湯」につかる。部屋に戻ると、配偶者が露天風呂に入っているときいて、一緒に温泉につかってみる。湯はぬるめであった。
 昼前、屈託したので散歩に出かけることにする。西の河原公園まで散策。途中、温泉まんじゅうを売っている店が建ち並んでいる区画があり、試食のまんじゅうを配っている。家族はもらって食べている。僕は甘いものはあまり好きではないのだが、執拗な攻撃をかわしきれず、仕方なく受け取ろうとするとまんじゅうが手からぽろりとすべり地面に落ちて無惨につぶれてしまう。店の売り子は一瞬、渋面を作ったもののすぐに笑顔を取り戻し、もう一個くれようとする。今度も地面にぽろり。渋面がきつくなる。3回目でやっとキャッチ。売り子の笑顔がとても怖くみえた。目を合わせないで足早に立ち去る僕であった。すまん。「まんじゅうを2回も落とすヤツなんて滅多にいないよね〜」「そうだよね〜」「それでも買わないんだよね〜」などと嫌味を言う家族。うるさいなあ。悔し紛れにここを「まんじゅう(怖い)通り」と命名する。
 西の河原公園は、殺伐としていていかにも俄ごしらえの様相。足の運動にはなるという結構であった。そこここに雪が残っていた。売り物であるやたらと広い露天風呂に入ってみたが、僕的には今ひとつ。広いことは広いんだけどね。帰り、温泉玉子の売店を見つけて家族が食べる。子供達はやたらと気に入っていた。出来立ての温泉玉子は珍しいのだろう。すぐ先の「まんじゅう通り」で子供達が先ほどの売り子に質問している。
 「さっきまんじゅうを2回落としたおじさんのこと憶えてる?」
 「憶えてますよ〜。2回落とす人は珍しいですからね〜、へっへ」
さっさと通り過ぎる僕であった。
 ここで給食班長の仕事。ガイドブックに載っていた手打ち蕎麦屋で昼飯を食べる。混雑していたが、味は標準以上でした。そばは確かに手打ち。ただそば粉の割合がすこし少ないような気がする。温泉地にしてはおいしいほうなのでしょうね。その後小さな本屋を見つけて、子供達を静かにさせるために漫画を購入。
 部屋に帰って、昼寝したり、だらだらしたり、熱い風呂にはいったり。
 またまた屈託して、娘と散歩。雨が蕭々と降ってきた。それにしても狭い町である、少し歩くと町外れに辿り着いてしまう。旨い酒を飲みたくなって、酒屋の勧めるとおり「君の井 純米酒山廃仕込み」を購入。なぜか新潟の酒である。帰ってさっそく飲み始める。濃厚で少ししつこい味がする。悪くない、でも僕はすっきり辛口が好みなのだ。
 夕食は昨夜よりもずいぶん質素に変化していた。パックツアーの本領発揮というところか。今日はカラオケなし。安心。おじさんたちからは不満の声が上がっていたが。配偶者は歌っている僕の写真を撮るために宴会場にわざわざカメラを持ってきていたらしい。お茶目なヤツである。残念だったね〜。食後、一風呂浴びて酒を飲みはじめたら、気持ちよくなっていつの間にか眠ってしまった。深夜、雪が降っていたらしい。

3月28日(火) 草津温泉第一日〜演歌カラオケに遭遇の巻
 今日から家族で草津温泉旅行にでかける。朝7時過ぎに起きて、コンビニで食料を調達してから、新宿へ。集合場所である。到着して辺りを見渡すと、年寄り率が異常に高い。平日のパックツアーだからかなあ。
息子は平生朝はほとんど食べないのだが、なぜか今日はサンドイッチなどをむしゃむしゃ食っている。僕は朝からビール。旅行の大いなる楽しみである。急行に乗るときはビールだよね。用意したロング缶一本では物足りず、休憩スポットで水割りウィスキーを買って飲んでいた。子供達はMDで「マトリックス・サウンドトラック」を聴いたり、カラーゲームボーイで遊んでいる。
 群馬県内の休憩スポットで昼御飯をたべる。息子は焼き鳥重、娘はまたまたラーメンを注文している。
 娘「昨日食べたラーメンのほうが美味しかった」ぽつりという。
 僕「そりゃそうだよ。ドライブインのと比べてはいけない。」
つゆを大量に残している。正直なやつである。一方息子の方は、なぜか調理場がてんてこ舞いしていて、焼き鳥重がなかなか出来てこない。
 息子「どうして出来るのが遅いんだよ〜。」
 僕「こういうところで焼き鳥重なんか頼むからだよ。釜飯にすればよかったのに。選択ミス。」
やっとできあがってきたが、食べる速度が遅い息子、時間が残り少ない、手伝おうとする僕に
 「ごはんは食べていいけど、肉はだめ!」
集合時間間際に焼鳥獣をかきこむ親子獣であった(哀)。
 山の中をうねうねと通って、草津に着くと、まだ雪が残っている。気温は低い。旅館の温泉につかってひと心地。硫黄分の多い強酸性の湯だそうだ。湯質が濃いのが嬉しい。僕は濃い温泉が好きなのである。一般向け温泉に続いて、源泉をひいた「地蔵の湯」に入ってみる。湯が白くて、非常に熱い。好みである。ふーとか、うーとか声をだしながら出たり入ったりする。非常に気持ちがいい。湯からあがったあと、
 配偶者「地蔵の湯にはいったでしょ?」
 僕「うん、そうだけど、どうしてわかったの?」
 配偶者「パパのことだから、熱い温泉じゃないと物足りないはず。」
行動パターンを読まれている。
 その後、近所を散策。湯畑は有名だそうだ。すぐそこに十返舎一九が泊まったという旅館が残っている。歴史があるんだね。部屋に帰ると、早くも夕食前にお腹がすいたと子供たちが騒ぎ出す。確かに、腹が空いた。
 夕食は宴会場で6時前から。豪勢すぎず、質素すぎず、僕にとってはちょうどよかった。だって食べきれないほど料理が出てきてたくさん残すことが多いんだもん。ビールも飲むし。腹が満ち足りてきたところで、余興のもちつき。子供らが喜んで参加してポラ写真を撮ってもらっていた。
 そのあとなぜか舞台俳優と自称する旅館の人とおぼしき男がいきなり演歌を歌い始める。唄いながら客に唄うよう促しているが、なかなか参加者が出ない。しかたないよね、パックツアーで見ず知らずの人が多いんだから。会社の宴会旅行じゃないんだし。倉阪・東師匠がいてほしい場面であった。LDカラオケだけどね。
 やっとの事でひとりのおじさんが歌い始め、カラオケ大会が始まる。なんと演歌カラオケ(笑)。ここまできて演歌カラオケに出くわすとは。つくづく僕は因果な生まれつきらしい。おじさんたちの歌、上手すぎないところが素朴でいい。でも気合いだけは十二分に入っている。「イ〜ヨマンテ〜」とか「無法松の生涯」とか熱唱しておられる。
 人ごととして見物していたら、僕の席の隣にいたおじさん、おばさんたちが寄ってきて僕に「歌ってよ〜、若い人の歌きいてみたい」などとおっしゃる。僕が若い人?ありがたいおことばであるが。しぶしぶリクエストに応えて、井上陽水を一曲歌う。家族の前でカラオケするのは初めてである。なぜか受けていたようだ。配偶者は余興を楽しんで見ていたらしい。
 深夜、帳場前のISDN公衆電話でネットにつないでみる。ちゃんと繋がるが、アクセスポイントは前橋である。電話代が高い。夜は大雨が降っていた。

3月27日(月) ラーメン好き親子
 午後、大量に借りたCD・DVDを返しに新宿にお出かけ。配偶者と春休みに入って退屈している子供らがついてくる。子供達はこないだ行ったラーメン屋に行きたくてきたのだ。ということで、「航海屋」。息子はチャーシュー麺、娘はラーメン、僕はラーメン大盛、配偶者はチャーハンを頼む。娘が味見したいというので、チャーシューおこわを追加。美味しかったと見えて、息子は完食している。娘はあれこれ食べて、つゆを少し残しているが十分食べている。さすがに僕もつゆをすこし残す。今日のスープはしょっぱくて舌に鈍い重さがある。水を少し入れるとちょうどよい塩加減になる。味になれてくると、作る側は塩味に鈍感になるんだよなあ。「がんこ」のような確信犯は別だけど。
 満腹して、レンタル品を返却し、息子の筆箱を買うため伊勢丹に行こうと思って歩き始めたら、無印良品があったので、ここで購入。安くて済んだ。ありがたい。不思議なことだが、店内は平日の昼間なのに人が多かった。特に女性が多い。どうしてだろう。女性を引きつける魅力があるのかなあ。
 紀伊国屋で旅行のガイドブックを購入して帰宅。

3月26日(日) IT革命前夜
 朝7時過ぎに起床。ちょっと眠い。「仮面ライダークウガ」一週とばしでみる。「デジモン」終わってしまいました。次は「デジモン02」ですか。朝から子供達と僕でラーメンを食べる。
 テレビで「小渕総理にきくby田原総一郎」を見る。小渕総理って相変わらずお茶目である。映画「ナビィの恋」を見て感動したそうだ。いい人なんだろうね。番組の中で、竹中平蔵がIT産業育成のための前提条件として、電話料金の引き下げを提案していた。僕の持論と同じである。市内電話一ヶ月使い放題一律2000円台。早く実現して欲しい。アメリカに言われて下げるんじゃ情けない。回線接続料の低廉化は、流通革命をひきおこす。アメリカではもう既に起こっているのだから。日本でもしきい値を越えると、雪崩を打ったようにネット販売が活性化するだろう。電話帳のように分厚い通販雑誌はあっというまに駆逐されると思うね。サイバーパンクの世界ばかりを幻想してはいけないけれども、ディジタル社会は確実にそこまで来ているのだ。
 午後から昼寝。目覚めたら家族がDDRにうち興じていた。
 夕食はカレーうどん。昨日のカレーの再利用である。うちは夕食がカレーの日の翌日は、カレーうどんと決まっている。僕はカレーはあまり好きじゃないんだけど、カレーうどんは大好き。
 夜中、タルコフスキー「鏡」を見る。う〜ん、よくわからない。途中でうたたねしてしまったせいもあるが、シーンセレクトで見直してもよくわからない。「サクリファイス」並の難しさであった。しばらくたってから、再び見てみることにする。結局、夜更かししてしまう。

3月25日(土) さすがにへたっていた
 昨日の乱行がたたって、一日死んでいる。日記を書いたり、昼寝をしたり、音楽を聴いたり。
 終日、寝てばかり。
 夕食はカツカレー。酒の肴にカツとコロッケだけを食べて、ウィスキー。

3月24日(金) 卒業式と洋楽カラオケ(さらに増補されている)
 息子が小学校を卒業する、ということで卒業式の日である。特にこれといってすることもないので、家族で出かける。今時の男の子は卒業式にブレザーなどを着せるようだ。僕の時は普通の服だったような記憶がある。息子はもらったブレザーを着て、僕のネクタイをしている。大人になってきたなあ。
 卒業式についてはあした補足する予定。
 夜、洋楽カラオケの集いに出かけたのだが、こちらも詳細は明日補足する予定。
 なんといっても今は帰宅直後、夜中の4時過ぎなのだ。 

 さあて続きを書くことにしよう。
 
 卒業式が女教師(だとおもう)の開会のことばで始まる。全員に起立を促して「君が代」を斉唱させる。僕も起立したのだけれど、君が代だときいて「俺はここでは君が代は歌わないよ」と配偶者にいって座ってしまう。座ったのは僕一人だけでしたね。あ〜あ、また妙に目立って変な人になってしまった。ところで、弁明するわけではないが、君が代自体は歌として嫌いではない。ただ東京都新宿区立小学校の卒業式で歌う歌ではなかろう。君が代斉唱は、要するに中央集権の文部省が仕切っているということを知らしめたいだけなのだと僕は推測している。愚民政策ですね。本来は、自治体の東京都なり、新宿区なりの歌を歌って地場のことを感謝すればよいのだと僕は考える。
 卒業証書授与では生徒一人一人が校長から卒業証書を手渡しされている。帰宅してからの話。
 配偶者「あなた、若竹学級(特別学級というものですな)の子供がもたもたしているの見て、ふふふって笑ったでしょ。周りに聞こえたわよ。顰蹙ものだったわよ」
 僕「(絶句)」
 俺の気持ちはわかってもらえなかったのだな。しばらくしてから
 僕「俺はね、あの画一的な卒業式が気に入らなかったんだ。パターンを決められてそれを守らないといけない。卒業証書授与でガッツポーズしたり、ピースサイン出したり、校長先生と握手してもいいではないか。自己を表現するということとはそういうことではないのかなあ。そう思っていたから、若竹の子が自らの気持ちの赴くままに動いている様をみて微笑ましいと思っていたんだ。」
 配偶者「わかった」今日は一本取ったな、ははは。
 その後、お遊戯めいたやりとりが続いて冷静に見ていたが子供達が突然「天空の城ラピュタ」の歌を歌い始めて、ちょっと涙目。歌の力に負けてしまいました。
 と、卒業式は終わりました。出来立ての近所の中華料理屋で昼飯を食べようかという話も出たが、結局出前の寿司をとりました。

 少し昼寝したあとで、洋楽カラオケ大会にでかける。小腹がすいたのでざるそばを食べてから、神保町へ。
 7時の定時前に到着したら、待っていたのは千裕殿だけ。あ〜あ、またかよ、と思ってしまった。気がついたら、石井くんがいる。おお、またまた10数年ぶりの再会である。最近多いな。縛っていた過去の縄がどんどんほどけているように感ぜられる。その後、けーむらさんがいらっしゃる。部屋に入って、曲入力の方法やら注文入力の方法やらの説明を聞いているうちにカラオケが始まる。最初はけーむらさん。う、うまい。←けーむらさんからものいいがつきました。記憶はすでにあいまいです(笑)。確かに、歌い始めは中嶋千裕のポルナレフ「シェリーにくちづけ」だったかもしれません。失礼御免。それにしても記憶に入りきらないくらい強烈でした、どうも僕は目が点になっていたらしい。なにしろ君たち、うますぎるんだよ〜。
 そんなこんなでMASUDAくん、junちゃんが到着して、大盛り上がり。恐るべし、ハイレベルである。へたなコピーバンドのライブに行くより上手いかもしれない。何じゃ〜この人達。千裕junコンビのピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」高音キンキンでトラップしそう。石井くんはイミグラント・ソングとディープ・パープル。声質は王様だけど、高音がでてて王様よりも歌がうまいぞ。次回はコスプレ希望。一発屋ナックの「マイ・シャローナ」を首を振りながら熱唱するMASUDAくん。けーむらさんはマイペースで上手に歌をこなしていく。「宇宙のファンタジー」は裏声がちゃんとさまになっていて、一同感心しておりました。あとで、洋楽カラオケ情報を記したけーむらドキュメントを見せてもらって、一同びっくり。そこまでやるか、ふつー。
 それにしても洋楽カラオケは虐げられているね。バックの映像はどこぞの誰かの写真集だったり、日本全国の祭りだったり。のりのりのロックのバック映像がなまはげ祭りじゃ興がそがれるよね。ま、そんだけ需要が少ないと言うことかもしれないけどさ。でももちょっと気を配って欲しい。
 というところでブラニー到着。初対面である。僕のことを朝暮さんと間違えていたようだ。ブラニーは中沢新一に似た面貌をしている。おもいっきり若くした中沢だ。かっこいいぞ。さぞかし女子大生にもてるであろう。羨ましいぞ。しかも歌はジョン・レノン。これまた上手い。おお。GLAYとかもうまいと見た。羨ましいぞ←しつこい。
 この辺、記憶がすでにおぼろげになっているが、書く。石井くんが、ケイト・ブッシュの「嵐が丘」を歌い始めた。男性なのに裏声がきまっていて、声が美しい。盛り上がって女性陣が乱入。パワフルな千裕Junの高音にさすがの石井くんもたじたじ。あの声には勝てないよな〜。それにしても、「嵐が丘」は大昔から知っている曲だが、歌詞をまじまじと見たのは初めて。凄まじいですなあ。ヒースクリフと呼びかけるキャシーの妄執(それも純愛かな)溢れる歌詞に背筋が凍る管理人でやした。しかもそのあと、けーむらさんが選曲した曲はブームタウン・ラッツの「哀愁のマンディ」。これも懐かしい名曲ですが、ブルーな月曜日に学校でライフルだか機関銃だかを乱射した事件をモチーフにしているそうだ。そんな曲だったのか〜。♪♪I wanna shoot. I don't like Monday.♪♪
 リクエスト曲の待ち行列は常にいっぱいであった。すごいな〜。待ち行列バッファも大変であったであろう、データ取りこぼしのバグも見つけてしまったぞ。ちゃんとしろよ、通信カラオケ。
 11時でいったん終了したが、さらに部屋を変えて延長。終電までねばる我々であった。
 散会後、MASUDAくんと石井くんと僕はさらに2次会へ。ウェブにかけない話満載。ひみつだよ〜ん。僕のひみつ計画はMASUDAくんにあっさり却下されてしまったようだ。残念ですね〜。楽しく談笑していたら、あっという間に閉店時間。タクシーで帰宅したが、家についたら4時すぎていた。皆様お疲れさまでした。 

(補遺)けーむらさんがお宝の写真を持ってこられていた。けーむらさんがみせびらかしていると、
 中嶋千裕「わあ、いいな、いいな、ずるーい」
 問題のブツにはけーむらさんがトッド・ラングレン、アンディ・パートリッジらと写っていた。役得やね。ちなみに僕は、MacWireのM尾へんしうちょがトッド・ラングレンにサインしてもらった愛用のパワーブック2400を間近に目撃している。トッドのサインは金色マジックで書かれていましたね。このひとは、Cheap Purple(笑)というバンドを編集部で結成して、イベントで余興を行うほどのロック好きでした。

MASUDAくん、君の同級生が今週のアンアンにでているよ。いいマンションだね〜。港区なそうな。親指シフトなワープロを愛用しているんだ。儲かっているようだね〜。羨ましいぞ←連発してしつこい?、でもうちは本当は貧乏なんだよ〜、ホントだってば。
取材申し込んでみたら。

3月23日(木) 床屋嫌い
 昨日は酔っぱらったまま、いつしか眠ってしまった。夜半過ぎに起きて、6時過ぎに眠る。
 朝から、教育テレビで万古焼。ばんこやきと読む。万古焼会館なんてのもあるらしい。番組では「万古焼の作り方」などを小学生が真面目に調べていて、模造紙に説明図を書いていたりした。すこし脱力。
 僕「ねえ、見て見て。こんなやばい名前の焼き物があるよ。」
 配偶者「あ〜。一般的掲示板にあったよね」
 僕「そうだっけ」
 配偶者「鬼さんが書いていたじゃない。読み方を間違えるとあぶないとかって」
 僕「そうだったかな〜。覚えてないな〜。」
 配偶者「あったわよ。」
 また一本取られてしまった。記憶力が弱ってしまったらしい。
 昼、教育テレビで名曲アルバムでバーバーの「弦楽のためのアダージョ」。いい曲である。マーラーっぽいんだよね。音楽を聴きながら昼寝。
 夕方、久々に床屋に行く。床屋は嫌いである。椅子にずっと座っているのがイヤ。頭をいじられることがイヤ。あれこれ話しかけられて、相手をしなければならないところがイヤ。近所の床屋の主人は全然話しかけてこないので僕にとっては好ましい。休肝日。

3月22日(水) 疑惑
 夜更かししたので10時頃目覚める。
 衣類をクリーニングに出しにいった配偶者は、店で僕の背広のポケットに何か入っているのを指摘されて、出してみたら、ガムの類とアヤシイ女性の名刺。源氏名しかのってない。手書きだったりする。
 「恥ずかしかったわよ〜」「風俗の名刺じゃないでしょうね」
 それは、送別会でアXキーの人に連れてってもらったクラブのホステスさんたちにもらったのよ〜。俺は無実だ〜。ほんとだ〜。
 昼食は、昨夜の残りのチャーハンとわかめスープ。
 午後、新宿に「マトリックス」を返しに行く。運動不足なので歩いていく。うちから新宿中心部まで所要時間は40分弱でした。神保町に行くのもほぼ同じ時間なので、散歩には最適ですね。櫻が咲いたら散歩することにしよう。DVD返却して、CDを更に借りる。
 ○「マトリックス」サウンドトラック
 ○XTC「Apple Venus」
 ○U2「Achtung Baby」
 音楽的に言うと、マトリックスはいいセンいってると思ったけれども、やっぱりでした。映画見てるときも、プロディジーがかかっているとわかったし。ヘヴィ・メタルとテクノが融合している。
 帰宅後、昼酒を始める。いやあ、道楽者の特権ですね。やめられまへん。ということで酔っぱらいながら、日記を書いています(19:10)。

3月21日(火) お好み焼きの夜
 5時頃起床するが、どうもブートエラーを起こしたようで調子が悪く、6時過ぎに再び眠る。目覚めると11時前。風邪で学校を休んでいた娘が「マトリックス」をみていたので、途中から一緒に見る。なぜか娘には受けていた。僕的には、ふ〜ん、てな感じ。見せ場とCGはふんだんにありますな。娘がPS2設定をデフォルトのワイドテレビ16対9にしていたので、キアヌ・リーブズの顔が縦に縮んで変。本編に続いて、メイキングを見たところ、なんとこっちの方が面白いぞ。監督は、日本のアニメの影響を受けていて実写にチャレンジしてみたかったそうだ。なるほどね。確かに大友や押井守アニメのような部分がある。アメリカ人は無茶なこと考えるよな。
 晩御飯は、お好み焼きとチャーハン。昨日、テレビの貧乏脱出大作戦でおばちゃんがしごかれている様子を見ながら、配偶者は「そうか〜、キャベツはみじん切りにした方がおいしいのね〜」「豚肉は先に軽く焼いておいてから、はさみ焼きにするといいんだ〜」と納得していた結果なのであった。テレビの見方が少しずれているような気もするが、まいいっか。配偶者が焼いたお好み焼きはすこし固めであった。それではと僕が作ったのだけれど、こんどはやわらかすぎる。う〜む、大阪人失格。ところで、僕が幼い頃、大阪ではチャーハンのことを焼きめしといっていたのだが、いまでもそういうのであろうか。東京の人たちは焼きめしとはまず言いませんね。
 夜になったら、息子が「マトリックス」を見始めて、家族シアター状態。配偶者も一緒になってみている。僕は文学界の島田雅彦のを読みながら、ああ文芸の人たちって遅れているなあと思っていると、東さんから電話がかかってきて、緊急スクランブル発進じゃなくて、臨戦態勢(笑)。諸君のご覧になったとおり。てなことをしながら、続きを見たり、「ソラリス」を見たりなどして。「ソラリス」はいいね〜。傑作です。惑星ソラリスにいってくんないかな〜。無意識が実体化するから面白いぜ。

3月20日(月)
 4時頃まで起きていたので、寝て起きたら10時過ぎ。朝から、マヨネーズ御飯を食べる。僕はマヨネーズが好きなのだ。今日は家族で後楽園辺りを散策する予定だったのだが、同じく遅くまで起きていた配偶者が眠そうな目をこすっているので、中止して、娘と共に新宿にでかける。休日の新宿は相も変わらず人混みの渦であった。いつまでたっても慣れないね、新宿区在住なんだけど。そんなこんなでTSUTAYAで
 ○マトリックスDVD
 ○タルコフスキー「惑星ソラリス」DVD
 ○タルコフスキー「鏡」DVD
を借りる。さらにCDで
 ○U2ベスト
 ○80年代洋楽ベスト
などを借りる。
 娘が期待しているので、「航海屋」に連れてってラーメンを食べる。ここのラーメンは500円だけどとっても美味しいのだ。娘は、汁まで全部のみ干して、周囲から驚きの目で見られていた。ラーメン通がいうところの完食である。まあ、小学2年生にしてはおそろしいほどよく食べるヤツである(後できいたら、ラーメンがとっても美味しかったから、セット可能の焼豚の炊き込み御飯も美味しそうに見えて、これも食べたくなっていたらしい(恐))。植木不等式の娘とタイマンはるかもしれない(笑)。こんどはまずいラーメンに当たったら、箸を折って抗議するという技を教えてやるかね。僕は麺を食べきった後、残ったつゆにまずにんにくを入れて精力の増強をはかり(気持ちだけ)、激辛のみそを混ぜて美味しいスープと辛みのハーモニーを楽しむ。ラーメンを食べるときの醍醐味ですね〜。帰宅後、寝っころがってU2を聴いていたら、気持ちよくなって眠ってしまう。♪♪ With or Without You〜♪♪
 余談。実はU2「アクトンベイビー」中から唄ってみたいのだが。ボノの声は高すぎるし、曲が長すぎる。60年代の曲なら2曲歌える長さである。悩む〜。

3月19日(日) 掲示板サーバが死んでいるようだ
 朝2時に目が覚めてしまう。風呂に入ったり、日記の更新をしたり、掲示板に書き込みしたり。ずっと起きているつもりだったが、8時前に眠くてたまらなくなって寝て起きたら、昼であった。仮面ライダークウガを見損なってしまう。目覚めてから、インターネットをチェックしていた配偶者に、「日記ずいぶんたくさん書いたね。文章上手くなったんじゃない。」といわれる。今さらそんな心外なことを言われても。僕は昔から以下略(自爆)。まあ、暇が出来て時間に余裕が生まれたから書く量が増えているし。時間に余裕がないと単なる備忘録になってしまっていたからね。それはそれで悪くはないのだけれど。ところで、その配偶者にたまに言われるのだが、「あなたは何を考えているかよくわからない」のだそうだ。そうかなあ。確かに僕は家でもあんまり喋らない。それで僕の日記を読んで何を考えているか理解しているらしい。妙な夫婦である。
 テレビで「なんでも鑑定団」「噂の東京マガジン」「ザ・ノンフィクション」をはしごして見る。「ザ・ノンフィクション」では、灘校、早稲田を経て、隠岐島で漁師になった男がメインである。無駄の多い人生を送っていると思うが、最終的に自分が納得できたらよいとも思う。それにしても灘校でて漁師かあ。親の諦めきっている様子が痛々しかった。歳もほぼ同じであるし、人ごとでないような気もする。
 その後、3チャンネルで映画「上海グランド」を見る。ご都合主義で塗りたくった上に、大ざっぱで誇張の多い香港映画であった。おおはずれ。映画を見た後、神楽坂にウィスキーを買いに出かけ、帰宅後、酒を飲み始める。
 ネットにつないだら、掲示板サーバが死んでいる。千葉のKDDで復旧作業に当たっているそうだ。待つべし。
 それでも、倉阪鬼一郎の日記原稿は届いたので、更新の準備をする。今回は、奥泉光迎撃カラオケのくだりが面白いですね。奈良話はケッサク。僕の実家は今奈良なのだ。あまり関係ないけど、奥泉光の愚痴話にコメントしておこう(笑)。
 1.「坂が多い」→古都なので仕方ありません。道路の幅も狭い。
 2.「天気が悪い」→盆地ですから。しかも夏暑くて、冬寒いです。つらいです。
 3.「鹿が多い」→奈良市内に住むなら始めからわかっていたことでは。ヤツら、意外に凶暴なんだよね。
 4.「メシがまずい」→これもホント。美味しい店はあるんだけど、高いんだよな。飲み屋が少なくてしかも早く閉まる。
全面的に解決するなら、大阪に引っ越すべきですね。3,4だけを解決するなら京都に引っ越してもよい。
奥泉光は割合好きで小説を数冊持っているが、完読したのは青土社の雑文集だけ(笑)。どうしてシューマンをあんなに評価するのかワシにはわからん。

3月18日(土)
9時過ぎに起床。何とはなしに時間が過ぎて、昼寝。目が覚めてから、ブランチに冷やしうどんを食べる。
散歩がてらに、近所の文鳥堂へ。
○月刊アスキー
○鳩よ!
○文学界
を購入。マック専門誌は立ち読みで済ませる。会社勤めの頃は、献呈されてロハで読んでいたものだから、どうも本屋で買うという行為に意識がついていかない。一種の職業病のような、驕りのような感覚が身に付いてしまっているのだろう。少しずつ矯正することにしよう。
久々に月刊アスキーを買った理由は、プレステ2の特集記事があったから。これまた、久方ぶりに「文学界」なぞを買ったわけは、ワープロ・パソコンアンケートがあったから。年寄りは機械使えないねえ、思った通り。ただ年寄りでも、大学勤務者は必要に迫られて使い方を覚えさせられているみたい。

3月17日(金)
起床後、戦場跡などあちこち見て回る。そんなことをしながら、「中国女」の挿入歌が入っている予告編を何度も見る。これいいね、今の気持ちにぴったり。

ヴェトナム燃えて おいらは叫ぶ マオマオ(毛沢東)
ナパーム広がり おいらは転がる マオマオ
街はくたばり おいらは夢見る マオマオ
娼婦がわめいて おいらは笑う マオマオ
米は凶作 おいらは遊ぶ マオマオ

赤いポケットブックのおかげで やっとすべてが動き始めた
帝国主義は至る所で横暴の限り 革命は晩餐じゃない

午後、娘との約束で新宿にカラーゲームボーイを探しに出かける。さくらやで見つけて一安心、よかったね>娘。区役所に立ち寄って、国民年金と国民健康保険の資料をもらって帰宅する。

3月16日(木)
背骨が痛い。毎冬恒例のぎっくり背骨である。宿阿かな。
午後、ゴダールの「中国女」をみる。PS2でも、きちんと再生されている。内容は、あいかわらずのゴダール節、なんだかよくわからない。後半1/4にやっとストーリーらしきものが始まるが、とってつけたような話だ。ただ挿入歌がケッサク。マオマオ。いかにもブルジョアだよという顔立ちをした主人公の若〜い女の子、女優でゴダールの奥さんになって、離婚後ゴンクール賞だって、すげえ。才能の独り占めはやめて欲しい。午後から緊急スクランブル発進して、某所を逐次観察。余計なトラブルを生まぬよう、配偶者から絶対書いてはならないと厳命されているので観察するのみ。ほぼ予想通りの結果となったことを確認する。残念ではあるが、仕方ないであろう。

3月15日(水)休肝日
「妖櫻記」に刺激され、花田清輝「室町小説集」を本棚から探し出してきて、拾い読み。何回読んでも飽きない。というよりも知識がついてくるほどに面白さが増す小説である。放送大学を見たから思いついたのだけど、花田の小説ってカオス理論的である。通常の小説は線形に展開するけど、花田のは非線形に展開する。「復興期の精神」は焦点が2つあるから楕円の論理といわれていたが、焦点と言うだけでは現実の複雑さをとらえることは難しいであろうし、それに当時カオス理論はなかったからね。花田の方法論を使って面白い小説を作れる可能性は大きいと思う。映画にはしにくいけどね。
■備忘録〜室町時代小説
露伴「魔法修業者」
花田「室町小説集」
安部龍太郎「彷徨える帝」
北方謙三の一連の南北朝小説
山田風太郎「室町草紙」?
皆川博子「妖櫻記」
吉川英治「私本太平記」
司馬遼太郎の果心居士がでてくる小説

3月14日(火)
「妖櫻記」読了。長い小説を久しぶりに読んだような気がする。個人的には不満。いいものもっているのに、技がいまいち、これではあたしはいけないわよって感じ。ちょっと卑猥ですか

3月13日(月)休肝日
朝2時頃目が覚める。タルコフスキー「ストーカー」の続きを見る。「ストーカー」とは、他人に執着してつきまとう人たちのことではない。人生に絶望した人や野望を持っている人をゾーンへ案内する人のことをいう。僕は大昔に一度この映画を見ていたので、いまいうところのストーカーなる言葉を初めて聞いたとき、えっ、ゾーンへ案内してくれる人間が本当にいるのかとうれしくなってしまったのだが、期待はずれでしたね(爆)。

「隕石が落ちたのか宇宙人が来たのかわからない。
 とにかくある地域に奇怪な現象が起きた。
 そこがゾーンだ。
 軍隊を派遣したら全滅してしまった。
 それ以来ゾーンは立入禁止になっている。
 手の打ちようがないんだよ。」

ノーベル賞物理学者ウォーレス博士がライ記者に語った言葉

期待すると裏切られますが、僕は「ソラリス」よりもこの作品の方が好きである。モノクロとカラーの映像を使い分けていて、映像がとくに美しい。ソ連の極悪な環境下で作られた映画だけどね。
生活に少し退屈してきた。放送大学のカオス理論も今日で終わってしまったし。週刊ポストを買って読んでみたが、つまらない。「妖櫻記」を読み始める。
夜はテレビを見て過ごす。深夜、山形ラーメンの特集番組を見た。美味しそうであった。あまり美味しそうだったので、台所を漁ってラーメンを作って食べてしまった。

3月12日(日)
7時頃起床。会社に行ってるときよりも早起きしてるぞ。どうして。
テレビ番組を巡回して、DVDの「ストーカー」を見始める。ふーん、よく見ると稀に画質が乱れる現象が発生するね。プレステ2チップの性能かどうかはわからないけど。ビデオの方がメディアとしては一日の長があるということか。暗めの画面のディテールがすこしだけクリアーに見えるようになって、デジタル処理技術の優れた点は窺えます。よくみないとわからないけどね。
映画自体のテーマは暗くていいのであるが、長いので途中でストップ。続きは深夜にでも見るか。
放送大学のお決まりの番組をみる。娘が一緒に見ていて、こんな番組のどこが面白いのといっている。世界の原理を知ることは面白いのだよ、まだ君には理解できないであろうが。考古学は今回はあまり面白くなくて、途中で鑑定団に切り替える。

3月11日(土)
7時前に起床。子供達が早起きしてくる。どうしてかというと、今日はプレステ2が来る日なのだ。
朝から娘とラーメンを食べていると、佐川急便がプレステ2を配達。ラーメンを食べ終わってから、設置する。USBインタフェースがついているのでインテリマウスをつないでみるが、もちろん動かない。誰かドライバを作って欲しいものである。マイクロソフトだから無理か。インテリマウスが使えたらいいデバイスになると思うのだが。
設置はしたが、プレステ2用のソフトはない。ということで、午後新宿にでかける。家族もついてくる。
始めに息子の制服を購入して(今度中学生なのだ)から、ジーンズメイトを経て、さくらや。「リッジレーサー5」を購入。配偶者はDDRのオプションディスクを買っている。ついでにDVD機能を試すため、ゴダール「中国女」・タルコフスキー「ストーカー」を借りてみる(それにしても古くさいセレクションだな)。帰宅後はもうゲーセン状態。僕はてきとーに酒飲んで寝る。放送大学を見逃してしまった。

3月10日(金)
午前、放送大学で「カオス理論」を見る。昼、放送大学で「考古学から見た古代日本」を見る。近所の本屋に出かけて、「噂の真相」を立ち読み。うふふ。井上雅彦の小説を購入する。面白いかな。
今日は地下室のオフ会がある。配偶者がいくかどうか迷っている。「なにか食べたいものある?」ときいてみたら、「先週クレープを食べたから今度はおすしをたべたい」という。うーむ、難しいお題である。名の通った寿司屋に行けば美味いに決まっているが、高い。ひとり一万円ぐらいはすぐにかかってしまう。一家四人だと四万円か。それはつらかろうということでコストパフォーマンスのよい店を探す。
夕方でかける。楽しいオフ会でした。話題にとりとめがないのはいつものことではあるが。寿司屋も当たりでしたな。2次会のバーを経て、散会。
どうせ暇だから、神楽坂牛込グルメマップでも作ろうかなあ。牛込は最近、美味しい店の充実振りにめざましいものがあるのである。たとえばうちのすぐ近所にこないだ北京ダックの店ができた。紅虎餃子坊の関連店である。もちろん、子供の春休みに子連れでリサーチするつもりである。

3月9日(木)
午前、放送大学で「カオス理論」を見る。とても面白い。昼、放送大学で「考古学から見た古代日本」という番組を見る。就職雑誌を買ってみる。

3月8日(水)
昼、放送大学で「考古学から見た古代日本」という番組を見る。越前朝倉氏の居館の様子が子細に語られて興味深い。息子の小学校の謝恩会ということで配偶者が一日中いない。

3月7日(火)
午後、小学校から帰ってきた娘をつれて、近所の図書館へ。
○森鴎外「鴎外全集 北条霞亭」
○皆川博子「妖櫻記」上下
を借りる。その後、神楽坂に赴いて、ウィスキーを購入。
買った角瓶にミニオールドボトルがおまけでついていて少し得した気分になる。もちろんすぐに飲んでしまう。
鴎外の史伝は、僕の力では返り点のない漢文が読めない点が情けなかったり。我々はこういう過去の伝統をきれいさっぱり捨ててしまったのだな。高校時代、漢文が得意で試験では得点源にしていたのだが。
そして妖櫻記では、そういう伝統をなくしてしまった我々が限定のもとに時代小説を読むことになるわけだ。悪将軍足利義教やら赤松やら後南朝がでてくる、わたくし好みの室町時代小説なのだが。さてどういう小説か楽しみである。

3月6日(月)
さあて、今日から会社に行かなくて済むようになった。ありがたいことである。
午後から、飯田橋を散歩する。本屋を何軒かはしごするが、面白そうな本に出会わず。神楽坂の芸者小道を歩いてみる。昼間なのでたいていの店は閉まっていた。
夕方、近所の文鳥堂で
○諸星大二郎「殺戮詩集」
購入。
井上雅彦の大江戸吸血鬼小説に興味が湧くが、また今度(とかいいながら買っちまうんだな、たぶん)。江戸時代にヤング・ヴァン・ヘルシングだから話は面白そうなんだけど。むかし、江戸時代に錬金術師が欧州から来日して暴れるという内容のオカルト時代小説があったら面白かろうと考えたことがある。ローゼンクロイツの復活を企んで、南蛮人の弟子達が徐福伝説のある紀州や大坂・江戸で暴れまくるというはなし。ニヒルな眠狂四郎みたいな武士とヤマトオカルトの神主を主人公にして戦わせるのさ。あ、可憐な美女と艶冶な年増も必須ですか。
などとくだらないことを書きながらの休肝日である。酒飲みてー(笑)。

3月5日(日)
7時頃起きて、テレビのはしご。午後から「恐怖の報酬」をみる。思った通りの陰惨な結末。フランス映画はこうでなくては。

3月4日(土)
なぜだか化け物がでるという旅館に行きたくなって、予約を取って一人で出かけることにした。到着し、社務所のような風情のない帳場でチェックインをすませて、旅館の人に部屋に案内してもらった。中庭があって、純和風の旅館である。廊下がやたらと長かった。案内された部屋は、8畳程度の広さのさっぱりとした和室である。部屋から中庭が見渡せる。たおやかに松の木が植えられていて風情がある景色だ。
「通常でしたら、2〜3人でお泊まりいただくのですが、あいにく今日は予約がなくて、お客様おひとりです。でも、2〜3人お泊まりになってもおひとりでもちゃんと出ますから、ご心配なく」と平然とした表情で客室係の人が言う。何の変哲もない中年の男である。髪の毛が薄くなっている点を除けば。
「はい、わかりました」と返事をしたら、客室係りは部屋を退出していった。
とりたててすることもないので、テレビをつけて、お茶をいれた。お茶を啜りながら、新聞を読み始めた。おもしろい記事があったので、注力して読んでいたら、誰かが右肩を叩いた。振り返っても誰もいない。再度新聞の続きを読み始めて、注力し始めると、誰かが肩を叩く。おかしいなあ、と思って、次に肩を叩かれた時に、ふと肩を見ると、手首が乗っかっていた。手首だけである。その先がない。しかも手首の切り口がはっきりしない。華奢ではあるが、男の手首だと思った。じっと見つめていたら、手首はすーっと霧のように消えた。不思議なことに全然恐くなかった。
新聞を読み終えてしまったので、今度はテレビを見ることにした。他愛ないバラエティー番組をぼーっと見ていた。ふと気がつくと、誰かが近くで喋っているような気がする。テレビの音ではない。喋っている声はだんだん近づいてくるようだ。振り返ってみるが、やはり誰もいない。再びテレビを見始めると、今度は耳元で大きな声で喋り始めた。なま暖かい息づかいが左耳に感ぜられる。ふりむくと、
短髪の浅黒い男がにたっと笑って、至近距離3センチのところにいた。目があった。ぎょろりとした目玉だけがやけに大きく、その目は血走っている。黒ずんだ口もとは引きつって、吊り上がっていた。
「ぎゃっ」と叫んだら、すーっと霧のようにかき消えた。でたな。
わざわざ自分から見に来たくせにお出ましになったら恐がるというのも内部矛盾を起こしているが、恐いものは仕方がない。社務所のようなフロントに赴いて、「でました」と告げた。
先ほど部屋を案内してくれた男ではなくて、中年にさしかかったばかりと見受けられるやや上品で色白の男がいた。若旦那かなんかだろう。
「でましたか。それで、どんなのが出ましたか」と訊ねる。
かくかくしかじかと説明すると、「ああ、よくでるやつですな。心配することはありませんよ。そいつは危害を加えませんから。お部屋にお戻りください。言い聞かせておきますから」
仕方なく部屋に戻ったが、なんだか気持ちが悪い。用意された布団に潜り込んで、天井をみていたら、空間が歪んでいるように見える。紙で作った立方体を手の力でわざわざ変形させたような歪み方だ。
吐きそうなほど気分が悪くなった。
そのとき目が覚めた。

嫌な夢をみてしまったので、遅めに起きる。
夜、神楽坂のクレープ屋「ル・ブルターニュ」に出かける。配偶者の誕生日祝い。
なかなか美味しい料理であった。ただ残念なことに、いささか混んでいた。客待ちもでていた。一人しかいない料理人がてんてこまいしている様子が席から窺える。
頼んだクレープの一皿が卵なまのままであった。配偶者「これ焼き方がたりないよね、チーズも溶けてないし」。僕「そうかもね」。ウェイター(ギャルソンというのか)を呼んで、「もちょっと焼いて」と頼んだら、新品がでてきた。わがままな客である。

3月3日(金)
連日の飲み会で疲れている。勤務先関係の送別会。2次会はカラオケ。疲れました。でもありがたいものです。11時過ぎ帰宅。

3月2日(木)
○「JAVAスクリプト ポケットリファランス」
○飯嶋和一「神鳴き月十番目の夜」(河出文庫)
購入。
取引先との送別会。洋楽カラオケ決戦では惨敗しちゃったぜ。1時過ぎ帰宅。

3月1日(水)
会社の同僚と二人で送別会。自分を棚に上げて、他人の批判・悪口で盛り上がる。サラリーマンの娯楽ですな。二人でウィスキーをボトル一本近く飲んでしまう。飲み過ぎ。夜12時頃帰宅。