壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

5月31日(水) 2杯のラーメンと洋楽カラオケ
 いささか体調が悪い。鬱なのか、歳なのか、不摂生なのか、不明。
 昼、NHKで白石・うーめんの番組を見る。そのご、飯田橋まで歩いて、「勝龍軒」でとんこつラーメンを食べる。まあまあ。もちろん替え玉をする(笑)。想像していたよりもスープの味が薄かったかな。代々木にあるチェーン店には一時期よく通った。九州人の同僚にも教えてあげたら、気に入って、飲んだあとのしめに一緒に行ったものである。夏場の冷やしとんこつラーメンはいまいちであったな。
 夕方、「洋楽カラオケ」にでかける。早めについちゃったので、神保町の「伊峡」でラーメンを食べる。簡単に腹ごしらえ。ここは380円の安さで、昔ながらのラーメンを味わえる。昔風だから、魚出汁のあっさり醤油味である。当世風の凝った味ではないが、僕は割合好きである。期待するほど美味しくはないんだけどね、昔のラーメンってこんな味だったのだ。時間があれば、近所の「さぶちゃん」に行くところだが、いつも行列していて時間がかかるので今日はパスしたのであった。
 「洋楽カラオケ」は毎度の通り。メンバーは中嶋千裕、けーむら、Masuda、ブラニー(敬称略)。よく歌う人たちである。5人しかいないのに選曲待ちバッファを一杯にするでない!(笑)もうこうなったら、歌った曲のリストを作って、リクエスト・ブックを頂戴して、全曲制覇を目指すしかないんでないかい。店と交渉して、一日部屋を借り切ってさ。君たちならできる!
 #エピソード1→僕が「体調が悪い」というと、Masuda君「ラーメンの食べ過ぎが原因でしょう」。わお。そうだったのか。ラーメンの食べ過ぎで、歌についても管理人は絶不調なのであった。
 #エピソード2→中嶋千裕は、愛用のパワーブックを常時携帯しているのだが、使わないときはシャットダウンしている。僕は滅多にシャットダウンせずにスリープさせている。スリープ好きなのだ。だって寝てばっかいるでしょ、持ち主自身が(爆)。

5月30日(火)
 「ペルソナ」を遊んでいるが、どうもまだ使い方がよくわかっていない。HPの回復方法がわからない。というより、マニュアルをよく読んでみると、まだいちどもペルソナを召喚していなかった(笑)。ということでなぜかうちにあった「女神転生十年史」を熟読する。もちろん、僕が購入したに決まっているんだよん。
 昼は素うどん。載せる具がなかった(泣)。夜は、春雨のサラダともずくを肴に飲酒。

5月29日(月)
 朝から水道工事でうるさい。古くなった基幹の水道管を新しいものに交換するという。古い銅の水道管が新しいセラミックのものに変わるらしい。素材も変わるもんである。でもあまりうるさいので避難して、近所の本屋で立ち読み。買ってみたくなる本はなし。小さい本屋だからな〜。
 昼はカレーうどん。卵を入れてみる。栄養満点である。
 夕食は、カレイのマヨネーズ焼きとサラダなど。休肝日なのだ。
 夜中、ネット散策。最近面白いホームページを見つけていない。どなたか教えてくれませんか。つまらないので神楽坂関係のページを探してみる。いくつかあるが物足りない。食い物関係だったら割合簡単に作れそうなので、作ってみるかどうか考える。ただ、少々資本がいるな、ただではできないなあ。

5月28日(日)
 朝、4時過ぎに目覚める。ネットで遊んで、テレビを流したら、10時前に猛烈に眠くなって、寝る。相変わらず睡眠時間帯がめちゃくちゃである。
 昼過ぎに起き出して、昼食はカレースパゲッティを作って食べる。ダービーを見たりする。
 夕食は、カレーうどんだったのだが、僕は豆腐だのアボガドだのキムチだのを肴に飲酒。
 「ムトゥー踊るマハラジャ」をBS2で見る。インド映画って、勧善懲悪、熱烈恋愛、大げさなアクションと日本の時代劇みたい。わかりやすくていい。小学生でも理解できる。

5月27日(土)
 娘との約束で、新宿に出かける。さくらやで「女神異聞ペルソナ」を購入。ベスト版になっていて、定価2800円をさらに値引きしていた。ありがたや。つづいて紀伊国屋で息子向けの英語辞書と参考書を購入し、さくらやOA館でマック関係とデジカメ関係を見て回る。そのあとうろうろして、ラーメン屋5軒のうちから美味しそうな店を娘に選ばせようとするが、結局「航海屋」に落ち着く。僕はとんこつラーメンでもよかったんだけども、とんこつの脂っこいつゆは娘の好みではないのだ。満腹したので食後の休憩にでもと花園神社にいくと、ちょうどお祭りの最中で屋台が軒を並べていた。娘は嬉々として屋台をのぞいていた。昼だったので客足はいまひとつ。見世物小屋はなかったね。明日は神輿がでるそうだ。
 帰宅後「ペルソナ」を始めてみる。
 「絡新婦の理」は遅々として進まないが、ちびちび読んでいる。
 夕食はカレーとサラダ。サラダを肴にして飲酒していたら、そのまま眠ってしまう。

5月26日(金)
 「絡新婦の理」、読み始める。相変わらず恐ろしく長い。
 午後、「真・女神転生」をセーブされたデータで再開してみると、最終面のデータであった。ラスボスと闘ったら簡単にやっつけてしまった。忘れていたが、ゲームをクリアしていたようだ。情けない。2時間以上かかってしまう。うう、時間の無駄であった。
 夕食はアジの刺身と焼き物。釣りの成果をお裾分けしてもらったそうで、非常に美味。九州地方周辺でしかとれない関アジとかいうそうだ。
 「神の国」発言の釈明会見を途中まで見たが、あほらしくなって昼寝する。誤解を招く物言いをしたのだから、森総理はいったん発言を撤回して、誤解を招かない表現に言い直せばいいと思うのだが、意地やら沽券やらにとらわれすぎていてできないんだろうね。揚げ足取りをしようとするマスコミも悪い。でも、どうせマスコミは揚げ足取りをしようといつも待ちかまえているのだから、相手につけいる隙を見せてはいけないよな。政治家やマスコミのレベルが低い、低くなったと感じるね。日本は、「屠られたオオナムチや菅公など怨念をもった神々の祟りを鎮める神の国」であるというなら僕は賛成してもいいな。あ、これじゃ井沢元彦ですかそうですか。
 夜中、「朝まで生テレビ」を見る。今回は政治家がたくさん出演していたが、石原慎太郎の息子や枝野、辻本など僕と同世代の出演者が多かった。年寄りの政治家にありがちな何いってんだかよくわからない出演者が少なかったので、テレビを消さずにみていられた。それにしても、政治家は危機感も日本の将来像も持っていないだな。僕にもないけど。この辺が一番の問題かも。真っ当なやり方でいっちょ金儲けするか、というventurerが日本に少ないというのも当たり前である。

5月25日(木)
 昼前に起床。昼夜逆転がなおらな〜い。
 歯医者に行って歯石を取ってもらう。配偶者に説教されたうえ、彼女が予約してくれたのだ。僕は口中血だらけになりながら、歯医者は30分以上歯石取りに苦戦していた。すまんのう。ちなみに僕は医者嫌いである。態度が素っ気なくて、重ねてすまんのう。つぶつぶの歯石がころころ取れていた模様。おそろし。そのあと、神楽坂から飯田橋を散歩。1時前であった。歯が痛くても腹は減るのである。やっぱりおいしいラーメンを食べたくて(笑)、ちりめん亭の前を通り過ぎて、伊太八の前を通り過ぎて、勝龍軒の濃厚豚骨ラーメンに心を迷わせて、辿り着いたは「マルナカ」。新小川町にある。駅からも商店街からも離れている辺鄙な店である。近くに双葉社があったりする。久々に食べたのだが、美味しいね。ビールも忘れなかった。太めの麺に濃いめのつゆ、今流行の味であるが、みためは極々普通のラーメン屋である。満足して、辺りを散歩。同潤会江戸川アパートを発見する。木々に囲まれて異常に古錆びている。そういえば確かこの辺に東京創元社があるはずだ、と思って歩いてみたけど発見できず。ま、見つけたとしてもなんかあるわけじゃないんだけどね。ぶらぶら歩いて、飯田橋の文鳥堂で京極夏彦「絡新婦の理」を購入して帰宅。
 神楽坂上で、ラーメン屋「天下一品」が新規オープンすることを知る。開店したら行ってみるかねえ。
 夕食は炒飯と刺身用湯葉など。休肝日は明日に延期。酒を飲みながら、配偶者と邪悪な会話をする。というか邪悪な人物についての会話である。邪悪なヤツは結構身近にいる。正体を見極めるのはなかなか難しいのであるが。さらに贅言を費やすと、愚かな人物もよく見かける。おつきあいしたくない人種である。人生というか時間は有限なのだから。生じる無駄を考えれば、昼寝でもしている方がよっぽどいいんだけど、そうはさせてくれないんだよな。

5月24日(水)
 朝から職安に呼び出されて、出かける。えらい人だかりである。不況を実感できるねえ。10時前に手続きが完了してしまったので、ヨドバシカメラに寄っていろいろ調べる。そのあと、さくらやOA館、さくらやゲーム館を巡回したあと、歩いて大久保へ。ハングルが氾濫している。日本じゃないみたい。韓国ラーメンがあるようだが、中身は未確認である。単なるキムチラーメンかもしれない。
 大久保で古本屋巡りをするつもりだったが、 店が見つからず。昼飯をどうするか、焼き肉ランチでも喰ってかえろうかなどと考えたのだが、今日はなぜかパス。疲れて、バスで帰宅する。暑い季節になったものである、汗だくになる。
 帰宅したら、義弟一家が来ていた。義弟はほとんど話をしない、変わった人物であると思う。というか僕が気に入る話題が殊更に偏っているから話しかけにくいのかもしれないけど。昼食はモヤシ炒めのせインスタントラーメン。
 昼寝から目覚めると、配偶者と義弟が電話で喧嘩している。詳細は語らないけど、何とも愚かな話である。めんどくさいのう。しかして、酒量が増えるのである。夕食はソース味揚げ烏賊と炒め物、チーズコロッケなど。体調はいまひとつ。

5月23日(火)
 5時頃寝て9時過ぎに起床。正常生活に戻るべく、ちょっと努力してみる。明日は職安だし。
 朝から中学校の運動会。運動場のすぐ向こうが大日本印刷、そのまた向こうが防衛庁である。旧市ヶ谷駐屯地改め防衛庁からヘリコプターが乱れ飛んで実に五月蠅い。
 昼前に帰宅。昼御飯は、昨日の残りのクリームシチューかけスパゲッティ、はい私のオリジナル料理でございます。オリーブオイルをまぶすという技を使ってみたが、たいして美味しくはなりませんでした(泣)。テレビで映画「真夜中の向こう側」をみる。確かこの映画の原作はシドニー・シェルダンである。いやあ、ご都合主義の塊ですな。駄作過ぎて笑える。大昔、大阪で浜村淳が解説していたことを思いだしたね。
 娘が帰宅した後、神楽坂へ散歩。ジョニ赤やら特売焼きそばやらを買って帰る。そのあと、力尽きて昼寝。
 夜は焼きそば。ううむ夜食用の焼きそばを食われてしまった。個人的時差ボケが発生して、終日ぼおっとしていた。早めといっても2時頃に寝たけど。

5月22日(月)
 夜中、フェリーニ「甘い生活」をBS2で見る。あれ、白黒映画だったっけ。カラーだったような記憶があったのだが、記憶とは実に曖昧なものである。というか惚けているのか、俺。
 朝、8時頃まで起きていて、配偶者と子供達が起きてきてから寝る。すっかり昼夜逆転の生活になってしまった。あまりよろしい傾向ではない。ということで、昼前に起きて、昼寝せずにずっと起きている。
 眠気覚ましに、パソコン部屋に隠しておいたスーパーファミコンを引っぱり出してきて、いきなり「真・女神転生」を始める。ゲームカセットは5年ぐらい寝かしてあったのだが、ちゃんと動くし最終面のデータもちゃんと残っていた。凄い。ダンジョンがすげー意地悪なんだよな。
 昼食はもりそば。夕食は、クリームスープというかシチューというか。

5月21日(日) マルタイラーメン
 長男が中学校で運動会の予定だったが、雨で延期になる。9時頃起きたんだけどな。
 というわけで、だらだらと過ごす。睡眠時間が長かったかな。
 昼、相変わらず屈託した娘をつれて、改装直後の100円ショップに出かける。品揃えがずいぶん充実している。スーパーが客を取られるわけである。娘はお菓子を買っていたが、僕は酒の肴になる乾きものと、博多名物マルタイラーメン、福島名物温麺を買ってみる。いずれも税別99円である。帰宅後、さっそくマルタイラーメンを食べる。名前は知っていたが、食べるのは初めてである。ほうほう、時間通りに茹でると固めに仕上がるわけね。九州ラーメンは固めでなくっちゃね。豚骨スープなのね。「うまかっちゃん」に似た味のスープであった。美味しくいただきました。ま、インスタントだからこんなもんだろうね。夕食はチーズコロッケ、薩摩揚げなどいろいろ。
 宵寝して目覚めた後、サイトの更新を行う。

5月20日(土)
 ちょっと読書はお休み。本棚で「中井英夫作品集」(三一書房)を見つけたので、中身を見ていたら、十蘭全集のパンフレットが入っていた。昔、古本屋で買った本なんだが、なんだか少し得した気分になる。このパンフレットは面白い。推薦者代表が大佛次郎である。時代を感じさせる。十蘭が手を入れた校正刷りの写真が載っている。ゲラにかかわらずびしびしと文章を書き直してしまっているのだ。校正の人は大変だったろう。校正の意味がないくらいどんどん書き直しているんだもん。
 昼食はみそ味のざるラーメンとカツサンドウィッチ。夕食は焼き肉と焼き野菜。肉は豚バラだけど、脂がのっていて美味しかった。

5月19日(金)
 「鉄鼠の檻」読了。今回は流石に始め読んだだけでは筋がわかりにくくなっていた。しかも、テーマが仏教の禅宗ときたもんだ。禅宗は全然知らないね。座禅したこともないし。それにしても、禅宗の悟りのエピソードってかなり変である。
 昼食は、豆腐一丁。

5月18日(木)
 変わらず、「鉄鼠の檻」読書中。昼食はカップのとんこつラーメンと御飯。夕食は四色ちらしずし。

5月17日(水)
 「鉄鼠の檻」読書中。なななが〜い。
 昼食はもりそば。夕食はクリームシチューとサラダ。
 10万円のワイン、ロマネコンティと1000円のワインを飲み比べて、高い方を当てるというテレビ番組を見ていた。半分の芸能人が間違えていた。わからないものなのかねえ。ロマネコンティを飲んだことないけどさ。わからないで済む幸せはあると思うけど。

5月16日(火)
 玄関の棚を組み立てる。天井まで届くでかい本棚であった。組立に熱中していたら、昼食をとることを忘れてしまう。おもいだして、卵かけ御飯を食べる。
 そのご、神楽坂を散歩。東京パリ食堂がつぶれている。あわれ。隠れ家風の一軒家のイタリアレストランを発見。今度配偶者を連れていってみよう。京極夏彦「鉄鼠の檻」購入。800ページを越えている。ぶあついのう。ぼちぼち読み始める。
 夕食は酢豚そのほか。
 夜、独酒する。結構多めに飲んでしまった。

5月15日(月) 早稲田界隈散歩
 ここのところほとんど散歩していないと気づいて散歩することにする。どうも運動不足でもある。体重を量ってはいないが体重が増えたような気がする。下腹に肉が増えてきたような気もする。というわけで、散歩に出る。今日のターゲットは早稲田古本屋街である。うちからとことこ歩いて、有島武郎旧居後を過ぎ、漱石生誕碑石を経て早稲田へ出る。この辺は昔とそれほど変わっていないような気がするが、よく見ると店が微妙に変化している。時代の流れには勝てないのだな。早稲田から高田馬場へと古書街をのんびりと歩く。老舗はそれほど変わっていない。京極夏彦のノベルスがあれば購入しようと考えていたのだが、ノベルスサイズの本というのは古書街では敬遠されているのか在庫がほとんどない。そうだったのか。発見できぬまま歩いていたら、腹が減ってきたので、昼飯をどこで食べるか考える、おりしも早稲田松竹の当たり。しばらく考えた後赴いた先は、ラーメン屋の「べんてん」。以前に何回かいったことがあるのだが、最近人気急上昇らしい、本やテレビで頻繁に紹介されている。なんといってもこの店は11時から3時頃までしか営業しておらず、しかもだいたい3時前に材料が尽きてしまって、閉店してしまうという不自由なラーメン屋なのだ。店に到着すると、店外に大勢並んでいる。なるほどね。店は小汚いのだが。しばらく待って、店内に入る。カウンターだけの十数人しか座れない狭さである。注文をいうと、店員に一寸待ってくれと言われる。おかしいなあ、店の方針が変わったようである。客がまとまってから注文を取るスタイルに変わっていたのである。そうか。そういえば、以前は中国人のきれいな女性が一人いただけなのだが、店主の奥さんかもしれないとも想像しているのだが、今日見たら屈強な若者の男が二人バイトしている。野暮ったくなったものだ。僕はきれいな女性の方がよかったなあ。注文取りの順番が巡ってきて、「ラーメン卵」を注文した後、子細に店内を観察していた。店主が窶れている。以前は、軽口を叩いていた陽気な店主だったのだが、今は辛そうに麺を茹でている。なんか可哀想な気がする。有名店になるのも幸福ではないようである。
 さて、でてきたラーメンは相変わらず超大盛りである。ここは普通盛りで、麺が2.5人前なのだ。やおら食べ始めるが、結構食べたなあと思って丼を眺めてみると、まだ半分程度の消化。いささかきついなあと重いながら、引き続き食べるとこれまたつるつると胃にはいるのである。煮卵がちょっとつらかったかな。次回はいらないな。とりあえず満腹になった。太めの麺と濃いスープは好き嫌いが別れるところだろう。
 腹が膨れたので、京極本を探してさらに大久保のブックオフまで歩く。途中、ロッテの工場があって、チューインガムの匂いが辺り中立ち籠めていた。凄い匂いであった。ブックオフでも捜し物は見つからなかった。ここはノベルスがたくさんあったんだけどね。
 いささか疲れたので、バスに乗って帰宅。いい運動であった。空は鉛色、今にも雨が降りそうであったが、案の定帰宅後大雨が降り始める。
 一眠りして、夕食はスパゲッティ・ナポリタン。休肝日である。
 食後、枕元で見つけた泉鏡花「春昼・春昼後刻」を読む。装飾過剰の鏡花の文章はどちらかといえば苦手で、冒頭であの過剰な文章に辟易すると読めなくなってしまって投げ出すことが多く、そのためこの岩波文庫も旅行に同行すること多かったのだが、完読していなかったのだが、今日はその辺を我慢して読んでみると、途中で俄然面白くなって、やっと読み終えることができた。読み終えるとあの装飾過剰な文章が逆によく見えるというのも変な話であるが、それが事実なので仕方ないのであった。いや、単なる食わず嫌いなのかもしれない。大昔、老成したら老後の楽しみに鏡花を読もうと決意したことがあって今まであまり読まなかったのだが、不惑を過ぎた今、然るべき時期が来たのかもしれない。集中して読んでみるか。ところで鏡花全集はいまいくらぐらいするのであろう。

5月14日(日)
 11時前に起床。
 京極夏彦「嗤う伊右衛門」を読み始めて、夕方読了。蘊蓄のない京極って、以下略。夕食はトンカツ。

5月13日(土)
 昼前に起床。家族で新宿に出かけて、買い物。子供達のリクエストでまたまた「航海屋」でラーメンを食べる。
 配偶者「この間食べたときはいまひとつだったけど、今日はおいしかった。なにがちがうんだろう。」
 ラーメンの如きものでも毎回出来不出来はあるのである。
 帰宅後、4時過ぎから飲酒を始めて、昼寝。夕食は冷やし中華。麺類ばかりだな。
終日、読んだ小説を頭の中で反芻していて、不思議な気分がする。読書はお休み。

5月12日(金) 長い小説を読むと疲れるね
 引き続き「狂骨の夢」を読み続けて、夕方読了。重大なモチーフは最初の100ページ以内でわかってしまった。あとは枝葉末節のつじつま合わせであった。「魍魎の匣」についても同様。京極夏彦という作家は、推理小説の書き手としては素直というかわかりやすいストーリー作りをするね。2時間ドラマならぬ4時間ドラマ作家であるとおもう。時間が長くかかるのは、蘊蓄がやたらに多いのと、主人公群のキャラクターづくりが丁寧だから。でも怪異は起こらないんだよな。ただ同時代人として、蘊蓄にはおおいに共感共有している部分がある。どうせなので引き続き読む予定。

5月11日(木)
 明け方、「魍魎の匣」を読了。
 続いて「狂骨の夢」を読み始める。

5月10日(水)
 終日、「魍魎の匣」を読んでいる。ふーむ。

5月9日(火)
 午後、映画を見る。つまらなかった。
 京極夏彦「魍魎の匣」を読み始める。な長い。
 夜、SFセミナーでの議論を読む。
 夜中テレビで映画「血と薔薇」を途中から見て、寝る。

5月8日(月)
 11時過ぎ起床。
 テレビで映画「マンハッタン無宿」を見ながら、冷やし中華を作って食べる。自分で作った方が美味しいね。具はレタスとハム。映画の方は、クリント・イーストウッドが若若しい点が印象的であるが、内容は×。つまらなくて途中でみるのをやめてしまう。

5月7日(日) 寝かせた本
 昼前に起床。目覚めると、家族はどこかへ出かけているらしい。留守番していた息子にきいたら、甥っ子をつれて秋葉原の交通博物館にいっていたそうだ。
 午後、おみやげが万世の「万カツサンド」である。これはおいしい。ありがたくいただく。昼食である。
 最近本を読んでいないような気がするということで、保阪和志「季節の記憶」を読み始めたところ、ほどなく読了。発行年月日を見てみたら、ははは、購入して3年も寝かせていた。無駄の極みである。本を寝かせてもしょうがない。続いて、続編「もうひとつの季節」を読み始める。こっちも一年寝かせてある。なんとも幽霊のような登場人物ばかりでてくる小説である。通常ならば主人公達の自由闊達な生活に憧れを感じるというところだろうが、あいにく時間的な保留があるとはいえ、こちとら自由な生活を満喫しているところだから、僕には羨ましさのマジックは通用しない。羨ましさを考慮しないで見てみると、暇人の書いた退屈な小説ともとることができるかな。もっとも退屈な小説が面白くないと決めつけることもできないわけで、例えばイギリスの小説には退屈で面白い小説があったりするので、これまた一概に言えないのである。ただ不思議にあとをひく小説であることは確か。ともあれ世間的には評価が高かったようであるが(だから文学賞を2つももらっている)、個人的には処女作「プレーン・ソング」のほうが出来が良かったと思う。後者の方が、文学的リアリティがあった。まだ枯れてしまってほしくない作家である。
 酒代を節約してみるかと考えて、「ブラックニッカ」を買ってみたのだが、あらまあいまひとつ。僕って贅沢すぎ?ほんの数百円をけちっても仕方ないということか。ウィスキーに香りがないので、コーラ割りにしてみたら、まあ飲める。そうか、いいウィスキーは香りが強いからコーラ割りすると妙な味になってかえって美味しくなくなるのだな。わかった。次はいつものやつにもどすことにしよう。
 うだうだして3時過ぎに就寝。

5月6日(土)
 9時過ぎ起床。ブランチに暖かいうどんを食べる。
 倉阪鬼一郎さんから新刊「夢の断片、悪夢の破片」(同文書院)が届く。ご恵贈ありがとうございます。この本の中には、僕にとって昔懐かしい倉阪さんがいるね。
 午後、近所の本屋にでかけて、
○「倫理21」柄谷行人・平凡社
○雑誌「dancyu」
○「Jミステリ」河出夢ムック
○雑誌「ブルータス」
○雑誌「ダヴィンチ」
を購入。あ〜あ、小遣いがなくなっちゃった。20日までしばらく耐乏生活だな。
 柄谷の本を読み始める。今回は講演スタイルの文章なのでよみやすい。いつもの柄谷の文章だと難しくて読みにくいんだよね。しかし、柄谷が倫理だの道徳を語るようになったとは。頭のいい人の頭良さそうな論旨は好ましいのだが、ほんとにそうかよーと疑問が湧く凡人のわたしであった。ま、おもしろいといえばおもしろいほうなんだけどね。
休肝日をしばらく忘れていたので実行して、夕食はちらしずし。
テレビ東京「アドマチックなんたら」で「神楽坂」特集を見る。いくつか新発見がある。今度攻めてみよう。明け方、焼きそばを作って食べる。寝床で「Jミステリ」を眺めながら就寝。

5月5日(金) 超高級中華
 二日酔いである。10時頃いったん起きるが、また眠ってしまう。昼、義父が食事をご馳走してくれるというので市ヶ谷へ。義妹一家とうちと義父。てくてく歩いて到着したのが、中国飯店。おお、どのレストランガイドブックにも載っている超高級店である。上海料理である。義父はさっさと店に入ってしまう。
 僕「あれ、中国飯店だよ。高いんじゃないの。」
 配偶者「ほんとだ。「恨ミシュラン」に載ってた店だよね。」
 僕「まあ、いいか」
 配偶者「あたしも少しお金持ってきたし、カードもあるから、いいでしょ」
ということで話をまとめて、店内にはいると、個室に案内される。調度品といい内装といい、高級店の雰囲気があたりに漂っている。中国人のマネージャーが勧めるまま、出てきた料理は
 ○エビの揚げ物 ○黒酢を使った酢豚 ○空豆とほうれん草の炒め物
なんでも裏メニューなそうな。上品な味付けがよろしい。大満足。さらに
 ○五目炒飯(二人前) ○五目焼きそば(二人前)
うちの子供達は食い足りないといって、さらに
 ○エビなどが入った汁そば ○高菜と豚肉の汁そば
を追加している。絶妙のスープに配偶者が感動していた。よかったね。デザートまで食べている。酒飲みチームはビールと老酒を飲んでいた。ちょっと二日酔いでつらかったかな。ご馳走してもらったのだが、3万円弱かかったようだ。値段を安めに設定している昼間であっても、やっぱり高級店である。大人5人、小学生2人、幼児一人だからね。ご馳走様でした〜。
 帰宅して、僕はまたまた睡眠。僕が眠っている間に、義妹の旦那は山形に帰ってしまったらしい。ご苦労様でした。また飲もうね。
 昼に脂っこいものを食べたので、夜はあっさりとざるうどん。それでも僕は軽くウィスキーを飲んで、12時すぎに寝る。

5月4日(木) 焼肉大宴会
 11時過ぎに起床。いささか不調。
 午後、映画「第三の男」を録画する。
 夜はうちで焼き肉大宴会。泊まっている義妹一家に義弟一家を呼んで、総勢10人にもなる(子供含む)。ダイニングルームがいっぱい。配偶者が近所に出来た肉の安売り店でカルビを1kg仕入れてきたのだが、きれいになくなってしまう。よく食う人たちである。いろいろと話をする。あいまに生臭い話があったりして一寸閉口する

5月3日(水) ナハハさん
 10時過ぎ起床。パソコン部屋の整理をしようと、レイアウトを考える。
 午後、映画「市民ケーン」録画する。ゴールデンウィークということで、義妹夫妻が山形から来訪。昼からビールを飲んだらいい気分になってしまって、昼寝。
 2家族揃って、近所のカルミネ・ピザ屋(03-3260-8767 新宿区中町21)で夕食。義妹のご亭主が郵便局長に就任したので、お祝いということになる。カルミネは相変わらず美味しい。チーズとサラミのサラダ、牛肉のカルパッチョ、ラザニア、リゾット、さまざまなピッツアなど。さすがに注文しすぎて、ピッツァが一枚余ってしまって持ち帰るが、息子らがあっという間に平らげている。すごい。帰宅後、さらに飲み続ける。
 夜中、BSで吾妻ひでおの漫画を特集した番組を見る。なはは。不気味君とかいたね。なつかしいのう。「ミャアちゃん官能写真集」を入手して妙に喜んでいた浅羽通明を思いだしたぞ。

5月2日(火) こんなに美食三昧でいいのか
 9時過ぎ起床。NHK番組で京都の弁当を特集している。ところで、弁当の発案者は信長なんだよね。知ってた?ということは弁当の歴史は500年弱であって、500年前には弁当箱はなかったわけだ。
 配偶者を誘って、近所のフランス料理屋「ラビチュード」(03-3260-8784 新宿区南山伏町3−5ウィンコート神楽坂)で昼食。ここのランチは、前菜とメインディッシュで1000円である。安いのである。しかもおいしい。コーヒーとデザートは別料金なんだけどね。駅から遠いので不便ではあるが、大江戸線が開通したら便利になるんだけど。
 僕が注文したのは、前菜にエメンタールとフロマージュ・ブランというチーズをつかったサラダ、主菜はタイとアンチョビが入ったソース、配偶者は前菜にチキンとウサギのゼリー寄せ、主菜は子羊のソテーであった。僕は白ワインを飲んで、配偶者はデザートにクレームブリュレというのを食べていた。料理名は配偶者に聞きました。面倒な名前はワシにはわからない、でも今日は僕の奢りだよ〜ん。
 え〜、勝手ながら食べに行った店の情報を載せてみました。もし興味が湧いたらアクセスしてみてください。誇大宣伝はしていませんので。自腹で食べているし。味覚の責任はもてないけど。
 帰宅後、映画「断崖」ヒッチコック監督を見る。
夕食はハンバーグ。
夜中、BSで高野文子の漫画を特集した番組を見る。なつかしいのう。

5月1日(月)
 昼頃起床。午後、映画「鉄道員」をテレビで見る。名作である。この映画も、あっという間に日本固有の映画に変換できる普遍性があると思う。それを普遍性というべきかどうか判断が別れるところではあるが。昼食は、みそラーメン・モヤシ豆板醤炒めのせ。自分で作ったんだけど、美味しくできた。玄関の物置に利用する予定の本棚が届いたので、組立始めるが部品が欠品していて中断。疲れた。夕食は魚のカルパッチョと春雨など。カルパッチョって確か画家の名前だよね。休肝日なので米を食べる。
 夜中、またまたNHKでインターネットを取り上げた番組をやっている。深夜映画「三銃士」を途中まで見て就寝。