壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

6月30日(金)晴・暑い
 昼食にオムライスを作ろうとしたのだが、卵がなかった。がーん。きのうの夕食が、すき焼きだったから消費して切らしてしまったのだろう。ということで、卵の載ってないオムライス、すなわちケチャップライスを作ってみた。暑くてめんどくさかったので、具は用意しなかった。ちょっとさびしい。生協のケチャップがあったのだが、こいつはいまいち味にはインパクトに欠けるので、補強するためにソースを混ぜてみた。結果は、大失敗作。なんで〜。原因は、冷や飯が餅米であったため。それがために、炒めたら米がべちゃべちゃになってしまった。なんていうんだっけ、イタリア料理にあるなんとか料理のひどい出来損ない。焼きリゾットもどきかな。こんなに失敗するのは久しぶりだなあ。仕方ないので食べたけどね。
 夕方、近所の文鳥堂に新刊の「新耳袋」を探しに行くが、おいてなかった。仕方ないので、神楽坂の「文悠」まで足をのばす。おお、ここではポップが立っている。全巻揃っていて、最新刊が平積みである。メディア・ファクトリーの営業は重点地域に絨毯攻撃をしているのか。などとくだらないことを考えながら、購入。帰宅して早速読み始める。
 なるほどね〜。とかいって内容は明かさないけど、一つだけばらすと、家族でカバーを外した表紙の写真に花じゃない鼻を当てて、くんくん匂いを嗅いでいた。理由を知りたければ、本書を読むべし。
 途中まで読んだところで、夕食。刺身とカニ蒲鉾など。休肝日でもある。
 配偶者が焦れて、「新耳袋」を読ませて、という。読了していなかったので、だめというと、「ケチ」といわれる。もう。とかいいながら、早めに読み終わって、配偶者に本を渡した。我ながら親切であるとおもう、ははは。
 ところで、今回はいつもの通り、表向きは99話、実は100話になっていると思うが、解説を書いているシマコさんが2話ご自身の怪談を披露しておられるので、結局102話なんじゃないかな〜。と、ここでいってみる。さてさて、読み通すとやっぱり怖くなって、パワーは落ちてないと思ったけど、もっと怖くてもいいんじゃないかとも思う。贅沢ですか。

6月29日(木)曇時々晴
 朝、歯医者。
 帰宅した後、すぐに神楽坂にでかける。今日は6円ラーメンがあるらしい。昨晩、インターネットで情報キャッチした。さてさて。
 店の名前は、「豚"龍ラーメン」という。本多横町にあるらしい。
 店のオープンは11時半、僕が着いたのは11時20分過ぎかな。既に大行列である。150人(推測)程度、並んでいたかな。流石に値段のインパクトが大きかったのであろう。
 待つこと約一時間にして、やっとラーメンにありつくことができた。待っている間に腹が減ってきたことも好都合である。6円の安さだから、味には大して期待していなかったのだが、予想に反して、おいし〜い。これは「勝龍軒」よりおいしい。とんこつベースなのだが、いろいろのっかっているスパイスというか薬味というか、これが変化のある味を演出していて、飽きさせない。オールドスタイルのラーメンではなくて、今風の創意工夫ラーメンである。麺は九州スタイルの細麺であった。うるさいことをいえば、麺はもうちょっと固めに茹でた方がいいだろうね。
 またいってみよっと。気に入った。
 ただ、今回は替え玉不可だったので、量的にいささか物足りなかった。いっそのこと、オープンしたての「青葉」にも廻って梯子してみるかとも考えたが、小考して諦めた。だってカロリーとりすぎになるもん。
 デジカメ撮影の練習をしがてら帰宅。帰宅後、またまたいろいろと家の整理を行う。
 ところで「幻想文学58号」が届いた。ご恵贈ありがとうございます、東さま、石堂さま。
 というわけで、トップページにお知らせを載せることにする。いただいたことだしデジカメを買ったことでもあるので、宣伝に協力しよう。微力だけどさ。
 夕食は、なぜかすき焼き。

6月28日(水)雨
 目が覚めたら、昼過ぎ。
 日経Netn@vi8月号が届く。「牛込櫻会館」がコラムで掲載されている。書店で見かけた方は立ち読みなどしてください。都市伝説のコラムです。でも、櫻会館が都市伝説のサイトだと思われたら嫌かも。
 昼食は、マルタイラーメン九州味。近所の百円ショップで3タイプ購入したのである。ラーメンを食べていたら娘が学校から帰ってきて、一部とられる。それで急遽、家庭で替え玉(笑)。感想を言うとすれば、もっとスープが濃くてもいい。
 夕食は、カツ丼のような親子丼のような、柳川のような。

6月27日(火)曇
 相変わらず、疲れたモード。配偶者が頼んでいた引っ越し屋が来て、箪笥や机の移動、粗大ゴミを引き取ってもらう。父にもらって奈良からもってきた木製の本棚2つも捨てる。いい本棚なのだが、なにしろ引っ越しするときは重くて手が掛かって仕方がないし、現状では置き場所もない。移動するには組立式のスティール製本棚が一番であるといまさらながら納得した。風情はないんだけどね。
 食欲が湧かず、昼食抜き。
 夕食は、トンカツ。

6月26日(月)曇
 期日が迫ってきたので、本棚関係の整理を焦って行う。もう、本なんて捨てちゃうぞ(半分本当)。
 疲れた〜。ということで、腐海からレスキューされた、整理途中の本棚の写真を載せる。幻想文学会にいた時分の懐かしい本である。昔はこんな本を読んでいたんだよな。幻想文学がいろいろ見えるのはサービス(笑)。幻想文学の間にちょこっと見える「金羊毛」に注目してほしい。オリジナルだよ〜。リクエストがあれば、目次などの写真を載せてもいいぞ。倉阪さんの幻の小説「夜想曲」の前編が掲載されている。
 ついでに、一般的掲示板で一部盛り上がっている、「天下御免」の写真も載せてみよう。ユリイカの「平賀源内」特集号、その中の早坂暁・エッセイをIXY DIGITALでとったものである。
 わかったよね>橋詰さん
 遅い昼食は、サンドウィッチなど。夕食は、野菜シチュー、ホタテ貝とブロッコリー焼きなど。休肝日。

6月25日(日)雨時々曇  君よ、永遠の嘘をついてくれ
 宴会の翌日、昼過ぎに起きる。義父と配偶者がアトリエの整理をしている。
 選挙にはでかける。しかし、毎度思うことだが、選挙というのは、不味い飯の中から自分の好きな食い物を選択するようなものである。不味い幕の内弁当、不味いラーメン、不味いメンチカツ定食などなどから選べというんだな。どれも嫌である。たぶん、不味い酒でも僕はダメである。しかも、不味い食い物を用意しているくせに、うちのはおいしいよ、ととんでもないことを言っていて、味覚のみならず、精神的にも気分が悪い。美味いもん作れないのかおまえ達は。いやなんだけど、折角、古人が苦労して取得した選挙権を放棄するには忍びない。ということで、投票所にはいったけれども、白紙のまま出してきた。誰が当選しても変わらないということはわかっている。裁判官の方は、てきとーに×をつけてきた。政治家には全然期待していないけど、日本の裁判制度はもちょっと利用者側にたって使い勝手がよくなるように変更した方がいい。ま、こっちもどうせ変わらんだろうけどさ。
 ただ選挙番組は、日本のお祭りであるからして、別である。これはみなくちゃね。欲望渦巻く人々の悲喜交々をリアルタイムに見ることができるので、毎回楽しみにしているのだ。
 NHKが相変わらず、こちこちに固いので、テレビ朝日にする。久米宏がでているやつ。おお、開票速報で独走というか、暴走というか、飛ばしているぞ。与党が過半数を少し越えた程度の議席、野党は大幅続伸といっている。僕の予想と違うぞ。
僕の予想は、与党は安定多数、野党は増えるけど、自由・社民は減って、共産は大幅増である。結果は御存知の通り。僕の予想は半分当たったというところかな。
 ほほう、東京一区の大物議員が落選している。都市部だからね〜。
そんな感じで、朝までテレビを見ていた。くだらなくてもお祭りはいいやね。
 あ、そうそう、昼食はインスタントラーメン。手軽に済ませちゃった。
 配偶者が家の片づけに疲れ切っているようであった。それで、
 配偶者「今日は「クマさん」へラーメンを食べに行こう、いい?」またラーメンである(悲喜交々)。
 僕「いいけど、今日は日曜だから、多分休みだよ。」日頃食い物のことばかり考えているからこういう事には詳しい。自慢にはならんな〜。
 配偶者「だったら、どこが営業しているんだろう?」
 僕「うーむ、「ちりめん亭」ぐらいじゃないかな。この辺は、日曜日は休むよ。店だって、日曜ぐらいは休みたいよね。」
 ということで、夕食は、配偶者の悲鳴に似た要請により、「ちりめん亭」でラーメン。家族で入店すると、最近入ったとおぼしきおばちゃんが厨房にいて、激増した注文に応じきれず、パニックを起こしてしまった。うちの後に、幼児連れの家族が入ってきたのだが、幼児に「来ない、はやくして〜」とか叫ばれてますます焦っている。配偶者の頼んだ冷やし中華を忘れている。当然文句をいうが、なかなかでてこない。イライラする配偶者。ところで、僕は醤油ラーメンに胡椒をかけようとした。一寸凝った、かける前に自分で胡椒の粒を削るタイプである。削ろうと回転部分を回しても、胡椒がでてこない。おかしいな、と思って回しているうちに、瓶を丼の中に落としてしまった(悲惨)。店員のおばちゃんは、新しく作って取り替えましょうか、といってくれたが、今日は状況が悪いので、パス。そのまま食べ続ける。空いていたら替えてもらったけどね。
 皆がほとんど食べ終わったところで、やっとできあがった配偶者の冷やし中華、食べ終わった後で、「美味しくなかった。スーパーで売ってるシマダヤの方が美味しかった。」という。それは、不運と言うしかないね。挫けるな、配偶者。食にもドラマがあるということか(笑)。

6月24日(土)雨
 朝から歯医者。またまた歯石とりのギコギコをやられる。痛かった〜。
 午後、四谷散歩のオフ会にでかける。オフ会の前に、四谷の「こもり」で醤油ラーメン。久々。食べての感想。つゆは魚出汁の濃いめ。まあよし。麺は細麺、固ゆで、だが、ちょっとねちゃねちゃというか、ゆるめ。この麺をあの店のつるつる麺に変えたらさぞかし美味いと思うんだけどなあ←店の掟を無視したくなってるわがままなヤツ。
 オフ会開始。参加者は「我楽多本舗」の齋藤さん、齋藤さんの友人・犬太郎さん、T大学史料編纂所のかねたくさんである。JR信濃町から歩いて、鮫ガ橋。ここは明治時代、東京三大スラムがあったところである。京極夏彦「絡新婦の理」で、木場刑事が四谷の飲み屋で青木刑事に昔語りをする場面にでてきたりする。因みに、時代小説ファン向けに言えば、池波正太郎「剣客商売」の主人公、秋山小兵衛が若年の頃、始めて「無外流」の道場を開いた場所にちかい。もちろん、「四谷怪談」の本場にもとても近い。今は、下町風ではあるが、普通の商店街・住宅地になっていた。
 四谷荒木町を抜けて、新宿余丁町へ。余丁町は、昔は大久保余丁町とよばれていたようだ。知らなかった。永井荷風の居宅「断腸亭」があったということで、跡を探す。発見したが、悲しいことに、立て札も碑も何もない。文学好きで、断腸亭をしるものは多かろうが、今はこのていたらくである。惜しいと思う。新宿区の史跡にしてもいいと思うんだけどね。昔日、40歳前の荷風散人はこの断腸亭から、四谷まで歩き、さらに赤坂などを散歩したらしい。健脚である。
 今は普通のマンションになっている「断腸亭」跡の写真を載せておこう。
 我々はその後、僕の地元・牛込神楽坂に移動して、山形居酒屋「もきち」で宴会。個性的でしかも風格があるという点で、神楽坂を代表する居酒屋である。当然、そこらの居酒に比べて、すこし高い。仕方ないんだけどね。「十四代」という美味い日本酒を飲む。あれこれ飲んでみたが、これがピカイチであった。料理は、山形風の芋煮、こんにゃく、この店名物の「おしん餃子」など。話は盛り上がったような気がするが、僕が喋りすぎたような気もする。齋藤さんたちの同級生の方が合流する。2次会は、神楽坂のバー。お疲れさまでした。
 齋藤さんに「山尾悠子作品集成」を見せてもらった。来月の出版記念パーティで一冊もらう予定である。サインもしてもらおうかな。

6月23日(金)雨
 母屋の整理をすこしだけ手伝う。
 昼食は家でラーメン。
 夕食は、チャーハン、枝豆、冷奴、キュウリの酢の物など。

6月22日(木)曇りのち雨
 目覚め悪し。調子悪し。
 昼食にざるラーメンを作って食べる。午後から、本の整理を少し行うが、気持ち悪くなって寝込む。感慨深い本があったりして、捨てるにはしのびない。回想に耽ったりしてしまう。少々心痛を憶えて、歯医者をキャンセルする。
 これでは公開日記として、あまりにも芸がないので移動途中の本棚の写真を載せてみよう。いや〜、駄本だらけなんですけど。画像ではわかりにくいけど、本は2重に詰め込んである。十蘭全集と石川淳選集、「死霊」はわかるかもしれない。この本棚で、約900冊ぐらいかな。←配偶者には内緒。すぐ、ばれるって(笑)。まだまだあるんだよね。どうしよう。
 夕食は鮭フライと豚肉のしょうが焼き。休肝日。

6月21日(水)晴
 朝、職安にいく。10時前に手続き終了してしまう。というわけで、恒例になっているヨドバシカメラへ。デジカメコーナーで出物を物色していると、店員が「IXY DIGITAL」入荷しました〜、と言う声が聞こえる。ほほう。全部で40台弱ある。品薄なのにさすがヨドバシ、商売がうまい、と感心してみていたら、客が次々とIXYを買っていく。客がレジに並んでいる。混雑しているのはここのレジだけ、他は閑散。凄い、というかIXYしか売れてないぞ。開店したばかりの朝10時過ぎだぞ、しかも平日だぞ。売値59800円だぞ。呆気にとられてみていたら、心中で猛然と物欲が湧き起こってくる。う゛ー、ほしい!。
 でもな〜。かっこいいけど、かっこだけのようなきもするしなあ。僕は質実剛健が好みなのだ、本当は。うう。
 結局買っちゃいました。欲望には勝てませんでした。物事の落としどころは最初からわかっていたような気がするが、そういう結果に落ち着いてしまったわけ。32MBのメモリカードとUSBパソコン接続キットと併せて、税込み8万円。ははは、お金なくなっちゃった。ビンボーなのにいいのかっ!
 ところで売れに売れていたIXY、僕が店を出る直前には10台程度しか残っていなかった。たぶん昼前には完売だっただろう。帰りのバスから、11時頃、開店前のラーメン屋「満来」の前では20人弱の行列ができているのが見える。人気あるね。
 帰宅して、早速デジカメをいじくり回す。バッテリーを充電しながら。配偶者に相談したら、4万円家計から出してくれるという。ありがたや。息子曰く、「ぷーのくせに無駄遣いするなよ」。ご説ごもっとも。こころにぐさっと突き刺さる言葉である。
 充電している途中で、某氏から電話がかかってくる。面白い話を聞く。わはははは、話が盛り上がったはいいが、おかげで昼飯を食べ損ねてしまう。
 月刊アスキーを購入する。
 夕食は、天ぷらとざるうどん。配偶者はがんもどきを作ろうとしたらしいが、失敗して、がんもどき・もどきになっている。でも充分食べられる。
 
6月20日(火)晴
 本の整理にせっせと励む。いやあ、結構あるわ。そうではない、とってもたくさんありすぎる〜。紙は重いよ〜。いっそのことテキストがデジタルデータになってくれたら、場所取らないのにね。
 でかい本棚に本を詰めまくる。場所がないので、掟破りの2段詰めをする。疲れたところで、途中で中断。
 昼はそうめん。夕食は、焼き豚、サラダなど。休肝日。

6月19日(月)晴
 パソコン部屋の箪笥の移動など。たまに力仕事(ほんの少しだけど)をすると疲れる。
 昼食はまたまた冷やし中華。レタスと目玉焼きをのせてみる。夕食は、コロッケ、小籠包など冷凍食品の一掃。喫煙本数を減らすことにする。目標は一日10本である。

6月18日(日)
 パソコン部屋の整理を始める。本棚を移動して、床に置いてある本を本棚に収納する。なんでそんなことをしているかというと、家庭内引っ越しを行うことになったからである。いままで使っていたアパートの一階を引き払って、一家で母屋に住むことになる。詳細は語らないが、生活に困窮したことが原因であるといっておこう(この辺は適当な記述)。どうも日記から窺える僕の生活が優雅に見えるそうだが、実体がそんなにいいはずがないでしょ。失業保険はもらっているが、無収入なんだよ。
 ウィスキーと煙草を買いに行くために配偶者に金をもらう。
 配偶者「今月はあと5千円しかないよ。」うちはなぜか二十日締めである。
 僕「酒と煙草を買うと、残高が千円を切るか。仕方ないね。」ビンボーになったものだ。
 昼食は冷やし中華。ハムと卵をのせる。夕食はサイコロステーキ、ポテトサラダなど。
 旧約メガテン1、すすまず。ガイヤという人物が見つからない。人探ししているとレベルばっかあがる(笑)

6月17日(土)晴、夜雨。
 授業参観。旧約メガテン1三昧。炎の腐海までいくが成果なし。ヘカーテが見つからない。
 昼は稲庭うどん。夜は、クリームシチューとポテトサラダ。

6月16日(金)晴・暑い
 朝からメガテン。はまってしまったか。ロキを倒す。
 昼食は、てきとーに作ったスパゲッティ。残りものの野菜をケチャップとともに炒める。隠し味に中華スープの素を入れてみたのだが、効果なし。深みのある味をだすにはどうすればいいんだろう。真面目にスープを作るととても手間がかかるしなあ。
 近所の文鳥堂で
○「永井荷風の昭和」半藤一利・文春文庫
購入。
 最近、インターネットには倦怠気味である。
 夕食は、あじの刺身に豆腐となめこの味噌汁。休肝日。
 ロフトに行こうかと考えていたのだけれど、明日は朝から娘の学校の授業参観である。あっさりと諦める。「新耳袋」5巻を楽しみに待つこととしよう。深夜もメガテン。

6月15日(木)晴
 歯医者へ行く。今日の治療は、虫歯に柔らかい詰め物をするのみ。大本の神経は抜いたはずだが、細い神経はまだ残っているようで、一寸痛い治療であった。それほど痛いものでもないといえばそうではあるが。
 昼食は、手抜きしてサッポロ一番味噌ラーメン。流石に歯医者の後は食欲が失せるなあ。
 メガテン。メドューサを倒す。
 夕食は、餃子。なぜか晩飯が餃子の時、うちは御飯も食べずに餃子ばかり食べる。どうも配偶者の家の決まり事らしい。関西人の私には不可解である。

6月14日(水)雨
 「旧約・女神転生1」相変わらずである。
 遅い昼食は、開店したばかりの飯田橋「天下一品」でラーメン。ついてきた娘はあっさり、僕はこってりを注文する。こってりスープを飲んで、娘「これどろどろだね。私は食べられない」そうか。といいながら娘のスープは相当にしょっぱい。チェーン店はこれだからダメだねえ。麺は茹ですぎだし。いまいちでした。
 帰宅すると、息子が友達を家に呼んでゲームで遊んでいる。あとで
 息子「友達が来ているときはでてこないでよ。今日は有休といっておいたから」
 息子は親父が失業していることを恥じているようである。食うに困らないのだから気にすることはないと思うのだけど。くだらなさいっぱいのあの生活から離れていられる間はそうしようと考えているのだ。
 夕食は冷しゃぶ。

6月13日(火)雨
 「旧約・女神転生1」、迷宮に潜って遊ぶ今日この頃。日頃使わない部分の脳を使っているのか、妙な疲れ方をする気がする。
 昼食はマヨネーズ御飯。夕食は焼きうどん。

6月12日(月)雨
 昼食にオムライスを作ってみる。ケチャップライスはすこし炒めすぎたかな。味を薄めにしたので、上品にしあがった。卵は半熟で美味しかったのだが、いかんせん形がよくない。仕方ないか。テレビで見るのと自分で作ってみるのとは大違いであることを実感する。
 本棚から探しておいた「尾張藩江戸下屋敷の謎」中公新書をざっと読む。「からくり東海道」の一番のネタ本である。
 夕食は天ぷら。「どうして衣がからっと揚がらないのかしら」と配偶者がいっている。

6月11日(日)雨
 目が覚めると、配偶者と娘が肉まんを作っている。おそらく娘がヒマだといってうるさいので、娘の暇つぶしであろう。というわけで昼食は肉まんとなる。形は市販のものと比べるとよくないが、味は上出来である。夕食はマーボー豆腐、もやしなどの炒め物、キュウリの酢の物など。こっちも配偶者と娘の合作。
 「旧約・女神転生1」で遊ぶ。
 夕食後、酔ってしばらく眠り、夜中BS2で映画「帝都物語」をみる。小説は途中まで読んだが、いまさら読み返そうとも思わないので、映画で済ませてしまうと最適である。というより、どうせ話はばかなのだから、だけど、見せ方で変わるという典型的な見本だと思う。1988年という制作年で損してるね、SFXには乗り遅れているし、オブジェがとてもしょぼい。西武グループの堤清二の息子がプロデューサーである。日本がバブルに狂っていた頃の遺物としては興味深いであろう。ちょっときつい批評だったかな。笑って観るにはよい映画なんだけどね。

6月10日(土) 雨
 「旧約・女神転生1」で遊ぶ。
 近所の図書館にでかけたら、泡坂妻夫「からくり東海道」があったので借りる。大きめの本屋に行くよりも、図書館に行く方が近いという事実に今頃気づいたりする。新刊を別にすると、古めの本を探すには図書館の方が便利である。住民税を月2万円も払っているので、せいぜい利用させてもらうことにしよう。
 おそろしく速く流し読み。ゆっくり読んだら面白く感じたかもしれない。勿体ない読み方をしてしまった。
 おそい昼食はサンドウィッチ。夕食はスパゲッティ・ボンゴレとナポリタン。
 夜中、テレビで映画を見る。若々しいキアヌ・リーブス主演のSFもの。おそろしくつまらなかった。

6月9日(金)
 9時過ぎ起床。昼前に歯医者。虫歯を2本見つけられてしまったので、治療しなければならない。今日、歯医者に訪れると、歯医者からいきなり「奥歯の神経を抜きますか」と言われて、心中戦々恐々。過去、虫歯を抜いたときの嫌な記憶が甦る。アノオソロシクイタイ麻酔注射を打たれるのか。くわばらくわばら、今すぐにでも病院から逃げ出したい誘惑に駆られるが、それはできないしなあ。などと考えていたら、いきなり始まる。微かな痛みだけであった。ちょっと拍子抜けしてしまった。歯医者に尋ねてみると、「いまは技術が発達して、注射針が昔に比べて細くなっているんです。それと、使い捨てなので、針先のカッティングが鋭利なので、痛みが小さいんです。」なるほど。いい時代になったのう。その後、麻酔があまり効いていないような気がしたけど、ほとんど痛みがなく治療終了。違和感があるけどね。
 昼食はインスタントラーメン。固いものを食べたくなかったから。
 麻酔が切れてきたところで、昼寝。
 夕食は焼き肉。なかなか美味しい肉であった。
 夕食後、近所のローソンにでかけて、スーパーファミコン用の空カセットを購入して、「旧約・女神転生」を書き込みする。オリジナルカセットがなくなっちゃったので、中古品でも探すしかないかと考えていたのだけれども、書き換えシステムにのっかっていたとはしらなんだ。真矢さんのホームページで情報を仕入れたのであった。ありがとうございます。
 ちょっとゲームを動かしてみる。おお懐かしい。音楽にははっきりと聞き覚えがある。昔だいぶはまったからね。

6月8日(木)
 10時頃起床。
 昼食は、残っていた冷やしラーメンの消化。今日は今ひとつだったかな。思いっきり和風のスープにしたんだけどな。
 午後、筑土八幡の辺りをデジカメを下げて散歩。改めて歩いてみると種々発見がある。問題意識は発想の淵源である。いささか歩き疲れたので、本屋に寄った後、喫茶店で休憩。2時間ぐらい歩き回っていた。
 本屋で
○「荷風語録」川本三郎編・岩波現代文庫
○「非差別部落一千年史」高橋貞樹著・岩波文庫
○雑誌「アルゴ」学研
購入。
 夕食はネギトロ丼と鰹のたたき。配偶者が日記に書いてもいいというから書くけれども、たたきは焼きすぎでした。ほとんど、シーチキン状態。暴言を許せ、配偶者。
 夜は家族会議。
 うちの向かいの家を建てるときに、謎の地下道が見つかったという話を義父から聞く。なんでも江戸城まで続いていたのではないかと。仕方ないので、コンクリで埋めちゃったらしい。故事来歴は不明であるが。

6月7日(水)
 朝から、三田村鳶魚の本を流し読み。
 昼食は近所の蕎麦屋「たかさご」で、天せいろう。エビスビールも。エビ天が想像通りの味で、とても嬉しかった。手打ちのそばはとても上品でなおよろしい。ただし値段も上等。1800円である。フランス料理屋でランチを食べられる値段ではある。もっとも神田の「やぶ」だと、一人前せいろ3枚の値段でもある。今時、上質のそばは高級料理なのであった。江戸時代とはちがうんだよねえ。
 夕食は、お好み焼きと焼きそば。

6月6日(火)
 昼食に逡巡していた。食べたいものをなかなか決めることができない。最近麺ものばかり食べているし、麺は飽き気味である。しかし、御飯ものを食べたいという気にもならない。サンドウィッチにでもするか。でもな〜。あれこれ考えていたら、頭に閃く。美味しい天ぷらを食べたい。からっと揚がっていて、あつあつの天ぷら。そうか〜、天もりにすれば、天ぷらも食べられるし、米を食べないで済む。
 僕「天もり食べに行ってもいい?」配偶者はすでに昼食を食べ終わっていた。
 配偶者「じぶんだけ美味しいもの食べるなんて、ずる〜い。もっと早く言ってくれればよかったのに。」
 僕「わかった。じゃ、明日食べに行くことにしよう。」これにて、一件落着〜。
結局、昼食はそうめん(笑)。シンプルなそうめん。天ぷら食べた〜い。
 近所の図書館に赴いて、本を大量に借りる。帰宅して鴎外「鈴木藤吉郎」を熟読する。読みにくかった(嘆)。しかし、鴎外の文章は実に高雅である。
 夕食はスモークサーモンなど。

6月5日(月)
 11時過ぎに起床。配偶者と娘は新宿に買い物に出かけている。
 DDR3を購入して帰ってきた配偶者は早速専用コントローラをつなげて踊っている。
 昼食は、オリジナル冷やしラーメン。この間食べた喜多方冷やしラーメンのたれがだめだめだったので、濃縮こんぶつゆなどとだめだめなたれを味を確認しながら適当に混ぜて、オリジナルスープを作ってみる。冷やし中華ではなくて冷やしラーメンにするためには暖かいラーメンと同量のスープが必要なのだ。具は、レタス、トマト、胡瓜、ハム。とってもヘルシーである。卵も食べたくなったけれども、いり卵を作るのは面倒なので、電子レンジで簡単手抜きいり卵風をつくる。なんのことはない、卵をかき混ぜて、肉の解凍モードで暖めるだけである。200W程度で2分ちょい暖めればよいと思う。出来具合はたまにチェックした方がいいけれど。他の電子レンジでも出来るかもしれない。さて、お味のほう。つゆは意外に麺と絡まって美味しいのだが、個性的すぎる野菜たちに負けている。野菜に勝つためには濃いめのつゆが必要なのだな。それで、普通の冷やし中華はたれが濃いめなのだ。なるほど〜。解決方法をそのうち考えてみよう。ところで、調味料にはいくつか選択肢がある。からし、わさび、豆板醤である。冷やし中華はふつうからしを使う。喜多方ラーメン「坂内」の冷やしラーメンはわさびを使っている。が、個人的にはしっくりこない。豆板醤はラーメンが不味いときに使う最後の手段である。なんといっても味覚を壊すカオス的な調味料だから。今回は無難にからしを入れてみたけれど、次回はわさびで試してみよう。奇策としては、九州ラーメン店に時々あるからし高菜を入れても美味しいかもしれない。
 近所の文鳥堂にでかけて、
「銀幕の百怪」泉 速之・青土社←千街さんが幻想的掲示板で紹介しておられた
購入。
 夕食は、スパゲッティ・ミートソース。引き続き、埋蔵金関係読書&考察中。

6月4日(日)
 娘の運動会。寝不足で出かける。日差しが強くて日に焼けて、腕が赤くなる。昼は校庭で弁当。弁当を作った配偶者が食事を作るのに疲れているようなので、夜は宅配ピザを取る。埋蔵金本読書中。

6月3日(土)
 ちょいとみつけものがあった。本棚を漁って、いろいろ調べてみる。
 「絡新婦の理」は150ページで止まってしまったが、それでもよい。
 この世には不思議なことが存在する、かもしれないといま私は考えている。長文になりそうなので、今日はこれだけ。
 (続き)
 前回息子にすっぽかされて一人で出かけたのだが、今回はさすがに記憶しているとみえて、約束のとんこつラーメンを食べに行くこととなった。急成長過程にある彼は殊更に脂っこいとんこつラーメンを好んでいて、常日頃脂濃いもの肉類を食べたがっている。おりしも横で聞いていた娘は、そのとき既に昼飯を食べていたところなのであったが、まさしく言葉どおり、食指が動いたのであろう、味見をしたいといって、ついてくることとなった。総勢3人で大久保通りを下っていくと、大規模な工事を行うようで、簡易フェンスで囲ってある空き地を見つけた。工事概要の表示を見ると、遺跡の発掘とある。牛込神楽坂で遺跡の発掘とはなにがでるのであろう、などと考えながら暫く3人で眺めていた。確かに神楽坂の淵源は、牛込氏の支配が1400年代、太田道灌時代と遡ることができるのは確かであるが、大体この辺りの遺跡はしょぼいものが多くて、せいぜい江戸時代は下級武士屋敷の跡だとか、町屋は長屋の跡から茶碗だの杯だの徳利だのが割れた形で出土するのが関の山である。たいしたものがでることはない。子供達にそういう講釈をしながらも、なにかしら記憶を引きずる感触を奇異に思いながら、目的のラーメン屋に向かったのであった。
 その目的地、「勝龍軒」のとんこつラーメンは子供達の気に入ったようだった。チャーシュー麺を頼んだ息子はがつがつ喰って、スープを全部飲み干していたし(ラーメン好きはこれを完食という)、味見のはずの娘は僕のラーメンを半分横取りしてしまって、替え玉を注文せざるを得なくなった。もちろん、ビールも併せて注文することは忘れなかった。食べ終わって食欲を十分に満たして満足してはいたけれども、いささか体内の脂度があがってしまったので、脂度を下げようと、近隣を散歩することとした。ラーメン屋から大久保通り沿いに歩いて、路地に入ってみると、ゲーム会社のアトラスがあった。プリクラで大儲けしたことで有名であるが、僕にとっては悪魔召喚というか化物合成ゲームで記憶に残る会社である。今や年商200億の会社に成長している。プリクラが爆発的に流行したときは年商300億を上回っていた。すごいね〜。
 アトラスの前を通って、さらに石畳の路地に入ると、ここは神楽坂そのもの、しもたやだの料亭だのが軒を連ねている。狭い路地を抜けたら、この間クレープを堪能した「ル・ブルターニュ」の前に出て、鳥茶屋の前を通ると、目前には赤色が印象的な毘沙門天善国寺である。
 帰宅する途中に思いだした。あの辺は、「だらだら長者の埋蔵金」伝説があった場所ではないか。帰宅して、蔵書を漁ってみた。見つかった本は、
 ○角田喜久雄「東京埋蔵金考」中公文庫
 ○八重野充弘「埋蔵金100話」立風書房
 ○畠山清行「日本の埋蔵金」中公文庫版
 ○江戸切絵図
 ○東京23区地図
である。
 さて、「だらだら長者の埋蔵金」伝説とはどういう話であるか。To be continued...

(続き00.6.8)
#だらだら長者の埋蔵金伝説その1#
 見つけてきた本の中から「埋蔵金100話」の要約を記す。ソースはわからない。畠山清行「日本の埋蔵金」旧版(番町書房)あたりかもしれないが、未確認である。中公文庫版はそのダイジェストで記載されていない。

 幕末の安政年間、牛込にある筑土八幡神社境内に続く広壮な屋敷に「だらだら長者」という謎の老人が住んでいた。始終だらだらとよだれを垂らしていたので、そう呼ばれたらしい。長者は町奉行所の与力と結託して、米の買い占めで大儲けし、財産は莫大であった。
 長者が死んでも親類縁者が一人も現れず、近所の人たちが後始末をしたところ、手文庫から二百両の小判と書き付けが見つかった。書き付けには、
 「大地に億置く此の宝、身の為ならず世の為ならず」と記されていた。
 長者の遺産が二百両だけとは考えられず、書き付けが莫大な財産の存在を示すものと考えられて、宝探しを行うものが多かったという。
 「屋敷と道を隔てて空き家まで通じていた地下道の中から、小判千二百両が掘り出されている。」しかしもっと沢山の小判があるはずだと信じるものが多く、発掘騒動は明治から太平洋戦争前まで続いたが、それ以上は見つからなかった。

 さて、あやしい話である。とりつく島がない。かくして、角田喜久雄の出番となろう。To be continued...

6月2日(金)
 10時過ぎ起床。
 昼、衆議院解散の模様をテレビで見る。議員の人たちはあいかわらず万歳をしていた。議長が読み上げた解散詔書って、当然保存するんだろうね。あきひとさんの御名御璽はあるんだろうか。政治学科はでたけれど、僕にはわからな〜い←単なるバカ。解散したら、衆議院は空くので、また見物にでも行ってみようかな。
 昼食は、温麺(うーめん)。冷やしにしてみる。市販の昆布つゆで食べたところ、単なる短いそうめんになってしまう。これじゃな〜。ということで、マルタイラーメン付属のスープの素を利用して変則つけ麺にしてみる。お、これは結構いける。麺が細くて、固めに茹でたせいか、麺そのものに九州ラーメンの趣がでる。個人的には当たりだと思うけれども、どうなんでしょう。ともあれ、私の中では、東北と九州が幸福な出会いをしたのであった。
 夕食は、焼豚サラダ、鮎の塩焼、肉じゃがの残り、冷奴など。

6月1日(木)
 昼前に起床。午後、歯医者。歯石取りの続き。前回ほどではないが、またもや口中血まみれ。悲しいね。
 散歩して帰宅して、「喜多方冷やしラーメン」を作って食べる。冷やしラーメンといい乍ら、単なる冷やし中華であった。麺はまあまあよいのだが、スープがもひとつ。妙に甘すぎるのである。創意工夫が足らんぞ。とはいえ、これからは冷やし中華の季節である。楽しみなり。
 夕食は肉じゃが・餃子など。休肝日。夜俄雨。大雨。
 そういえば、MacOS 9にしたことを書き忘れていた。書き忘れるぐらい見た目の変更点は少ない。というより、見た目の変更点はほとんどない。メモリの使用量がまた大幅に増えたぐらいかな。仮想メモリを切ると40MBをシステムが使用している。おそろしいほどの大飯ぐらいである。感覚的にいえば(基礎工事的な下層の部分は見ないという立場である)、OS9はMacOS 8.7ですな。メリットはあまりない。古いアプリケーションを排除する目安ぐらいにしか役に立たない。個人的には、今のところ自爆するアプリケーションに出会っていないのが幸いかな。
 iToolsはとてもよい。iDiskはアップルらしい独自のサービスである点が気に入っているのだが、いかんせん反応速度が遅い。サーバー側が原因だと思う。そういう点でWebObjectsにはまだ課題がある。でもアップルユーザーは夢が好きだから、いいと思うね。多少遅くても使い勝手を優先してきたのは他ならぬアップルユーザーなんだからさ。