壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

7月31日(月)
 午後、テレビ東京で映画「プライヴェート・スクール」を見る。おお、フィービー・ケーツが出ている。ま、中身はアメリカ人好みの青春エロチックコメディーである。たいしたことはない、実は相当くだらない。性への関心は誰しも持つものであるが、そこら辺を狙った映画である。出来は評価外である。しかし、フィービーが若くて溌剌としている。これはいいね。若さの特権だろう。日本語吹き替えがうざったくて、英語に換えてみたら、意外にわかりやすいので、英語で見てみたりする。
 昼食はそうめん。夕食はカツカレー。

7月30日(日)
 ひさびさに大河ドラマを見る。大阪夏の陣に敗れた豊臣家が自刃していた。なんとも人を見る目のなかった一族であったとおもう。岡目八目ではあるが。個人的には、大阪人としては大阪城に懐かしさを感じている。城が見える場所に住んでいたこともあるしね。いま江戸に住んでいることに感慨を憶えたりする。
 昼食は野菜ジュース。夕食は八宝菜・豚肉のしょうが焼きなど。

7月29日(土)
 神楽坂に遺跡見学に出かける。たいしたことはない。だらだら長者の埋蔵金伝説を区の担当者は知らなかったようである。
 筑土八幡に赴いて、デジカメ撮影。
 神楽坂を抜けて、青葉へ。うなぎや「たつみや」で行列している。今日は土用の丑の日。
 青葉でつけめん。これは絶品、ラーメンより美味しい。
 途中コンビニでフルタ「百鬼夜行」3箱購入。その後、疲れて昼寝。
 夕方、神楽坂まつりの阿波踊りを見に行く。鰻屋がどこも混んでいるので、「白秋」で中華料理。
 適当に見物して、驚きの「ラフロイグ」を発見し、購入して帰宅。

7月28日(金)
 NetBSDの再インストール。仮想メモリパーティションがなぜか動かない。どうも壊れたディスクのスワップメモリを無理矢理探しているようである。それならば、ダメなものは切り捨てちゃうぞ、っということで、動かない内蔵ハードディスクの電源を強制的に外してしまう。合掌。その後、ちょっと頭を働かせて、LX100(MC68040/33MHz)でインストールを行ったら半分の時間で終了したけれども、起動しない。いうことをきかない機械たちである。
 午後、電気工事。配電盤の交換をしてもらう。僕でも出来そうな工事なのだが、資格がないと工事ができないんだよね。規制緩和して欲しい。
 配偶者がフルタの菓子「百鬼夜行」を発見して、買ってきてくれる。中身は「ぬらりひょん」。集めてしまいそうである。
 その後、宵寝。12時前に再起床。
 山形・月山の地ビールを飲む。貰い物である。味が濃厚でなかなかよい。こういうビールを飲むと、ボストンのビール、サミュエル・アダムズを想い出す。これは美味いビールであった。エールタイプの濃厚な味がきわめて印象的であった。もいちど飲んでみたいものである。昔行ったボストンの直営店の写真を載せておこう。
 配偶者の要望などで、東京電力、NTT、ヨドバシカメラ、さくらやなどを巡回。おまけで、サミュエル・アダムズを検索して、日本で売っているところを発見する。購入要検討だな。
 昼食はマルタイラーメン。夕食はサーモンの刺身など。

7月27日(木)
 さすがに連日の外出が効いて(ただ飲み過ぎているだけだよな、まったく)、遅めに起きる。
 息子のパソコンの修復にとりかかる。いろいろ新たに学習する部分があった。中身が見え始めると面白いんだよな、これが。システムツールで遊んでしまったのであった。ま、結局は再インストールしたんだけど、面倒になったから。
 夕方からNetBSDの再構築。あれこれ機材を引っぱり出してくる。もらったハードディスク、全然使ってなかったんだけど、動かしてみたら、ちゃんと動いた。2GBだと思っていたんだけど、実は4GBだった(笑)。古いOSで動かしているからホントに動くか不安だったが、エラーメッセージが出たりしても、無視して動かしてみたら、なんとか動いているようだ。ははは。NetBSDが2GB、漢字トーク7.5も2GB、贅沢なシステムになってしまった。時間を費やして(基本システムのインストールに4,5時間かかってしまう)、深夜、終了。くたびれて寝る。しばらくこれで遊ぶつもり、家庭内LANやらメールサーバやらDNSサーバが実現できる予定。配偶者にごちゃごちゃ話したら、築40年の古い家に最新式のコンピュータネットワークが設置されるなんて、ブレードランナーというか近未来SFのようだ、という。
 昼食は、パンと目玉焼き・サラダ。夕食は、焼き豚など。焼豚丼にして食べると美味しかった。休肝日。

7月26日(水)
 眠っていたMacIIvi、実はUNIX互換NetBSDマシンを久々に立ち上げてみたら、見事にパスワードを忘れていたのだった。2年も昔のことである、サーバ構築したのは。もいっぺんやり直すかと思ったのだが、どうもハードディスクの動きがおかしい。途中で止まる。こいつは昔秋葉原のジャンク屋で安く買ったもんだからなあ、もう寿命であろうね。
 などと考えていたら、息子のパソコンが起動しなくなったという。ただでもらったホイールマウスをあげて、インストールしてみたらといったのは憶えているが、インストールに失敗したのか。実際に見てみると、たしかにセーフモードでしか起動しない。保護エラーの警告がでるだけ。どうせ変なドライバが邪魔しているだけだと思ってあれこれ見てみるが、よくわからない。困ったヤツである。出かける時間になったのだが、きりがわるいのでしばらく粘ってみたが、改善しない。
 ということで修復は明日に持ち越して、外出する。洋楽カラオケである。遅れてスマン。実はそういうわけであちこち壊れていた訳なのだよ。
 御徒町のパセラは初めて、すぐに見つけられなくて、さらに時間をロスする。
 やっとのことで到着したら、倉阪さんがオールディーズで飛ばしている。お馴染みの洋楽シリーズであった。
 写真を紹介。No.1,No.2,No.3。ぼかしをかけたり、モザイクをかけたりするとずいぶん怪しくみえるね。
 12時頃お開きになり、電車で帰宅。秋葉原で乗り換えてしまった、けーむらさんには悪いことをしたかも。帰宅後、ちょっと飲んで就寝。
 昼食は、もりそば、ごまだれ。
 
7月25日(火)
 娘の誕生日。午後、新宿へ出かける。バスがなかなか来ない。時間に遅れてしまうじゃないか。
 やっときたバスの中でのこと。僕の座った座席のうしろは最後尾の一つ手前で、座席は二人掛けである。
 「くっつかないでよ、きもちわるいから。」と女の声がした。何だと思って振り返ると、20代なかばとおぼしき女が隣に座った中年女性になんくせをつけている。黒い服を着て髪の長い女である。最後尾は5人掛けなのだ。
 変なのと思ったがそのままにしていたら、しばらくして再び「くっつかないないでよ、きもちわるいから。もっと離れてっ!」またまた振り返ってみてみる。なんということもないが、中年女性がすこし離れて座り直した。さて、どっちが悪いのか僕には判断がつかなかった。そうこうするうちに乗客が降り、席が空いたら、中年女性ははじっこの席に移動してしまった、そうするとくだんの女「ブスのくせに」とかなんとか言っている。
 そこに子供達と配偶者が移動してきて近くに座ろうとした。嫌な予感がした。
 僕「おもしろいものがみられるよ」機先を制して、家族をくだんの女の隣には座らせなかった。別の中年女性がくだんの女の隣に座ったが、女は寝た振りをしていた。さても妖怪の如き女がいるものである。
 歌舞伎町に到着して、子供らは映画のドラエモンを、僕らはマンガ喫茶へ。昼飯に僕はラーメンを食べようとしたのだが、結局マンガ喫茶でホットドッグになる。いまごろ石森章太郎の「仮面ライダー」なぞを読んでみる。「美味しんぼ」のモルトウィスキーなんかも読んでみる。シングルモルトウィスキーが最近どうも流行っているような気がしていたが、この辺りの影響が大きいんだろうね。
 その後、娘の誕生日プレゼント、MDプレイヤーとヘッドフォンを購入。
 さらに、大久保まで歩く。
 大久保「光州苑」で焼き肉。昨日ネットで焼き肉屋を探したのだが、気に入った店が見つからなかった。それで、依然大久保を散策したときに店構えから判断して良さそうだったこの店を選んだわけ。いい肉であった。並のカルビでも充分美味しい霜降りの神戸牛。名物の骨付きカルビ400gもたべてみた。よっしゃあ。満腹して満足したが、いつものとおり、冷麺にもカルビうどんにもビビン麺にも辿り着くことができなかった。小食なのであった。大きい胃が欲しいね。
 息子の言葉「一生懸命働いても高い肉を食べられない人がいるのに、働かないのに高い肉を食べられる人がいる。世の中、理不尽だね〜」さて、理不尽とはなんぞや。はははは。
 配偶者は店のキムチを気に入って、持ち帰りの分も注文していた。
 帰宅後、さらに飲酒して眠ってしまう。

7月24日(月)
 最近ヒマなので、前夜、ネットからダウンロードしたrealBASICを暇つぶしに動かしてみる。これはマック用のBASICコンパイラなのだ。しかもオブジェクト指向なのだ。PDFドキュメントが充実していて、パラパラ眺め読み。意外によくできていて、好感が持てる。僕がプログラムを作っていた頃は、Think/Lightspeed C・Pascalだった。これはとてもよくできたコンパイラだったのだが、悲しいことに消えてしまった。マックだといまはCodeWarrierだが、ご大層な構築で使い勝手はいまいちだったし、第一値段が高い。そういう点からみると、realBASICはよくできている。値段も安い(もっとも僕が使っているのは30日間限定お試し版、購入するかどうかはまだ決めていない。)呪文のようなツールボックスの初期化はないしね、ほんとにこれは呪文だったんだよ。
 昼食はもりそばとひやむぎ。
 夕食は焼き魚など。休肝日。

7月23日(日)
 怪談を科学的に解明するというテレビ番組を途中から、そのあと映画「ミクロの決死圏」を見る。前者はつまらなかった。後者はいま見ると、ツッコミどころ満載。空想と現実の技術発展が乖離しているさまが興味深い。この映画にはコンピュータディスプレイがないんだな、これが。で人体に入ったミクロ探索船の位置を確認するために、巻物状態になっている紙を拡げて光で表現していた。レーザポインタなら今風なのだが。1966年の作である。
 その後漫画「幽霊探偵カーナッキ」を読む。
 昼食は、もりそば。胡麻だれつゆで食べる。

7月22日(土)
 夕方、「我楽多本舗」一万人記念オフ会にでかける。といっても場所は飯田橋(笑)。づぼらなワタシ。
 目当ての店が休みだったので(土曜日に休んでいる、信じられん)、近所の店へ。そして、例のごとく日本酒の飲み比べとなる。今度から日本酒を飲んだら、メモを取ってみるかな。すぐ銘柄をわすれちゃうんだもん。
 この店も早じまいで、「天下一品」へ。こってりラーメンはうまいなあ、飲んだ後は。昼食はサンドウィッチ

7月21日(金)
 昼前、神楽坂の「豚龍ラーメン」へ。子供達も一緒。例の6円ラーメンの店である。こないだの味見を確認するのが目的であった。到着したところ、店内は、昼前だから空いているが、暑い。これだけで減点。夏の暑い日に暑い店でラーメンを食う気にならないでしょ。気をつけて欲しいなあ。しかし、注文したのは、スタンダードなラーメン。
 この前の方が美味しかった。並んだ分だけ食欲が湧いたからか。でも、まあいいんじゃないかなあ。焼き豚は脂っこくていいし。ということで僕は及第点をつける。脂好みの息子は、スープを飲み干して完食していた。育ち盛りだからな。グルメな娘はスープを残していた。脂っこ過ぎたようだ。当然であろう。
 その後、本屋によって、
●南條竹則「恐怖の黄金時代」集英社新書
を買って帰る。たまたま手持ちがなくて、下の本が買えなかった。それで、
 夕方、再び本屋にでかけて、
●「ハッカーズ・バイブル」(白夜書房)
●「荻窪圭のiBook解説本」
を購入。帰宅後読み始めるが、あっという間に読み終わってしまう。コンピュータ本って、恐ろしくわかりにくい本か、流し読み本に別れるんですな。「ハッカーズ」のほうは、いうほどの内容ではない。やばい内容の本は出せないんだろうね。ま、リハビリ程度の本ですな、マック屋にとっては。匿名メールソフトやメール爆弾ソフトが紹介されているが、あくまで紹介だからね。危ない人は自分でソフト作っちゃうしね。
 夕食は焼き魚。休肝日。

7月20日(木)
 午後、新宿のドンキホーテにでかける。配偶者の要請である。配偶者が買った扇風機が一週間で壊れてしまった。それで交換してもらうということらしい。着いてみると、在庫がなくなっているということで、他の機種に換えてもらう。
 配偶者と娘が、食料品などを購入した後、近所をぶらついて、韓国レストランへ。このあたりはコリアンタウンである。
 ビジネスホテルの一階にあるそのレストランで、配偶者はビビンパ、娘はカルビ定食、僕はビビン冷麺を注文。なんともとろい店で、段取りが悪すぎる。厨房はてんてこ舞いしていたようだが、休日なんだけどなー。よう、わからん。しかし、付け合わせに出てきた各種キムチはまあまあ。冷麺はいまいち。最近の韓国冷麺はいろいろ食べてみるが、どうも今ひとつである。個人的には創意工夫したくなるが、これはまた別の話であるので黙っておこう。ところで、うー、デジカメ忘れた。残念である。
 暑くてくたびれて、帰宅後昼寝。
 夕食は魚のスープ。魚はもらいものである。配偶者が珍しく腹が痛いという、昼の食い物が当たったのか。僕と娘はなんともないのだけれど。原因はわからず。
 夜中、新しくなったというiToolsで遊んでみる。林檎版櫻会館を作ってみようと思って、ftpしてみたが、index.htmlファイルをいじれない。というか変更禁止ファイルになっている。一時間近くもftpしたのに。使えないヤツだな〜。もう。
 でも、http://homepage.mac.com/ushigome/index2.htmlには、林檎版櫻会館があるよ。トップページには戻れないけど。そのうち改良してみるつもりである。→いつのことやら。

7月19日(水)
 朝7時半前に起床。最近では珍しい←人間腐っとるなあ。
 めんどくさいので、すぐに新宿にでかける。職安に出頭する日である。朝9時にこいという。途中のバスで、警官募集の看板を見る「テレビじゃないドラマが君を待っている」だって。死体が待ってたらやだなあ。幽霊が待ってたらもっといやだぞ。
 早めについて8時15分ごろ、まだ開いてない。もう。
 オープンしたての時刻はさすがにがらがらである。遅れてくる部長クラスのおっさん。手持ちぶさたでぼおっとしている課長クラスのおっさんを観察などしていた。やっぱり役所とはのんびり仕事なのであった。
 9時過ぎに手続き終了。店なんか喫茶店ぐらいしかあいてない。悲しい。アルタの前で警備員と一悶着。いや、地下街から歌舞伎町に向かおうとして適当に上に出たら、アルタなのであった。どこに出たか、よくわからなかったので、きょろきょろしたら、いきなり若い警備員が近づいてきて、
 警備員「何してるんですか」
 僕「ただの通行人でーす。なんか問題あるのですか?」
 警備員「直ちにどいてください」
 僕「なんで」
 警備員「直ちに立ち去ってください」こいつ説明の仕方を知らんらしい。
 僕「だから、なんで」
 警備員「直ちに立ち去ってください」
 僕「だからなんで」
 警備員「店の開店とか、いろいろあるんで」始めから言えよな、何回も言わせるんじゃねえ。
 歌舞伎町の天下一品をチェックしたが閉まっていた。しかたないのですごすごとバスで帰宅。
だるいぞ。
 子供達が通知票をもらってきた。それで、思いついた。中学生格付けチェック試案。テレビのパクリである。
 ●一流中学生→特上カルビを食べてよし
 ●二流中学生→上カルビ食べてよし
 ●三流中学生→並カルビ食べてよし
 ●それ以下は、「食べる価値なし」ははは。
 息子はむくれていたね。はははは。
 午後、近所の本屋で
 ●諸星大二郎「青い馬」
 ●「ホラー・ナビ2000」河出←噂の
 を購入。
 夜、インターネットでマックワールドの基調講演を見る。キューブだよな。マウスだよな。

7月18日(火)
 昼食にそうめん。ごまだれつゆを買ってきて、試してみる。うーん、いまいち。胡麻の味が勝ちすぎて、いささか下品である。「吾妻橋やぶ」のごまだれつゆは上品で、だしの香りが後でそこはくとなく湧いてきて、美味しかったのだが。ま、そこらで売っている出来合いのつゆにそういう芸当を要求してはいかんわな。

7月17日(月)
 本棚にあった西垣通「デジタル・ナルシス」(岩波書店・単行本初版←うるさい)を読む。これは、デジタル版「幻視者たち」(巖谷国士)である。名著である。しかし、私は食い足りない。ツッコミが甘い←最近相当辛口。ネタはいいのに料理の腕が追いつかない←コンピュータの父フォン・ノイマンを取り上げた章の冒頭はボルヘスの「幻獣辞典」ゴーレムの引用から始まり、マイリンクに触れ、別の章でシャルル・フーリエやジャリが援用されたりする。幻想文学じゃん。筆者はかなりな幻想文学ファンと見た。しかし、コンピュータ文明は人類をこの本に書かれてあるよりも遙か遠くに連れていってくれるはずであると、僕は信じて疑わない。しかもこの本には20世紀後半の科学の結実たる、フラクタルもカオスも複雑系もインターネットもリスク・ヘッジの話も記されていない。でも必読書なんだろうね。未来を見つめるためにはね。でもね〜、食い足りないんだよな〜。この僕の分裂をわかってくれる人いるかしら。
 昼はグラタン。夕食は、いくらが載った三色御飯。休肝日。
 夜中にこっそりビールを飲んで、カップ麺の沖縄そばを食べたりする←内緒ね、休肝日だからさ。沖縄そばはいまいちというよりダメダメ。鰹だしのきいたおいしい沖縄そばたべた〜い。

7月16日(日)
 断続的に目が覚めたのだが、起きあがったのは夕方4時前。目が覚めてすぐに焼酎を飲み始める。
 晩飯は冷やし中華。「肉が食いたい、にく、にくっ!」と叫ぶ子供らに抗うすべもなく、具に蒸し鳥となぜか鶏の唐揚げが加わる。こいつら、肉ばっか喰ってどうするんだ。そうこうするうちに、再び酔って眠くなって、眠ってしまう。←よく寝るヤツ。
 目が覚めると深夜1時頃、ネットを彷徨って夜明けを迎えたのであった。

7月15日(土)
 朝から歯医者。型を3種類とるだけ。
 昼食はまたまたそうめん。娘の希望で、ハムとキュウリが具にでる。
 映りの悪いテレビをぼおっと見る。藤原紀香がアルゼンチンに行って、タンゴを踊るという番組を見る。つくづくピアソラの「リベルタンゴ」は名曲だと感動する。しかも、おお、ボルヘスのブエノスアイレス。一度は行ってみたいものである、などと配偶者と語る。子供の世話さえなければ、いますぐ行くこともできるんだけどなあ。昼寝の後、夕食は麻婆豆腐、春巻、キムチ。ちょっと気分を変えて、酒をいつものウィスキーから焼酎「いいちこ」に換えてみる。「幻日」で中年男が焼酎を飲んでいたが、影響されたのかもしれない。他者からの影響は時間をおいて、じわりとこちらを誘い込んでくるのかもしれない。なんてね。ところで「いいちこ」は相変わらず匂いが強烈である。
 bk1から届いた小池壮彦「幽霊物件案内」を一気読みする。意外にあっさりしていて、読みやすい。しかし飲み屋のおねえちゃんの話が多いのはどうかな。僕のツボをつく怖い話もいくつかあって、まあまあ満足。今頃気がついたのだが、「新耳袋」はあっさりしているように見えるが、実は中身は濃いんだね。怪談集にもいろいろテイストの違いがあって興味深い。
 テレビは調子悪いし、息子はその調子の悪い居間のテレビでFF9にはまっていて、いささか屈託してしまった。しかも焼酎の酔いが回ってくる。ということで、風呂に入って、新宿に新耳袋トークライブ」を見に行くことにする。
 配偶者「酔っぱらってて大丈夫?気をつけてね」
 僕「だいじょーぶ、だいじょぶ」←ちょっと酔っている。だいぶ酔っているかも。
 11時過ぎに家を出て、新宿に着いてみると、相も変わらず歌舞伎町は人でごったがえしている。ロフトプラスワンも大混雑している。入り口脇の本の席に座る。煙草を買いにトイレの前の自販機まで赴くと、角銅さんにばったりあう。話をしていると「その笑い声は櫻井さんですね」と声がして、ふりむくとけーむらさんであった。座敷席にいるお馴染みさん達に挨拶したあと、席に戻ると、木原さんがいらしたので声をかけて少し話す。木原さんはサービス精神旺盛である。
 今回はどういうわけか、5時頃、急激に睡魔が襲ってきて、珍しくも居眠りをしてしまった。おかしいなあ、平生起きている時間帯なんだけど。オレに聞かせたくない話があって、異類の意志が働いたのか。そうにちがいない。とにかく、眠りから醒めたら、体はだるいし、肩は重いし、頭がかなり痛い。参った。
 ということで、支払いを済ませると、すぐに帰ってしまった。残っていたら、喫茶店でミニオフというところだったのだが、今回は残念。でもホントに頭がズキズキ痛かったんだよ〜。
 ポカリスェットを飲み、市ヶ谷の富士そばでざるそばを食べて、憑き物を落とし、帰宅したのが6時半過ぎ、そのまま布団に倒れ込んで、眠りについたのであった。

7月14日(金)
 昼、ひるどき日本列島を見る。昼食はそうめん。
 午後、暫くほったらかしてあったオーディオ装置の移動とセッティング。パソコン部屋はオーディオ部屋でもあるのだ←単に部屋がないだけ。ケーブル配線が入り組んでいるので、結構時間がかかる。家庭内引っ越しのおかげで、中型スピーカーの設置位置を決められず、小型のスピーカーで我慢していたのだが、流石に我慢できなくなったのである。設置後、音の確認。これならよい。
 夕食は冷しゃぶなど。

7月13日(木)晴
 アンテナの修理屋が来ない。連絡もよこさない。態度ワル〜。
 昼過ぎ、飯田橋の青葉にいく。冷房が効かなくて店内がひどく暑い。特製中華そば800円を注文する。魚だしの香るつゆがよい。荻窪の春木屋をちょっと思いだしたが、青葉の方が脂濃い。青葉ってたしかもともとは北海道の有名店だったと記憶している。あんちゃんが一生懸命働いている姿が印象的。
 帰り、光照寺あたりをデジカメ撮影して帰る。
 夕方、家族は靖国神社のみたままつりに出かける。夕食は、おみやげのチリドッグとモスバーガー。ジャンクな食べ物の一日であった。

7月12日(水)晴
 昼食にもりそばを作って食べる。大盛りじゃなくて特盛り。めんどくさいから一袋全部茹でたのだ。ちょっと多かったけど、全部食べた。
 午後、テレビで映画「続夕陽のガンマン」を見る。結構面白い。宮崎駿の原型があるとおもう。ルパン3世の原型もね。「世の中には2種類の人間がいる云々」なんて台詞をクリント・イーストウッドが喋る。「紅の豚」にもあったよね。
 夕食はお好み焼きと焼きそば。

7月11日(火)晴
 深夜、オープンしたばかりのbk1にアクセスしてみた。オープンということでアクセス者がおおいのか反応がすこし遅い。途中であれこれいじっていて、クッキーがうっとおしいのでブラウザのを削除したらエラーが出るようになる。なんでかな〜と調べてみたら、サイトのあちこちでCGIががさごさ動いているでないの。まあ、ややこしいことをしているのね。トップページからまっさらの状態で行ってみたら入れるようになる。こういうシステムにして、どこのページにどのくらいアクセスがあるのか調べているんだろうけど、誰がどこを見たかも調べられるね。ふふふ、富士通のやりそうなことだわい。
 なんてことを考えながらも、本を注文してみる。福澤徹三「幻日」(ブロンズ新社)である。ここで就寝。
 午後2時半頃、本が到着。速いね〜。優秀である。さっそく読み始める。
 おやつに娘がコープヌードルを食べている。COOP NOODLE、配偶者が生協で見つけてしゃれで注文したのだ。製造者を確認してみたら、日清であった、つまり中身はカップヌードル。しかしコープヌードルの方が安い。
 昼食は、そうめん。夏はそうめんだよね。
 夕食はチャーハン、北京ダック!(これも生協で試しに買ってみたのよ意外に安くて美味しかった)、海老の薩摩揚げ、冷や奴など。

7月10日(月)晴
 天気がいいので、昼、散歩がてらにネットで見つけたインド・カレーの店「MALABAR」(新宿区山吹町130/03-3235-6722)に出かける。神楽坂と江戸川橋の中間地点にあった。ランチタイムは、甘口の卵カレーなど5種類か6種類のカレーを自由にとるバイキング方式である。ナンや御飯も食べ放題である。激辛と記された、チキンカレー2種が美味しかった。激辛というよりは大辛だったけど。食べても口の中が痛くなかったし。写真で見るといやに黒く見えるけど、実物はそれほどではない。一緒に行った配偶者は全品をちょっとずつ味見して、同じく激辛チキンカレーが一番美味しいといっていた。案の定、僕は食べ過ぎてしまった。つくづく貧乏性だと自ら思う。晩飯は少な目にしよう。
 近所にありながら、訪れた記憶のない秋葉神社でデジカメ撮影など。鳥居に対して本殿が横向きに建てられていていささか奇異な印象を受ける。なんででしょう。ここには、由井正雪ゆかりの正雪地蔵がある。正雪は牛込に軍学の塾を構えていたと記録にある。ご本尊の地蔵は、古びてしまって欠けたのか、もともとそうなのかはわからないが、人形(ひとがた)の痕跡をとどめず、つるりとした石と化していた。縦長ではあるけれど。
 帰宅後、昼寝。極楽な気分である。
 夕食は鰻重。

7月9日(日)晴、夕方俄雨
 なんかよくおぼえていない。たまっていた日記を書き、書いた日記を増補し、Photoshopで遊んでいたような気がする。家族からテレビの写りが突然悪くなったと聞き、調べてみるが、原因はテレビにあるのではなく、アンテナまたはケーブル線にあると推察する。それじゃ僕では直せない。
 昼飯にサンドイッチを喰らい、晩飯にホタテとキノコのバター焼きなどを食べる。たまにはウィスキーでないものを飲もうと思って、缶チューハイを買って飲んでみたが、たいして美味くない。

7月8日(土)台風通過による大雨の後、快晴
 昨夜、酔っぱらって早くに寝てしまったせいか、朝6時に目が覚める。柴尾さんからメールが届いていて焦って返事を書く。外は台風の影響による大雨・強風である。さてどうなるのか。
 11時半に歯医者。雨は収まった。歯に詰め物をして、一本は修復完了した。次は奥歯を抜く番か(恐)。
 午後から、 高瀬美恵を励ます会@引越し記念浅草蕎麦ツアーになぜか参加してみた。台風が過ぎたので、天気は回復、暑い。所要時間をパソコンソフトで計算して出かけたのに、15分早く着いてしまう。場所は雷門である。西洋人が散見されるが、中国人だか朝鮮半島の人も結構いる。倉阪さんを見つけたので、速攻移動。合計で8人になる。メンバーはウェブ上でもわかるので書いてしまいます。主賓の高瀬さん、幹事の柴尾さん、倉阪さん、優さん、けーむらさん、さくまさんである。このメンバーで、最初に「並木やぶ」を攻める。店名は昔から知っていたが、僕は始めてであった。雷門のすぐ近く。板わさにビールで舌を湿らせて、もりそばを食べる。ここで岩崎摂さんが参加。ほほう、やぶ系の濃いつゆには馴染みがある。この味には覚えがある。肝心の蕎麦はもちろん手打ちで、老舗の力があってまあまあ←点が辛いかな。つるりとした食感はいいんだけど、僕はもちょっと気骨のある蕎麦の香りが立ち勝ったものを最近好んでいるのだ。とかいいながら、あっというまに平らげてしまう。所要時間30分足らず。おやつを食べたみたいで、空腹感が増してくる。空腹を我慢しながら、隅田川近辺を散策したあと、「蕎上人」に向かうが、生憎臨時休業であった。呪いか(笑)。リベンジの声があがっておりましたね。そこで窮余の策として、倉阪さんが持参しておられた「蕎麦本」を参考に、「吾妻橋やぶ」へ。「やぶ」2連発である。もりそばに天種をつまんで、男性陣はお代わりに「胡麻汁そば」を追加注文。胡麻の付け汁が美味しかったなあ。個人的には新鮮な味覚であった。ラーメン「ちりめん亭」のざるラーメン・胡麻つゆはこの辺りからぱくったのかもしれない。その後、アサヒビール直営の地ビアホールへ。
 なんともよく喋る人々が集まったものである。僕は一寸呆気にとられていた。
 たまたま人間の発するオーラの話になったところ、
 高瀬さん「私はえっちなピンクのオーラを発した〜い。10分だけでいい。」高瀬さん、おちゃめである。
 柴尾さん「きみは、その10分間で、稲垣五郎似のクズ男をゲットしたいわけだね。」柴尾さん、冷静である。
 高瀬さん「そう」素直すぎる。しかし、クズが好きとは。
 柴尾さん「でもイイノさんみたいな人が、ひっかかったら、最低な事態では。」最低の事態は避けたほうがいいように思う。
 なんとも明るい人たちである。
 なんてことを言いながら、さらにカラオケに突入。僕はカラオケ後、電車で帰宅しました。
 おっと、言い忘れていた、高瀬さん、逆境に挫けず頑張ってくださいね。

7月7日(金)曇のち雨
 配偶者は体力がある、僕はばてばて、腕の真ん中の関節がだるい
 昼食はマルタイの味噌ラーメン。九州生まれのマルタイラーメンだが、なぜか味噌ラーメンがある。麺はいつものストレート九州タイプだけど。味が薄いと感じるが。味覚が鈍くなった原因は、鉛分が欠乏しているせいか。レタスをたくさん入れて、その上にお湯を注いでみた。レタスがしんなりと変化して、通常サラダに入っているときに感じるしゃきしゃき感が、しゃりしゃりとなった。こういうレタスも結構美味しい。ヘルシーでしょ。「桂花」のらーめんのようでもある。こっちはとんこつだけどね。
 娘が学校から帰ってきて、PowerBook1400をあげる。子供達は平等に扱ってあげないとむくれるのだ。娘はキッドピックスで遊んでいた。このノートパソコンはiBookを購入する以前、メインマシンであった。G3/233MHz化してあるから、まあまあ速い。ハードディスクがかなり遅く感じるほどに速い。

7月6日(木)曇
 本の移動が一段落着いたと思ったら、今度はがらくたの整理。
 昼飯を食いそびれる。最近、多いな〜。
 夕食はハンバーグ。休肝日。息子にWindowsマシンをあげる。17インチモニタが重かった。息子は早速デスクトップテーマなぞをいじった後、ゲームで遊んでいる。ゲームばっかりしないで、コンピュータのことも覚えるんだぞ。
 くたびれているので、ネットを少しだけ見てそうそうに眠る。ということでここのところ、書き込み・日記がおろそかになっているが、了解されたい。本は読んでないし、ゲームもしていない。メガテンは途中でほったらかし。

7月5日(水)曇、夕方雷雨
 本その他のものの移動は完了したけど、整理にまでなかなか辿り着けない。
 朝いちからエアコンの移動を業者がおこなう。電気の引き回し、壁の穴開けなどに苦労している。もともとエアコンは子供達と配偶者が寝る部屋に設置する予定だったのだが、問題が頻出して、急遽パソコン部屋につけることとなる。僕は、このかた3年、家ではエアコンなしで生活しているので、別にこいつがなくても生きていけるのだが、仕方がない。本を冷やしてもしょうがないんだけど。
 整理しながら気がついたのだが、パソコンのマニュアル関係(古いものは大量に捨てた)がある時期を境に激減している。昔は、パソコンを買うとうんざりするほど大部なマニュアルが付属してきたものだが、いまは薄っぺらいマニュアルがついているだけ。CDーROMの普及と大容量ハードディスクが変化をもたらしたのだ。アドビのマニュアルなんて、ほとんどPDFになっていて、どうしても紙でみたい人は自分で印刷してください、という方式に変わってしまった。ディスプレーよりも紙の方がみやすいという点はまだ否定しないけれど、でも場所をとらないという利便性にはかえがたいものがある。広い家には高くて住めないからね。小説・評論もデジタル化を真剣に考えた方がいい。
 もっとも、僕の場合は、いらない本を売るなり、処分するなりするほうが先決だろうけど(自爆)。
 昼食は、ファミリーマートのサンドウィッチ、夕食は野菜たっぷりの冷やし中華。キュウリが美味しかった。

7月4日(火)
 エアコンの洗浄を行った後、本の整理の大詰め。10年間開かずの箱になっていた段ボール9箱を開く。うち、7箱は本であった(爆)。もういや。でも、早川文庫の山尾悠子「夢の棲む街」とか赤江瀑「ニジンスキーの刃」「花曝れ首」などが出てくる。「花曝れ首」の解説は山尾悠子さんでした。今頃本を発見したことは、偶然でしょうけどね。別冊太陽「平賀源内」も発見。あたしの行動はどうも予定調和的にできているのかなあ。でも、宝物の発掘はこれにて終了のはずである。
 おかげで疲労困憊している。夕方は雷雨。カメラのフラッシュが連続してたかれていると錯覚するほど頻繁な稲光。三日連続の雷雨であった。

7月3日(月)
 三段ベッドをようやく完成。午後から雷雨である。
 夕方、東京ステーションホテルにでかける。「山尾悠子作品集成」刊行記念祝賀会である。会場に到着してみると、思ったよりもこぢんまりとしている。あたしは業界人ではなくて、一般人なので、椅子に座ってオープニングを待っていた。仕切役のI編集長と目が合ってしまったので、ご挨拶する。知っている人もちらほら見かけるが、知らない人も多い。こういう場合はたいてい僕はちょっと離れてウォッチングする習いである。人々が、ついたり離れたりしている様が見える。柳川貴代さんとすこしお話をする。人なつこそうな方でしたね。高原英理さんご夫妻のほうから挨拶に来られて恐縮。相変わらずいいカップルである。石堂藍と仲良しだと聞く篠田真由美さんにご挨拶していたら(篠田さんは建築探偵桜井京介を主人公とした小説を書いておられるのだ)、
 篠田さん「ところで櫻井さんはなにをなさっているんですか?」
 ここで割り込む、アイ崎編集長、
 「こいつ、プータローです。ははは。」それは事実ではあるが、そんな言い方はなかろう。まったく、もう。
 そうこうするうちに、またヒマになったので、折角だから名刺でも配って、櫻会館の宣伝でもしようとおもいつく。このあたり、元サラリーマンの浅知恵である。その気になったら、別に恥ずかしくもないのである。
 牧野修さんにご挨拶。「ああ、幻想的掲示板、見たことがありますよ〜。」意外に人あたりのよい人であった。
 某氏に名刺を渡す。「ところで、あなたは僕になにをしてほしいんですか。」「はっ?」
 「別に何して欲しいというわけじゃありませんけど、ネットの特集でもあれば取り上げてくれればいいんじゃないですか」
 ちょっとむかついた。そういえば、サラリーマンをしていた頃、こういうやついたなあ、と思いだしたのであった。ま、どうせ付き合いが生まれるとは思わないから、オレとしてはどうでもいいんだけどさ。
 そんなこんなでお開き、2次会の新宿へ。椅子の数が足りなくて、僕は立ち飲み。一般人だからさ。そしたら、お隣はまりの・るうにいさんでした。これは僥倖。いろいろとお話を伺う。僕が話している人がるうにいさんだと知った大森望、るうにいさんに熱烈に話しかけ始める。いいワザを見せてもらったぜ(笑)。
 椅子が空いたので、今度は、齋藤慎爾さんに出版のお話などを伺う。いろいろ大変だと思うが、出版にかかる費用って意外に安いのね。だって、辞めた会社だと数千万単位の金が平気で動いていたし、億単位の金の話も日常茶飯事だったからなあ。
 知らない人に話しかけてみたら、巽孝之さんと佐藤哲也さんだった。濃いねえ。佐藤哲也さんの奥さんの佐藤亜紀は好きな作家で、ファンタジーノベル大賞受賞作は出てすぐに買ったものである。一次会に来てたと後で知って、悔しかったり。
 3次会は喫茶店、あまりよく憶えていない。
 散会後、新宿から、「桜吹雪」でとんこつこってりラーメン食べて、歩いて帰る。
 昼食は、冷やしとんこつラーメン。
 最後にこれは山尾ファンへのプレゼント。しおりぐらいにはなるかも(解像度が低いからね)。