壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

12月31日(日)
 朝5時頃寝たのに、9時前に目が覚める。おかしいなあ。と思ったけれども、目が覚めちゃったから仕方ない。再び「映像の世紀」の続きを見る。
 テレビをつけたらちょうど第二次世界大戦のところで、ベルリン陥落してナチス・ドイツのゲッベルス一家の自殺死体、ムッソリーニが愛人と共に処刑されて吊された死体、ユダヤ人収容所での死体の山を見てしまった。げげ、年の瀬に嫌なもの見ちゃった。それにしてもいくら死体が山になっているからといって、ブルドーザーで動かすのはどうかと思うぞ>連合国軍。などと思いながら、ずっと見続ける。
 昼、年忘れラーメンを子供たちと食べに出かける。「天下一品」に行こうかと思ったのだが、子供らが反対する。
 娘「あのどろどろのラーメンはちょっと。」
 息子「飯田橋まで歩くのは嫌だ。」
 ということですぐ近所の「ちりめん亭」へ。子供らはとんこつラーメン、私は塩ラーメンを食べる。塩ラーメンははずれであった。味が薄すぎ。
 帰宅して、「映像の世紀」の続きを見る。ちょうどヴェトナム戦争の回のところで、北側のヴェトコンが捕らえられ、拘束されて頭を短銃で撃たれる場面を見ていたら。家族が騒ぐ。娘は動転してしまった。確かに打たれた兵士が倒れ込んで、傷口から血潮が噴水のように吹き出ている様子がカラーの映像でくっきりと見えたからなあ。子供には刺激が強すぎたのかもしれない。でもこれが人類の実体の一面でもあるのだよ。家族がチャンネルを変えてくれと懇願するので、いうとおりにして、昼寝する。
 夕食に年越しそばを食べる。僕はもりそばを好むので、年越しそばは冷たいもりで食べることにしているが、子供らは暖かいかけそばを食べていた。今日は本物のわさびをすり、上野藪そば製のつゆを使っていたので至極美味。
 ひょうきん族スペシャルを見たり、たけしのダマサレタを見たり、朝まで生テレビを見たりして、新年を迎える。

12月30日(土)
 妙だけれどもとても面白い夢を見た。私の夢の中ではある種の空間的な統一がある。夢の中でしか出会わない人間たちもいる。しかも何度も出会ったりする。昔、島尾敏雄の小説を読んだときに、似たような話があって、そんなことあるわけないと思ったことがあるけれども、自身で体験してみることになるとは不思議なものである。
 目が覚めたら、NHK−BSで「映像の世紀」をまとめて再放送していたので、再び見る。大所高所から立って20世紀を見直すという姿勢にはいささか疑問を感じるけれども、人類の愚かさを再確認させるには十分な説得力をもっている。野垂れ死にした死体が嫌になるほど映し出される。死体マニアは狂喜していたであろう。
 ビートたけしが主演した3億円強奪事件のドラマを見る。
 「カノッサの屈辱」を途中から見て途中で寝る。

12月29日(金)
 家族は健康ランド(でかい銭湯)にでかけたが、風邪のせいか調子悪くて同じく風邪をひいた息子と共に留守番。終日寝ていたら、腹の張り以外ほとんど回復する。
 夕食は雑炊。

12月28日(木)
 下痢は止まったがこんどは便秘になったようで腹が張っている。寒気もする。風邪であろう。
 夕食は水炊き。

12月27日(水)
 下痢をする。調子が悪くて出かけず。夕食はスパゲッティ・ミートソース。

12月26日(火)
 夕食はマグロの刺身など。

12月25日(月)
 イエスが生まれた日だそうだ。死後2000年近くも経って遙か離れた、おそらくイエスは知らなかった国でその誕生が祝われているとは彼も想像しなかったに違いない。
 というわけで、早稲田にあるリーガ・ロイヤルホテルで我が家のクリスマス・パーティを行う。実は今日は義母の誕生日でもあるのだ。ヴァイキング形式なので好きな食べ物を好きなだけ食べればよい。
 鹿肉、鴨肉、ターキー、エスカルゴまであったので、少量ずつ食べてみた。ローストビーフの塊も食べる。まあまあの味であった。息子はメロンを大量に食べて、メロン男になっていた。
 店ではワイン一杯だけに酒量をおさえる(酒を飲み始めると食べないから)。

12月24日(日)
 何をしたかよくおぼえていない。フォアグラのパテを食って、湯豆腐を食って、酒を大量に飲んだような気がする。何をやっている事やら。
 ところで幻想的掲示板が最近とっても寂しいので、この際だから廃止してしまうか、一般的掲示板と一緒にしてしまおうかと最近考えている。もう幻想的掲示板の役割は終わってしまったような気もするしね。

12月23日(土)
 目が覚めたら午後2時を過ぎていた。「ミカヅキ」を見逃す。
 最近、妙に面白い夢をよく見る。小説読むよりも面白い。
 夜、義母に頼まれて新しく買ったというビデオの接続を行う。最近のビデオはCS放送チャンネルが増えて恐ろしく多チャンネル化していた。簡単セットアップ機能がついているのだが、これをリセットする仕方がわからず、マニュアルでセットアップする。そういえば最近の家電製品は親切心からか簡単セットアップ機能がついているけれども、設定状態をクリアする方法が書いていないものが多いような気がする。親切がかえって不親切になる典型的な例であるね。
 BSから録画しておいた「雨月物語」を見る。モノクロ映画で映像が相当傷んでいるせいか画面がやたら見にくかった。標準テレビ画像では階調表現に限界があるのだな。こういう映画こそCGを多用して今様に復活させれば面白いと思うのだが。ちなみにいうけど、ワタシは本の方の「雨月物語」大好きである。世界に知らしめる傑作怪奇小説だと信じて疑わない。
 配偶者と娘が出かけて、パテ数種を買ってきてくれたので、ハムのパテを肴にウィスキーを飲む。パテが予想以上に美味しくて、幸せな気分になる。

12月22日(金)
 前夜録画しておいた「安楽椅子探偵」を見る。早送り・巻き戻しなどして見てみるが、いまいち犯人がはっきりわからない。自分では論理的なほうだと思っていたのだが、ホントは違っていたのかも。情けなや。

12月21日(木)
 論語に「小人閑居して不善を為す」とあるけれども、今のワタシは不善どころか、何もしていない。大昔遊んだ PC用のゲーム「信長の野望」では「何もしない」というコマンドがあって、何もしないでいると蓄えた兵糧は減るし民や家臣の忠誠度が下がってしまったものだが、今のワタシはそんな有様なのかもしれない。もっとも爛れた生活を五年も十年も続けられるわけはないので、今だけ与えられた幸運だと思って開き直ってはいるんだけど。
 週刊アスキーを買ってきて読む。この雑誌大して面白くない。ツッコミが浅いし。

12月20日(水) 潰れた会社のお葬式
 辞めた会社で一緒だったH田さんと新宿で飲む。ビックパソコン館隣の浪漫房に初めて入ってみた。
 潰れた会社のお葬式を行ったつもり。そういえばこの人が去年の11月会社を辞めるということで、「ああ、これでこの会社は終わったな」と感じ、二人で飲んだのだが、予感は的中して、あの事件が、会社崩壊の目に見える発端であったのだと今つくづく思う。もちろんこの人には会社崩壊の責任はないんだけどね。
 でも技術系の話を聞かせてもらって、いろいろ役に立って嬉しかった。
 結局のところ、僕もテクノロジーが好きなんだな。

12月19日(火)
 またまた近所の文鳥堂に赴いて。
●雑誌「月刊アスキー」
●「消えた漫画家」大泉実成・新潮OH文庫
を購入。そういえば、昨日
●「このミス」
を購入したことを書くの忘れてた。
 夕食はクリームシチュー、トマト・ブロッコリーのサラダなど。

12月18日(月) マックパワー
 ちょっと二日酔い。
 夕方、近所の文鳥堂に赴いて
雑誌「マックパワー」2001年1月号・アスキー
を久々に買ってきて、読む。

 興味を惹いた記事は
■ATI RADEON→グラフィックチップメーカーは淘汰されたなあ
■OS Xの最重要ポイント→ GUIを悪くいう人結構いるけど、このOSいろいろ遊べて良いんでないの?
■竹中直純のコラム→この雑誌、エッセイ・コラムの類が結構面白いんだよね。
■上野利幸(ゲエセン上野だよね、昔のログイン・初期のファミ通読者だったら知ってるかも)のADSLの記事
 アナログ回線でブロードバンドのインターネット・アクセスを実現できるADSL、下りで512kbps〜1.5Mbps、上りで224〜512kbpsの通信速度を可能にする。ISDNが64kbpsであることを考えると、めちゃめちゃ速い(ADSLで一番遅いのはNTTだよ(笑))。しかも複数のパソコンでインターネット接続できるルーター・タイプもある(驚)。単体接続で、出来の悪いUSBドライバに当たったりでもしたら悲惨だからなあ。ルーターなら、コンピュータからは、DHCPサーバが動いているように見えるだけだから、MacもPCもタイプに関わりなく繋げられる。そのうえ家で構築したUNIX系システムと繋げてサーバにすることもできるかも。韓国でADSLが普及するはずだよね。なにも低速なデジタル回線を敷設してまわんなくても、アナログ回線のままでいいんだもん。コストが安くつく。これは日本でも普及するね。僕も入ろうかな。
 それにしても後発のNTTが一番性能が悪い。ADSLを無視して、いやがらせみたいなことをしていたくせに。日本の情報化が遅れるのはこいつのせいだな。

 夕食はネギトロ丼、ワカメと豆腐の澄まし汁など。苦辛のネギの味覚と冷たいトロが、甘めのつゆと絶妙に調和していて美味であった。農家からもらった米がこれまた美味いんだわ。農家が自分とこで食べる米は、売りに出す米よりもいいという話は本当だね。あ〜、日本人に生まれて幸せ。
 完全な休肝日→珍しい(笑)。

12月17日(日) 地下室・夢幻MacBBSオフ会(忘年会)
 午後からテレビで「ビッグ・ウェンズデー」を見る。まあまあいい映画。アニメ「ポケモン」がこの映画をパクってたよね。
 夕方から地下室・夢幻MacBBSオフ会(忘年会)。参加メンバーは中嶋千裕さん、中野善夫さん、和田さんにうちの家族。ちっとも合同になっていない?新規参加者がいなかったのよ。怖くないっていったんだけどな〜。
 会場は神楽坂の焼き肉レストラン「炭火亭」、知る人ぞ知るという穴場の焼き肉屋である。和牛だから肉がうまいっ!
 で、とりとめもなく延々とマックな話など。ちょっと遅れてきた和田さんがあっという間にとってあった肉を平らげる様子を見て一同唖然。
 和田さん「わたし早食いなのよ〜。」
 ところで肉好きの中野さんの肉の食べ方が興味深い→それで今回は焼き肉にしたのである。
 中野さん「肉は生で食べるのが一番美味いのです。良く焼くなんてもってのほか。」
 一同「へ〜」
 中野さん「しかもあまり噛んではいけません。噛まないほうがおいしい。」
 一同「ほ〜」
 中野さん「カルビやタンは筋肉だから噛まない方がいい。内臓はすこし噛んでもいい。穀物は良く噛まなければいけません。」
 一同「なるほど〜」
 さすが「遺伝子組み替え商品」を支持する中野さんである。独自の理論を有しておられる。その理論を執筆してカッパブックスあたりで出版すれば売れるかもしれない。インパクト強かったのよ〜。とても面白い方である。
 などと11時過ぎまで焼き肉屋で話し込んでしまった。コース料理にしたところ、途中で腹が膨れてしまったせいもあって魚貝類やチゲ鍋が結構残ってしまったが。
 楽しかったな〜。オフ会、またやりたいものである。

12月16日(土) 新書ブームって実は価格破壊なのね
 以前購入して流し読みしかしていなかった「現代広告の読み方」をここ数日、寝る前に読んでいたのだが、やっと読了した。だいぶオヤジが入っているけど、なかなか的をついた真っ当な意見が書かれてあって、いい本である。
 現在はなぜか新書ブームということで新書がもてはやされているが、この本も新書なのだが、5年以上前は新書はもう駄目だといわれていたような気がする。個人的な意見を言うと、今の新書ブームは、以前ならば単行本で出たような本を新書の形式にして安価で提供していることで成り立っているように思う。この本も本来なら単行本で出ても、ちっとも違和感がないのだけれども、単行本の値段では大して売り部数を伸ばせないので新書にしたという感じ。出版業界でもしらずしらずのうちに価格破壊が起こっていたのだと個人的には感じているのだが、さてみなさんどう思います?
 ところで、そろそろ「岡山女」を配偶者から取り戻さなきゃ。配偶者は「面白い」と妙に誉めていた。彼女はオレよりもホラー本を読んでいるかも(笑)。

12月15日(金)
 さて気分をかえて、「倒産体験」を読んでみた(笑)。ふーむ、資金繰りに困って街金やら闇金融やらに手を出し、その筋の人々にひどい目に遭ってしまった経営者たちの話が山盛り、げっぷがでそう。嫌な話ばかりである。もっとも、この本、もう古くなっちゃっていて、民事再生法やら改訂破産法の説明がない。そういう点ではあんまり参考にはならないかも。お勧めせず。
 先が見えちゃったら、藁にすがる思いであがくよりも、さっぱり投げ出した方が傷口が小さくて済むんだね(なるほど)。
 夕食は牛丼、豆腐と白菜の澄まし汁、貰い物のいさきの刺身など。うちの牛丼は吉野屋のより美味い!夜食も牛皿。一応休肝日。

12月14日(木) 破産と倒産とどうちがうの
 辞めた会社が破産した。朝、元同僚から電話があった。やばいことは以前からわかっていたのだが、社員に何も告げずの突然の強行だったらしい。会社の入り口に貼り紙がしてあって、中にも入れず、ただ裁判所に破産申請を行っているとあっただけ。ひどいよね。社員を人と思っていなかったんだろう。社員は先月の給料は片が付くまでもらえないし、年末の職安通いはつらかろうなあ。経営者は逃げた模様。2週間ほど前に成城学園の高級マンション(でも会社の借り上げ社宅である)を引き払って、引っ越しを済ませていたと後で聞いた。実に用意周到。僕はもう売っちゃったから助かったけど、社員株主や取引先の株主は株がパーになって大打撃であろう。
 とはいえ、感慨無量なので、休肝日を延長して、ひとり酒を飲んでお通夜を行う。南無〜。
購入本
●岩井志麻子「岡山女」角川書店
●「倒産体験」宝島文庫(笑)
「岡山女」はさっそく配偶者にとられてしまう。
 夕食は牛肉のたたき、ジャガイモとマカロニとブロッコリーのサラダなど。夜食は「日清のラーメン屋さん・札幌味噌味」キャベツ入り。この即席ラーメン、最近あちこちのスーパーで激安で売っている。5個入りで228円だった。単品だと82円なのに。ほとんど原価で売っているんじゃない?

12月12日(火) 大江戸線開通
 寝る前まで飲んでいた酒が効いたのか、昼過ぎても起きられなかった。子猫のリリーも朝からコタツの中に潜り込んできて、一緒に寝ていたのであった。そこへ、学校から帰ってきたユリカが起こしに来て言う、
 「ねえ、新宿にいこうよ〜、ゲーム買いにいこうよ〜」
 目が覚めた。出かけることにした。
 考えてみると、今日は平成12年12月12日、12揃いの日である。大江戸線の開通日である。
 今まで我が家から新宿に出かける足には、都バスを利用していた。しかし大江戸線の開通に伴い、都バス路線の秋葉原・飯田橋〜新宿路線は昨日で廃止されてしまっていたのであった。
 じゃ、大江戸線に乗ってみるか。何故かは知らないが、配偶者が無料乗車券を一枚貰ってきていた。使ってみよう。
 ということで、できたてほやほやの牛込神楽坂駅へ。消滅してしまった「牛込」の名前が復活しているのが嬉しい。「牛込櫻会館」命名の由来がわかりやすくなった。東京都が昔、東京市であったころ、このあたりは牛込区と呼ばれたのである。
 牛込神楽坂駅の長い階段をくだり、地下3階のホームへ。地下深い。さて電車に乗ってみたら、気がついた。この電車、かなり小さい。JRに比べて、一回り小さい。一電車あたりの乗客数が少ないと見積もっているのであろうか。さらに乗車していて気がついた。掘ったトンネルの車道が小さい。片方は電車すれすれに思えるし、もう一方は人が一人通れる程度のスペースが空けてあるだけである。相当節約して掘ったのだと推測した。大地震の際や地下道・ホームで火災事故が起こったりしたら危険だと思ったけれども、さてどうなのであろう。ちょっと不安を感じてしまったが、そんなことを考えていたのは私だけかな。
 電車は、牛込柳町、若松河田、東新宿を経て、西新宿駅で降車。新宿東口に最も近い出口から地上に出てみたら、こないだ火事のあった思いで横町の交差点に出たのであった。う〜む、バスを利用していた時分よりも東口が遠くなってしまった。不便である。仕方ないのか。どうせなら、新宿東口駅も作って欲しかったなあ。
 たらたら歩いて、さくらやゲーム館で買い物を済ませる。ユリカはゲームボーイカラー用のソフトを買っていた。うちの子供たちには小遣い制を導入しているので、欲しいものは自分の小遣いをやりくりして買うのである。これはお金の使い方を自分で考えることが出来るようにとの、せめてもの親心なのである。親とて無尽蔵に金を持っているわけではないのだ。さらに、息子に頼まれた「ペルソナ2罪」と攻略本を購入。私が以前買った「ペルソナ」に息子ははまってしまっているのであった。買い物が済んで、
 「さてこれからどうする?ラーメン食べる?」と私。ラーメン道はやめられない。
 「うん、いいよ。」とユリカ。
 というわけで、例のごとく航海屋ラーメンを食べる。腹がふくれてしまった。
 腹ごなしに歩いて、東新宿駅を探してみたら、大久保は韓国料理屋が密集している地域の近所であった。この駅も新宿東口に行くにはちと不便であるな。焼肉屋に直行するには便利ではあるが。
 ここから再び大江戸線に乗って、帰宅。
 帰宅して、我々がラーメンを食べたことを知った配偶者がむくれる。
 「せっかく晩御飯作ったのに。」すまん。
 結局、私は夕食を食べられず。夜食にした。休肝日でもある。夕食は、鶏の炊き込み御飯、卵と白菜のスープなどであったようだ。
 バス路線と比べたので、大江戸線にはいささか厳しい評価を下してしまったけれども、もう少し利用してみないと総合的に評価することはできないだろう。また乗ってみることにする。

12月11日(月) オフ会会場下見
 午後、神楽坂を散歩する。日曜日に開くオフ会会場の下見もする。新しくできたというチーズ専門店(メールで教えて貰った、Mayaさんありがと!)に冷やかしで入ってみて試食させて貰ったので、カマンベール・ド・ノートルダム?を購入してしまう。150gで750円。味きつめのチーズであったがうまい。
 フロマージュリーAlpage(アルパージュ)
 新宿区神楽坂6-22 電話5225-3315
 url:http://www.alpage.co.jp/
 チーズ店のあたりには趣味よさげな喫茶店やイタリア・フランス料理店が新しくできていて、神楽坂はますます目の離せないスポットになってきた。地元民でもなかなか探訪しきれない。
 そうそう、オフ会は穴場的な焼肉屋になる予定で〜す。値段は大久保あたりに比べるとずいぶん安いのに、肉はよさそう。ニューカマー、募集中です。とって食わないからさ(笑)。
 夕食は鶏の唐揚げ、ほたてときゅうりのサラダ、かぼちゃなど。
 テレビで「犬夜叉」を見る。このアニメ、僕は好きだな〜。

12月10日(日) たのしい帝都物語ツアーの日
 心配したけれども、朝8時に目が覚めた。ワタシって時間に結構几帳面だったのね。9時前に家を出たら乗り継ぎが見事に無駄がなくて、浅草に9時半前に到着してしまった。当然、雷門の前には誰もいない(観光客はたくさんいたのだけれど)。ううっ、お腹が空いたよう。って日頃こんな時間に飯を食うことは近来ないのだけれど、寝る前にすき焼き丼食ったじゃないかとも思うのだけれど、腹が減ったと思い始めると我慢できない。回りを見渡しても、喫茶店はないし、立ち食いそばはあるみたいだけど。すると近所に吉野屋を見つけた。いこ。ちゅうことで、朝から牛丼&ビール。納豆定食も魅力的であったが、吉野屋の牛丼を食するのは数年ぶりだったので牛丼にしてみた、この誘惑には勝てない。というわけで朝から極楽、ははは。それにしても、吉野屋は混んでいたなあ。
 で、定刻前に待っていたら、けーむらさん、岩崎摂さんが来られて、ほっと安心した。暫く待っていたら、続々と待ち人が集まって、結局、けーむらさん、岩崎摂さん、ひろみさん、高瀬美恵さん角銅さん、佐久間真理子さん、Eさん、遅れてタクシーで駆けつけた柴尾英令さんとほとんどメンバーが揃った。ツアーの首謀者は漫画家で霊能者の岩崎摂さん、岩崎さんと霊的つながりがあるというひろみさん、平将門直系の子孫で「帝都物語」でアノ兄妹のモデルにもなったというEさん。その他のメンバーは、夏に催した浅草蕎麦ツアーの面々が中心なのであった。クラニーはぬいぐるみオフで今回は不参加であったらしい。
 一行で仲見世通りをとおり、浅草寺へ。ワタシは頭が良くなるようにと線香の煙を浴びたりした。年甲斐もない。浅草寺で型どおりの参拝を済ませたら、隣の浅草神社へお参りするという。三社祭のご本尊である浅草神社にパワーがあるらしい。
 「ここの神様は朝いらっしゃるの。浅草寺ご本尊の黄金の観音様を海から引き上げた方々なのよ。今朝もいらっしゃったので、お力をいただいちゃったわ。」とひろみさん。霊的パワーを分けていただいて岩崎さんとひろみさんはパワーアップしていたようだ。霊的感応力のないワタシは碑文を撮影するのみ。碑文から三社さまの謂われがわかるね。このあたりでゲーム「ポポロクロイス物語」の田森庸介さんと合流したと思う。
 そういえば田口ランディがエッセイで書いていたような記憶があるが、浅草寺のご本尊は本当は秘仏で別に隠してあるという。そんなことかな〜と考えていたら、想像は全く外れて、赴く先は、本堂脇のちいさな祠。ここがこれまたパワースポットであるらしい。「金龍権現」と「九頭龍権現」である。なるほど名前は素晴らしい。Golden DragonとNine Headed Dragonだもんね〜。左側が金龍さんで右が九頭龍さん。仲良さそうに鎮座なさっている。そして、欣喜雀躍する霊能者の皆様。あたしもすこしパワーを分けていただきました。
 影向堂にも入って参拝。子年生まれのワタシのご本尊は千手観音であった。でも僕は大日如来のほうが好きなんだよ〜ん→ただの空海好き(笑)。そういえば奈良の実家近くの信貴山寺ではワタシのご本尊は虚空蔵菩薩だったんだけど、どうなってるのかなあ。ま、深く考えるのはよそうっと→いいかげん。
 パワーを吸い取られるという恐るべき地蔵様を避けながら(いろんな神様があるんだねえ)、地下鉄で神田明神へ。途中、なぜか券売機が謎の意地悪をして岩崎さんが電車に乗り遅れるという事件もありましたが、末広町で合流。地上に出てみると秋葉原なのであった。もっとも、以前、関東電子などに訪問する際、神田明神を通っていたので、この辺の地理には割と詳しいのであった。ははは。
 神田明神では結婚式の最中であった。神様はお忙しかったらしい。早々に退散。角銅さんはミコリカ人形を購入しておられ、柴尾さんは銭形平次になっていた。雨がパラパラ降ってきた。
 タクシーに分乗して、次の目的地、首塚に向かったのだが、我々の車がなかな来ない。やっと見つけて乗ったところ、ドライバーがとっても挙動不審である。「この運転手、妖しい」と小声で囁く岩崎さん。私たちは幽霊タクシーに乗ってしまったのか。それはそれで次の「百物語」に使えるなとどきどきしながら考えていたところで、首塚近くで降車したのであった。残念。残念か?
 我々が首塚に到着したときには、既にいろいろ起こっていたらしい。平将門直系であるEさんは帰ってしまったという。詳細は知らず。やっぱりワケアリなスポットなのね。ワタシにはとんとわからなかったけれど。ところで、首塚向かいにある三和銀行には十数年前、何度も足を運んだことがあった。仕事だけど。しらんかったな〜。蛮勇なるワタシは写真を撮ってみた。真正面はさけたけどね。碑文はこれ
 霊能者の皆様が霊的後かたづけをなさっているのを横目に、次は銀座へ。歌舞伎座で合流した。近くの寿司屋で昼食。「ちょっと多めの鮨」をいただく。しかし、追加注文するひと多し。ワタシは朝から牛丼食ってるので控えめ。
 高瀬さん「幻想文学会のひとって小食のひとが多いよねっ」
 ワタシ「そんなことはないっすよ。南條さんとか大食いだし。」
幻想文学会の別働部隊、南條チームは大食大飲というよりはむしろ暴飲暴食、無敵の部隊なのである。満漢全席な人たちである。美味ければ、鼠でもゴキブリでも食うと思う。あのパワーにはミステリークラブでも太刀打ちできないと思う。因みにワタシも太刀打ちできない(泣)。
 そんなこんなで昼食を平らげて(田森さんご馳走様でした、奢ってくれた田森さんはいいひとだ〜)、築地本願寺へ。さっきまでのどんよりと曇った空がうってかわったように晴れてきた。ふしぎ〜。
 しかし、なんとここは魑魅魍魎の巣窟だったらしい。まあ、事件があったりもしたしなあ。大谷、なんとかせえよ。ということで、よろしくない魑魅魍魎どもがついてきてしまったようだが、喫茶店で談笑の後、散会、帰宅。
 5時前に帰宅すると、家族揃って「はやかったね〜。飲んでくると思った。」と皆が言う。ワタシってそういうキャラクターなの(苦笑)。
 夕食後、歯が痛くなるし、肩が重い。こういうわるいヤツにはさっさと退散して貰おう、と呪文を唱える素人であった。わっはっは。

12月9日(土)
 夕食は郵便局通販のすき焼き。かなりいい肉であった。
 荒俣宏に平将門の首塚について書いたものがあったと思い、あれこれ調べてみたが見つからない。「日本妖怪巡礼団」は出てきたのだが、首塚にはほとんど触れられていなかった。将門伝説について荒俣が「帝都物語」にしか書かないわけはないと思うのだけれど、みつからないものは仕方ない。
 早く寝ようと思って、午前1時前にウィスキーをストレートと水で飲み始めたのだが、習慣とは恐ろしいものでなかなか眠れず。ネットで、平将門と首塚について調べてみたりする。夜食にすき焼き丼を作って食べる。結局4時頃寝る。明日起きられるかなあ。

12月7日(木) 
本屋に出かけて、
●「居酒屋の道」
●「不平等社会」
●「ネットバブル」
を買ってきた。読み始めたら、停まらなくなって、一気に3冊読んでしまった。一日に3冊読んだのは久々の快挙である。それにしても全部ノンフィクションだな。
 買ったときには全く気がつかなかったけれども、この3冊は見事にテーマをシンクロナイズさせている。詳細はそのうち書くかもしれないけど、めんどくさいから書かないかもしれない。ただ、3冊とも非常に切実な気分で読んで、面白かったことだけは書いておく。
 昼食は目玉焼きとベーコンとレーズンパン。夕食は雑炊←昨日の鍋の残りを再利用。日本酒が食前酒として一番だということを今頃認識する。先にビールとか飲んじゃだめなのね。

12月6日(水)
 今日は特に書くことがない。日曜日にスーパーで販促していたので購入した秋田の日本酒「新政」をちびちびやっている。冷やで飲んでいる。日頃、家では日本酒は飲まないのだけれど、たまに飲むとうまい。というか、この酒がうまいのかもしれないけど。
 さて、そろそろ腹が減ってきた。夜食を作らなきゃ。今日は何を作るかな〜。
 無性にうまいラーメンを食いたくなってきた。明日は「べんてん」にでも行ってみるか(00.12.7.0:28)。

12月5日(火)
 金の話になるといやらしいとお考えになる方もいらっしゃるであろうが(かつての私もそうであった)、しかし金がないと生活できないということは厳然とした事実である。まだ時期は早いのであるが、今年の総決算を公開してみよう。こんなの公開するヤツきっと珍しいぞ。

 今年の私の収入である。
●給与収入  約180万
●失業給付金 約200万
合計で380万円であるな。おおっ、見事に低所得者である!もっとも、そのほかに
●退職金   約300万
があった。
 ところで、ご存じかもしれないが、地方税と健康保険は前年の所得を基準に算定される。私の場合、
●地方税   2.5万/月
●健康保険  3万/月
●国民年金  2.7万/月
合計で8万強/月払っている。なんと年間100万円!金取り過ぎだと思いません?
 ということで、今は退職金に手を着けて、ストックを食い潰して生活している。残金はすでに200万を切っているらしい。詳細は御台所様が管理しているので私はよく知らない。

 昼食に、このあいだ買った西山ラーメンを作って食べてみた。野菜を炒めるためのラードまでついていた。親切である。麺はかなり美味い。スープは思った通りいまひとつ。出来合いのパックだから仕方なかろう。もちろんシマダヤのより美味しいよ。
 夕食は、マグロの刺身とだし巻きなど。休肝日。

12月4日(月)
 目が覚めたら、ちょうど午であった。元同僚から電話がかかってきて、飯田橋で会う。いろいろと話を聞くが、悲惨すぎたり滑稽すぎたりしたので今日は書かない。ただ一言、かつての同僚たちがてんでにバラバラになる時期がとうとう間近に来たのだということだけ書いておこう。君らもガンバレよ。
 夕方に遅い昼食として、サンドウィッチと発泡酒。
 発泡酒を飲んで極楽気分を味わっていたら、外から「ドロボー、ドロボーよ」と叫ぶおばさんの声が聞こえた。なんじゃいな、と思って、外に出てみたら、白髪のおばさんが叫びながらよたよたとのろく走っていった。でもどいつが泥棒なのかはわからなかった。往来にはまあまあ人通りが多く、店の主人や職人たちがいたのだが。しかもここらは警察署(交番ではない、大きい警察署)から数十メートルしか離れていない場所である。おばさんがあいつだと指さしてくれたら、道具を持って逮捕に協力するつもりだったんだけど。残念である。
 夕食は、豚バラ肉と野菜のスープ。新宿まで買い物に出かけた配偶者らは、フォションのパンを買ってきて「このパン、とても美味しい〜、ちょっと高かったんだけど」と言いながら、ぱくぱく食べていた。ちょっとした贅沢である。

12月3日(日)
 昼食は日清のラーメン屋さん・旭川醤油味。これを食べていたら、めざとく発見した娘に横取りされてしまった。腹が満たないので、替え玉。久々に油揚げ麺をくったせいか、下痢をしてしまう。油揚げ麺はときどきあたるのである。店の豚骨ラーメンでもときどき中たる。意外と腸弱なのワタシ。
 夕食は出前の鮨。期末試験があったので息子の誕生日のお祝いが延期されていたのであった。最初の予定は、新宿に出かけて買い物の後、なにか食べるという計画だったのだが、最近バイト疲れの甚だしい配偶者がのびてしまって外出を中止、急遽出前鮨とあいなったのである。もっともこっちのほうが安くてすんだかもね、結局の所。リリーにカニのにぎりなどを分けてやる。リリーちゃんは最近カニがお気に入りなんである。
 酔っ払って眠ってしまい目覚めると、家族が騒いでいた。なんでもリリーが寝糞というか寝下痢をしたらしい。寝たままでうんちするなよ、リリー。しかも下痢だと。あまりの臭さに家族総出で、リリーの下半身を洗ったらしい。猫の糞って臭いんだよね。

12月2日(土)
 かねたくさんと蒲田の「インディアン」にラーメンとカレーを食べに行く。娘も同行。僕が注文したのは、ラーメンと半カレーのセット1000円也、娘はラーメン600円也である。先にラーメンが出てくる。デジカメで撮影したら、すぐに店員が飛んできて「撮り直しですよ」という。それがこれ。ほうれん草を載せ忘れていたらしい。律儀な店である。さて食べてみると、ここのラーメンは塩味、とってもあっさり味である。最近しょっぱめのラーメンを食べ慣れているせいか、物足りないような気も一瞬したが、口という器官は正直なものでつるつるとどんどん胃袋に麺を送り込んでいく。さっぱり味のラーメンも良いものであるとひさびさに思う。娘もぺろっと一杯平らげていた。順調にラーメンを啜っていると半カレーが運ばれてきた。
 カレーの方はどうかというと、これは日本独自のカレーなのだろう。カレーと御飯を口に入れると、最初ビーフシチューのようなというかデミグラスソース特有の苦い味が口中いっぱいに拡がり、おうおう、と思っていると辛さが後からじわじわと追いかけてくる。こういうカレーを味わいのは初めてである。うまい。インド式のカレーとはだいぶん違っている。ラーメンを平らげた後であったが、こっちもすんなりと胃に収まってしまう。先にラーメンが出てくるのは正解である。カレーの後にラーメンを食べたら味がしないだろう。
 寝起きでなければカレーとラーメン一人前ずつ食えたね。インパクト強し。
 かねたくさんは前日のイタリア料理にあたったらしくて、不調のご様子であったが、カレーはもりもりと食べておられた。
 食後、目黒に移動して、東大観世会の能を見物。舞はよくわからないけど、謡はちょっとリズムがつかめたような気がする。開眼じゃないけど、すこし耳が開きかけてきたってところであろうか。知らない音楽って嫌でも通して聴かないとリズムが脳の中に入ってこないのである。
 南北線で帰宅。目黒と市ヶ谷が直通になったようである。
 夕食は、昨日の鍋の残りつゆを再利用して、雑炊。胃に優しくてよい。しかし、しばらくして配偶者「お腹がすいたよ〜」
雑炊は消化が良いので、すぐに腹が減るのであった。

12月1日(金)
 昼食はまたまた玉子の雑炊。今日は醤油と豆板醤を入れて辛めの味にしてみた。これもなかなかいける。ザーサイの細切れをトッピングしたらもっと美味かっただろうなと思ったりもする。ちょっと食べ過ぎてしまった。
 夕食は、豚しゃぶ。