壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

5月31日(木)
 潰れた会社の友人達が再就職でえらい苦労しているようだ。技術系転職雑誌を読む。企業が無い物ねだりをしている様がありありと見える。コンピュータ業界でいうと、ネットワーク技術SE・プログラマ、システムインテグレーション・コンサルタント、プロジェクト・マネージャとかの求人ばかりである。なんだこれ、企業が人材をちゃんと育ててこなかったから今頃人が足りなくなって困っているだけじゃん。こういうものは学校ではなかなか勉強できないのである。会社の基幹業務とコンピュータの両方を熟知していなければならないからである。
 もとより40歳を越えた求人など例の如くほとんどない。オレどうすっかなあ。
 夕食は冷やし中華。今年初めてであろう。他に義父の土産のキムチなど。

5月30日(水)
 一日中雨。外出せず。
 倉阪さんから新作「ワンダーランド IN大青山」集英社が届く。ご恵贈痛み入ります。
 配偶者が早速横取りする。
 夕食はカレーなどありあわせ。
 夜中、BS漫画夜話と映画「忍者武芸帳」を見る。アニメではなくてまるで紙芝居である。でも監督は大島渚である。簡単に漫画を読んだ気になれていいかもね。でもなあ。もっとアナーキーでもいいと思うなあ。これは極めて個人的な感想。説教臭いのとあまっちょろい共産主義はきらい。

5月29日(火)
 昼前からえらい雷雨である。風神雷神大暴れ。
 雷雨が一息ついたところで、飯田橋を散歩。お馴染み「青葉」で中華そば600円を食べる。なぜかワタシの心の中では長期に亘ったラーメン熱が終わってしまったような気がした。寂しいなあ。憑き物が落ちたというやつですか。青葉のラーメン美味しかったんだけどね。
 本屋でTOEICの本を見る。たくさんある。ありすぎる。ありがたいことにこういうのには無縁で過ごせてきたのでびっくりしてしまった。英語で成り上がりたいヤツや会社で命令されて仕方なく勉強させられている人たちがたくさんいるのだろう。もっとも日本語だけでやりすごせる時代ではないのはよくわかるが。
 入門編を見てみたら出版社によって値段の開きが大きい。一番安かった旺文社のを買ってみる。1600円。でも高い〜。出版社は儲かっているだろう。
 ついでに就職雑誌も買う。
 帰宅して英語の問題を解いてみる。リーディングは文法なので何となく解ける。650点目標だとすると三分の一は間違えてもいいと考えればいいのだから、気を楽に持てばいい。何も全問正解しなくてもいいのである。
 ヒアリングは一回しか聴けないので結構辛い。なんとなく当てる(笑)。スピーキングはない。一回受験してみるかな。
 夜中、BSで鈴木清順監督の映画「けんかえれじい」「東京流れ者」を録画しながら見る。いま渋谷で清順映画の特集がかかっているから、NHKが流したのか。いや面白かった。映像のマニエリスムだと思う。「ツィゴイネルワイゼン」以降よりもいいかも。「東京流れ者」は救いのないやくざ映画である。渡哲也演ずる主人公テツは敵を倒し、親分に裏切られて、女を捨てて孤独に生きる。最後は虚無。「けんかえれじい」は一言では言い表せないけど、青春の鬱積が羨ましくも懐かしくしかもいやらしい

5月28日(月)
 夕方、新宿に出かけた。大江戸線の電車の中で「はみ出しの文法」を読み始める。山口昌男の対談集なのであるが、相変わらず面白い。というよりすげー面白い。明治時代の大漢学者依田学海は辞典の編纂者で有名なのだけれども、通常の日記の他におめかけさん宅でも日記を付けていて、これが滅法面白いとか。それにしてもパワフルだよね。妾が読めないようにわざと漢文で書いたりしていたらしい。明治人は雄大である。
 経済学者の河上肇は日記では知り合いを切りまくって悪口ばかり書いているとか。そういう日記もいいかも。僕も怨恨どろどろ愚痴べちゃべちゃの腐りきった牛込裏日記を書いちゃおうかな。
 ところで例の如く、腹ごしらえに路麺「そば一茶」でかき揚げ天そば340円。最近気に入っていることである。ラーメンよりも健康的でいいし、高級蕎麦店の押しつけがましい求道者的いやらしさはないしね。
 その後、パソコン屋を廻って、iBook2を見る。結構いいじゃん。小学生の娘のビーズ箱みたいだけど。
 ヨドバシ近くの小火騒ぎを見物した後、潰れた会社での仲間とその前の会社での仲間と村さ来で飲む。元営業課長のIくんと営業のHくん、大森仲間のSくんである。彼らは僕の日記を読んでいるらしい。うれしいねえ。でも我が筆は遠慮することなく辛辣なことでも書いちゃうもんね。はっは。
 潰れた会社のお仲間が妙な台湾人にひっかかって、えらい損害を被ったという。運が悪いのう。
 Iくんが再就職に苦労しているらしい。キャリアはオーケーなのだが、
 「ところで英語はできますか。TOEIC650点が基準なんです。」と人材紹介会社の担当者。
 「ちょっと。」
 「残念ですね。Iさん英語ができたらマイクロソXト(←ばればれ。悪の巣窟である(嘘))が欲しがっている格好の人材なんですよ。」すごいじゃん。英語勉強すべし。
 そんなこんなで妙にナーヴァスになっているIくんであった。ちょっとうるさくてうっとおしかったので僕と口論になる。相変わらずしょうがないねえ、お互い。ワタシもガキである。
 それにしても僕の交友関係はおそろしく乏しいのであるが、交友関係をつらつら考えてみると、○やたら知識・教養に秀でていて生活能力に乏しい人たちと、○知識教養は適当だけど生活能力に逞しい人たちに両極分解するようである。たぶん僕自身が両極に分裂する部分があるのだと自分で分析しているのであるが。
 4人で瓶ビール11本を空けて、気付いたら閉店の11時、新宿を後にしたのであった。

5月27日(日)
 はっは(←石川淳)。昨日は画像たっぷりの日記で驚いた方があるやもしれぬ。なあに読者からの反応がほとんどないという寂しい日記なので好き勝手してみただけである。我が儘御免。
 ところで今日は腹を下して辛い一日であった。昨日は夜食は食べておらぬし、夜中に「夕張メロンのお酒」と発泡酒を飲んだだけなので(しかも発泡酒は珍しく残してしまった)、腹を下す心当たりは皆目ないのである。おかしいなあ。とはいえ現象が確実に現前しているのであるから、これは否みようがない。
 ショック療法を試みるべく、昼間から即席ラーメンとお茶漬けを食べたらさらに悪化してしまった。困ったものよのう。
 ということで夕食は肉じゃがその他だったのだが、9時過ぎにきのこの吸い物と温奴(←冷や奴を温めたもの)を肴に発泡酒レギュラー缶一本のみを飲食する。飲み食いを始めたら回復した気になって枝豆だのいくらだのも食べたけど。
 熟考してみたら、昨夜豚しゃぶを食べたときに豆板醤を入れすぎたことが原因であるような気がする。激辛にしたからなあ。みなさん辛いものには気をつけましょう。
 夜食が食べられるようになったというか無理矢理そうめんを食べて寝た。今のところ異常なし。

5月26日(土)

 屈託したので娘を伴って市谷周辺の散歩にでかける。空は今にも泣き出しそうだったのだが。
 市谷には豪邸街がある。たぶん相当の金持ちだとか外国人が住んでいると思われる。残念ながらそういった手合いの知り合いはいない。返す返すも残念である。豪邸街でもひときわ異彩を放っている屋敷が勅使河原邸であろう。先日亡くなった勅使河原宏の家である。いうまでもなく生け花の勅使河原流家元、勅使河原宏は映画監督でもあったな。安部公房原作の「砂の女」は昔見たことがある。
 この坂は浄瑠璃坂という。段差があるので石を積み上げて平行を保っている。牛込にはこういう坂がたくさんある。もっとも駐車場や空き地になっているところが散見される。時勢を感じることである。

 外堀通りに面したソニー・ミュージックのビルではこんなものが。ソニーってようわからん会社である。ビルに感謝状を贈ってどうするのだろう。それともちかぢか引っ越しでもするのかな。
 市谷見附を渡り濠を越えたら市谷駅である。釣り堀やらボート乗り場がある。
 文教堂で本を眺める。僕はコンピュータ本を立ち読みしたり、有名ラーメン屋がレシピを公開しているムック本を立ち読みしたり。娘は猫の本を買っていた。
 駅前でこういう置物を見つけた。なかなか可愛らしい。
 同じ道を辿って帰るのもつまらないので、別ルートで帰ることにした。

 そうしたらこういう引っ越し屋を見つけた。なかなか笑わせてくれる。会社名は(株)正義の味方かと思ったのだが、流石に別の名前だった。
 まっすぐ行くと靖国神社に達するのだけれど、ちょっと疲れたので一口坂を曲がる。最近できた法政大学のビルは豪勢である。このビル建てるのに一体何億円かかるのだろう。下衆の好奇心ではあるけれども。
 再び濠を越えたところで最近オープンした「市谷食堂」のメニューをのぞき込む。安くてよい。きつねうどんでも食べようかという気になったが、夕食の時間が近いので我慢する。昔、もうすこし市谷よりの場所に同名の食堂があったのだが何か関係あるのかなあ。

 法政大学大学院の前を通過し、坂を上がって、手打ち蕎麦屋「蕎楽亭」の前を通る。そういえばこの店は現在発売中の雑誌「東京人」に採りあげられていた。割合最近にできた店なのであるが、手打ちの若々しい蕎麦を出す。いい店である。

 小腹が空いたので「米膳ひらの」でおにぎりを買う。この店も最近テレビや雑誌でよく採りあげられている。おにぎりが有名なのである。繁華街にもっと近いところにあればさらに繁盛すると思われるのだが。因みにここのご主人は配偶者と同級生、娘も小学校で同級生という。そういうこともあるのである。
 帰宅しておにぎりを食べたら、しばらくしてもう夕食となる。今日は豚しゃぶであった。

5月25日(金)
 天気が良くなった。近所の文鳥堂に赴いて
○「IT革命」西垣通・岩波新書・700円税別
○「はみ出しの文法」山口昌男・平凡社・1800円税別
「デジタル・ナルシス」の西垣通だからフツーとはちょっと違うIT論が読めるだろうと期待して「IT革命」を買ってみた。それにしても岩波新書は今700円前後するのだね。中学生になって岩波新書を読み始めたときは一冊180円だった。値段が4倍になったのか。これは高いのか安いのか。
 山口昌男の本を買うのも久しぶりである。たまには知的な本も読まないとね。でも面白くなってはまってしまってあっちこっちの本に手を出し始めたらこれまた大変なことになってしまうな〜。学生自分はメシ代を削って本を買っていたものだが、今はメシ代・飲み代削るのいやなんだもん←ワガママ。
 夕食はサーモン、豚の角煮(←お土産)、山芋のコロッケ、昨日の残りのビフカツ、あさりの味噌汁。
 安物のワインを飲んだら酔っ払って宵寝してしまった。
 お、やっとリアルタイムな日記になったな。
 今は「朝まで生テレビ」を見ながら、日記を書いている。例の教科書問題がテーマ。事実を書くということが教科書の基本だと思うけれど、近現代史では事実だか学説だか曖昧な部分が多いからこの辺は難しいよね。ただ、太平洋戦争に至るあの狂気に充ちた部分は明白に認識しておくべきだと思う。仕方ない部分はあるけど結局狂っていたのである。いやらしいことに今でも狂っている人はいる。それは軍部礼賛者にもいるしマルクス主義者にもいるし朝鮮にも中共にもいる。なんともいやらしいことである。

5月24日(木)
 一日中雨である。外出せず。
 屈託したので昨日に引き続き、Adobe InDesign体験版をインストールしてみる。
 夕食はビフカツ。「ビフカツ作るの初めてなのよ。」と配偶者。なかなか美味い。衣がカラッと揚がっていれば完璧だよ←一言多い。関西ではビフカツはポピュラーなのである。赤坂のバー「ですぺら」でも食べられるよ。休肝日。
 夜食に味噌ラーメン。

5月23日(水)
 天気が悪いので散歩する気がおきない。
 屈託したので昨日買った雑誌を読む。2ちゃんねるのひろゆきがマックパワーにでている。2ちゃんねるは有名になったものである。掲示板荒らしなんていうのも当たり前になったね〜。ワタシは掲示板開設早々に体験してしまったけれど(笑)。
 ま〜ぱ付属のCDにAdobe GoLiveとMacromedia DreamWeaverの体験版が入っていたのでiBook1にインストールしてみた。今使っているAdobe PageMillが突然廃盤になってしまったのでいずれどっちかに乗り換えなければならないのであるが、まだ見ていないのである。
 GoLive。インストールが無事終了したので、GoLiveアイコンをダブルクリックして起動、しようとしたのだけれどなぜか異常終了してしまう。あれれ。「GoLiveがみつかりません」というメッセージを残して起動しない。キミをダブルクリックしているというのにキミ自身がキミを見つけられないというのはどういうこと?キミは勝手に自分探しの旅に出かけてしまったのか?いささか不信感が芽生えてくる。
 でも、そういうことは何度もくぐってきた路、挫けずにインストールしたばかりのフォルダをあっさり捨てて再度インストール。終了後、再びGoLiveアイコンをダブルクリック。
 またまた「GoLiveがみつかりません」。なめとんのか〜。
 気分を害したのでGoLiveをゴミ箱に捨て、DreamWeaverをインストールする。こっちは問題なく動く。でもフローティング・パレットがたくさん浮いてて、画面が狭い。800X600のSVGAでは作業が窮屈である。機能は盛りだくさんでいいんだけど。メモリを40MBも使っている。大メモリ食らいだな〜。
 それにしても挙動不審のGoLiveが気になる。もいっぺんインストールして、付属のドキュメントをじっくり読んでみた。そうしたら、64MBのメモリが必要とある。う〜む、こいつかな。ということで仮想メモリをオンにして再起動してから、GoLiveアイコンを執念のダブルクリック。起動成功!パチパチ!なんだメモリが足りなかっただけぢゃん。自分探しの旅に出るんじゃなくて、始めからそういえよな。タコなヤツだな。
 もっともGoLiveのほうが若干軽快に動くようである。
 結論としてはDreamWeaverかな。

5月22日(火)
 午後、所用で新宿に出かける。雨模様の天候が不快である。
 腹ごしらえに思い出横町道路側(でいいのかなあ)の路麺「そば一茶」でかき揚げ天そば340円を食べた。この路麺店、椅子があるので立ち食いしなくてもいい。うれし。今日は「えび天」「あなご天!」(なものまである)を注文すると、揚げ置きではなく注文してから揚げてくれる。そばの作り方も丁寧である。そばは生そばを使用していてのどごしつるつるだし、つゆは煮詰まってなくて香りはいい。いい店である。いい気分でそばを啜っていると、店内奥にある従業員出入り口から男が顔を出した。なんだろ、と見ていたら、「ちょっと様子見」などとおちゃめな顔をしてのぞき込んだ男は「かめや」のユニフォームを着ていたのであった。なんだ、この店は路麺競合店「かめや」を出入り口がつながっていたのか。得心した。面白いね。店の総合評価か☆☆。そこらの街のそば屋よりうまいっすよ、ホント。
 木幡赳士さんにお会いして話をした。いろいろ難しいっす。
 帰り際に紀伊国屋を覗いたら、一階の今まで新刊書売場だっとところが文芸書コーナーに変わっていた。
 近所の文鳥堂で
 ○雑誌「MacPower」
 ○雑誌「月刊アスキー」
 ○「東京いい店おいしい店2001年度版」文春
を買って帰った。
 新聞を読んでいたら、2001年3月決算でアスキーが再び債務超過に陥り、取締役全員が辞任するという記事がのっていた。アスキーはやばいのね。で、笑ってしまうのが、辞任する役員は非常勤のものと西和彦を除いて再任され、経営再建を行うとある。なあんだ、体のいい西和彦外しじゃない。大川某が死んじゃったから、跡目争いのような状態になって、大川某しか使いこなせないし、ほっといたら何しでかすかわからない西和彦を追放したかったのだろう。つまんない話である。
 夕食は豚の生姜焼き、レタス・トマト・キュウリ。
 夜食に豚骨ラーメンを食べる。ついでなので、晩飯の残りの具をトッピングしてみた。う〜ん、冷やし中華にすればよかった(号泣)。わはは。

5月21日(月)
 腹の調子が悪かった。なんか悪いもの食ったかな〜。一時間置きに便所に行く。尻穴が痛い。
 猫のリリーも調子が悪く、夕食をげーげー吐いていたらしい。同じものは食べてないんだけど。伝染病か?
 夕食はロールキャベツon the クリームソース。配偶者がリンゴとキュウリを細切りにして酢の味をメインにしたサラダを作ったのだが、家族に不評であった。気分を害した配偶者は食後サラダをゴミ箱に捨てていた(おいおい)。休肝日。
 夜中には腹の調子は回復した。リリーも回復したようで、夜食に猫缶をむさぼりくらっておった。猫草もむさぼりくっておった。よかったのう、お互いと抱き合う亭主と飼い猫であった。
 で、夜食に晩飯で残ったロールキャベツとクリームソースを利用して、クリームソースそうめんロールキャベツ載せを作ってみた。ホワイトソースだけのつゆだと面白くないので、ソースを少し水で薄めてそばつゆを混ぜてみた。だってカレー南蛮だってカレーとそばつゆ混ぜるじゃない、あれと同じよ、オ・ナ・ジ!
 出来上がりは写真で見せたいくらい面妖な麺ができあがった。写真は撮らなかったけど。
 で、試食。おお、クリームソースの味がする。当たり前か。そばつゆの味がしない。でもつゆは茶色いのである。よく見るととんこつスープにも見える。面白い。そばつゆを足してみるかどうか迷う。逡巡の末、足さないことにする。そうめんは細いのでつゆによく絡んでクリームソースの味がきく〜。
 かすかにとんこつスープの味がした。錯覚だったのだろうか。
 お勧めせず(笑)。

5月20日(日)
 だらだらと過ごす毎日。散歩もせず。すっかり怠け虫状態。散歩もせず←くどい。
 昼食はルノートルのカレーパン、天むすと素そうめん。今年初そうめんかな。
 夕食はなんだったんだろ〜←痴呆状態。
 夜食にとんこつラーメン。

5月19日(土)
 夕方、池袋にでかける。
 午起きてから何も食べていなかったので、例によって最近趣味と化している路麺探索を行うべく、東口にでて路麺「伊那」で腹ごしらえ。路麺党おすすめの「きしめん」300円を食べる。つるつる麺がおいしい。よっしゃ。鰹節がたくさん載っていてこれもグッド。ぺろりと平らげてしまった。ちょっと食い足りない。もう一杯食べたい。二軒となりにはこれまた路麺党おすすめの店「大黒屋」があるので、そっちにも行ってそばを食ってみたい誘惑に駆られるが、これから宴会なので我慢する。
 天ぷらを揚げる装置があった。フライヤーとかいうんですかね。よくしらないんですけど。麺を食べながら装置のあたりを眺めていた。揚げおきのかき揚げ天が5,6枚置いてあった。ぼうっと眺めていたら、店員のあんちゃんがかき揚げ天をまとめたので、保存するのかなとおもったら、まとめたかき揚げをやおらゴミ箱にほうりこんでしまった。揚げて時間が経過した天ぷらはべちゃっとなっておいしくないことは知っている。が、捨ててしまうとは。勿体ない。オレの丼に入れてくれ〜と空しく心の中で叫んだ。しかし、路麺の店なのである。平気で時間が経った天ぷらを出す路麺店はざらなのである。感心したな〜。実に志が高い。で、総合評価は☆☆←感心した割には点が辛い、そういう性格なのワタシ。
 公園を通過していたら、ホームレスのおっちゃんが立派なコリー犬と抱き合って段ボールの上で眠っていた。野良なのか。池袋はすごいところだ。でも犬の餌はどうしてるんだろ。
 二日続けて、夜の外出で、配偶者の頭から角が生えては大変なので、土産を買うことにする。決して風俗に行ったり、デートしているわけではない。念のために書いておかなくちゃ(笑)。ということで、東武百貨店地下食品売場をうろつく。漬け物やハムなどを試食しながら(←結局食ってる)、しかし受けそうなものがないので、諦めて西武の地下食品売場に移動する。東武は空いていたのに、西武は混雑していた。そんなもんなんすかね〜。しかし混んでて試食もできん。
 店内をうろついていたら、「鉄プリン」なるものを見つける。鉄のように固いプリンなのか。それとも鉄分増強したプリンなのか。興味が湧いたので見てみたら「鉄人プリン」なのであった。料理の鉄人が作ったプリンね。なあんだ〜。老眼進行中。かなし。
 遊んでいたら、待ち合わせ時間が近づいてきたので、えらいこっちゃと、ルノートルのメロンパンと「天むす」を焦って買う。これ、お土産。しかし、天ぷらをおむすびの中にいれちゃう名古屋人ってたぶん変。名古屋の食文化はつねづね変わっていると思うのだけれど、名古屋人の意見を聞きたいものである。名古屋の喫茶店にはいってコーヒーを頼むと、必ずお菓子がついてくるんだよ。変でしょう。
 で、アリアさん上京オフ会第2弾に参加。場所は、パルコの中華「唐子家」である。
 例のごとくメンバーはワタシよりもいくつか若い子や一回りは若い子たちばかり(しかし男の方が多い)。例のごとくよく食う。例のごとくたれぱんだやアニメや漫画やSFのおたくな話題。こんな人たちね。愉しくお話しさせていただきました(実は観察していたのかも(笑))。また呼んでください。
 あ、そうだ「唐子家」の総合評価は☆半。フツーってことね。炒飯の米はもちょっとぱさぱさであってほしい。

5月18日(金)
 夕方、神保町へでかける。日頃お世話になっているアリアさんが上京されるということで簡素なオフ会である。
 某書店の前で待ち合わせということで、相も変わらず律儀なワタシは待ち合わせ時間前に到着して待っていると倉阪さんが現れる。倉阪さんは早速秘書のミーコちゃんを鞄から取り出した。40過ぎのおっさんたちがぬいぐるみを取り出して人待ちしている姿というのもなかなかのモノで、通りを歩いていた背広姿のおっさんたちの不審な視線を浴びてしまったが、まあいいか。
 という状態が暫く続いたところで、アリアさんと奇妙愛博士が現れてメンバー集合完了。場所が神保町ということはああいう展開になるのだろうと想像がついていたのだが、行き着いた先は「出雲そば」であった。やっぱり。
 着席したら、ミーコちゃんとたれパンダ達の挨拶となって、異様な空間が現出していた。隣のテーブルでそばを啜っていたおばさんが不審そうな眼をしてこちらを見ていたのに気がついたが、まあいいか。
 話はたんたんとしていて、盛り上がりに幾分欠けたような気がしたけれど、これもまあいいか。倉阪さんは寡黙な人というイメージがあるけれども、ツボをつくと猛然と話し始めることを僕は知っている。しかし、ツボの中身を僕は実はよく知らないのである。ははは。
 食べたものは、おぼろ豆腐、蒲鉾、玉子焼き、しめにそば。いづもそばは久しぶりであったが、料理の味はよかった。総合評価は☆☆半。そばの名店だけのことはある。
 マニュアルの話題が出た。一般の人たちは取扱説明書を読むのが嫌いなようだ。ところで僕は取扱説明書を読むのが大好きである。買ったモノを使うよろこびはもちろんあるのだけれど、モノを買ったらまず取扱説明書を読む。取説を読むとこれまたいろいろと想像が膨らむのである。そういうわけで、我が家では取説は捨てさせない。トラブルが発生した場合、まず頼りになるのは取説なのである。取説には全部は書いていないけれども、必要な情報とヒントが必ず書いてあるはずなのである。もっとも書いてない取説もそれなりに面白いのであるが。
 「たれぱんだ」の取扱説明書の話になった。トラブル・シューティングのページでは
 奇妙愛博士「「たれぱんだが動かない」という項目を作ります。解答欄に「たれぱんだは動きません。仕様です。」としますね。」
 僕「ふむふむ。じゃ「たれぱんだが勝手に動く。」という項目も作りましょう。さて解答はどうしましょうか。」
 奇妙愛博士「(話の内容を忘れてしまった。筆者注)」
 
 奈津子「ねえ、ねえ、聞いてくれる。この間、たれぱんだのぬいぐるみをかったのだけど、夜中勝手に動くのよ。それとしゃべるのよね。どうして。」
 シマコ「えー、ぬいぐるみが勝手に動いたり、しゃべるわけないじゃない。疲れているんじゃない。」
 奈津子「あたしも最初そう思ったけど、確かにそうなの。」
 シマコは奈津子の家に泊まりに行き、真否を確かめた。確かにたれぱんだは勝手に部屋を走り回り、独り言を言っていた。
 シマコ「わー、ホントだ〜。たれぱんだって動いてしゃべるんだ〜。」
 シマコ「ところで説明書見せて。なんて書いてあるんだろ〜。」
 シマコ「説明書に「たれぱんだが勝手に動く場合は」ってのってるよ〜。えーっと、「たれぱんだが勝手に動いたりしゃべったりするときは、製造元に送り返してください。当方で検査します。」って。あと、「当方の検査で異常なしと認められた場合は、お客様がカウンセラーと相談なさることをお勧めします。」だって。」
 奈津子「あたしたち二人が客観的に事実を見てるんだから、カウンセラーはいらないよね。送り返すわ。」
 送り返されたたれぱんだは異常なしと認められたが、念のため代替品が奈津子の許に届けられ、こっちのたれぱんだは動かなかったし、しゃべらなかったので、奈津子は満足して、部屋に飾っている。
 異常なしとされたたれぱんだはなぜか、マニュアルを書いた奇妙愛博士のところに届けられ、余計なことを書いた奇妙愛博士はマニュアルの修正を余儀なくされた。
 ところで奇妙愛博士のところでたれぱんだはよくしゃべって、動いた。
 奇妙愛博士「どうして異常なしになったんだろ〜。おまえ動くし話せるんだよな〜。」
 たれぱんだ(苦笑しながら)「そうなんでし〜。当たり前でし〜。」
 奇妙愛博士「だから説明書に書いておいたんだけど。事実を事実と容認できない人間のなんと多いことか。嘆かわしいことである。」
 考えてみると、奇妙愛博士の部屋にはたれぱんだが何十匹も飼われていたのであった。たれぱんだたちは互いに好き勝手に話し合っていて、かまびすしいことこのうえない。
 ミーコ姫(婉然と微笑んで)「ぬいぐるみは自由に動けるし、お話だってできるんだよ〜。人間が気付かないだけなんだよ〜。」

5月17日(木)
 市谷に大きい本屋がでけたというので、散歩がてら見に行った。本屋は横浜銀行跡にあった。銀行潰れてブックオフというのは、この間僕が作った標語であるが、銀行潰れて新刊本屋とは珍しい。考えてみると市谷には大きい本屋がなかったんだな。小さな本屋ならば2軒あるんだけど。
 店内に入ってみると、かなり広い。銀行って贅沢な商売をしていたのだと改めて感心する。銀行って結局金を商品として扱っているわけで、メーカーと違って新しい価値を創造して製品化するわけでもないのだから、商売としては安易なはずなのだが、金を扱っていて金に敗れるとは、こいつらアホだったのだと思ったりする→最近、銀行には厳しいのである。低い金利の恨み骨髄なのである。
 ところで、新刊書店の方は本が割合多いので気に入る。空いている点もよい。パソコン本を立ち読みさせてもらおうっと。本屋の上は「office depot 」で、文房具品がたくさんあるというところもうれしい。
 ついでにあたりを歩いてみる。市谷は少しずつ変化している。駅ビルにスターバックスが入ったりしている。そこは蕎麦屋だの中華料理屋だのがあったのだが。儲からなかったのか。潰れたディスカウントショップはソニー・ミュージックのオフィスになっていた。
 麹町方面に歩いていって、日本テレビ近所の蕎麦屋「角屋」で「カレー南蛮(そば)」750円を食べる。表から見ると小さな店に見えるが、中にはいると意外と広かった。この店の名物はカレー南蛮なのだそうだ。たしかに回りを見渡すとそこここでカレー南蛮を食べている客が散見された。で、味の方だが、ちょっと辛めでどろりとしたつゆがそばによく絡んで結構美味しい。量は多めでこれも○。総合評価は☆☆(満点は☆☆☆)とする。
 夕食は焼き魚、タコのげそ唐揚げ(←食べず)、大根の煮物、吸物など。休肝日。
 夜、泡坂妻夫「大江戸奇術考」をぱらぱらと読む。果心居士の幻術が記述されていてうれしい。僕は果心居士が好きなのである。

5月16日(水)
 夕食は家族で出かけて飯田橋「ぼてぢゆう」でお好み焼き。僕は「広島風お好み焼き」、家族は「モダン焼き」「焼きそば」などを食べた。広島風は関西人としては違和感があった。野菜がたっぷりと入っているのはよいのだが、野菜は水っぽいし小麦粉の食感が乏しくなる。僕は小麦粉の多いお好み焼きが好きなのである。総合評価は☆半(満点は☆☆☆)とする。並である。
 夜食にそばを食べる。

5月15日(火)
 ゲームボーイについて。インターネットで調べてみた。そうしたら、PC上で動くCコンパイラ・アセンブラ・マップエディタ・エミュレータなどを発見する。しかも無料ソフトである。とりあえずダウンロードしてみた。Cコンパイラのドキュメントを見てみたら(PDFファイルになっていたのだ)、さすがに8ビットのCは辛いと英語で書いてあった。そうであろう。intが8ビットだもの。
 夕食はサーモンのカルパッチョなど。

5月14日(月)
 メールをもらった。
 12日に書いたゲームボーイについて、CPUはZ80準拠だと教えてもらった。そうだったのか。8ビットCPUであることは間違いなかったが、それは随分古めかしいCPUである。メモリは64KBバンク切り替えだそうだ。
 午、国会中継を放送していたので、見てみた。視聴率が上がっているらしい。そうだろうね。
 夕食はカツ丼、親子丼。休肝日。
 夜食は「うまかっちゃん」、とんこつラーメン。

5月13日(日)
 前日の日記に書いてあるように、朝7時過ぎまで小説を読んでしまったあと寝たので、目が覚めたら午2時を過ぎていた。僕は睡眠時間を削ってまで、生活を規則正しくしようという心持ちを以前になくしてしまったので、起きたいときに起きていて眠りたいときに眠ることにしている。会社勤めをしているときも勤務時間中を除いてそうしてきた。だから睡眠時間が短いときは会社に行って仕事をして、帰宅してからすぐ寝て、夜中起きだしてごそごそするというような生活をしてきた。この生活も慣れればそんなにきつくない。もっとも睡眠不足で会社に行くのは辛いけれども。
 で、起きてからだが、読んだ小説の余韻に浸っていた。僕は小説読後の余韻に浸る時間が好きである。小説を読む醍醐味とは読後の余韻であると断言してもよいと思っている。「細雪」の余韻は心地よい。物語がある意味で完結していないので、終わった後どうなるだろうかとか、いろいろ想像してしまう。作中人物のイメージが頭の中にできてしまうものだから、イメージを勝手に膨らませてしまうのである。商業主義中心の出版だったら、続編を書かせるのだろうけれども、「細雪」の続編は、ないだろうね。4姉妹は太平洋戦争の荒波をくぐり抜け、どういう戦後を送ったのだろうか。いや、そういう想像はつまらないか。
 夕食は、トンカツ。夜食にもりそばを作って食べる

5月12日(土)
 娘につきあわされて新宿まで買い物に出かける(それにしても新宿ばかりだな〜。次はたまには銀座にでも行ってみるか)。ユリカがゲームを買いたいというので、さくらやゲーム館へ。彼女はゲームボーイ用の妙なゲームを購入。わたしは店内を回遊して、PS用「ウィザードリー」を購入。シナリオが3本入っていて、定価2800円のところをさらに値引きしてくれて、そのうえポイントがつく。ええ時代になったもんやなあ。
 PSの純正コントローラーがでかくて気に入っていないので、ホリの小さいコントローラも併せて買う。
 怪しげな周辺機器が置いてあるのを見つける。PSやDCのメモリカセットをPCにつないで、裏技を行ったりできるという。当然できるはずなのだけれど、堂々と売っているのね、今日日は。パンフレットがあったのでもらってくる。家に帰ってパンフレットを見てみたら、ゲームボーイ用ソフトの開発をPC上で行えるというソフト・ハードがあった。定価14800円、安い。アセンブラ・Cで開発できるらしい。面白いね。ゲームボーイは8ビットCPUだと思うけれど(16ビットかもしれない)、6502系統のCPUだったらアセンブラでも学習しやすいから、学生の勉強にはいいかもね。できあがる結果がゲームとなるから評価は簡単だし。
 それはさておき、娘の買い物を済ませて、「航海屋」でラーメン500円を食べる。
 夕食は、肉団子、いくら、トマト、明太子など。
 「細雪」読了。読み終わったら、朝になってしまった。文豪の文章芸を堪能する。昔日の関西もいいものであると感じさせてくれる。もっともわたしは下層な下々のものなので豪商の生活など関係ないのであるが。

5月11日(金)
 昼食は汁ビーフン。
 夕食は、カルビと野菜の鉄板焼き、タマネギと卵の味噌汁。配偶者が夜出かけたので、僕が作る。
 配偶者が「ジョニ黒」を当ててきた。よし。
 引き続き「細雪」を読む。愉しく読んでいる。

5月10日(木)
 夕食はかれいの煮付け、山芋、もやしの味噌汁など。休肝日。
 谷崎潤一郎「細雪」中公文庫を読み始める。面白い。

5月9日(水)
 午後、神楽坂を散歩。「えぞ松」で「味噌ラーメン」580円。ここは昔といっても、僕が知っているのは1986年頃からであるのだが、B級グルメブームにのってホイコーロ定食が名物になったようなのだが、僕が食べるのはいつも味噌ラーメンである。美味いのか不味いのかちょっと判断が昔からつきかけているのだが、数年に一度無性に食べたくなるところを見ると、たぶん独特の魅力があるのではないかと思われる。ただ他人に勧めるつもりは全くない。そういう観点からすると僕にとっては妙な食い物である。味噌ラーメン食べたのも数年ぶりかな。店の前はよく通るんだけどね。中国人が作る今日の味噌ラーメンは記憶している味より少し濃いめで満足する。ところで、ラーメンの原材料は外国からの輸入、作るのも外国人、今は有り難いことに食べるのは日本人であるが、そのうち周りで食べている人間も外国人ばかりになったら不気味だなとくだらないことを考える。
 大島弓子の猫漫画を買う。「グーグーなんとか」。配偶者が読みたいと申していたのである。ウィスキーを買って帰る。
 夕食は棒棒鶏(←食べず)、蟹とキュウリのサラダを肴にウィスキーを飲む。

5月8日(火)
 昼食は天もり。自分で作る。
 夕食は残り物スペシャル、餃子など。
 テレビで「陰陽師」を見る。だめだなこりゃ。
 夜中、NHKスペシャル「宇宙」を見る。これは面白い。受信料払っていて元を取ったような気がする。
 町田康「夫婦茶碗」新潮文庫を買ってきて読む。なるほど〜、売れる文章ってこうなのね。俄勉強したといわんばかりの漢語の押しつけがましさが鼻につくけれども、そこらの小説よりは読める。落語と漫才の混淆であるといってしまえば身も蓋もないか。

5月7日(月)
 夕食は天ぷら。
 夜中、NHKスペシャルで米の特集を見る。米の問題も困ったものですねと暗くなる。困ったものです、NHKスペシャル。すぐ暗くなる。でもそこがいいんだよなあ。
 さらに教育テレビで日本経済再生の番組を見る。日本のエコノミストの頭の悪さというか、いやらしさに辟易しながら見る。
 夜食に天ぷらそばを食べる。
 「ペニス」読了。久々にいい小説読みました。ちょっと尻が痛かったけど。ホラーでもミステリーでもなく、これぞ幻想小説と言いたいね。フランス産でなくて日本産でこんなの読めるとは。シュルレアリスムの系統をひいていると思うね。

5月6日(日)
 昼、叶姉妹が出演したイタリア旅行番組を見る。叶姉妹についてはよく知らないが、ゴージャスという割にはツッコミどころ満載の番組の出来に笑ったり。体裁を作るだけの金持ちづらってかえって醜い。
 夕食は怪しげな豚のスープ。キャベツや人参、豚バラ肉に残っていたラーメンスープを入れて作ったらしい。いかにも怪しげな代物である。
 夜中、豚スープを利用してラーメンにして食べてみた。なぜかチャンポンの味がした。

5月5日(土)
 チョコレートを買いたいと娘が言うので御徒町へでかける。大江戸線が開通したおかげで、上野・御徒町方面へのアクセスが簡単になってありがたい。娘が出かけるということで、うちに逗留している幼稚園の甥っ子がついていくという。ということで配偶者もついてくることになる。そうすると甥っ子の母親である義妹もついてくることになる。なんじゃ〜。
 到着してみると御徒町・アメ横は大混雑している。来るんじゃなかった。とはいえ、仕方ないのでチョコレート屋を探して、娘の希望は達せられる。ついでにチョコレート屋隣の鞄屋で、デイパックを買ってみた。1000円。ここで皆と別れて、別行動を開始。
 昼飯時もあって、回転寿司屋では行列ができていたが、地図を頼りに路麺「川中島」に辿り着く。かなり混雑していた。ここは路麺とはいえ、立ち食いではなくて椅子式なので、椅子席が空くのを待っている客がいる。テーブル席はないけど、ラーメン屋であっても不思議ではない店構えである。「ぶっかけおろしうどん」(冷やし)を注文。450円。
 茹でたうどんの上に大根おろし・しょうが・ねぎ・わさびが載っているところは「さぬきのうどんや」と同じであるが、ここではさらにかつおぶし・刻んだ海苔がのっかっている。蕎麦屋でよく見かけるそばつゆを入れるような容器に冷やしたつゆが入れられて出され、このつゆをうどんにかけて食べるようだ(食べ方の説明はなかったからわからんかった)。で、食べてみた。
 うーむ。僕にはぶっかけうどんの味はわからないようだ。昆布だしとか鰹だしがよく効いた温かいつゆのうどんの方が美味しいと思う。結局大阪人なのか。ぶっかけうどんって四国の食べ物なんだよね。
 食べ終わったところで、不完全燃焼状態。温かいうどんを追加注文してもう一杯食べようかとも考えたのだけれど、待っている客もいたのでやめる。
 あたりをうろうろしてみたら、トンカツで有名な「蓬莱屋」を見つけたりしたが、結局、中華「珍満」に入る。この店も断続的に行列ができていた。ビール大とタンメンを注文。食えるだろうか。ビールをちびちび飲んでいたのだが、なかなかタンメンができてこない。腹が減っていたらイライラするところだが、中途半端に腹が膨れているので気長に待っていたら、30分くらいして出てきた。駄目な店なのかも。もっとも僕より後から来た客の料理の方が先にできていたので単に中国人の店員がオーダーを忘れただけなのかもしれない。しかしビールで実は腹がもはや膨れていたのであった。
 で、タンメン。実に平凡なタンメンであった。美味くもまずくもない。仕方ないので胡椒を多めに振りかけて食べ始め、途中で酢を注いで食べる。不味いラーメンに当たったときは酢をかけて「酢ラーメン」にするとなんとか食える。豆板醤があったらこっちを入れる。今日は腹が膨れてしまった後のタンメンであるからして、不味いというのは失礼だけれど、刺激が小さいのであれやこれや入れるのである。苦心惨憺して、しかし麺と具は勿論、スープもほとんど平らげる。すごいじゃん、オレ。でも食い過ぎて腹がきつい。まだ修行が足らんな。ラーメンの2杯や3倍楽に平らげないとね。
 相当満腹して帰宅。
 夕食はえんがわの刺身、ホルモンとニラの塩味炒めなど。当然の如く箸は進まず。

5月4日(金)
 のんびりと「ペニス」を読む。ようやく半分に達する。ルイス・ブニュエルの映画、たとえば「自由の幻想」のような小説だな。迸る幻想、現実か非現実か、充満するエロティシズム。もっともこの小説はブニュエルほど乾いていないし、反宗教的でもない。
 小説に出てくるチャイコフスキー「交響曲第5番」を聞いてみる。久しぶりである。しかし複数ある主題の入れ替わりが激しくて、やっぱりビョーキの人の音楽だなと思う。
 夕食は焼いた鯖など。

5月3日(木)
 ひたすら眠る。
 夕食は餃子。少し食べる。休肝日。
 「ペニス」を読み始める。

5月2日(水)
 iBook2が発表された。筐体のデザインが大幅に変わってしまった。僕は旧型を出たばかりのときに買ったんだけど、結局一年半しか流通しなかったデザインになっちまったわけだ。僕は旧型のデザインいいと思うんだけどな〜。新型は軽くなった点はいいけど凡庸すぎる。大事なポイントはOS Xがサクサクと軽快に動くかどうかだな。たぶんしんどいと推測しているが。
 夕方、赤坂へ。
 まず、路麺リサーチ。だって朝から何も食べてなくてお腹ぺこぺこだったんだもん。で「蓼科」で「きつねうどん」390円を食べる。ひさびさに関東風黒いつゆの恐怖を味わう。でもまあまあ美味しかった。
 待ち合わせて、「ですぺら」へ。「地下室オフ会」なのである。カウンター席の方は埋まっていたので、テーブル席に座ったのだが、どんどん混んできて、満員状態になる。会の詳細は秘密。
 結局、朝5時過ぎまでいて、マスター夫妻にまたまた牛込まで送って貰う。

5月1日(火)
 見知らぬ来客たちに家の中を逃げ回る猫のリリー。人見知りするようになったのである。
 夕食は貰い物の焼き魚、茸の吸い物、卵かけ御飯。
 夜中、NHKスペシャル(ダイエーの再建)を見る。個人的にはダイエー再建はもう無理なんじゃないかと思う。