壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

12月31日(月)
 昼過ぎ、遅くに起床。
 夕食はたぬき。大晦日だからね。
 宵寝して目覚めた後、風呂に入っている最中に新年を迎える。恒例の「朝まで生テレビ」を見て、7時頃就寝。夜食にラーメン。大晦日だけどなぜか休肝日。

12月30日(日)
 日記を付けるのを忘れた。そういえばうちの娘は「ハリー・ポッター」を読んでいて全巻買っているようである。おもしろいのかなあ。

12月29日(土)
 昼過ぎに起床。目覚めたところで配偶者に言われる。
「部屋を片付けなさい。大掃除しなさい。燃えるゴミを出すのは明日が今年で最後だから。」
僕「いやだっ!掃除は嫌いだ!」掃除と整理整頓は昔から嫌いなのである。
 しかし配偶者には逆らえないので、結局部屋を片付けて、掃除機をかける。
 夜、テレビで「USO」スペシャルを見たのだが、その中で取り上げられていた心霊写真がなかなか秀逸であった。ソウルで撮影された観光写真に女の顔の如きものが写っているのだが、なかなか真に迫って見える。テレビ局で撮影中に女の顔がウィンクしたという挿話付きである。なかなかおちゃめな心霊である。しかし記念写真の当事者達が、そろいも揃って写真を見たとたんに入院するという話には笑ってしまった。心霊は写真に棲んでいるのか。それは「写真を撮られると、魂も吸い取られてしまう」を考えた幕末の人たちと変わらないように思うのだが。ホントに心霊に取り憑かれていたら、写真をみるとかどうとかは関係ないと思うぞ。まあ、かくのごとく、迷信は形作られ継承されていくのである。
 もひとつ、例のノストラダムス予言、恐怖の大王の詩は米国同時多発テロのことをさしているのだという新解釈も放送していた。しかし、あまりに強引な解釈であった。こういうのを「なんでもあり」という。

12月28日(金)
 Interface Builderで遊び始める。
 ついでにアップルから配られている「OPENSTEP」を印刷して読み始める(印刷はWindowsからしたけど、マックは非ポストスクリプトプリンタでネットワーク印刷するのにはオプションの設備が必要だから)。

 夕食 しめさば、大根と練り物の煮たものなど。休肝日

12月27日(木)
 息子が年賀状を印刷したいと言うのでインクジェット・プリンタを貸す。
僕「ドライバはキャノンのサイトに行ってだうんろーどするよーに。」
息子「わかった。」
様子を見ていたら、パラレル接続とUSB接続の違いも分からず、難渋しているのでパラレルケーブルを渡す。
 ドライバはインストールされ、ケーブルも繋がったので、どうかなと様子を窺っていたら、印刷できないようである。見にいったら、インターネット・エクスプローラで印刷しようとしていた。それじゃハガキ印刷は奇麗にできんわね。
 仕方ないので「クラリスワークス」と「PhotoDelux」をインストールしてやって問題解決。しかし最近は学校でもパソコンを習うそうであるが、ちゃんと教えているのかね。インターネットに繋いでブラウジングして終わりらしいが、それはパソコンを教えているのでもコンピュータを教えているのでもないと思うぞ。
 コンピュータとは、CPU中央演算処理装置があって、これにメモリが繋がっているものをさす。これが基本、そして。めんどくさいので以下略。
 Smalltalk関連の本をさらに本棚から引っ張りだしてくる。
 テレビであんびりーばぼー。陰陽師があやしげというよりはあまりにありきたりな民間祈祷師だったので笑ってしまう。放送している内容は江戸時代の記録とほとんど変わらない。日本人の心性は変化しとらんなあ。途中であまりにあほらしくなって寝る。

 夕食 コロッケ、まぐろの唐揚げなど。

12月26日(水) "The best way to predict the future is to invent it."  Alan Kay
 Squeakをインストールしてみる。Squeakについては書きたいことがあるのだけれど、書き始めると長くなりそうなので省略。一言だけ。アラン・ケイが復活して続けられていた、Smalltalk-80をベースにしたプロジェクトである。これだけでも、わかるひとにはわかるに違いない。Mac版だけじゃなくてWindows,Linuxバージョンもあるよ。
 ところでObject Oriented programmingの本があったなと思い出して、本棚を探ると「Smalltalk」鈴木則久があったので読み返してみる。

The Full Alan Kay Quote
"Don't worry about what anybody else is going to do The best way to predict the future is to invent it. Really smart people with reasonable funding can do just about anything that doesn't violate too many of Newton's Laws!"

Alan Kay in 1971,
inventor of Smalltalk which was the inspiration and technical basis for the MacIntosh and subsequent windowing based systems (NextStep, Microsoft Windows 3.1/95/98/NT, X-Windows, Motif, etc...).

12月25日(火)
●MacOS X
 GNU-Darwinをネットでダウンロードしてみた。CDでも売っているらしいが、容量が 650MBもある。なぜかアップルのサーバが遅く平均転送レートが100KB出なくて、落とすのに3時間ぐらいかかってしまった。
 やっとダウンロードが完了して、ReadMeを読んでみたら、これはMacOS XでAqua環境を取り除いた部分(簡単にいうとDarwin )に直接X11R6やGNUソフトを動かすという代物だった。OS Xと共存させると危険である。
 さて、ハードディスクを初期化してパーティションを増やせば遊べるのであるが、またバックアップをとってrestore(←「ことえり」はカタカナ変換ができんかったので英語)するのはあまりにも面倒すぎる。いやである。しばらく様子見しよ。
 などといいながら、ここのところいじりすぎて危なそうな状態になっているOS Xのパーティションを初期化して再インストールしたりする。
●Windows98@debianNote
 なぜか突然レジューム機能が効かなくなった。レジューム・ボタンを押すと一旦はレジュームするように見えるのだが、ハードディスクが動きだして勝手に自分からレジューム解除してしまう。BIOSをリセットしても直らない。挙動不審である。自分で交換した ハードディスクが悪いのかなあ。しばらく放置することにする。

 昼食 食べず
 夕食 ネギトロ丼
 夜食 月見うどん

12月24日(月)
 夕方、家族で外出。クリスマスイブであるからして。
 配偶者が新聞で見つけてきたバイキング料理である。タクシーで会場である霞ヶ関ビルの東京会館へ。
 霞ヶ関一帯は人がまばらでこのビルの玄関にも人陰は少ない。しかしここのフロアだけは人が大勢いる。しかし家族連ればっかりである。たしかにカップルでイブの日に食べ放題というのは少しく情緒がないかもしれない。
 サラダ、前菜からようわからん凝った西洋料理などいろいろあった。少しずつ食べてみる。たくさんは食べられないからね。
 ソーセージ、パテの類いと稲庭うどんがうまかった。稲庭うどんは娘も2杯くっておった。ローストビーフはあったけど、味はふつう。そういえばうまいと思うローストビーフって食ったことないなあ。
 息子は相変わらずメロンをむさぼり食うメロン男と化していた。
 コックが出ばっていて、ローストビーフを切ってくれたり、オムレツを作っていたりしていたのであるが、ペペロンチーノ・スパゲッティを作っていたコックのおじさんが可哀想だった。麺を茹でる鍋と炒める鍋の両方を面倒見ているのであるが、如何せん調理している場所が客が流れる列の最後尾近くにあって、大抵の客は途中で皿が満杯になって自分の席に戻ってしまう。だからおじさんのペペロンチーノはあまり売れない。でも仕事はしなければならない。麺を茹でなければならないし、炒めないといけない。大汗をかいて仕事しているのだが報われない。気になって仕方なかった。で、ペペロンチーノを一皿とって食べたのだが、残念ながら凡庸な味であった。報われないのう。

12月23日(日)
●Linux@debianNote
 1時過ぎに起床。
 BasiliskIIはLinux版もある。インストールしてみる。
 ./configureでエラーが出てうまくインストールできない。調べてみたら、ライブラリをインストールしてなかった。gccだけでコンパイルできると思っていたらC++も入れてあげないといけないのであった。
 なんとか実行モジュールを作成して動作確認。
 ちゃんと動く。これもまた面白し。

 配偶者がダウンして、急遽、晩飯を娘とともに作ることとなる。メニューはカレーである。
 てきとーにおおざっぱに料理したのだけれどまあまあの出来。でも少々味が薄かったかな。
 ということで夕食はカレーライス。しかし我ながら器用であるな。

12月22日(土)
●Windows@debianNote
 Window上でマックが動くというエミュレータがある。BasiliskIIという68K Macエミュレータである。試しにdebianNoteのWindow側にインストールしてみた。
 68K MacであるPioneer LX-100のROMを付属のソフトで吸い上げてから、ハードディスクのイメージファイルを作る。イメージファイルに漢字Talk7.5をインストールし、Windows98のディスクにネットワークコピーする。詳細はこの辺りをみてね。
 そうすると、あら不思議、Windowsの上でMacintoshが1タスクとして動くのである。たいして速くは動作しないけれどもちゃんと動いている。

 夜、ですぺらから電話がかかってくる。マック相談室である。それで何とはなしにですぺらに出かけてしまった。九時半過ぎてたけど。

 夕食はアジの塩焼き、あんかけ卵、野菜の白和え。

12月21日(金)
●Linux@debianNote
 KDEはまともに動かないし、ベクターフォントは効かなくなるしで、えいやっとばかりにDebianのバージョンをwoodyからsidに上げてみた。unstableでさらに危険になるんだけど。
 /etc/apt/sources.list中のwoodyの部分をsidに変更して、
 #apt-get update
 #apt-get dist-upgrade

 結果はKDEはきちんと動くようになった。ちゃんと動けば、相当良くできているデスクトップ環境である。いくぶんWindowsくさいが。ベクターフォントは解決せず。しばらく放置。

昼食はチャーハン。ちょっと米を焦がしてしまった。失敗。
夕食はスキヤキ。

12月20日(木)
●Linux@debianNote
 TeXで遊ぼうと思ってXdviを起動してdviファイルを開こうとしたらエラーが出る。おかしい。調べてみたらベクターフォントの仕様が変更されて動かなくなっていたらしい。ネットで情報を探すが結構苦労する。解決方法を見つけて実行するもなおらず。よく調べてみねばなるまい。

昼食 食べず。
夕食 鮭の刺身、白菜とウィンナーのスープ。米を食べる。完全なる休肝日。

12月19日(水)
 密命を帯びて新宿に出かける。ミッションは無事遂行。
 さくらやで
・「改訂版LATEX2e 美文書作成入門」奥村晴彦・技術評論社・\2,980
購入。
 書籍コーナーが縮小して地下二階に追いやられていた。一世を風靡した「LaOXコンピュータ館」型パソコンショップはなくなりつつある。
 それにしてもMac OS X関連の本は内容がない。マニュアル代わりの代物ばかりである。もっともOS Xに付属しているマニュアルはまるで絵本のような駄目なものであれだけ読んでわかるわけないから仕方ないか。OS Xはネットワーク関連以外は直観でわかるようにできているんだけど。OS Xの深部にちょっと足を突っ込んでいるのは掌田なにがしの本で後ろの方の4分の1だけだね。
 帰りに路麺「そば一茶」でかき揚げ天そば\340を食べる。かき揚げがでかくておいしい。コストパフォーマンス抜群である。
●Linux@debianNote
 夜、debianNoteに最近非常に人気があるというUNIXデスクトップ環境KDEを入れてみた。確かになかなか洗練されている。しかし日本語指定したのに文字が化け化けで????になってしまう。なんとかshellがありませんと文句を垂れて、討ち死にする。使えないヤツである。諦めてほったらかすことにする。

夕食 牛カルビの炒め物。

12月18日(火)
 またちょっと鬱屈してきた。目覚めたら午後3時前だった。
昼食 食べず。
夕食 鳥の水炊き
 夜食にチキンラーメンを使って「オムチキン」なるものを作ってみた。
・チキンラーメンを200ccのお湯で戻す
・晩飯の残りの野菜と戻したチキンラーメンをソースとともにいためる
・溶いた卵をフライパンで焼く
・炒めた野菜とチキンラーメンの上に焼いた卵をのせ、マヨネーズをかける
実にチープな味わいでした。でも結構好きかな。

12月17日(月)
●Linux@debianNote
 引き続きDebianNoteの再セットアップを行う。Linuxのインストール。
 Windows領域に若干余裕ができたのでサンマイクロが無料で配っているオフィスソフトStarOffice 6.0βをダウンロードしてインストールしてみた。150MBもあるけどADSLだから10分程度で落とせる。
 さて起動してみた。遅い。重いソフトである。日本語対応のはずなんだけど、ははは、ファイルを開くダイアログで漢字が文字化けしている。マイクロソフト対抗といわれているけれどそれほどのモンじゃないかもね。でき悪し。でもただだから当分使ってみることにする。正式版もただなのかなあ。

 夜中、NHK教育テレビで「歌うハングル酒場」という番組を見る。韓国にもいい歌がある。石森章太郎似のハングル語の講師のおやじっぷりが印象に残ったり。

12月16日(日)
●debianNote
 午後、神楽坂の100円ショップに行ってドライバセットを買った。
 帰宅後、そのドライバセットを使ってdebianNoteの分解を行う。目的はカンタン、iBookのディスク交換で余った3GBのハードディスクをこいつに入れ替えるのである。動くかどうかは不明、たぶん動くと思うんだけど、わからない。
 やわいフィルムケーブルなどが多くて、苦心惨憺してなんとか交換・装着。
 BIOSは新しいハードディスクを自動認識してくれた。よし。
 Windows95からセットアップを開始する。慣れたようで(笑)無事完了。

 夜中、NHK-BS2で映画「愛人ジュリエット」を見る。監督はマルセル・カルネで、主演はジェラール・フィリップである。往年の名画としてはいいと思うのだが、話は馬鹿である。恋人とのデート費用がなかったので店の金を盗んだ店員が、捕まって留置場で夢を見る。
夢の内容が延々と続く。などという内容である。

昼食 肉まん←娘と配偶者手作り
夕食 肉まんとお粥

12月15日(土)
●MacOS X
 OS Xのネットワーク機能を使って、Windows/Linux共有プリントサーバを認識させようと試みる。なあにOS XはUNIXなのだからできるでしょ。
 海上本で知ったのだが、OS XはUNIXのくせにUNIXで事実上の標準である/etc/printcapを使用していない。独自のNetInfo Managerを使わなくてはいけない。これが意外とめんどくさい。
 NetInfo Managerを起動して、printersの項目に
○プリンタ名称→lp
○rm→IPアドレス
○rp→lp(プリントサーバの名称)
○sd→/var/spool/lpr
を登録した。早速印刷を試みた。プリントサーバは印刷命令を認識したが、印刷結果は失敗であった。OS Xはファイルをポストスクリプト変換していることはわかっていたので、失敗するのは当然である。これは予想された事態。ポストスクリプトファイルを変換してくれる、XDarwin用のgsとmagicfilterがでてきたら完全に印刷できるんだけどなあ。
10.0用のはでてるから、そのうちでてくるでしょ。

 夜、配偶者が映画「続猿の惑星」を見ていたので、途中から一緒に見る。デジタルリマスターされた映像が妙に奇麗である。しかし話は相変わらず馬鹿である。もっとも昔テレビで見たんだけど。新人類である地底人のかぶりものがいい。かぶりもの映画としては最高である。
昼食 食べず
夕食 そぼろ肉など

12月14日(金)
●MacOS X
 MacOS XにDeveloper CDをインストールする。といってもソフトを作るわけではないけど。一応見るだけ。Interface Builderが入っていた。このソフト、昔NEXTで好評だったのである。やっぱり生き残っていたのか。
 OS Xサイドのディスク容量がもう2GB近くになってしまった。メモリも喰うがディスクも喰うなあ。
昼食 食べず
夕食 義父がうちの家族に回転寿司を奢ってくれた。感謝。僕は9皿に渡り蟹の味噌汁とビール、息子は11皿に渡り蟹の味噌汁、娘も10皿くらい食べていた。親が子に抜かれている。

12月13日(木)
 XDarwin用のウィンドウ・マネージャとしてWindowMakerをインストールするも動かず。日本語設定に原因があるということはわかるのだが、楽な解決方法がわからない。ソースにパッチを当てて、コンパイルするのはめんどくさいし時間がかかるのでいやなのである。

●OS Xのチップス
 システム環境設定用のフリーウェアTinkerToolをダウンロードして使ってみた。デスクトップやドック、フォントの設定ができる。
秀逸なのはフォントスムージングするフォントのサイズが自由に決められることである。システム付属のユーティリティだと8〜12ポイントまでしか設定できなくて不便であった。このツールを使ってフォントスムージングするサイズを24ポイント以上にした。
 テキストの画面描画速度が劇的に速くなった。IEの画面が速くて読みやすくなった。
フォントスムージング機能を停止させることもできるが、そうするとメニューバーの文字が汚くなる。
 メニューバーのフォントサイズを変更することはできない。なんでもメニューバーのフォント設定は公開されていないそうである。もっとも実際には、どこかの不可視ファイルにちょこっと設定を書いてあるだけだと推測しているのだが。

昼食 食べず。
夕食 鳥の水炊き。

12月12日(水)Mac OS X 10.1のインストール
 昨日の日記と混ざってます。
 30GBというIBMの流体軸受けハードディスクに交換したのだが、フォーマットしたら27.94GBであった。消失した2GBはどこにいったの←昔からK,M,Gの換算方法がいい加減なんだよね。
 コンピュータの世界では、1K =1024, 1M = 1024K, 1G = 1024Mが正確な換算なのだ。
 1K = 1000じゃないのだ、二進数の世界だからね。でも1K = 1000 で換算すると、
    27.94X1024x1024x1024 = 30,000,346,563byte  ほら30GB。
 ところでフォーマットの件だが、いままで3Gのせま〜いスペースしかなかったから、10倍の 30GBはでかすぎるのだ。
 一寸考えて、きれいに二分割することにした。
 OS Xはソフトが揃っていないから、急激にディスク容量が増えるとは思えない。でも遊んでたらじわじわと増えていくだろう。第一、安定性には疑問がある(笑←OS Xは安定・堅牢がウリなのである)。ディスクがクラッシュしたらデータが消失してしまう。
 OS 9はしばらくの間(ホントに暫くだろうか(疑問))使い続けるだろうし、データを多数抱えている。でも約15Gも使うか。たぶん使わないだろうなあ。
 とりあえずパーティションに分けておけば、片方のパーティションのファイルシステムが壊れてももう片方は生き残るだろう。
 両方のパーティションともHFS+ 形式でフォーマットすることにした。MacOS XはUNIX形のUFS形式でもフォーマットできるのだけれど、「MacOS X徹底活用ガイド」によると、この形式だといろいろ不具合が出るらしい。
 で、MacOS XインストールCD-ROMをドライブに突っ込んでインストールしようとした。
 ディスク・ユーティリティでフォーマットした後、パーティションに分割しようとしたらディスクの空きスペースを残している。それは無駄であろうといろいろいじっていたら、ディスク・ユーティリティが暴走した。あれれ。ここで暴走するのはちとまずいんではないかい。不安に思いながら、強制終了してリスタート。無事再起動して再びフォーマット、パーティション分割したところ、パーティションの名前を覚えない。こいつ〜。バグだな。出来が悪すぎる。オレがアップルの検査担当だったら、ダメを出すぞ。パーテションの名前を入れて、別の名前に移動したら名前を覚えた。明らかにバグである。素人だったらこれだけで一日悩むかもしれない。
 次はシステムのインストールである。一回練習して学習したので、今回はお奨めインストールじゃなくてカスタムインストールを行う。どうしてかというとお奨めインストールするとオランダ語やスペイン語やドイツ語やフランス語のファイルまで入れちゃうのだ。そんなの僕には不必要である。日本語と英語とイタリア語(←なぜか)だけ入れる。インストールは正常に終了し、再起動となった。システムは正常に起動し、デスクトップが現れた。しかしドックがいない。うむむ。外国語を削ったのでむくれたのか。不安なのでまたフォーマットして、外国語全部インストール。インストールは正常に終了し、再起動、システムは正常に起動し、やはりドックは現れない。がお〜。
 頭に来たので、またまたフォーマットして、日本語と英語とイタリア語だけ入れて、インストールは正常に終了し、再起動、システムは正常に起動し、それでもなおドックは現れない。諦めてそのまま再起動したら、ドックがやっとお出ましになった。理由はよくわからんがたぶんこれもバグだろう。ドックが起動するプロセスがどっかで強制停止させられていたのかな。
 やっとまともに動くようになったので、バックアップしておいたデータをOS9のパーティションにネットワークコピーした。といっても、これも難渋した。バックアップしたハードディスクが暴走してしばらく立ち往生。起動ディスクを切り替えたりして、やっとのろのろコピーを始めたが、そのままにしておいた。コピーするのに3時間以上かかってしまった。2Gほどのデータなんですけどね。コピーしたOS9が正常に起動するのを見届けて、就寝。これが昨日のこと。
 目覚めて、OS Xを起動する。カスタマイズに着手。
●ドックは右に寄せる←下にあると邪魔
●フォントスムージングは12ポイント以上に設定
●エディター、miをダウンロード
などなど。懸案事項
☆メニューバーがでかくてうざいので小さくしたい
☆スムージングフォントがうざいので20ポイント以下のフォントではスムージングしたくない
☆フォルダー内の字を少し小さくしたい
などなど。

 XDarwin一式50MBをダウンロードしてきて、インストールした。一回練習しているから、問題なくX起動に成功する。JTerminalなどもインストールした。
 合間に「MacOS X徹底活用ガイド UNIXスタイルの使いこなし術」を拾い読みする。UNIXの説明は初歩的なのでつまらんが、OS Xの方言が書いてある。こういう情報は貴重である。いい本である。しかし、この本についているCDのソフトはもはや古くなっていて、10.1では動かないのが悲しい。
 この本を読んで、Mac OS XがNEXT以外のなにものでもない、ということがわかった。そしてこの事実は、マックユーザにとって必ずしも喜ばしいことではないということもわかってしまった←本にはそんなこと書いてないよ。その話はいずれまた。

●OS Xメモ
 新しいハードディスクを二つのパーテションに分けて、OS 9とOS Xをインストールしたのだが、OS Xをシャットダウンするときに「きゅうっ」という音がして終了する。スピーカのせいかと思って消音しても変な音はする。OS 9が終了するときはそんな音はしない。不思議だ。ハードディスクかなあ。いささか不審に思っている。

昼食は日清のチキンラーメン。
夕食はビーフシチューとパン。

12月11日(火)
 秋葉原に出かける。アミュレットでiBookの2.5インチ・ハードディスクを換装してもらうのである。
 電話して聞いたところ、20GBは今品切れだそうな。30GBならあるという。入荷を待つのもめんどくさいので30GBにすることにした。因みにいうと20GB→15,000円、30GB→2,1500円である。6500円で10GB増える。安くなったものだ(しかしデスクトップ用の3.5インチハードディスクはもっともっと安い。)
 もっとも30GBも使うのだろうかという疑問は残るが。
 アミュレットに着いて、iBookを中国人らしい受付の女性に渡す。一時間半ほど時間がかかるというので店を出て、昼飯を食べることにする。「じゃんがららーめん」では相変わらず行列していたので、パスして、「立ち食いラーメン」という店に入ってみた。豚骨ラーメン500円を注文。出てきたラーメンはスーパーで売っている生ラーメンの味がした。ははは、地雷を踏んでしまった。美味くもないが、不味くもない。
 いまひとつの食後、気分転換にLaOXマック館に行ってみたら、マック館はブック館に変身していた。しらなんだ。とりあえずここで暇つぶしにコンピュータ本の物色を行う。
 「MacOS X徹底活用ガイド UNIXスタイルの使いこなし術」海上忍/技術評論社/\2180
 「すぐわかるPearl」深澤千尋/技術評論社/\2380
という本を買ってみた。
 まだ少々時間があったので最近できたというLinux Cafeに行ってみた。Linux Cafeといっているが、実体はPRONTOであった。パソコンとかPDAは置いてあったけど。
 時間になったのでiBookを引き取って、ついでに移転したLaOXマック館をテキトーに見物。
 さ、帰ろうっと駅に向かったところでヒガシさんにばったり。ちょっと立ち話だけして帰宅する。
 帰宅後、システムの復旧作業とOS Xのインストールを並行して進めたのだけれど、システムの復旧作業がトラブルを引き起こしてえらい時間がかかってしまい、結局寝たのは朝の4時過ぎ。

 夕食は焼き魚(しおじゃけ)。

12月10日(月)
 OS Xをいじっていた。Debian Linux で培ったUnixの知識をそのまま活用できる。ということはOS Xって単なるUnixであるということか。しかしそれでは……。

●OS Xメモ XDarwinリンク
 このページは大変参考になる。XDarwinについて必読である(日本語では)。

 朝食はサンドウィッチ。
 夕食はかき揚げうどん。

12月9日(日)
 MacOS Xをあれこれいじる。何となくわかったような気になる。ディスクの残量が少なくてディベロッパーツールをインストールできない。くやしいのう。
 XDarwinをネットからダウンロードしてインストールしてみる。あれ、動かない。おかしいなあ。
 夜中、宍戸錠主演の日活アクション映画を見ながら、あれこれしてなんとかXDarwinが動いた。古いバージョンで iBookだと公式のXAquaは動かないようである。別のところから暫定版のXDarwin1.0.5.1をダウンロードしてインストールしたら動いた。
夕食はすきやき。

12月8日(土)
 子供達を連れて新宿へ出かける。MacOS Xを購入するのである。息子を連れていったのは魂胆がある。アカデミックパックを買いたいのである。そのほうが安いのである。
 僕「新宿につきあってくれたら、ラーメン奢ってやるよ。」
 息子「わかった。行く。」
 息子にとっては結構どうでもよいことなのであろう。
 さて、黙っておれないのは娘である。先日のこと、
 僕「土曜日に新宿に行くよ。」
 娘「何しに行くの?」
 僕「ソフト買いに行くけど。ラーメンも食べるかもね。」
 娘「なにっ!ラーメンはダメ!」
 僕「そんなにいうなら一緒に来たら。」
 娘「そうする。」
 というわけで新宿へ出かけたのである。相変わらず大江戸線は空いている。あまり空いていて流石にみっともないと思ったのか、新宿の駅では小学生を招いてコンサートをしていた。なんというかねえ。
 娘が腹が減ったというので先に馬用のキャロットを与えることとなる。新宿アルタ裏に「康龍」というラーメン屋ができていて前を通る度に気になっていた。行列ができていて客が並んでいる。一回食ってやらんとなと思っていたのであった。さてこの日も行列ができていたが、いやいや並んだ。子供を残したままちょっとさくらやに偵察に行ったけれども、速く戻ってきて約20分ほど並んでラーメンを食べた。ここは豚骨ラーメンがメインで、辛いのが売りだそうな。ラーメン700円。娘はあっさり味、息子と僕はこってり味にしてみた。僕はネギ2倍(←ネギは好きなのである)、麺固め、辛さ普通を指定。
 麺が来た。こってり味は強烈ですね〜。ちょっとくさい。脂が大量に浮いていてこれ一杯で三日分の脂を取ってしまったような気がする。ちょっとヘビーな豚骨ラーメンであった。辛さ普通はそれほど辛くなかった。
 さて子供達はというと、普通盛りでは食い足りなかったようで、麺半分替え玉100円しておりました。知らぬ間によく食うようになったものである。
 麺を食った後、速攻で「MacOS X」を購入して帰宅した。娘は友達と遊ぶ約束をしていたのだが、時間に少々遅れてしまったのであった。
 帰宅後は現状のハードディスクのバックアップ作業にとりかかる。結構難航する。Linux上にたてたサーバにバックアップコピーを取ったのだが、途中でイーサネット関係のエラーが出る。何しろ自分がたてたサーバで稼働実績が少ないものだから自信がない。自信がないものだから二重にバックアップを取ることにしたのだが、これが予想外に手間取って、バックアップ終了したのは夜中の2時過ぎ、ここからOS Xのインストールを始めることとなる。インストールは30分程度で終わり、あれこれ触っていたところ眠くなったので就寝。

12月7日
 日記つけるの忘れた。大したことはしていないと思われ

12月6日(木)
 ここのところしばしば頭痛を覚えるのである。脳天をぎゅうとひねられているような感覚がするが、勿論たれも私の頭に対してそのような行為を行っているわけではない。単に血管が収縮して脳中で化学変化が起こっているに過ぎない。単なる物質現象であると念じれば気が楽になるかというとそんなこともなく、頭を掴んでいるその拳を払いのけたくなる。そんなものがあればね。
 昼間、テレビで『薔薇の名前』を見た。グーテンベルクの印刷術が普及する以前の時代、それは中世と呼ばれているが、鬱然とした山奥にある立派な修道院で数々の殺人事件が起こっていた。ブルドッグや河童みたいに頭髪を刈り上げた修道院長や修道士達。男色の修道士、容貌魁偉な精神薄弱者。修道院の施しを狂ったように奪い合う貧民達。権威を振りかざすだけの無能なしかしおそらく悦楽には貪欲な教皇使節。狂信的だが解決能力に欠ける異端審問官。盲目の図書館長。魔女裁判。
 バスカヴィルのウィリアム修道士と弟子のアドゾが事件の究明を試みる。テーマはアリストテレスだ。
 図書館長は言う「キリストは笑わなかった。なぜなら笑ったという記録がないからだ。」
 ウィリアムは反駁する「キリストが笑わなかったという記録もない。」
 言葉に呪縛された世界なのである。世界は一冊の本なのである。
 アドゾを演じた俳優が美少年で、貧民の娘がもっと美人であったら映画の出来としては文句ない。
 
●今日のメモ帳 花田清輝「楕円幻想」(『復興期の精神』)から
 ティコ・ブラーエは、はじめて天界において楕円をみいだしたが、下界における楕円の最初の発見者は、フランソア・ヴィヨンであり、このフランスの詩人の二つの焦点を持つ作品『遺言詩集』は、白と黒、天使と悪魔、犬と猫ーーその他、地上においてみとめられる、さまざまな対立物を、見事、一つの構図のなかに纏めあげており、転形期における分裂した魂の哀歓を、かつてないほどの力づよさで、なまなましく表現しているように思われる。
(中略)
さらにまた、ヴィヨンにいたっては、周知のとおり三界に身の置きどころのない人間であり、盗賊団コキヤアル党の一員としてのかれの生涯が、殺人と、強盗と、飲酒と、恋愛とで明け暮れていったことについては、いまさらここで繰り返すまでもない。
 正直なところ、私には、ティコの楕円よりも、ヴィヨンの楕円のほうが、難解ではあるが、新鮮な魅力がある。それは詩学が、天文学ほど、常識化されていないためでもあろうか。それとも下界の風景が、私の身近にあるためであろうか。或いはまた、私の性質が、大いに無頼であるためであろうか。ひとは敬虔であることもできる。ひとは猥雑であることもできる。しかし、敬虔であると同時に、猥雑でもあることのできるのを示したのは、まさしくヴィヨンをもって嚆矢とする。

●コメント
 レトリックは読ませるよねえ。だが、いかんせん科学が古すぎる。初等数学の楕円だもの。いや、そう決めつけていいものだろうか。単純な数学こそが美しいとも言える。数学の本質は美なのである。
 では新しい科学とは何であるか、最近では非線形的な理論が勃興している。難しい数式は僕にはわからないけれども。
 「北京で蝶々が羽ばたいたらニューヨークで嵐が起きた。」バタフライ効果という。僅かな誤差が全体に影響を与え、データの精度を上げても必ずしも予測の精度が上がらないという、非決定論的な事象が多数存在することが科学的に証明されている。中心がなく(あっても)、わずかなぶれが全体を飲み込んでいく。さて花田がこのカオス理論を知ったらどんな顔をしてどんなレトリックを使っただろう。転形期を分析するにはぴったりのセオリーではないか。それともこの理論に漂う胡散臭さに噛みついただろうか。

昼食 食べず
夕食 豚の生姜焼き。休肝日。
どういうわけか夜中りりこがまとわりついて離れなかった。何かを訴えるような目つきでじっと僕を見つめて時々なく。御飯を出しても食べない。どうしたんだろ。

12月5日(水)
 頭痛のような二日酔いのような一日。ゾンビになったらこんな気分になるのかもしれない。
昼食 塩ラーメン
夕食 味噌煮込みうどん

12月4日(火)
 鬱屈した。何か面白いことはないものか。
 ならばと例の如く「ですぺら」に行って、一人静かに暗く酒を飲むことにした。中年男の悲哀を背中に漂わせて陰鬱にのろくさい手つきでグラスを傾ける。今の私の境遇にはぴったりであろう。
 店に着くと、ヒガシさんとツハラさんがいた。うむむ。目論みは初っぱなから崩れ去ったのであった。
 お二方と後で来られた編集の方とであ〜んな話やこ〜んな話。
 なんと編集の方は僕の日記を読んでくださっているらしい。気恥ずかし。コンピュータ日記、不評である。
 カスクのLagavulinを6杯飲んだ。300ml。六千数百円。財布が空っぽになって、数百円の借財を抱えてしまった。悲しいのう。
 昼食 食べず
 夕食 酢豚。ケチャップ使わない方が美味しいぞ>配偶者。

12月3日(月)
 夜中、どういう心境の変化が起こったのかわからないけれど、掲示板に書き殴る。気分が鬱屈してきたようだ。
 昼食 食べず。最近昼飯食べなくなったな。
 夕食 鮭の炊き込み御飯、茸の吸い物、かぶの葉と油揚げのいためもの、漬物。休肝日。

12月2日(日)
 Linux熱が冷めつつある。じゃ最後の仕上げということでMacOS X導入を本気で検討する。フツーにOS X使っても面白くないので、他の人が見たらびっくりするような仕掛けを組み込んでやろう。ふふふ。まずはiBookのハードディスクを換装しなくちゃ。
 昼食 サンドウィッチ
 夕食 まぐろの唐揚げ、春巻など。

12月1日(土)
 屈託したのでiTunes2を起動し寝転がって、インターネットラジオで70年代のロックを聴いた。ツェッペリン、ドアーズ、ブラックサバス、ピンク・フロイド、フリートウッドマックの曲が立て続けに流れた。懐かしい曲もあるし、知らない曲もある。知らない曲なのにどうしてプレーヤーがわかるのかというと、画面にプレーヤと曲名が表示されるからである。便利である。
 でも初期型iBookのスピーカーは音が実に悪い。安物のラジオ並である。新しく追加された機能であるイコライザを使ってもたいして音質はよくならない。かといってアンプに繋ぐのもなんである。
 などと愚にもつかぬ思いを巡らしながら、インターネットラジオに聴き入っていた。
 突然ビートルズのLet It Beが始まり、そのあとインターネットラジオにしては珍しくナレーションが入って、While My Guitar Gently Weeps。ライブ録音だ。続いてImagineなどのビートルズ・ナンバーが数曲放送された後、再びWhile My Guitar。White Albumに収録されている版だ。
 George Harrisonが死んだ。
 ビートルズ・ナンバーが終わった後、ボブ・シーガーの曲が流れた。Against the wind. 僕はボブ・シーガーの曲が好きだ。ボブはちっともハンサムじゃないし、歌が取り立てて上手いわけでもない。でも彼の歌はハートフルである。辛くてもなお暖かい。
 Againt the windかあ。また風に逆らって生きてみるか。
 ↑ちょっとカッコつけすぎ(笑)。
●今日の音楽
 The Heart of Chicago 1967-1981, BlueのThe Beatles, Bridge to Babylon (Rolling Stones)

 昼食 食べ損なった。
 夕食 近所にあるカルミネのピザ屋「La Volpire」にて息子の誕生日祝い。6時開店なのだがあっという間に満席、大混雑となった。ものの本によると東京で最も美味いピザ屋の一つであるそうな。たしかにいつ行ってもピザは美味い。混んでなければ言うことなし。しかしイチオシの店である。
 サラダ、ピザ、ラザニアなどを食べて、一人でイタリア白ワインを一本飲む。