久々の更新です。


10月22日
 夕刻、『ムー』12月号から始まる新連載「伝奇入門」の第一回分を書き上げて送
信。神保町で書影用の本(『捜神記』のライブラリー版)を調達して、五反田の学研
へ向かう。日曜出勤して待機してくださっていたK池さんに本を渡して、ひとしきり
雑談。
 先日第1回募集を締め切った「ムー伝奇ノベル大賞」には、予想どおりというべき
か、ファンタジーあり時代物ありSFあり様々なタイプの作品が集まった模様。下読
みの結果が上がってくるのが楽しみである。
『幻想文学』第59号「ボルヘスとラテンアメリカ幻想」と同朋舎『日本怪奇幻想紀
行』の九州化猫紀行と『ムー』の新連載とその他もろもろが組んずほぐれつ状態と
なっていた先週来の混沌から、ひとまず脱出してホッと一息つく。
 ここぞとばかり、うちのモロボシに「ひみつ掲示板」の更新を命じる。日記空白期
間の仕事模様は、同掲示板の「へんしうちょう出稼ぎ備忘録」を御参照ください。

10月23日
 ひっっっっっさしぶりに、のんびり熟睡して朝を迎える。あ〜至福至福(笑)。
 ……などと呑気にかまえているヒマは本当はないんだが。角川ホラー大賞の一次選
考の箱はまだ開いてもいないし、学研M文庫のホラーなビューティ・ペア(!?)から
は拙著『クトゥルー神話事典』の増補改訂作業を「絶対、月末までにッ!」と何度も
念押しされてるし、白泉社で進行中の某アンソロジーの解説もとっとと書かなきゃい
けないし。
 学研から昨日入稿した「伝奇入門」のゲラがFAXで速攻到着。こちらも速攻で
チェックして返送する。
 島根県瑞穂町役場の観光課に電話して、今週末(28日)に同町で開催される「陰
陽神楽競演大会」の詳細を問い合わせる。ふむふむ、町主催のツアーがあるのか。宿
泊とセットで、会場への送迎、夕食に特製弁当付き……神楽大会は初体験だし、長丁
場みたいだし、単独行動ではなにかと不便が多い地方都市開催だし、ためしに申し込
んでみようかしらん。
 明け方近く、近所のスカイラークで、ロリータ少女のカリスマ・嶽本野ばらの新著
『ミシン』を読む(書評を頼まれているのである)。ふと見れば近くの席で、明らか
に高校生と思われる女の子が、こんな時間にひとりぼっちで試験勉強していたのが、
それっぽくて愉快だった。いや、コスチュームはヴィヴィアン・ウェストウッドじゃ
なかったけどね(笑)。

10月24日
 昼近く、白泉社のM浦さんからの電話で起床。先日の打ち合わせで話に出た企画書
の催促だったが、いきなりのハイテンション・トークで一気に目が覚める。
 瑞穂町の観光課に電話すると、きのうFAXを送ってもらった担当の方は出張で不
在、かわりに応対に出た上司の方に詳細をうかがう。どちらの方も、とても実直かつ
丁寧な対応ぶり。大いに好感を抱いたので、ツアーを申し込むことにする。
 散髪がてら久しぶりに自由が丘へ出るが、なじみの美容師さんが風邪でお休みとの
ことで古本屋まわりに予定変更。先日、同朋舎のM津田氏が雑談中に推奨していた神
野善治『木霊論』を4000円でゲットしてほくほく。岡本綺堂のエロチック怪談
「怪獣」に、民俗学的裏づけがあったことに気づいて愕然とする。他に戸板康二『芝
居名所一幕見―東京篇―』とか水尾比呂志『琳派』とか。
 古書漁りの最中に携帯の振動音が。
「もしもしイーストのF田ですがぁ、万物創世記の例のやつ、今週末に編集なんで〜
明日とか収録できませんかぁ?」
 うーむ、テレビ屋さんはいつもながら唐突よのぉ。担当ディレクターのK合氏に
「魔女狩り」ネタのレクチャーをしたのは確か2ヶ月くらい前だったので、てっきり
ボツになったかと思っていたら……いきなり明日かよ(笑)。昼間ならオッケーと応
えて、詳しくは夜、連絡取り合うことに。

10月25日
 朝イチで白泉社のM浦氏あてに某企画書を送信して、ふと見ればFAX用紙が切れ
ている! 買い置きがない!!
 ……というわけで急遽、錦糸町まで買い出しに出る(コンビニには上質ロール紙は
置いてないのだ)。駅ビルの改装で、ヨドバシカメラとユニクロが新規出店したの
は、いと便利。これに前からあった本屋とレコード店とレストラン街を加えれば、た
いていのニーズが賄えてしまうのは、ちょっと悲しいかも。
 正午に戻ったら、イーストから連絡が入っていた。13時に南青山の同社事務所で
収録、って……あと1時間もないじゃん!(笑)必要と思われる資料をひっ抱えて飛
び出す。打ち合わせは現場で、ということなので、かなり不安。
 紀ノ国屋前の交差点近くのビル7階に駆けつけると、K合氏は別番組の編集立ち会
いで不在のため、電話で打ち合わせをおこなうことに。なんとポール・イングラム事
件ネタを後半のメインにもってきて、米国の刑務所まで本人に取材に行くのだと聞か
され驚愕。やるじゃん、万物創世記!
 おまけに「丘の上の教会」ネタ(『別冊宝島 もっと知りたいホラーの愉しみ』の
拙稿参照)を中心にしゃべってくれ、とのリクエスト。あ、あれって普通に解説した
ら1時間の講義になる話なんだけど……。ともかくもラヴクラフトの「魔宴」がどー
した、『ローズマリーの赤ちゃん』がこうした、なんて話も交えて喋りまくって収録
を済ませるも、どのように編集されるのか想像もつかないのであった。

10月26日
 M文庫のF西さんから電話。『クトゥルー神話事典』の件そのほかの相談である。
篠田真由美さんの幻の名作ホラー『ルチフェロ』続編の話が具体化したのはメデタイ
限り。
 ちなみにF西さん、実は早大文芸科出身と聞いて仰天。なーんだクラニーや石堂藍
やMasuda氏の後輩だったのねぇ……(笑)。
 ひとしきり話をして電話を切って、しばらくしたら、再度電話が。カバーの装画、
できれば藤原ヨウコウ氏がいいな〜、という小生のリクエストに、早速上司のオー
ケーが出た由。学研にしては画期的な対応の早さ! やるじゃん、M文庫。
 広告の都合で、デザイン関連はかなり厳しい日程ゆえ、早速藤原さんに打診してみ
ます、とのことで、またまたしばらくすると、「藤原さん、オーケーです!」の連絡
が。やるじゃん、F西!(笑)小生からも挨拶を兼ねて、ヴィジュアル面のコンセプ
ト若干を藤原氏にFAXで御説明しておく。
 同朋舎『日本怪奇幻想紀行』の怪猫紀行のゲラが到着。

10月27日
 夜が明けてから就寝したのも束の間(といっても昼近い時間だったけどさ)、白泉
社M浦さんの電話で起床。寝起きはいいほうだが、さすがに心気朦朧としてボケボケ
の応対。ああそうですかー通りましたかあの企画ぅ〜むにゃむにゃ……後刻、ハッと
思い出して、その重要性に気がつく(笑)。そ、そうか……ホントに通っちゃったの
ね(汗)。あれこれ各方面へ根回しが必要な企画なので、そのうち大勢が固まったら
ボチボチお知らせします。
 秋葉原にスマートメディアほかを買いに行く。最近ボイスレコーダー兼用で使い始
めたMP3プレーヤーの増設メモリ用。しかし可動部分を排したプレーヤーっての
は、小ささもさることながら、なにより扱いの簡便さで画期的であることよ。
 角川書店のK良氏と11月末に出る岩井志麻子さんの新刊『岡山女』(笑)のbk
1予約の件を。風間賢二さんとは、同じくbk1で、スティーヴン・キング『ザ・ス
タンド』の予約特典として(!)準備中の『ザ・スタンドを2001倍愉しむ! ひ
みつメルマガ』(仮題)の件を、それぞれ電話で打ち合わせ。
 16時に学研へ行って、F西&Masudaの早大文芸科ペアと『新訂 クトゥルー神話
事典』の打ち合わせ。席につくなり、上司のO足さんが寄ってきて、「あ〜ヒガシさ
んの本、2月発売分にスライドってことになったので、ひとつよろしく」。なぁん
だ、余裕じゃん!……と晴れやかな顔つきになっていたら、FMペアに思いっきり睨
まれる。
 ちなみにM文庫では、キング『人狼の四季』が11月刊、皆川博子さんの少女ホ
ラー短編集『巫子』が12月刊、そして1月を飛ばして2月に森真沙子さんの『邪
視』と拙著『クトゥルー神話事典』……と続くそうな(なお、拙著がスライドしたの
は、同月発売の他セクションの点数が急に増えたせいで、私サイドの都合によるもの
ではありません!)。さらに隠し球もある模様なので(特に)クトゥルー・マニアは
注目だ!
 学研の真向かいにあるブックオフ五反田店をチェックしていたら、携帯が鳴った。
ダ・ヴィンチのK本さんである。ちょっと企画の御相談が、とのことなので、とりあ
えずメールで主旨を送っといてもらうことにする。
 19時から茗荷谷のbk1で、文芸サイトの外部エディターと会社サイド責任者と
の会議に出席。立ち上げ以来、業務面で正式に突っ込んだ話し合いをするのはこれが
初めてというのも、なかなか(苦笑)。某森山氏のビシバシどっすーん150K剛速
球な直言を含めて、ま、おおむね予想どおりと言いますか。小生も仕切り直しで、が
んばらねば〜。
 なんだかんだで帰宅したらすでに零時をまわっていた。風呂に入って、明日からの
旅支度をして、K本@ダ・ヴィンチに返事のメール(年間ベストテンの件)を送信し
て、ちょろっと横になったら……。(以下、次週へつづく! かな!?)


10月28日
 ……新幹線に乗り遅れて大遅刻する夢を見てハッと目が覚めたら、6:20過ぎ。
6:57の「のぞみ」に乗るにはスリリングな時間帯である(笑)。5分で家を飛び
出しタクシー拾って東京駅に駆けつける。土曜日で道が空いていたこともあって、余
裕でセーフ。やれやれ。
 うとうとしてるうちにアッという間に広島駅に到着。島根県瑞穂町へは広島駅から
JRバスで1時間半ほど。本数が少ないのが難点だが、接続がうまくいけば案外すん
なり行けるのだ。高速を降りてバスが国道261号線に入ると、沿道の山野も、とき
おり通過する集落のたたずまいも、「錦秋」という言葉がピッタリの溜息が出るよう
な美しさ。嗚呼こんなパノラマを目にしただけでも来た甲斐があったよ、と眼福に浸
る。嬉しいことに、そうして到着した瑞穂町もまた美しく懐かしい風光にあふれた町
だった。
 バスを降りてきょろきょろしていたら、「ヒガシさん?」と呼びかけられた。今晩
お世話になる小西旅館の若奥さんが、ワゴン車で迎えに来てくれていたのだ。ほとん
ど民家の居間同然のアットホームな客室でしばらく休憩した後、14:00の開会に
間に合うように車で会場へ送ってもらう。会場の瑞穂中学校に着くと、体育館入り口
近くで役場の担当者の方が待機していた。入場券やパンフレットや観光案内のチラシ
各種を手渡され、さらに缶ビールとお茶とおつまみまでオマケに付くサービスぶり
(笑)。
 会場前には飲食物の屋台(バザー)も出て、縁日のごとき様相を呈している。舞台
正面に用意されたツアー客用の招待席へ案内される。周りを見まわすと、毛布やかい
まき、さらに座椅子まで持参の人が多い。客席は広大な体育館の床にビニール茣蓙を
敷き詰めただけなので、これは確かに完全装備のほうが無難である。なんたって10
時間近い長丁場なのだ。
 主催者の挨拶、審査委員紹介に続いて、開幕の儀式舞「潮祓い」が始まる。大祓の
祝詞にもとづくことは当然として、「しほ」は「四方」に通ずるのかいな……などと
埒もないことを考えながら見守るうち、早くも競演大会の一番手、東山神楽団による
「瀧夜叉姫」が始まった。最初に、大太鼓、小太鼓、手鉦、横笛の楽人4人が座に就
く。神降ろしの気みなぎる霊妙な笛の前奏に続いて、独特の躍動感あるリズムが朗々
と奏でられると……もはやそこは別世界。華麗なる装束を身にまとった英傑と、艶麗
な美女変じて怪異な鬼神と化す妖魔がオカルティック・バトルを繰り広げる「剣と魔
法」の世界と化すのだ!
 このことは演目を見ても一目瞭然。「瀧夜叉」に続いて「紅葉狩」「日本武尊」
「大江山」「塵倫」「源頼政ぬえ退治」「八岐の大蛇」……早い話がどれもこれも、
史上名高い化物退治譚のオンパレードなのだから。演出・構成もほぼ一定していて、
最初に英傑主従の口上と舞、次に仇役の妖魔主従の口上と舞、そして両者相打つ闘い
の舞と妖魔退治の一段があり、最後に英傑が神徳を讃える歓喜の舞を踊って退場――
夢幻能の伝奇アクション・バージョンといえなくもない。善玉・悪玉入り乱れて、途
中で早変わりもある絢爛豪華な衣裳の舞人たちが、くるくるくるとピルエット(!?)
を決めながら、勇壮華麗な大立ち回りを演じる様は実にエキサイティングで、思わず
時の経つのを忘れるほどだった。
 ところで、どうして突然、石見神楽見物におもむく気になったのかといえば、直接
のきっかけは……これがまたしても「牛」なのですね〜(笑)。「ムー」の牛窓牛鬼
伝説紀行のときに、仇役として登場する「塵輪鬼」という化物に言及したことを御記
憶だろうか? 小生はその後、下関の忌宮神社に行った際、そこにも塵輪退治の伝説
が伝わることを知って驚愕したのだが、実は、それと酷似した「塵倫」という演目
が、石見神楽にあるのだ。「ムー」の次々号あたりで、忌宮神社の奇祭「数方庭」リ
ポートに絡めて再度「塵輪鬼」を取り上げる予定なので、ここらで一度、ぜひとも神
楽の「塵倫」も実見しておきたいと思った次第。
 でもって、お目当ての「塵倫」は……凄かった! 特に塵倫が空中を飛翔する所作
は圧巻。抑制された動きとスモークなどの巧みな演出効果で、宙を往く妖魔の無気味
さを見事に表現していた。ちなみに塵倫を演じた川北神楽団は今回の旧舞の部で優
勝、塵倫役の藤田武則さんも舞人個人部門で最優秀賞を受賞したところを見ると、や
はり玄人の方が見ても卓越した演技だったのだろう。
 そのほか陰陽道の観点からも興味津々な発見や謎謎がいろいろあったのだけれど、
ま、そのへんは追々、いろんなところでネタにしたいと思うとります。(よろしくっ
!>編集者の皆様)
 途中で役場の広報課の方がやってきて簡単な取材を受ける。東京から独りでツアー
に参加したのが珍しかった模様。もしも瑞穂町の広報紙に「東京都在住の自営業・東
政男さん(42)」と出ていたら、それは私のことです、ハイ(笑)。
 気がつけばすでに深更、表彰式まですべてを見とどけて(夕刻支給された特製仕出
弁当も、折詰いっぱいの松茸ご飯に刺身や揚げ物などがたっぷりついてボリューム満
点、美味でした)、ツアーの方と共に迎えのクルマで宿へ。深夜の沿道は街灯も乏し
く真の闇。こりゃ、独りで徒歩で帰るのは困難、ツアーにしといて正解だったよ……
と実感する。
 ほとんど休憩らしい休憩もなしに10時間ぶっ通しで床に座り続けたせいか、さす
がに腰や背中が痛いぞ。風呂に入ってフトンに倒れ込み、泥のように就寝。


10月29日
 9時前に宿を出て、バス停のある「道の駅」まで送ってもらい、そこから近くのハ
ンザケ自然館へ向かう。ここは、瑞穂町の河川に今も棲息する「生きている化石」オ
オサンショウウオ(土俗名ハンザケ)の展示館なのだ。『恐竜文学大全』(河出文庫
より発売中! のはず……)の編者としては、是非とも足を運ばねばならないスポッ
トである(ホントかよ)。
 マスコットのハンザケくんは、最近この手の自治体施設で大流行のサンリオ風デ
フォルメ・キャラとしては例外的に良い出来。チャペックの『山椒魚戦争』でもお分
かりのように、サンショウウオと人間には本来、形態的に相通ずるものがあるのだろ
う。しかしなんといっても恐竜たちが地上を闊歩していた光景を、今とほとんど変わ
らぬお姿で目撃しておられたという大変な種族である。そんな生物がすぐ道路脇の河
川に隠れ棲むってあたりにも、瑞穂町の自然の清冽さがうかがえる。
 施設裏手の河岸段丘に設けられた遊歩道を上がると、一面の畑地に出た。見渡すか
ぎり、まっっっったく、ひとけがない。いやぁ〜気持ちいいのぉ(笑)。八幡神社と
郷土資料館を拝観して、真新しい町立図書館で資料を漁っているうちに、バスの時間
が近づいてきた。
 さて、どうするか……このまま一気に神楽ロードを北上、インスマスならぬ江津あ
たりに出て(!?)日本海を眺めながら『クトゥルー神話事典』の改訂作業にいそし
む……というプランも大いに魅力的だったのだが、いろいろ切迫したスケジュールを
勘案するに、やはりとっとと東京へ戻ったほうが無難であろうと諦める。
 というわけで夕刻、バスで広島に戻り、最終の「のぞみ」の時間まで資料漁りに町
へ出る。中心街の主要書店をザッとまわるが、郷土関連出版物コーナーはどこもかし
こもお寒い限り。お隣の岡山の充実ぶりとはエラい違いである。しょーがないので、
たまたま遭遇した裏通りの古本屋へ。ちょっと見は白い本中心の平凡な店かと思った
のだが、店内に入って仰天。郷土史関連書の充実ぶりは、大書店の比ではない。
 及川大渓(儀右衛門)著『芸備の伝承』という本を手にとって、これまた仰天。蝙
蝠の翼を生やしたオタマジャクシが裃を着てチョンマゲを結った(!?)とでも形容す
べき眷属に守護された大名駕籠が天空へ昇ってゆく……こ、こ、これは紛れもない
『稲生物怪録』のラストシーンではないか! しかしこんな独創的な絵柄は、今まで
見たこともないゾ……(このネタは現在追跡調査中、うまくいけば「ムー」あたりで
結果を御報告できるかもしれませぬ)。
 思わぬ収穫の興奮さめやらぬまま、駅構内の食堂でカキフライ定食食べて深夜帰
京。


10月30日
 けっこう強行軍だった島根神楽紀行の反動で、昼過ぎまで熟睡。起き抜けに風呂に
飛び込み身体各部位の凝りをほぐす。
 イーストのF田氏から電話。「万物創世記」のスタジオ収録立ち会いの件。「それ
はかまわないけど、こないだの談話、使い物になったの?」と聞くと「オッケーで
す」との返事。ホントかな〜。
 自由が丘で散髪。その後、ザッと沿線の古本屋を回って帰宅。途中、ビッグコミッ
ク・スピリッツ編集部のH野氏から電話。後述する「新・くだん狩り」の件。


10月31日
 学研ムー編集部のニューフェイスM野くん(例のOK谷くんの後任なのだ)から電
話。うっかり失念していたが、そろそろ次号でやる「カゴメ探偵団」第3回の打ち合
わせをしなけりゃいかんのだった。来週あたり編集部へ顔出さなけりゃなー(出しに
くいけど……)。
 秋葉原の書泉ブックタワーで、大分県&別府温泉関係の資料を物色。連休の行楽用
!? と〜んでもない、明日のスピリッツH野氏との打ち合わせ用である(泣)。
 bk1サイト・コーディネイターの安藤哲也さんからスティーヴン・キング『ザ・
スタンド』予約特典メルマガ特別版の件で問い合わせ。初の試みゆえ、具体的にどん
な形になるかは……年末のお愉しみだあ(笑)。あれこれ趣向を計画中なので、どう
か『ザ・スタンド』の予約はbk1ホラーサイトで、よろしくっっっ。
 角川ホラー大賞の一次選考の箱に手をつける。