幻想的掲示板99/08


ゴシックや結いあげし髷の涼しさよ 投稿者:西崎 憲  投稿日:09月01日(水)08時55分51秒 dp0-12.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

酒井さん
 はじめまして、西崎と申します。じつは『ユドルフォの怪』の翻訳企画をどこかに持
ちこもうと考えていたのですが(自分ではやる気はありませんでしたが)、長さの問題
があって断念いたしました。訳して二千枚を越えると思われるので三分冊くらいになる
かと思いますが、よほど奇特な出版社でなければ出してはくれないと思います。果たし
て読者がどのくらいいるかも判りませんし。二百人くらいはいると思いますが。それに
翻訳も速い人でも一年はかかるのではないでしょうか。内容のほうは企画自体を断念し
たため読んでおりませんが(文章は意外に読みやすい感じです)、オックスフォードの
ペーパー版の裏表紙には病的な想像力がなす長い夢のような物語というようなことが書
かれていて、もしかしたら面白いのではないかという思いが掻きたてられます。奇特で
文語に通じていてアトモスフィアを描くに巧みな翻訳者と、少しくらいは赤字になって
も構わないという出版社が現れることを私も期待しております。

                              西崎 拝


わかりやすい譬えですね 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月31日(火)22時07分37秒 tokyo13-01.m.nttpc.ne.jp

中島様
「曖昧さ」が恐怖に不可欠の要素とする「崇高と美」におけるバークの主張は
首肯できるところですが、当時のterror派の実作はただ隔靴掻痒でぬるいだけ
ということでしょうね。眼高手低はいつの世にもありますが。

芦辺様
ご本、本日届きました。早速p190を拝見しましたが、さてどんな短篇だっ
たか作者は思い出せません(笑)。


歴史は繰り返す 投稿者:中島晶也  投稿日:08月31日(火)08時20分50秒 oosk16DS71.osk.mesh.ad.jp

>倉阪様
 なんでも『イタリアの惨劇』は『マンク』に対抗して書かれたものらしいの
だそうで。

『崇高と美』(斜め読みで読了……)にもありました通り、恐怖は間接的であ
れば嫌悪感を免れ快感を得られるというのが当時の理解ですから、例えば主人
公が異端審問所に幽閉されても、誰かが拷問にあっているらしい(あくまで推
定)呻き声を耳にするだけで拷問自体を目にすることはないし、まして本人が
拷問されることなどあり得ないといった調子なんです。刺激に慣れっこになっ
た我々現代人が読んでも、畏怖や崇高の念を抱くようなところはほとんどあり
ません。恐怖なんて論外です。

 大胆な言い方をするなら、当時のterror派とhorror派の関係は、ホラーに「モ
ラルと品位」を求める某小説大賞の選考委員と鬼畜パワー全開の牧野修氏みた
いなものではないかと。あるいはアメリカン・モダンホラーにおけるキング、
クーンツら主流派と、コージャやケッチャムみたいな過激派の関係とか。


続・怪異天上の蛇 投稿者:芦辺 拓  投稿日:08月31日(火)05時13分07秒 oska1141.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様

 『地底の鰐、天上の蛇』の話題から、ついあのころが懐かしく(とにかく一冊でいいから
オレも自分の本をと思い詰めていたなぁ、と)、あんな思い出話を書いたのですが、倉阪さ
んからすると大事なご本の一冊をダメにされたわけで、決して愉快な話ではなかったろうと
あとで気づきました。

 小生があんなヘマをせずにもう一冊を買い直すことをしなかったら、今ごろその分がこの
掲示板をご覧のどなたかの手に渡ったかもしれないわけで、12年ぶりにお詫び申し上げます。

 当時、東さんにその話をしたら「それは2冊もお買い上げ、ありがとう。著者の念が届い
たのかもしれませんね」というようなことをおっしゃったので、小生の中では何となく愉快
なエピソードになっていたのです。小生だって「お前の本、買ったけど道で落としたらロー
ドローラーに轢かれちゃってな」とか「子供がひっちゃぶいたんで便所紙(いつの時代や)
に使ったよ」なんて呵呵大笑しやがったらドツキ回しますって。

 もっともご同業の皆様、特に学校時代の友達などに言われて一番ハラ立つのは「よう××
(本名)、本屋でお前の本探したけどなかったな」ですよね?


『ユドルフォの秘密』の秘密 投稿者:中島晶也  投稿日:08月31日(火)00時04分51秒 oska2032.ppp.infoweb.ne.jp

>酒井様
 長くてダルいから翻訳されないらしいです(爆)。原著は4巻本(『イタリ
アの惨劇』は3巻)で、平井呈一も「途中で投げ出してしまった」とどこかで
書いていたぐらいですから、セールス面でのリスクが大きすぎるんでしょう。
ラドクリフの代表作というと、『イタリアの惨劇』より『ユドルフォ』らしい
んですけどねえ。

『アンパンマン』は下の息子(4歳)が夢中なものでして。ホラーマンはいつ
も無意味に上機嫌でいいですよね。うちの嫁はドキンちゃんのことを尊敬して
いるようです。息子のCDの「ドキンちゃんの歌」を聞いては、「ドキンちゃ
んはええこと言うなあ」としきりに感心しています。


とりあえず上から 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月31日(火)00時01分14秒 tokyo18-04.m.nttpc.ne.jp

林様
いらっしゃいませ。あれは宿のミスですから気になさらぬように。

中島様
代わりに読んでいただいてありがとうございます(笑)。

>結局、節度を守って不快感を与えないことが、terror派の要諦だったのかなと。
>超自然現象を忌避するのもそのせいではないでしょうか。

なるほど、いまひとつ「畏怖」が見えないのですが、神学とか絡んでくるのかな?

芦辺様
そういう悪さをしておりましたか(笑)。先日のダサコンでついに在庫がなくなりました。

ついでに、御購入下さった方
最後に残った本で、帯付じゃなくて恐縮でした。

かわかみ様
ミーコはぐたっとしておりましたが(本を買い過ぎてむりやりバッグに詰めこんだので)
やっと元気になりました。

八尾の猫様
南條さんのミドルトンの翻訳は学生時代からのライフワークなんですよ。20年かかって
ますから、言葉の吟味の仕方が違いますね。


100万回の謝罪 投稿者:林@不科研  投稿日:08月30日(月)23時30分13秒 Ntk243DS13.tk2.mesh.ad.jp

ダサコンで、端の方でスタッフをやっていた林@不科研ともうします。
麻雀牌の件、まことに申し訳ありませんでした。

どんな言葉で言いつくろおうと、フロントが無人になるまでの間に、
牌が存在することを確認しておかなかったのは我々スタッフの落ち度です。
万が一、今後ということがありましたら、このようなミスが無いように努力
していくつもりでありますから、皆様、どうかご容赦願います。

# いつかはカッコイイネタでここに書き込もうと思っていたのに、まさか
# こんなネタになってしまうとは。己が不明を恥じるのみ。


翻訳を待つしかない身の哀しさよ 投稿者:酒井百世  投稿日:08月30日(月)20時10分52秒 tokyo2-95.webnik.ne.jp

東様
  こちらこそご挨拶が遅れてしまい、恐縮に存じます。
  それよりも、ご多忙のご様子、お体にお障りがないかと案じております。
  どうぞ、御身ご大切に遊ばされますよう。

中島晶也様
  『ポケモン』『アンパンマン』いいですねぇ……。勿論、お子様とご一緒、ですよね。
  ちなみに私はDr.ヒヤリとホラー・マンのファン。
  「ホラ、ホラ〜♪」……(どうも失礼しました。)
  それにしましても、ラドクリフ夫人の『ユドルフォーの秘密』が翻訳されないのは、
  なぜやらむ。


ゴシックのお勉強継続中 投稿者:中島晶也  投稿日:08月30日(月)07時54分08秒 oska1508.ppp.infoweb.ne.jp

『イタリアの惨劇』下巻を読了。

 とりあえずはおもしろかったです。無駄に長いという印象は否定できません
し、結末はほとんど予想通り。主としてストーリーテリングの妙だけで読ませ
ているわけですが、それはそれで大したものだと言えるでしょう。

 超自然的要素の問題を抜きにしても、ぜんぜんホラーではありませんね。ス
リラーですらなくて、女性向けのサスペンス・メロドラマといった感じ。もっ
とも、恐怖を売りにしながらモラリスティックだったりする辺りは、クーンツ
なんかのモダンホラーと非常に似ています。

 結局、節度を守って不快感を与えないことが、terror派の要諦だったのかな
と。超自然現象を忌避するのもそのせいではないでしょうか。節度をかなぐり
捨てても文学的エクスタシーを追ったのが「マンク」ルイスらhorror派で、こ
こからhorrorが超自然的恐怖に結びつけられ、ジャンル名になったのだろうか?
などと思ったりもしました。


怪異天上の蛇 投稿者:芦辺 拓  投稿日:08月30日(月)02時47分31秒 oska1102.ppp.infoweb.ne.jp

 おおっ、何やら往年の新東宝怪談映画みたいなタイトルになってしまった。「天上」を「天井」
と間違えてみると、いっそう感じが出ますナ。ちなみにこのジャンルでは「亡霊怪猫屋敷」が一番
好きです――なんてことはともかくとしまして。東さん、実はあのときの電話では用件はまだすん
でいなかったのです。「『くだん』特集なら実は僕もネタが……」と言いかけたとたん、ブチッと切れたのです。うーむ、ひょっとしてあれって故意?

 あ……失礼、決して「特濃」ではない探偵作家の芦辺です。その東さんがすっかり忘れたという
『地底の鰐、天上の蛇』にまつわる話なのですが、当時さっそく購入して読了後だったか、中途だ
ったか、ふと「おれも来年は30、この人(倉阪三位卿のことです)のように作品集を世に問うてみ
るべきかなあ」と思案しつつ、ふと本を置いた机上を振り返ると……!

 なんと『地底――』が、私の愛用の万年筆のペン先からチュウチュウとインクを吸い、短時間に
飲み干していたのです。あわてて引き離したのですが、蜘蛛手のような文様が全ページを覆い、ま
るまま真っ黒に染まっていました。たまにやるミスですが、とにかく、ここまで手のつけようがな
い状態になったのは初めてで、やむなくもう1冊を買いに走ることになったのでした。おそまつ。

 あ、それと倉阪さん、もし拙著が届いておりましたら、P.190をごらんください。そこに始まる
一節を捧げますです。


生活パターンがぐるっと 投稿者:フク  投稿日:08月30日(月)02時20分37秒 ppp04-075.din.or.jp

ひっくり返ってしまいました。今日、会社なんだけどな……。
ださこん参加された皆さん、お疲れさまでした。一応報告書いてみました。

>楽志どの
おーくしょんは申し訳ないです。意外な本が底値で落ちたりとかもあったんです
が、欲しい本は皆さん、譲ってはくれないようで。(わたしもか)
ホラーの人があまり参加していなかったので、美味しい本が美味しい価格で落ち
ました。私の方は大収穫で申し訳なさに拍車が。

>かわかみさま
ご挨拶出来て良かったです。でもじょにいさんとお話しているうちに色々また考える
ところが出来てしまいました。いずれ考えをまとめてみたいので、またよろしくお願
いしますね。

http://www.din.or.jp/~fukuda/


Re: DASACONお疲れさまでした 投稿者:松本楽志  投稿日:08月30日(月)01時14分18秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

 ホラー短編校正&リライト中の楽志でございます(朝までにできるのか)

 DASACON楽しそうです……みなさんの詳しい報告を待ってます!

倉阪鬼一郎さん:
> 松本君、準優勝でしたよ。

 をおおお。
 なんでもトーナメントでみなさんが推して下さっていたとのこと(フクさん情報)
 身に余る光栄です(大げさ?)ありがたいことでございます。
 それにしても参加したかった……

 フクさん、ミスこん……

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/


DASACON2 お疲れさまでした。 投稿者:かわかみ  投稿日:08月30日(月)00時47分14秒 h203.p098.iij4u.or.jp

倉阪さんとはサインと写真撮影を、東さんとは
名刺交換をさせていただきました。
どうもありがとうございます。

倉阪さん:
サインうれしかったです。
噂に聞くミーコちゃんも拝見できて最高でした。
ぼくは大のねこ好きなので、ミーコちゃんが気に
なってしょうがなかったです(笑)。

「四派対抗麻雀」楽しみにしていたので残念です。
是非、観戦したかったのですが……。

東さん:
寮さんとの対談、面白かったです。
とってもスリリングでした。
寮さんがイメージの世界を語り、拡散させていき、
東さんがインタビュア的立場でなんとかそれを収束
させようとする場面が何度となくあったように思い
ます。
観客としては、終着先が見当もつかず、最後まで集
中が途切れませんでした。
「ホラーを書く!」もこういう作業だったのかなあ、
と勝手に想像してしまいました。

フクさん:
お話できてよかったです。
ジョニイ高橋さんとお話されてたこと(ぼくもチラリ
と聞かせていただいたのですが)、実現の方向で進む
といいなあ、と思います。
非力ですが、なんらかの形でバックアップに参加でき
れば…とか思いました。
またいずれ、じっくりお話してみたいです。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/7653/


簡潔にして典雅 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月29日(日)16時58分01秒 ATUcc-04p37.ppp.odn.ad.jp

 現在、リチャード・ミドルトンの「幽霊船」を読んでいるのですが南篠竹則という方はとても
きれいな翻訳をされる方ですね。もちろん、原作の魅力があってこそですが、ふりがなの使い方
が独特で。小説の方も、今度チャレンジしてみよう。
 あ、もちろん倉阪さんの翻訳も魅力的です。個人的には「赤い館」よりも「カリブ諸島の手掛か
り」の方が好きなのですが。それにしても、(むろんそれだけではないと分かっていますが)
私の好きな女性翻訳家の方々はすごいレベルの学歴の方ばかりだ・・・。


一般みてね。 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月29日(日)16時38分36秒 98ACE25E.ipt.aol.com

●シェヴァイクさま
 一般、みてください。恐怖の日曜日について、書きました。
 きょうも、よかったですね。>新耳袋、美少年ファンのみなさん。


DASACONお疲れさまでした 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月29日(日)10時48分55秒 tokyo17-23.m.nttpc.ne.jp

さすがに寝てた人は元気だな。
松本君、準優勝でしたよ。
それから、四派対抗麻雀は諸般の事情により流会になりましたので、速報はありません。
おやすみなさい。


御無沙汰しております 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月29日(日)10時37分48秒 cse33-55.tokyo.mbn.or.jp

 その昔、この掲示板でボードリーダーをつとめていたこともあるヒガシと申しま
す。
 冗談はさておき、諸般の事情によりまして、レスが遅れに遅れてしまい失礼いた
しました。>皆様
 でもね、クラニーや。あんちゃんの仕事には、ひたすらキイを叩いてナンボ、と
いう類もあるのさ。ましてや、そのタイムリミット目前とあっては、クライアント
の手前、掲示板に書き込むこと自体がシャレにならないって場合もあるわけよ。そ
こんとこ、よろしくねん。あ、それから「ことくだん」も是非ねん(笑)。

治田様
 お久しぶりです。その間に色々とお読みくださったようで、まっこと感謝に堪え
ません。で、「ゴシック」に関するタームの件ですが、中島さんのお答え(いや〜
お世話かけとります)を踏まえて補足すれば、「ゴシック・ノヴェル」と「ゴシッ
ク・ロマンス」は、実質的にほぼ同義ですが、細かいことをいえば「ノヴェル」は
長編を指すのに対して、ジャンルの総称としての「ゴシック・ロマンス」には短編
も含まれる、といった些細な違いはあるかな、と。また「ゴシック・ホラー」とい
うのは「ゴシック的恐怖」のニュアンスで使われることもあれば、「ゴシック風ホ
ラー」の意味でも使われますね。

芦辺様
 ようこそいらっしゃいました。
 こないだは、電話が途中でブチ切れてしまい失礼しました。ちょうど移動中だっ
たので折り返し掛け直すこともままならず、まあ、用件は済んだからいっかー、と
そのままに(苦笑)。

>この本を続けて2冊買わざるを得なくなった怪現象?のこと、東さんは覚えてな
>いでしょうね。
 はい、全く。(←キッパリと)
 最近とみに記憶力が摩耗しておりまして……(笑)。

深川様
 御質問への返事が遅れて失礼しました。

>くだんというのは必ずしも半人半牛の妖かしを言うのではなく、猿と人、蛇と人
>といったキメラ的なものもひっくるめて呼んでいる地方もあるようです。仮にそ
>うした「牛妖」というテーマから外れたくだんをモチーフに小説を応募しても構
>わないのでしょうか?
 うーん、これは難しいところです。基本的には「面白ければ何でもアリ」ですが、
その場合も、オーソドックスな「くだん」を踏まえた上での逸脱であれば……とい
うくらいの限定づけはしておいたほうがよいかもしれませんね。
 くだんの概念にあえて挑戦するような意外性は大歓迎なんですけど。

みやがわ様
 いらっしゃいませ。
 いつも『幻想文学』を御購読いただいているとのこと、誠にありがとうございま
す。
 別にホラーと直結しなくても、小誌に関する御質問なども、お気軽にどうぞ。
「一般的掲示板」の用意もありますので。

比呂様
 これまた御返事が送れて恐縮であります。

>件は、人頭牛身なのか、牛頭人身なのか、に尽きるのですが
 これはどうやら「どっちもあり」だけど、前者が主流か? といった感じではな
いでしょうかー。もちろん御投稿いただく場合は、どちらでも可、です。
 そうなんですよ、「牛妖」ってのは世界規模で根が深く、広がりのあるテーマな
んですよね(だからこそ特集に踏み切ったのですが)。

酒井様
 御挨拶が遅れて失礼しました。(←うーむ、今回はあやまってばかりだ……)
 いつも味わいのある御感想の記された読者カードを御返送いただき、ありがとうご
ざいます。拝見するのを愉しみにしておりました。
 今後はオンライン&オフラインともども、何卒よろしくお願いいたします。


ヒゲ溝 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月28日(土)01時27分51秒 tckw1004.ppp.infoweb.ne.jp

>日下様

などと呼びかけるのははじめてなので、何か変な気分です。
それにしても、本当にご無沙汰ですな。ひょっとするとSFセミナー以来かな?
探偵小説研究会は入ってから3年くらいでしょうか。ちょうど入った頃、皆が「本格探偵小説の現
在」の原稿を書いていたのを思い出します。タイミング悪いな俺。

>酒井様

拙文お読みくださり、ありがとうございます。
69年生まれというせいもあって、僕にとってのアメリカ映画の原風景って荒涼とした田舎道なんで
すよね。
なにしろイーストウッドが“建国200周年記念映画”として、妻子を北軍に惨殺された南軍の敗残
兵がゲリラとなって、居留地を追われたインディアンの長老だの、レイプされた娘とその祖母だの
を引き連れた疑似家族集団となって国境の向こうに逃れて行くという『アウトロー』を撮ってしま
ったような時代でしたからね。僕らが想像する以上に、アメリカも疲れきっていたんでしょうね
え。
ちなみに、H・G・ルイスの『2000人の狂人』が白昼堂々のシステマティックな虐殺を描く一方
で、それに対する倦怠感を表明しているとか、ルトガー・ハウアーの『ヒッチャー』は“スピー
ド”への誘惑を描いているようにみえるなどという話を原稿にうまい具合に入れ込めなかったの
で、ついでにここに書いちゃいます。


こちらこそよろしく 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月28日(土)01時11分31秒 tokyo17-39.m.nttpc.ne.jp

溝口様
ミーコとサインペン持参でまいります。よろしく(>皆様)。


最近見た映画というと 投稿者:中島晶也  投稿日:08月28日(土)01時04分42秒 oska1818.ppp.infoweb.ne.jp

『ポケモン』と『アンパンマン』だったりします。最後に劇場で見たホラー映
画というと……はて何だったか?

>酒井様
 なるほどコクトーの『ヴァテック』ですか。今のような時代に変な具合に映
画化されてしったのを見るより、塚本氏のようにお気に入りの作家の幻の作品
を空想している方が楽しいかも知れませんね──と、いつになく消極的なこと
を書いてしまったのは、テレビでヤン・デ・ボン版『たたり』の試写会のCM
を見てしまったからです。『学校の怪談』(これはそれなりにいい映画です)
みたいな特撮満載のオバケ屋敷映画になってるみたいですよ。あーあ……。


山風! 山風! 投稿者:T劇の堕天使  投稿日:08月27日(金)22時39分27秒 p45-dn02kitafuse.osaka.ocn.ne.jp

>日下様
情報ありがとうございます。「開化の忍者」って明治頃のストーリーでしょうか?
「お庭番地球を廻る」みたいな。

>未収録はニ本
それでは、ノベルスの「剣鬼喇嘛仏」「くの一紅騎兵」に収録されていた以外の
作品でお薦めのものと言えば、なんでしょうか? 「かげろう」に入っていた、
「忍者明智十兵衛」とても好きな作品です。私はオチが歴史とリンクする作品が、
お気に入りです。

>カメヤマ様
天野喜考氏のカバー、美麗ですよね。私も、思わず買いなおしたくなります。
昔の角川文庫版のカバーは、佐伯俊男という人が描いていまして、子供心に
結構、気持ち悪かったりしました。

長篇もまだ復刊してないのがあるはずなのですが……出ないのでしょうか?


ダサコン2 投稿者:T.Mizoguchi  投稿日:08月27日(金)19時08分54秒 210.162.218.6

溝口でございます。

日下さま>
いえいえ、こちらこそどうぞよろしくお願いします。しかし古本堂は奥が深いなぁとつくづく
痛感したのでした。(まだまだ、という感じです。>私)

倉阪さま>
本日石堂さんとダサコン2でのアトリエOCTAの本のディーラーズ販売の件でお話を
しました。アトリエOCTAの倉阪さまの著作(『地底の鰐、天上の蛇』、『怪奇十三夜』)
他を販売することになりました。そのとき是非、購入者にはサイン等をしていただける
とありがたいです。

ということで、明日はどうぞよろしくお願いします。


最近映画も見てない 投稿者:酒井百世  投稿日:08月27日(金)17時35分21秒 tokyo2-58.webnik.ne.jp

笹川様
  こちらこそ、はじめまして。
  でも、新聞あけてあの記事が目に飛びこんでくるとやっぱり仰天しますよねぇ。
  私も慌てたせいか、字、間違えちゃいましたし。

  ところで、別冊宝島のハイウェイ・ホラー映画論、読まさせて頂いております。
  ちょいと横丁ひとつ曲がると異界へ行けてしまう日本と違う、アメリカの広さ
 に思いをはせました。私は行ったことがありませんが。(ここ十年近く、箱根の
 関所も越えてないです。)
  「移動」し続けねばならぬというアメリカの閉塞感とは、やはり開拓精神の裏
 返し、「開拓」への強迫観念のようなものなのでしょうか。

  話は変わりますが、キム・ニーマンの゛Nightmare Movies"は翻訳出版されて
 いるのでしょうか?「幻想文学」14号で滝本誠氏が紹介なさって以来ずっと読み
 たいと思い続けているものですから。

中島晶也様
  はじめまして。
  ずっと以前の話題で恐縮ですが、「ヴァテック」映画化の話で、塚本邦雄氏が
 ジャン・コクトー監督で映画化していたらさぞかし……という内容のエッセイを
 書いてらっしゃいますよね。ヴァテックはジャン・マレーでヌロニハルはマリア・
 カザレス。そして「この映画はずたずたに切られて公開中止となると想定するの
 も更に一興だ。」そうです。
  うーむー、ですね。矢野目・生田訳からならではの発想という気がいたします。
 ホラー映画にはならないでしょうねぇ〜。


ああっ 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月27日(金)13時36分31秒 yksk0140.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

まだ二回おくってしまいました…。すいません、削除しておいてくださいませ。
 > 管理人さま


忍法帖の未収録短篇 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月27日(金)13時32分28秒 yksk0140.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

 > T劇の堕天使さま

>ところで、未収録の作品で七冊の方に出る予定の中で、日下様のおすすめ
>のものといえば、どんな作品がありますか? うーん、わくわくします。

う、ごめんなさい。期待させてしまうような書き方でしたが、
未収録は実は2篇しかないのです。しかも、そのうち一本は
ショート・ショートです。タイトルは「忍者鶉留五郎」で、
こちらは9月発売の『野ざらし忍法帖』に収録いたしました。

もう一本の「開化の忍者」は、10冊目に収録の予定です…。
そこまで出せるのか? 不安だ。


忍法帖の未収録短篇 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月27日(金)13時31分13秒 yksk0140.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

 > T劇の堕天使さま

>ところで、未収録の作品で七冊の方に出る予定の中で、日下様のおすすめ
>のものといえば、どんな作品がありますか? うーん、わくわくします。

う、ごめんなさい。期待させてしまうような書き方でしたが、
未収録は実は2篇しかないのです。しかも、そのうち一本は
ショート・ショートです。タイトルは「忍者鶉留五郎」で、
こちらは9月発売の『野ざらし忍法帖』に収録いたしました。

もう一本の「開化の忍者」は、10冊目に収録の予定です…。
そこまで出せるのか? 不安だ。


忍法帖 投稿者:フク  投稿日:08月27日(金)00時40分49秒 ppp04-180.din.or.jp

>日下さま
情報、ありがとうございます。長編は順調とのこと……と言いつつ読めない長編は
アレとアレ。(忍法相伝欲しい)そこまで順調さが続くことをまずはお祈り。
しかし、短編!売れ行き次第!宣伝に務めますっ!頑張りますっ!

やはりtcupで四位のことはありますね。↓


☆ 素敵な貴女に !☆ 投稿者:kazumi  投稿日:08月26日(木)21時16分45秒 ws1.manet.dion.ne.jp

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忍法帖、わたしも・・ 投稿者:カメヤマ  投稿日:08月26日(木)13時18分35秒 210.238.118.175

カメヤマです。

>日下さま、T劇の堕天使さま
わたしも講談社文庫版の忍法帖シリイズを毎月購入しています。
一説には天野喜孝のカバー画に惹かれているとも言われておりますが(笑)
短編についてだけでなく、すべての忍法帖シリイズを読みたいと思っているで
もちろん、とりあえずの3冊は絶対購入します。

ぜひとも全10冊で刊行してください>講談社さま

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忍法帖短編についてお聞きしたい事が。 投稿者:T劇の堕天使  投稿日:08月26日(木)10時17分43秒 p45-dn05kitafuse.osaka.ocn.ne.jp

何気なく見てたら、すごい情報が!

>日下様
初めまして。忍法帖フリークのT劇の堕天使と申します。
「かげろう忍法帖」は所持している作品とかぶってない作品が、一本だけ
収録されていたので、買おうかどうか迷っております。しかし十冊が三冊
になると聞いてしまっては、これは買う方向でいかなければなりますまい。
私個人は、どちらかというと長篇よりも、ストーリーを追わずに一個の忍
法でまとめた短編の方が好きなぐらいなのですが。
とりあえずの三冊はわかりませんが、残りの七冊も出るなら、絶対買いま
す。
ところで、未収録の作品で七冊の方に出る予定の中で、日下様のおすすめ
のものといえば、どんな作品がありますか? うーん、わくわくします。


ご指摘、痛み入ります 投稿者:カメヤマ  投稿日:08月26日(木)09時02分47秒 210.238.118.199

カメヤマです。わたしが書き込んだ情報に不備があったようで、
日下さまには訂正いただき、本当にありがとうございました。
#それにつけても荒木氏の効果音は水木しげる氏のそれと同様、
#個性的で、かつ、見事なものだと感じています。
#蛇足でした。


(無題) 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月26日(木)07時44分20秒 ppp204058.asahi-net.or.jp

酒井様
 まったく問題有りません。
シェヴァイク様
 削除しました。11時過ぎは混んでいていて仕方ありませんね。
 僕のマックもこの時間帯は、書き込みするとよく落ちます(笑)


(無題) 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月26日(木)02時47分58秒 yksk0108.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

  > 八尾の猫さま
『魔少年ビーティー』の単行本は、まだ出てると思いますが。見当たら
なくても本屋さんで注文すれば届くはずです。ジャンプコミックスでは
なくて、ジャンプスーパーコミックスですので、お間違えなきよう。

  > カメヤマさま
ビーティーは荒木飛呂彦の初連載作品ですね。その後、バオー、ジョジョ
と続きます。デビュー作は短篇の「武装ポーカー」で、やはりジャンプ
スーパーコミックスの短篇集『ゴージャス・アイリン』に収録されていま
す。


ご挨拶 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月26日(木)02時44分50秒 yksk0108.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

  > 芦辺さま
こんにちは、こちらでもよろしくお願いします。しかし、芦辺さんは
鮎川賞の前に幻想文学でデビューなさっている訳ですから、ぜんぜん
場違いではないと思うのですが…。『妖異百物語』編集時の経験から
いっても、むしろ似合いすぎという気がします。

  > 溝口さま
「書物の帝国」へのレスをこちらの掲示板でやったような形になって
しまい、申し訳ありませんでした。今後とも、よろしくお願いします。

  > 笹川さま
お久しぶり〜。そうか、この掲示板を見てると、笹川くんにも会える
のか。うむ。ところで、探偵小説研究会って、前から入ってたんだっ
け?


忍法帖短篇 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月26日(木)02時43分16秒 yksk0108.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

 >フクさま
おお、sfセミナーでお目にかかった方でしたか。覚えております。
ところで、あの時、講談社版の風太郎忍法帖短篇集、未収録作品も
含めて全10巻で刊行、と申しましたが、ちょっと情勢が変わって
しまいました。私は10冊のつもりで編集して、一覧を渡したので
すが、途中で担当者が替わったことなどもあって、講談社の方で、
とりあえず3冊、といってきました。そういわれても困るのですが、
まあ、出版社が出さないといっているものは仕方ありません。残り
の7冊を出すかどうかは、売れ行き次第、という事のようですので、
すいませんが、刊行される3冊分(『かげろう忍法帖』『野ざらし
忍法帖』『忍法関ヶ原』)、よろしくお買い上げのほど、お願いい
たします。

巻末のギャラリーも、10冊のつもりで配分しているのに…(泣)

ちなみに長篇の方は、重版もかかっているみたいで、心配なさそう
です。問題は、やはり短篇集なんですねぇ。


一カ月半遅れ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月26日(木)01時46分17秒 tokyo17-11.m.nttpc.ne.jp

今日も少女を解体してしまった罪深いクラニーです。ブラウニーではありません。
というわけで、べつに悪事を働いて新聞に載ったわけではないのです。
あれは「中日新聞」の転載です(>酒井様、笹川様)。不出来だけど。
えー、ここで終わったらウスターなので、情報をひとつ。
「幻想文学」に二度書評を寄稿したことがある円堂都司昭さんが今年の鮎川賞の評論賞
を受賞されました。
それにしても「幻想文学」の編集人と発行人、もう少しこまめにレスをつけられないも
のでしょうか?


怖いフォント 投稿者:たかはし(ジョ)  投稿日:08月25日(水)23時50分11秒 in.inac.co.jp

治田豪和さん:
>それにしてもこんなサイトがあるとは…。

このサイト、というか文字鏡は、漢字業界でのデファクトスタンダードを
目指している(しかもほんとにそうなりそう、という)すごいところなの
だそうで。もう怖い字だらけです :-)

掲示板では使えませんが、フォントを入手すればWindowsなどでは使える
はずです。また、Webでも(番号を調べるのが面倒ですが)先ほどのページ
のようにimgタグを使えば、どこのページでもお使いいただけますです。

》魔少年ビーティー
変なポーズ、変な効果音、変な言いまわしの変なお話、という印象。
でも、面白かったですよ。


魔少年ビーティー 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月25日(水)23時21分24秒 spider-wb042.proxy.aol.com

 こんにちは>八尾の猫さん、カメヤマさん。

 ビーティーは科学的トリックでスーパーナチュラルな現象を演出したり、「ジョジョ」の
奇想に溢れた魔人との戦いに通じる面白さがすでに現れてますね。

 これってもう新刊では絶版なのですか?特にレアな漫画ではないので、この手の作品を探
すにはまんだらけとか、ブックスーパーいとう系列とか、大くて整理された店に行くのが最
も効率的だと思います(私の漫画漁りの経験からして)。
 八尾の猫さんは首都圏お住まいですか?


動揺していたようで 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月25日(水)21時41分01秒 tckw1028.ppp.infoweb.ne.jp

改行忘れてしまった……。すみません。


わ!ホントだ、びっくりした 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月25日(水)21時39分45秒 tckw1028.ppp.infoweb.ne.jp

>酒井様

初めまして。
帰宅して、着替えしながら掲示板を覗いていたら、倉阪さん東京新聞占拠の情報! さっそく凄い勢いで新聞めくって、すわ大事件かと同居人を慌てさせましたよ。
それにしても、写真まで入ってまあ。


飛呂彦氏は根元かも? 投稿者:カメヤマ  投稿日:08月25日(水)21時04分07秒 210.228.171.100

● 八尾の猫さま
 >荒木比呂彦の初期作で「魔少年ビーティー」という話が面白そうなのですが、
 >これは文庫化されておらず、いくら古本屋を探しても見つかりません。

 コミックス化(集英社・ジャンプコミックス)は果たしており、
 わたしも当時何度も読み返したモノです。

 >誰か読んだことのある方は、「これはこういう漫画なんだよっ」
 >と教えて下さい。(たいそう根性の悪い少年の話だそうです)

 主人公のビーティーは確かに根性悪いですね。
 子供のくせに、したたかに大人を罠にはめたり、妙に博識だったりします。
 陰性の江戸川コナンと言ったところでしょうか?(笑)

 確か「魔少年ビーティー」は氏のデビュー作だと記憶していますが、
 以降、かなりの影響を知らずに受けている気がします。


● フクさま
 最近は何となくご無沙汰しておりますが、
 いつもとはちがった場所でお名前を見かけるのは新鮮なものです(笑)
 結局のところ、根底に似通ったモノがあるのでしょうね。

http://YOKAI.nu/


ああ、びっくりした 投稿者:酒井百世  投稿日:08月25日(水)17時39分44秒 tokyo2-46.webnik.ne.jp

皆様はじめまして。
一般的掲示板からはみだしてきた酒井百世と申します。それはともかく……

今、家に配達された東京新聞の夕刊を見て、吃驚仰天。
なんと、文化面に倉阪鬼一郎様の寄稿が載っているではありませんか!
題名は「「活字狂想曲」番外編」
見出しに「仕事だけはまじめにやれ」「それでもダメなら人生いろいろ」
となっており、お写真と「活字狂想曲」の内容紹介つき。
スペースは文化面の1/4ぐらいです。
まだ、未読の倉阪様のファンは新聞屋さんに走れ!

ああ、三大新聞のビール券付き勧誘券にもめげす、
長年マイナーな東京新聞をとっていたかいがあったなぁ。(嬉泣)
…あっ、でも、そういえば「活字狂想曲」はホラーじゃなかたっけ…。
でも、お許し下さいますよね、管理人様。


場違いかもしれませんが 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月25日(水)16時56分50秒 ATUcc-05p28.ppp.odn.ad.jp

 
 モダンホラーの話がしたい、と言っていたにも関わらず、古典に復帰してしまった八尾の猫で
す。ウルフの「オーランドー」を読みました。ウルフの小説を読むの初めてだったのですが、案外
面白いものですね。もっともこれは当方が両性具有なる存在に関心があるからでしょうが。それか
らロデンバックの「死都ブルージュ 霧の紡車」・・・「死都ブルージュ」なる小説は、どうもこれ
までに美しすぎるイメージを抱いていたためか、「おお、こういうものか」と言った感じでした。
先入観がない分、「霧の紡車」の方が素直に読めたかもしれません。後は「イギリス怪奇傑作集」
・・・好きですね、こういうオーソドックスな怪談って。ところで中にジェイムズ・ホッグという
人が書いた「黒い沼地のブラウニー」という小説があるのですが、ブラウニーとは一体なにものな
のでしょう。どうも小説の粗筋から察すると、ケルトの邪悪な妖精だと思われますが。
 それからあのう、怪奇漫画の話をしてもよろしいでしょうか。(読んでる人いるだろうか)
最近ある雑誌で知り、高橋葉介の「夢幻紳士 怪奇編」を手に取りました。面白かったですねえ。
きれいで、しかも恐ろしい。「幽霊夫人」なんてとてもいいな、と思いました。最近文庫で「ヨウ
スケの奇妙な世界」というシリーズでかなりの冊数が出ているそうですが。
 それから後、荒木比呂彦の初期作で「魔少年ビーティー」という話が面白そうなのですが、これ
は文庫化されておらず、いくら古本屋を探しても見つかりません。誰か読んだことのある方は、
「これはこういう漫画なんだよっ」と教えて下さい。(たいそう根性の悪い少年の話だそうです) 


ネタくりあれこれ件編 投稿者:比呂  投稿日:08月25日(水)03時55分13秒 ppp1004.kt.rim.or.jp

>東さまへ

 ということで件のこと考えていますが、、、、なかなか難しいですね。

 一番の問題は、件は、人頭牛身なのか、牛頭人身なのか、に尽きるのですが、、、

 祇園のお話、四国の牛鬼のお話、戦後の神戸、九州の剥製、、、、とりみきさんの
ルポと水木先生の漫画を読むごとに悩んできますよねえ。
 これに新耳を足すと、、、、現実世界にいるかもしれない魔が見えるのですよね。

 つーことで、ネタは山ほどありそうですが、けっこう調べないと(^^;)
 牛って生活に結びついた生き物ですから、神話に遡ると楽しいことになりそう
ですよね。
そうか、ギリシャだけでなく、インドからインドネシアも調べないと、、、(笑)
 


お返事など 投稿者:治田豪和  投稿日:08月25日(水)03時09分33秒 TKZcc-02p20.ppp.odn.ad.jp

倉阪様
 そうですO穂舎です(笑)。やっぱりご存じなのですね(はて、私が言った
のだろうか…)。あそこいいです。魔術師の帝国もあそこでした。
 そういえば地底の鰐買ったとき、店主の方、中身を見たようで、「おもしろい
よねこの人の」と言っていましたよ(笑)
 その斜め前にもチェーン店の古本屋が出来ました。

 中島様
 おお、早速のご回答、どうも有り難うございました。
 や『ゴシック幻想』はり同じ物でよいのでしたか。読む本によって、同じ物
を指しているようでいて言葉が違うもので…。
 ラヴクラフトもよくゴシック・ホラーと書かれていますね。ゴシック・ホラーも
いろいろ意見をうかがっていきたいです。
 あと『異形のテクスト』と『ゴシック幻想』もチェックしておきます。
 美学的怪獣論、楽しみに(笑)

たかはし(ジョ)様
 はじめまして。
 ああ! これですこれです、私のハンドルネームになり得なかったペンネ
ーム(笑)。なんかわざわざアップして頂いて済みませんです。
 それにしてもこんなサイトがあるとは…。一太郎で外字作るのに一体何時
間かかったことか…
 これ掲示版では使えないですよね?
 


不気味なブーメラン 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月25日(水)02時01分24秒 tokyo18-04.m.nttpc.ne.jp

怖い漢字がまた戻ってきたよー(>高瀬さま)。
某所では「魘」「蠢」などが挙がってました。「凶」もシンプルだけど怖いです。
函の中からハサミ男が出そう。ちなみに、「ハサミ男」が面白かったミステリの方、
大石圭「死者の体温」(河出書房新社)も読んでくださいね。「黒い家」の十分の
一くらい売れてもいいような気がするけど(無理か)。
それにしても、読者によってツボが違いますね。「文麗堂盛衰記」はわりと凡庸な
ミステリのコードを使っているので、ある意味ではいちばんダメかも(>松本様)。
だから続編はきついのだが・・・。


ああ、涙が出そうだ 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月25日(水)02時00分34秒 tckw1016.ppp.infoweb.ne.jp

>松本様

過分なお言葉ありがとうございます。ここの掲示板で褒めていただけるなんて、僕としては珍しい
ことで感激しました。(大抵出てくるときは怒られてるときですしね)
塾の夏期講習中で死にそうになっているのに、生徒の親に怒鳴り込まれたりしてすっかり気が弱く
なっているときでもあり、本当に嬉しいです。
これからも精進する所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします。もちろん御批判も。
文庫解説なんて、読者からの反応がほとんどないので、自分の書いたものがどう思われているのか
分からないんですよね。だから率直な意見を言ってくださる方がいらっしゃると、それだけでうれ
しいのです。たとえ手厳しく批判されたとしても。


怖いペンネーム 投稿者:たかはし(ジョ)  投稿日:08月25日(水)00時01分04秒 in.inac.co.jp

たいへんごぶさたしております。漢字につられてでてきました。

#DASACONではよろしくお願いいたします。
#あ、架空書評勝負への投票もよろしくでございます(_o_)>みなさま

>治田豪和さま
↓こんなお名前だったのでしょうか?
http://www.inac.co.jp/~maki/tmp/kowaimoji.html

http://www2s.biglobe.ne.jp/~ttsyhysh/VBR/VBR99.htm


はじめまして 投稿者:みやがわみつこ  投稿日:08月24日(火)22時31分11秒 h200.p097.iij4u.or.jp

はじめまして、季刊幻想文学を第9号(1984年冬号)
から購読しているみやがわみつこです(虚無への供物が好きだったので
「幻想怪奇ミステリー特集」にひかれて購入したと思います)
このホームページを発見してびっくりしました。期待しています。
今後ともよろしくお願い致します。(ちっとも幻想的書き込みじゃなくて
すみません)ところで、22日深夜BS2でやっていた映画
「怪談」、けっこう楽しみました(むりやり怪談ネタ!)
では。


雷怖い 投稿者:深川拓  投稿日:08月24日(火)19時41分34秒 www.tctv.ne.jp

今鳴ってます、ゴロゴロと。何が怖いってスピーカーにノイズが……
んなことはどうでもいいんですが(良くないか)。

>東様
 くだん小説募集について一つお訊ねしたいのですが……ここでもいいんでしょうか?
兎に角書いてしまいます。
 とりみきさんの著書にもありますが、くだんというのは必ずしも半人半牛の妖かしを
言うのではなく、猿と人、蛇と人といったキメラ的なものもひっくるめて呼んでいる地
方もあるようです。仮にそうした「牛妖」というテーマから外れたくだんをモチーフに
小説を応募しても構わないのでしょうか? 私自身が考えているのは必ずしも「牛妖」
である必要がないもので、ちょっと悩んでいるのですが……

「GOD」はとろとろと読んでおります。今現在の個人的なお気に入りは「白の果ての扉」
でしょうか。「茜村より」は……うーん、冒頭の視点がややぐらついている処や、主役
と脇を作家と編集者に設定した必然性が感じられなかったので何となく評価が辛い……
すいません。松本さんの仰言るとおりクライマックスには瞠目したのですが。しかし何
故か「まつりばやし」というフレーズが出た処で笑ってしまいました。
 何だか失礼なことばかり書いてますね私。御容赦下さい。

 雷が落ちまくってる……本当にPC起動したままだと危険かも知れない……


いろいろ 投稿者:松本楽志  投稿日:08月24日(火)16時45分08秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

>倉阪さん:
 
 「田舎の事件」読みました。
 僕は「文麗堂盛衰記」がツボでありました。
 「これは初版ではない!」は名ぜりふでしょう!!

 それから、
 麻耶雄嵩氏とも言っていたんですが、倉阪さんの狂人の描写に「眼に光がない」というものが
ありますね。この描写があると、なんか「狂人印」みたいな気がして安心して読めました(笑)
 あと倉阪の文体の特徴で気持ちがいいのが「むやみに」とか「言うをはばかる」がありまして
これがトボけた味を醸し出してますねえ。
(なお、ホラーになると「いやに」が頻出しますね)

 「GOD」は倉阪さんの「茜村より」だけ、ひとまず読みました。
 並んでいる人間を数えていくところでいったんエスカレートさせてから、あっちがわに転落し
てしまった主人公が平然として戻ってきて座る、この呼吸が良かったですね。
 それにしても祭好きですねー。

>笹川吉晴さん(いまもここを読んではるかな?):
 さっき「エクソシスト」を読み終わりました。すごい傑作だなあ、と思って、あたまのなかで
いろいろ考えをまとめようとして、笹川さんの解説を読んだところこれがすばらしい解説でした。
難しいことばを使わずに書かれていながら、実に的確でなおかつ示唆に富んだ解説だと思います。

 解説で小難しい評論をされてしまうとわれわれのような不勉強な読者には、釈然としない思い
が残ることが多くて、探偵小説研究会の方の解説ってどうしてもそういうイメージが拭えなかっ
たんですけど、この解説はそんな思いを全く感じさせませんでしたね。

 ネット素人書評家としては、ページに書くことがなくなってしまいまして、こういう的確な解
説は逆の意味で、たいへん困ります(笑) 自分の感想を書いてから解説読んだら良かった……

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/


おお、また特濃の方が 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月24日(火)15時55分50秒 tokyo14-07.m.nttpc.ne.jp

芦辺様
よくいらっしゃいました!

>それにしても、『地底の鰐――』が出て明日で12年?
ああ、ころっと忘れてました。ちなみに、「十角館の殺人」の刊行はこの十日後ですから、
私は新本格以前にデビューしてるんですね(という話をすると、なぜかみなさん笑うのだが)。

なお、津原掲示板をご覧の方はご存知の通り、TeaCupの掲示板ランキングで「幻想的掲示板」
は堂々4位にランクインしております。


わたくし、見ましたの。 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月24日(火)09時47分18秒 98AC73A7.ipt.aol.com

●中島さま 
 >横山茂雄氏がテレビに出演!されたらされたらしいです。
 
 みました。
 「吸血鬼ドラキュラを書く直接のきっかけになったものはなに?」
 という質問で、答えは
 「カニの食べ過ぎ」
 というものでした。ストーカーはカニが大好きで、ある日カニを食べ過ぎ、悪夢にうなされ、云々、
という話です。
 イギリス人って、カニを食べるのかあ、と思いました(失礼)。
 わたしが両親にうんちくをたれたのはいうまでもありません。

 ところで、平井訳のドラキュラのミナたちの手紙のやりとりの
 「〜〜〜のことよ。」という語尾で遊んだ人はわたしだけではないですよね?えっわたくしだ
け?そんなことおっしゃらないでいただきたいわ(ミナ、憑依中)。幻想のほうに出るときって
わたくし、どうしていつもテレビネタなのかしら?みなさんに、念のためにここに、お書きしま
すけど、わたくし、テレビばっかりみているなんてこと、ありませんのよ。もし、そういうふう
におっしゃられたら、わたくし、ゆるしませんのことよ。
 


おお、ゴシックな話題が 投稿者:中島晶也  投稿日:08月24日(火)08時09分40秒 oska1505.ppp.infoweb.ne.jp

>治田様
 ゴシック・ノヴェルとゴシック・ロマンスは同じものです。ロマンスとノヴ
ェルを繋ぐものなので、そういう2つの呼称ができているのでしょう。
 ゴシック小説に関しては、横山茂雄氏の『異形のテクスト』(国書刊行会)
と紀田順一郎氏らの『ゴシック幻想』(書苑新社)の2冊を読めば、だいたい
の輪郭が掴めるでしょう。どちらも新刊で手に入ります。

 ゴシック・ホラーは、ホラーがゴシック小説以後に成立したものなので、か
なりわけわかめな言葉ですが、「ゴシック趣味のホラー」ぐらいに理解してお
けばよいのではないでしょうか。端的に言えば、古城が舞台のホラーとかです
ね――てな感じでどうでしょうか? >諸氏

 で、巨大生物ですが、

>> 私のように表面的、形態的なかっこよさだけで喜んでる怪獣
>> 好きとのレベルの違いを痛感しました(焦)。

 ほんとはそういう話も書きたかったんですけどねえ。本自体の企画がああい
うものなので、意図的に社会派にしております。機会があったら、美学的な怪
獣論もやってみたいです。

>シェヴァイク様
 いやあ、ついウケ狙いに走ってしまって。わざわざ恐縮です。

 というわけで、どこでも手に入らないようなら、状態は悪いですが実費(定
価+送料)でお譲りしますよ。>八尾の猫様


はじめまして>皆々様 投稿者:芦辺 拓  投稿日:08月24日(火)07時11分57秒 oska1124.ppp.infoweb.ne.jp

 探偵小説家の芦辺と申します。なぜ、こんな畑違いの奴が忽然とこちらのような場所に
現われたか、ご存じなのは東さん、日下さん、それに倉阪さんぐらいでしょうか。

『地底の鰐、天上の蛇』ですか。この本に触発されるところがあって、東氏に自費出版を
申し入れて、川島女史に思いとどまるよう諌められましたっけ。あのお手紙には感謝して
ます。

 それにしても、『地底の鰐――』が出て明日で12年? ひえー。そうそう、この本を続
けて2冊買わざるを得なくなった怪現象?のこと、東さんは覚えてないでしょうね。その
せいで、うちには倉阪さん最初の著書一冊とともに、カバー一枚が余分に(たぶん今でも
どこかに)あるのです。


募集の補足 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月24日(火)07時02分53秒 cse34-18.tokyo.mbn.or.jp

 「くだん」関連の投稿大募集、予想外の反響の広がりに驚いております。
 いやまったくネットの力を実感しました。わくわく(笑)。

 ある方から募集内容に関する問い合わせメールをいただきました。おそらく同様
の疑問を感じていらっしゃる向きもあるかと思いますので、Q&A部分を下記に掲
載しておきます。

>「くだん&牛妖」についての企画で「くだん」の原稿を募集されています
>が、この「牛妖」については、どういう概念規定なのでしょうか?

 「牛妖」は、狭い意味では「牛の化物」、広い意味では「牛にまつわる怪異と幻
想」全般を指しております。
 要するに「くだん」だけで特集を立てるのは困難なので、たとえばミノタウロス
であるとか牛魔王であるとか地獄の牛頭馬頭であるとかシュルレアリスムの闘牛幻
想であるとか、そういった諸要素を特集に取り込むためのネーミングです(まだ仮
題ですが)。

>「くだん」しか募集していないように文脈からは判断できるのですが、して
>みると「&牛妖」という表記部分は蛇足のように感じます。

 募集に関しては、「牛妖」としてしまうと余りにも範囲が漠然としますので、あ
えて「くだん」に限定、その限られたネタの枠内で勝負していただこう! という
魂胆です(笑)。それでも概念規定の差違は当然出てくるでしょうが、それは許容
範囲といたします。

 御理解いただけましたでしょうか?
 それでは、御投稿お待ち申し上げております!

 なお、他に御不審な点などあれば御遠慮なくお問い合わせくださいませ。


レス追加 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月24日(火)02時52分07秒 tokyo13-40.m.nttpc.ne.jp

シェヴァイクさま
二冊目までは自費出版です。ちなみに、歌集と句集もそうです。同人誌を含めたら
いったいどれだけ散財したことやら・・・。
なお、「鰐」はあまり内容を覚えてません。一冊だけ持ってますが(笑)、昔のほう
が良かったらショックだから読めないのです。


おわび 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月24日(火)02時45分17秒 tokyo13-40.m.nttpc.ne.jp

日記のミス連合宿の集合のくだりに藤原義也さんが抜けておりました。
クライアントを含めたら3人も会ったので、ついフロイト的な無意識が作動したかも(笑)。

治田様
それはきっと江古田のO穂舎ですね(笑)。


色々と 投稿者:治田豪和  投稿日:08月24日(火)02時28分42秒 TKZcc-06p58.ppp.odn.ad.jp

 ち、地底の鰐は予想以上に引火性が強かったようで(焦) 
 でもあのわけ分かんないあたり、私には魅力的に映るのですけれどね。

 八尾の猫様
 どうもはじめまして。
 私は大分前に古書店で買いましたよ。まだその頃は古書店で手に入りや
すかった…のかもしれません(定価の1300円増しでしたが)。古本屋の揃え
が良かったという気もしますが。幻想文学6号や19号、ソノラマ海外(の一
部)など、手に入りにくそうなもの殆どそこで買えましたし。
 
 そういえば何年か前、池袋のリブロという本屋でラヴクラフト・フェアをやっ
た時、色々なクトゥルー本に混じって地底の鰐〜も3、4冊ほど売られてい
て、古書店で購入したあとだったのでちょっとがっくりした覚えがあります。 

 東様
  大分古い話になってしまいましたが、ミステリvs幻想文学、モダンホラー・
スペシャル、妖髪鬼談、ホラーを書く! もっと知りたいホラーの愉しみ! も
読み終えております。
  モダンホラーとは何かという基本的なところから全く知識がありませんで
したので、これらの本は参考になりました。でも私、一度読んだだけでは意
見の相違で混乱したり、細部を忘れてしまったりするので、その都度今後も
参考にしなければ……。以前の倉阪さんの4分類なんかを交えつつ見ると
分かりやすいでしょうか。
  ホラーの世界では常識なのかも知れませんが、東さんが前にここでも口
を酸っぱくおっしゃっていた「ホラーの醍醐味は現実世界の描写があって、
それを超自然的要素が侵犯するところにある」というような内容を、「ホラー
を書く!」中、皆さんまるで申し合わせたように多く発言が一致しているのが目
を引きました。
  妖髪鬼談は昔の作家と現在の作家の入り混じっているあたりがアクセン
トになっておりました(特に文体にそのあたりのことが反映されて)。私は泉
鏡花初体験でしたが、正直文体が難しかった(笑)。形容詞が重なったり、
主語述語を探し出すのに苦労したり…。ラヴクラフトのよう? 
 ただ、理解するのにひどく時間がかかるだけで、嫌いな文章ではないので
すが。というより、あのようなもやもやした文の方がどちらかというと好みで
す。
 すぐあとに「水妖たん」があったのが、ちょっとした小ガイドに(笑)。
 
 荒俣宏氏「ホラー小説抗議」も売っていたけど、これは未だ手が回らずじ
まい…
 ところで複数のガイドを読んだら情けなくも逆に混乱したのですが、ゴシッ
ク・ノヴェルとゴシック・ロマンスは同じものと解釈して良いのでしょうか? 
それでゴシック・ホラーはそれらのうち恐怖を描いたものと。

 中島様
  「もっと知りたいホラーの愉しみ!」巨大生物についてのお話を拝見。巨大
生物はその実際的な巨大さゆえにだけではなく、人間の内なる心の裏返し
という精神面に於いてもまた巨大な怪物であるというのは、何とも奥深い話
でありました。私のように表面的、形態的なかっこよさだけで喜んでる怪獣
好きとのレベルの違いを痛感しました(焦)。
 
 フク様他、怖い漢字フリーク(?)の皆様
  古い話題ですが怖い漢字といえば、使いたくても使い場所のない、私のも
う一つのペンネームは「りゅうどう・とうてつ」といいます。漢字で書きたいの
ですが字体がありません。というのも、りゅう、どう、とう、てつ、と進むごと
に、1漢字あたりの「龍」の字が、一つずつ増えていくからです。
 全12巻くらいの大漢和辞典というのだと、そんな凄い漢字が沢山載ってま
す。草かんむりの下にくにがまえ書いて、中に「木」を九つ書くとか(「その」
と読むそうです。因みにこれもいま一つの使えないペンネームに……)


いえいえ 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月24日(火)00時41分26秒 spider-wj022.proxy.aol.com

 中島晶也さま。

 「予備」はそういう意味で言ったのではありません(さすがに小生のためにKEEPして
いただいたのにそんな失礼なことは言いませんです^^;)。これは持ち主の意思次第ですけ
ど、売り先として私を想定いただいたのが事情が変わり、別口に需要があれば……という、
含みだったのです。

 某所の書き込みによると、これと『十三夜』は自費出版だったのですよね?

 ところで、大変失礼ながら、『鰐』で私がついていけるのはインサイダーくらいなん
です。私が本当にのめり込めたのは『十三夜』と『百鬼譚』の掲載作品群でした。


荒俣鰐 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月24日(火)00時27分09秒 tokyo13-28.m.nttpc.ne.jp

タイトルは意図的な誤変換です(想像すると気色悪いな)。

治田様
>「地底の鰐、天上の蛇」の特に幻想味バリバリの諸短編を彷彿とさせるような、
>ビジュアルかつダイレクトな描写とでもいうものが際だっていました。

ほら、そんなことを書くから再燃しちゃったじゃないですか(笑)。あれは若書き
で作者もよくわからない話が入っています(>皆様)。
「緑の幻影」はハードカバーですから、もっと濃いですよ。またコスの印も登場し
ます。

くだん小説
「事件」というタイトルで、実は「ことくだん」、哲学するくだんが主人公という
アイデアが浮かんだのだが、時間的に無理だろうなあ。


横山茂雄氏がテレビに出演! 投稿者:中島晶也  投稿日:08月23日(月)23時57分21秒 oska1632.ppp.infoweb.ne.jp

 されたらしいです。昨日のNHKの『クイズ日本人の質問』でブラム・スト
ーカーに関する問題の解説やなんかをされていたとのこと。私は見逃してしま
いました(涙)。この番組、BSで再放送枠があったかなあ。

>シェヴァイク様

>>  ただ、個人で予備がある方もいらっしゃるんですよね>某氏^^;)。

 ちくしょー。こうなったら各部屋に1冊状態を目指してやる!(嘘)


(無題) 投稿者:フク  投稿日:08月23日(月)23時09分54秒 ppp04-146.din.or.jp

>日下さま
私、今年のSFセミナーで夜明け頃、風太郎について執拗く眠たそうな日下さん
に質問していた者です(笑)
『妖怪博士』と『蜃気楼博士』の違い、ありがとうございます。都筑さんの作品
は本格ミステリも幻想小説もホラーも好きなのでいつかは読んでみたいものです
けれど、いずれにせよレアっぽいですね。『雪崩連太郎全集』はリスト目当てで
いずれ購入することになりそうです。でもきっとホントの地獄はリストを入手し
たところから始まるんだろうな……。

>溝口さま
週末よろしくです。シュヴァイクさんも書いてますけれど、『地底の鰐』はこの
掲示板では、OCTAに在庫が無くなった、と書いてあったような気がします。
大丈夫でしょうか<ださこん販売


『地底の鰐、天上の蛇』 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月23日(月)19時20分54秒 spider-wb062.proxy.aol.com

 八尾の猫さま。

 私も『地底の鰐』は長年探索しながら古書店を彷徨してたんですが、今夏の初めに入会した
紀伊国屋ネット販売でシャレで検索してみたら在庫ありとなっていて、入手できました。別に
紀伊国屋が凄い訳ではなく、版元に在庫があるにを著者も知らなかったというのが真相だそう
で(笑)、最近の活発な執筆活動や『活字狂想曲』のヒットで、幾つかの大手書店が倉阪さんの
本の露出を増やしたときに、『地底の鰐』も並んだようです。その後、再び(というか、今度
こそ)品切れになったと聞いたんですが、ダサコンで売り出されるということはまだ在庫があ
るのでしょうか?

 ただ、個人で予備がある方もいらっしゃるんですよね>某氏^^;)。


地底の鰐、天上の蛇とか 投稿者:溝口@書物の帝国  投稿日:08月23日(月)18時14分04秒 its0.catv.ne.jp

溝口@書物の帝国です。

日下さま>
そ、そうだったんですか。古本マニアの行き着く先は横田さんのあのお話
なんでしょうか?都筑さんの本は最近怪奇・SF系を集めている最中なの
で、下の情報参考になりました。ハルキ文庫の小松の短編集楽しみにして
おります。

八尾の猫さま>
こんど東京でダサコン2というイベントをやるんですが、そのときにアト
リエOCTAの本を販売することになると思いますが、確保しておきましょう
か?ちなみにダサコン2っていうのは、以下のURLにありまーす。

架空書評勝負の投票もお願いいたしまーす(宣伝)。

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4553/dasacon.html


うらやましい 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月23日(月)16時44分31秒 ATUcc-06p25.ppp.odn.ad.jp

 
 冶田様

 「地底の鰐、天上の蛇」を持っていらっしゃるなんて、すごくうらやましい・・・。
 どれだけ本屋を探しても、古本屋を探しても見つからなかったのに。


妖怪紳士 投稿者:闇の左手  投稿日:08月23日(月)11時53分23秒 net.assetmc.co.jp

はじめまして
どうしても気になりましたので、ひとつ教えていただきたいのですが。
先般話題の「妖怪紳士」、もしかして「折れた角」という方が活躍するお話でしたでしょうか。
それでしたらはるか昔に、心躍らせた覚えがございます。うかつにも都筑道夫さんの作とは
知りませんでした。
テレビかラジオか、ドラマ化されたような気もしたのですが、水木しげる「悪魔くん」と混同
してしまって、記憶が定かでないので。ソノシートだったかもしれません。


ご無沙汰してます 投稿者:治田豪和  投稿日:08月23日(月)02時39分19秒 TKZcc-04p07.ppp.odn.ad.jp

 えらくお久しぶりです(読んではおりました)どうも、ご無沙汰しております。
 それから、はじめましての方々が多いです。治田豪和と申します。どうか
よろしくお願いいたします。

 くだんについて残念ながら殆ど知っていることが無いので、今回の幻想文
学が出たら、私にとって初めてのくだん関連の主要情報源になるでしょう。
 
 倉阪様
 田舎の事件、遅まきながら読ませていただきました。
 皆さんもおっしゃっているとおり、毎度ながらクスクスと笑わせてくれる話
が目白押しで楽しめました。編集の仕方にもよるのでしょうが、同じ短編集
でも「妖かし語り」などに比べて怪奇な中にもほのぼのとした度合が色濃く
て、確かに同じ倉阪調なのに、また少し今までとは違った印象も同時にあり
ました。
 それにしても「無上庵崩壊」と「恐怖の二重弁当」(笑えた)は同じ「食」を扱
いつつも、天と地というか、対極に位置する話ですね。その意味でも、凄い
インパクトがありました。
 GODの「茜村より」も読了。「地底の鰐、天上の蛇」の特に幻想味バリバリ
の諸短編を彷彿とさせるような、ビジュアルかつダイレクトな描写とでもいう
ものが際だっていました。
 個人的にはあのようにどろどろした「色つきの」異世界描写が強いものが
特に好きなので。あの地底世界はヨスなのかとか、あの印はコスの印なの
かとか、そんな事を考えながら楽しめるというおまけつき(笑)。
 私も交野東亜氏(笑)のように絵でも、或いは小説でも、それなりのものが
創作出来ればいいのですが……なかなかうまくいきません。
 「緑の幻影」も楽しみです。
 
 シェヴァイク様、中島様、倉阪様
  無上庵、私は読んでて思いっきり蕎を食べたくなった方ですよ。いや、た
だ思うのと食べるのとでは、おのずと違うのでしょうが(笑)。
  というか私は、ここ数年来なんとなく、豆腐や焼き魚に醤油をかけずに食
べる習慣がついておりまして、そっちのほうがおいしく感じられるので、ちょっ
とだけ共感できるものがあったからかもしれませんが。月並みな言い方で
すが、食べ物本来の味を楽しもうというあたりに、おいしそうだなという感覚
が刺激されたというか。豆腐をそのまま食べると水のようでより涼やかだし、
甘み(のようなもの)がありますよ(変かな…)。


失敗 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月23日(月)00時05分45秒 tokyo13-06.m.nttpc.ne.jp

最後のURLは単なるカット&ペーストの失敗です。
暗号ではありません。


レスです 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月23日(月)00時01分29秒 tokyo13-06.m.nttpc.ne.jp

というわけで、ミス連帰りのクラニーです。体力の無さを痛感しております(>日下様)。

シェヴァイク様
>「茜村より」の「より」は、作中の美夜子が打つメールのことだと思いますが、これが
>伏線とすると狙いが今一つ分かりませんでした。犠牲者でない方のヒロインからすると、
>犯罪の痕跡になってしまいかねないのでしょうが、あるいは儀式が完成する以上、現世
>権力など恐れるに足らない−−という暗示なのでしょうか?

そう言われてみるとあのメールは穴ですね(笑)。単行本収録のおりは「茜村に来ている」
という部分をカットします。ちなみにタイトルは中島みゆきの名曲「杏村から」に由来し、
物語的には「より」は「名無」と連関しています。

八尾の猫様
>安土萌さんの「その夏のイフゲニア」ってえらい迫力がありましたね。
同感です。日記で選んだベスト3に挙げました。

で、読み方に関して中島様
ミステリの人なら間違いなく「はちびのねこ」と読みますよ(笑)。
「崇高と美」残り70ページ・・・。

http://www.nifty.ne.jp/forum/fhorror


都筑道夫など 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月22日(日)23時19分01秒 yksk0419.ppp.infoweb.ne.jp

日下三蔵です。

ミス連大会にお運びいただいた皆様、どうもありがとうございました。
よろしければ、また来年も来てくださいね〜。

  >倉阪さま
教えていただいた溝口さんの「書物の帝国」、みてきました。高校時代の友人の
風野くんが私のことを書いていてくれてビックリ。まぁ、山田風太郎と都筑道夫
に関しては、異装本までふくめて蒐めておりますので、何を言われても仕方あり
ません。ただし、横田さんの短篇については、私と知り合う前に発表されたもの
ですので、私がモデルということはないはずです…。古本マニアの行き着く先と
して、割りと自然に思い付くアイデア(?)だったのではないでしょうか。

  >フクさま
なんか、いつのまにか都筑道夫ツリーが出来ていて、うれしいです。都筑さんの
怪奇小説については、編集を担当したふしぎ文学館『雪崩連太郎全集』に、SF
・怪奇小説リストをつけておきましたので、ご参照ください。

あと、『蜃気楼博士』は短篇三話を収録した本格ミステリ連作集、『妖怪紳士』
はホラー趣味濃厚なSFアクション長篇で、別物です。どちらもソノラマのサン
ヤングシリーズで出ていましたが、やはり文庫に入った『蜃気楼博士』の方が、
圧倒的に知名度が高いようです。なお、『妖怪紳士』ですが、「少年キング」の
連載バージョンは、刊行されたものと全然違っています。現在、がんばって掲載
誌を蒐めていますが、道は遠いです…。


うう 投稿者:フク  投稿日:08月22日(日)22時40分58秒 ppp04-040.din.or.jp

『十七人目の死神』が手元にない……

>SF人妻さま
私は『血のスープ』は『怪奇小説という名の怪奇小説』とは別の意味で面白いと
思いました。活字の配列を巧みに利用した眩瞑感には実験的な不思議さを覚えま
した。でも私が知らないだけで、あの手を使った小説は別にあるのかもしれませ
ん。

>JUさま
ソノラマの『妖怪博士』というのは『蜃気楼博士』のことでしょうか。それとも
両方別々に存在するのでしょうか。いずれにせよ読んでみたい本ではありますが、
売っているところ(もちろん古書店ですが)さえ見たことがありません。うう。
余談ですが、JUと聞くと海野十三を想起してしまうワタシ。

カメヤマさんは私のネット歴初期からの友人です。同じところから出発して片や
ミステリ、片や妖怪と別々の方面に進みながら、また一致してくるあたり不思議
なものですね(笑)


怪牛総進撃 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月22日(日)21時15分15秒 spider-tj031.proxy.aol.com

って感じですね>TOPページ。私も本の引用一つと、ネットで見つけたくだん実見談一つ
を投稿させていただきました。

 さて>中島晶也さま。

 怪異をなるべくオリジナル(一次資料や現物、直接目撃者)当たる、徹底的に検証する−−
という姿勢は『ボーダーランド』が創刊当時に打ち出してまして、非常に共感した記憶があり
ます。実際、徹底できてはいなかったように思いますが。
 まともに研究に走ると、こういう雑誌は商業的に成り立たないであろう−−とも思います。
しかし、スーパーナチュナルのファンとしては、もうちょっと良心的にやれんもんかなあ、と
思うのですよ>『ムー』。あすかあきおに総力特集書かせたり、『Weekly World News』の記
事を実話として転載するのはちょっとひどいと思います。東スポじゃないんだから(笑)。

 『彼らはあまりに知りすぎた』は確かにナチとかユダヤといった陰謀論の記号の使い方がい
い加減ですが、「第三の選択」や「UFO超地球人説」と同じようにとらえるなら、非常に楽
しめた本でした。

 実話と称する怪談、奇談に驚異を感じなかった−−というのはよく分かります。ただ、こう
いうものにもサイクルがあるのか、最近、割と新鮮に感じて集めているのが、<秘境本><土
人本>的なノリで書かれた昭和30〜40年代の本なんですよ。いかがわしさ、身も蓋もなさ
に好奇心を刺激する原初的な力があるのかも知れません。


おっと、しまった 投稿者:中島晶也  投稿日:08月22日(日)17時27分01秒 oska1532.ppp.infoweb.ne.jp

>八尾の猫様

>>  追伸 ここではあまりモダンホラーの話はなさらないようですが、どこかそう言っ
>> たところで面白いホームページや書き込みのあるところがあったら、教えて下さい。

 というご発言の後に

>> さっぱり怖くはないし、
>> 冗長なのは否定できないけれど、それはモダンホラーも同じだし

 なんて書き込みをしたのでは、まるで嫌がらせのようですね。もちろん、そ
んな意図はありませんのでご安心を。また、もしもご不快に感じられたら、ご
めんなさい。自動巡回ソフトで発言しているもので、八尾の猫さんのご発言を
読んでいなかったのです。

 モダンホラーな話題が活発なところというと、ニフティなら心当たりがある
のですが、インターネットではどこかあったかなあ。言うまでもなく、ここで
モダンホラーの話をしていただいても構わないのですよ。

 ところで、津原さんの掲示板で倉阪さんも書かれていましたが、「八尾の猫」
というハンドルは関西の人間はどうしても「やおのねこ」と読んでしまいますね。
しばらく考えてから「あ、『はちび』なのか」と気づきました。「やおのねこ」
だとATOKが一発で変換してくれるんですけど。


『イタリアの惨劇』上巻読了 投稿者:中島晶也  投稿日:08月22日(日)16時52分19秒 oosk12DS79.osk.mesh.ad.jp

 それなりに起伏に富んだ展開でそこそこ楽しめます。さっぱり怖くはないし、
冗長なのは否定できないけれど、それはモダンホラーも同じだし(←問題発言)。
これなら発表当時に人気を獲得してもおかしくはないな、というぐらいにはな
っています。

 人物描写の掘り下げ方なんかは『マンク』よりはるかに深いですが、現代人
とは感覚がかなり違うので、感情移入するのは難しいですね。特にいじめられ
るヒロイン。彼女は幽閉された修道院で、親切な尼僧から本を差し入れてもら
うのですが、

>>何冊か超自然的な事柄を扱ったものがあったので彼女は失望し、それを脇に除けた。

 これではお友達になりようがありませんねっ。

>シェヴァイク様

>>UFOやUMA・妖怪目撃談の一部は、同根ではないかと、最近考えたりしますが。

 うむむ、それならなおさら『モスマンの黙示』を読まねば。ちょっと前には
ゾッキ本で大量に出回っていたのに、もうプレミアが付くようになっているの
ですか。
 ストリーバーの『コミュニオン』シリーズも、新刊で手に入るうちに押さえ
ておいた方がいいですよ。これも夜一人で読むとちょっとやばいかも。

『彼らはあまりにも知りすぎた』は、まともに読むには粗が多い本ですけど、
読み物としてはおもしろかったですね。どうせデタラメならこれぐらいの芸は
見せて欲しいというか。ネタとしては手垢にまみれてきたUFO本の新展開と
いう感じで、なかなかよかったです。
 私が中坊のころに実話怪談やオカルトを嫌ったのは、どこかで聞いた話の模
倣があまりに多いからなんです。そういうのは固定観念の再確認みたいなもの
で、まったく驚異が感じられないですし、ホラーの精神からもっとも遠いもの
であると思ってたんです。もちろん中には『新耳袋』に集められているような
凄い話もあるんですが、割合からいうとスタージョンの法則どころではないで
すから(笑)。今ではそういうつまらなさも含めて楽しめる余裕が、ある程度
身に付きましたが。

『ムー』にと学会の役割というのは……真怪を求めるというオカルト研究本来
の姿勢や『ムー』の影響力の大きさを考えるとそれも一理ありますが、完全な
自己批判になりますものねえ。
 私は『AZ』がけっこう好きだったんですけど。

 
 


「はだか川心中」 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月22日(日)12時58分56秒 spider-wk041.proxy.aol.com

 こんにちは、SF人妻さま。

 「はだか川心中」は、倉阪さんがよく使う表現に倣えば「理に落ちない」という意味で
よくできた怪談だと思います。自分が生きているのと同じ世界に、ありえざるものがある
と知ったのに、それを究明するより何より、振り切って、逃げて、忘れるしかないような
不条理さがたまりません。

 それと、八尾の猫さまに便乗して『GOD』の感想を。ネタバレに近い記述もあります
ので未読の方はご注意ください。




 倉阪さんの「茜村より」と小中千昭氏「神佑」、菊地秀行氏「サラ金から参りました」が
クトゥルー作品でしたね(「茜村」はそうとは明記してありませんが、アンネマブルまで出
てきては……)。3作ともテーマも持ち味も違いますが、それぞれ楽しめました。淫獣系ク
トゥルーって(と分類していいのか?^^;)、ありそうでそれほど多くありませんね、そう
言えば>「神佑」。
 「茜村より」の「より」は、作中の美夜子が打つメールのことだと思いますが、これが伏
線とすると狙いが今一つ分かりませんでした。犠牲者でない方のヒロインからすると、犯罪
の痕跡になってしまいかねないのでしょうが、あるいは儀式が完成する以上、現世権力など
恐れるに足らない−−という暗示なのでしょうか?

http://www.nifty.ne.jp/forum/fhorror


都筑道夫の長篇 投稿者:SF人妻  投稿日:08月22日(日)12時17分26秒 proxy2.teleway.ne.jp

 推理物と伝奇物ばかり出てきて、怪奇小説というのは『血のスープ』と『怪奇小説という
題名の怪奇小説』くらいしか思い浮かびません。『闇を喰う男』は「ホラーバイオレンス」
と銘打ってありますが、ホラーなのは設定だけだし、他に何かありましたっけ? やはり怪
奇物、怪談物に長篇は合わないのか?
 で、『血のスープ』も嫌いじゃないんですが、ちょっと異色作だと思う分、怪奇物という
括りで選ぶとすれば後者ですね。
 短篇はどの作品というより、どのシリーズが好きかになってしまうので、こちらはちょっ
とパス。どうしても推理物になってしまうので。あとは誰かが挙げた作品に対し、あれはい
いですね、これも好きです、それはちょっと、てな反応しか出来ません。困った。

「はだか川心中」は、自身の解説によると、怪談ずれした人を読者に想定して書いたらしい
ので、怪談ずれした人の感想を聞いてみたいですね。

「妖怪紳士」、ジュブナイルだからホラー度は低いですが、私としては、都筑ファンと妖怪
好きを両方一度に満足させてもらえて嬉しかったです。
 私は桃源社の『おはよう妖怪たち』に収録されているのを読んだのですが、昔知人の家の
本棚にソノラマ版が埋もれているのを見つけ、でも譲ってくれとも言えずに悶々とした記憶
があります。今頃は本に埋もれて化石になっていることでしょう。

SATOMI


(無題) 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月22日(日)10時45分39秒 ATUcc-05p12.ppp.odn.ad.jp

 「田舎の事件」と「GOD」をまとめ買い、読了しました。「田舎の事件」は、含み笑いの味わ
いが大きいように思いますが。「涙の太陽」と「赤魔」はおもしろうて、やがて哀しきという趣
が。それにしてもなんか「無上庵崩壊」を読んで私は山田風太郎の「極悪人」を連想しました。
これが一番好きです。
 「GOD」を読んで「お」と思ったのは、あの神々のモチーフが大きかったことですね。安土
萌さんの「その夏のイフゲニア」ってえらい迫力がありましたね。それから久美沙織さんの「献身
」かあるいは篠田真由美さんの「奇跡」ですか。篠田真由美さんのイタリアン・ホラーって美しい
ですね。
 ところで牛妖って結構メジャーの存在だったんですね。こちらは浅学なので、「くだん、牛妖」
といわれると、小松左京のあれと、ギリシャ神話のミノタウロスと、津原さんの「水牛群」ぐらい
しか思いつきません。それから東さん、そちら様さえ良ければ、の話ですが、ジュブナイルとアダルトの差、ここで語るのは場違いですか。むろん、東さんのご意志によって決定されるものですけ
れど。 

 追伸 ここではあまりモダンホラーの話はなさらないようですが、どこかそう言ったところで面白いホームページや書き込みのあるところがあったら、教えて下さい。


ありがとうございました! 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月22日(日)03時38分46秒 cse34-86.tokyo.mbn.or.jp

カメヤマ様
 そして、いらっしゃいませ。
 とても的確な形で転載していただき、本当に感謝にたえません。

 ちなみに「妖怪世界」というサイトの濃さは半端じゃありません。幻想掲示板の
住人が言うのだから、間違いないっすよ(笑)。
 ぜひ、御一見を!>皆様


微力ながら‥‥ 投稿者:カメヤマ  投稿日:08月22日(日)01時13分22秒 210.228.171.102

はじめまして。カメヤマと申します。
先日こちらの書き込みで、次回の『幻想文学』で「くだん」が取り上げられ、
またそれに関する情報・原稿募集の告知をみて、
東さまに私信をさせていただきました。

というのも、兆(きざし)という別名義で『妖怪世界』という妖怪をテーマに
したサイトを運営しており、微力ながらお手伝いできるのではと、
原稿募集の告知文の転載を願い出た次第でして ^^; 。
東さんには早速快諾いただきましたので、先ほど告知ページをアップしました。

同サイトの掲示板(妖怪探求)には「くだん」に関するスレッドもありますし、
「くだん」をご存じない方は、妖怪大鑑のコーナーに簡単な紹介文がありますので
ご興味ある方はぜひいらしてください。
#って書くと、単なるサイト宣伝になってますね(苦笑)

ともかく原稿締切の9月15日までは、逐一この掲示板をチェックして
最新情報を提供するようにしていく所存ですので、
どうぞよろしくお願いいたします。>東さま

http://YOKAI.nu/


おおっとぉ! 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月21日(土)21時33分48秒 cse34-16.tokyo.mbn.or.jp

管理人様
 いまフロントページを開いて仰天(笑)。
 格別の御高配、誠にありがとうございまする。

千裕様
 はい、山岸先生は確かにそのとき涙ぐんでおられました。
 一同も、思わず悄然。


わすれてた。 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月21日(土)16時30分35秒 98A9FAA8.ipt.aol.com

●Masuda親方
 どうして、伏せ字の呼びかけでわかるの? 念視? 

●東さん
 ダヴィンチ誌の山岸先生の発言の中で、かわいがっていた猫の幽霊の話がでてきますよね、
 あれで、(泣)ってかいてあったけど、ほんとに泣いてしまわれたの?
 とっても知りたいの。


Merci pour M. Est 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月21日(土)16時21分29秒 98A9FAA8.ipt.aol.com

東さん
 ありがとう!そうか、べとべとさんかあ。かわいいなあ。でもこわかったんだけどさあ。
 もう、ビルの件でMasuda親方に笑われたーぢゃあないかい。(>一般掲示板)
 
>新耳袋ファンと美青年(少年)ファンのみなさん
 あしたはうれしい「恐怖の日曜日」だよ。みんなでみようね!


毎度おなじみの 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月21日(土)15時58分16秒 cse34-11.tokyo.mbn.or.jp

 よかったら買ってくださ〜いコーナー!
 角川文庫版『完訳 グリム童話3』(本体704円)の見本が届きました(店頭
発売は25日予定)。
 小生は「グリム&ホラー!?」と題する解説を書いております。グリム童話の一挿
話からスティーヴン・キング『キャリー』を経て小野不由美『魔性の子』へ抜ける
という本格ホラー・ファン必読のエッセイ、かも(笑)。
 ちなみに角川版グリムは全3巻とコンパクトなうえ、1巻目は今や渦中の人(笑)
桐生操、2巻目は風間賢二御大が解説を書いておりまして、ホラーな人オススメ仕
様となっております。


レスあれこれ 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月21日(土)15時55分29秒 cse34-11.tokyo.mbn.or.jp

管理人様
 御高配、感謝いたします。

Masuda様
 その件はもちろん先刻承知。今回の特集立ての重要なファクターでもあるのよん
(笑)。
 しかし、そーか、あれは関係なかったのか、大変失礼いたしました。お詫びしま
す。ぺこぺこ。

シェヴァイク様
 おお、そうですか! それは重ね重ねありがとうございます。
 もちろん新耳コンビにも一枚噛んでいただく予定でおります。できれば京極さん
にも……うーんしかし現在、氏は超々多忙ゆえ難しいでしょうねぇ。

千裕様
 それはきっと「べとべとさん」ではないかい?

八尾の猫様
 余所の掲示板の話をここでするのもナンですが、別に小生、八尾さんに対して
「退いてる」わけじゃないんですよ。あの掲示板の、うーんちょっと語るに落ちる
かな〜という渦中に飛び込むだけの闘志が、ちょっと今あれやこれやありまして
(←突っ込みを禁ず)湧いてこないってだけです。
 やるときゃやるからさ、待っててね(笑)。


思わぬ反響につき 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月21日(土)15時50分39秒 cse34-11.tokyo.mbn.or.jp

 え〜調子に乗りまして(笑)。

【幻想文学/投稿大募集第2弾!】

 創作・評論とは別に「くだん情報局」を設置します。
 あなたがご存知の「くだん」に関する情報をお寄せください。
 特に各地方の伝説巷説など大歓迎。
 また、とり・みき氏の「件鋸店」みたいな遺物・史蹟の写真なども是非!
 採用分には掲載誌を進呈します。

【投稿方法】下記のメールアドレスへ御送信ください(字数制限は特になし)。
      また写真類は、編集部宛て郵送してください。
Eメール/east@bd.mbn.or.jp
住所/〒130−0023 東京都墨田区立川3−14−5−301 幻想文学企画室


ああ、行きたかった 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月21日(土)14時26分06秒 98AAA61D.ipt.aol.com

●シェヴァイクさま
 きのうはごめんなさい。くくくく。いきたかったなあ。比叡山のお守りもってさ。
 10月は行きたいです。近くなったら教えて下さい。ただ、どうも9月からは、もう一個雑誌を
かかえて2足のわらじを履くことになりそうなんで、スケジュールをにらみつつということに
なってしまいますが……。
 しかし、事典と雑誌って(しかもマタニティ雑誌)……もう、ディニッソス的秘義とプラトン
的秘義の同時進行。
>エルメスな方々

●そうだ、東さん
 妖怪の名前、名前、名前! おしえてちょ。 ごしょごしょこぼしじゃなくって、ぐちゃぐ
ちゃ坊やじゃなくて、ころころコミックじゃなくて、あれ、わかんなくなっちゃった。とにか
く、読書カードかけないじゃん(ミーハー)。「あとがき」絶賛しとくからさあ。

●きーさん
 川口さんとやはりオカルトの輪が……
 彼によると、幼少からの読書傾向が哲学書に走っている幻想文学村の人間は字(あざ)錬金術
にいくのだそうな。
 小説好きは字ホラーにいくそうな。
 うう。そうだ。そういえば。私は中学の時ユング、サルトル、ニーチェが好きな、変な子供
だった。


怪談朝帰り(笑) 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月21日(土)07時48分30秒 spider-wk083.proxy.aol.com

 新宿ロフトでの<『新耳袋』夜話>帰りのシェヴァイクです。

>東雅夫さま
 「件」の件は件の如く対応しましたので(笑)、早ければ今日にも到着すると思います。
 木原さんにお伝えしたところ、会場で「いよいよ『幻想文学』でもくだん特集やるそうです」
と告知してましたんで、購買層が広がるかも知れません(笑)。さすがに吃驚されてましたが。

>中島晶也さま。
 『モスマンの黙示』は如何にマニア向けとはいえ余りにも法外な古書値だったため購入を見
送ったことがあり、未読ですね。でも、「山の牧場」のような事件も含めて、UFOやUMA・
妖怪目撃談の一部は、同根ではないかと、最近考えたりしますが。
 ところで、『彼らはあまりに知りすぎた』というUFO本はお読みになられましたか?

>中嶋千裕さま。
 次回の『新耳袋』トークは10月に夕方から開催だそうなので、時間は大丈夫ではないでし
ょうか(ただ、席取りが大変でしょう。今日も整理券配ってました)。
 都内にも「山の牧場」のような異常な施設がある−−という話をしたら、会場から「私も行
ったことがあります」という人が出て、やはり戦慄の展開でした。

>都筑道夫ツリーの皆さま。
 フクさんの書き込みをみたら、私もほとんど持っているんですが、半分くらい未読のままで
すね(泣笑)。新刊の間にぼちぼち読んで行くとします。文庫本の多い古書店を数軒回れば、
かなりの数揃うんではないかと思います。

>倉阪鬼一郎さま。
 私も現在なら眉に唾して読みますけど……。でも、スーパーナチュラル系の総合雑誌が相次ぎ
廃刊になった中で、残った雑誌の記事の多くが「大人は本気にするもんじゃない」というのは、
何か悲しいです。と学会のやったことは(超常現象研究における出鱈目の指摘)、本来は『ムー』がやっていて然るべきだったようにも思いますが。 


都筑道夫氏のホラー 投稿者:JU.  投稿日:08月21日(土)02時23分30秒 tckw8DS10.tk1.mesh.ad.jp

初カキコです。JU.といいます(うう、緊張する)。

都筑道夫氏のホラーなら一冊挙げさせてください。

「妖怪紳士」 朝日ソノラマヤングシリーズ(絶版)

昭和44年発行のホラーアクション(表紙には「怪奇ヤング」とある)モノです。
私の現在の読書嗜好を決定づけたと思われる本です。


件って怖い漢字ですね。 投稿者:フク  投稿日:08月21日(土)01時29分02秒 ppp04-004.din.or.jp

フク@都筑道夫角川文庫完集目前です。(完全読了にどれだけかかるか(涙))

倉阪さま、八尾の猫さま、シュヴァイクさま、コメントありがとうございました。

雪崩連太郎は、集英社文庫版二冊が積ん読の山の中にありますので読んでみます。
楽しみです。えー、短編の多い作家ですので、私も興味がありましたので皆様の情
報をちょっとまとめてみました。そういえば「阿蘭陀すてれん」も幻の本を題材に
してましたね。『赤い額縁』とちょっと縁が?

(長編)
『怪奇小説という題名の怪奇小説』集英社文庫(絶版)
『三重露出』(推理小説)講談社文庫大衆文学館(確か『猫の舌に釘を打て』との
カップリング
(短編)
「人形責め」「白鑞牡丹」→『雪崩連太郎全集』出版芸術社ふしぎ文学館所収
「阿蘭陀すてれん」「人形の家」「春は朧ろで御縁日」→『阿蘭陀すてれん』角川
文庫(絶版)所収もしくは『25階の窓』新潮文庫(絶版)(ほぼ同内容の短編集)
「風見鶏」「はだか川心中」『十七人目の死神』角川文庫(絶版)所収
「壁の影」『黒い招き猫』角川文庫(絶版)所収

ああ、偉大なり角川文庫(昔は)

都筑道夫に「九段の母」という短編があったので、引っぱり出してみましたけど
どうやら異色犯罪小説みたいです。『東京夢幻図絵』中公文庫 所収、と。

http://www.din.or.jp/~fukuda/


ジョン・キールといえば 投稿者:中島晶也  投稿日:08月21日(土)01時11分20秒 oska2002.ppp.infoweb.ne.jp

>シェヴァイク様
『四次元から来た怪獣』もよいですが、朝松健氏が国書刊行会時代に手掛けら
れた好企画「超科学シリーズ」の『モスマンの黙示』が最高に怖いですよ──
ってニフティでもお話ししたんでしたっけ?

 今発売中の『宇宙船』によると、この『モスマンの黙示』の映画化の企画が
あるそうです。監督カール・フランクリン(誰?)、出演リチャード・ギアで
2000年公開予定となっていますけど、果たして原作の発狂寸前マジヤバな
恐怖が忠実に再現されるのかどうか?


そういえば…… 投稿者:Masuda  投稿日:08月20日(金)21時43分46秒 cust1-gw-28-47.tokyo.jp.psi.net

>東さま
 某社の某小説大賞を受賞した某先生の受賞第一作は、「くだん」テーマだ
そうですが、当然、ご存じですよねえ。ところで、私の年齢ちゃんと把握し
てます? 人をダシにつっこむときには、誤りのなきよう、きちんと文章を
よく読もうね(なんだか、某Sさんみたいだな)。


奇遇だなあ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月20日(金)21時37分32秒 tokyo17-48.m.nttpc.ne.jp

ほ、ほんとに「幻想文学」で牛をやるのか(爆笑)。
実は私も「牛ホラー」を書いてしまったのだが(牛がメインじゃないけど)。

「ムー」の件
媒体を考えればOKじゃないですかね。私も変名で「四鬼を操る謎の将軍が虚空に
浮遊して呪文を唱える」なんぞという、いい加減きわまりない原稿を書いたことが
あります(笑)。ねえ、×××君?

都筑・山村
「雪崩連太郎シリーズ」は連作でした。自分も似たようなものを書いてるのでつい
長篇に入れてしまいました。山村正夫の短篇集なら「断頭台」でしょうか。

なお、週末は珍しく東京を離れるためレスが遅れます(律義な私)。


↓の件 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月20日(金)17時45分38秒 nereid.interware.co.jp

下の募集の件、トップページに置きますね。
明日になりますけど。さらに、よその掲示板に書いてもいいのでは。

これから飲んで帰ります。


緊急速報! 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月20日(金)16時38分58秒 cse33-6.tokyo.mbn.or.jp

 突然ですが『幻想文学』第56号の特集が決定しました。
 な、なんとなんと、本当に《くだん&牛妖伝説》(仮題)を決行することに!
(大笑)
 内容の詳細は追々御報告していきますが、まずは編集部より要注目の発表があり
ます。じゃーん!

【幻想文学/投稿大募集】
 下記の要領にて「くだん」に関する投稿を募集します。
【募集原稿】「くだん」をテーマとする小説および評論
【原稿枚数】400字用紙換算で20枚程度まで
【応募方法】原稿はなるべくテキスト・ファイル形式のデータで、小生のE−ma
ilアドレス(east@bd.mbn.or.jp)へお送りください。上限20枚程度なので圧
縮しないで、通常のメール形式もしくはプレーンな添付ファイルでお願いします。
 なお、必ず住所氏名・電話番号・メールアドレスを明記してください。
【応募締切】9月15日(水)
 ※採用分には小社規定の原稿料をお支払いします。

 おそらくは空前絶後のこの怪、いや快企画(笑)、どうか奮って御応募ください!


えー、そうなの? 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月20日(金)16時18分58秒 spider-we063.proxy.aol.com

東さんていえば、あたるくんじゃん。
ところで、雨の日、私が追いかけられた妖怪はなんだっけ?(メモがわり)
新耳袋の読者カード、書くんだもーん。(ミーハー)


しーんーでーるー。 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月20日(金)16時03分54秒 cse34-58.tokyo.mbn.or.jp

 というのは嘘ですが、ここんとこ仕事以外でも身辺多忙を極め(←突っ込みを禁
ず/笑)、リタイアを余儀なくされとりました。申しわけございません>管理人様
&皆様
 実はまだ完全に問題がクリアされたわけではないのだが(泣)、とにかく復帰し
まーす。

楽志様
 レビュー投稿ありがとうございます。掲載誌をせしめるために頑張って書評を書
く、というのは決して不純な動機ではないと思いますよ。

>そういえば、レビューみてるとみたことないひとが結構居てはりますけど、一般
>読者からの読者レビュー投稿って結構多いんでしょうか?
 ははは。あのね、「幻想ブックレビュー」はプロ・アマを問わずすべて投稿制な
んですよ。というか、投稿者の中に、たまたま倉阪鬼一郎とか篠田真由美とか小池
壮彦とか、古くは菊地秀行とか浅羽通明とかが混在していたわけで、別にプロだか
ら必ず載るというわけでもないし、ごく稀な例外を除いて、こちらから特定の本の
書評を依頼するということもありません。
 要するに「自分がカネを出して購入した本について、率直な感想を自発的に表明
していただく」という至って素朴かつ健全なシステムなのです(このあたり、たぶ
んネットにおける書評サイトの理念とも共通するものがあると思います)。まただ
からこそ、長きにわたって読者の御支持をいただいているのだろうと思っています。

八尾の猫様
 ダールの件に関しては、石堂の縄張りなので、彼女に答えてもらいましょう。ほ
れほれ>石堂様
 ちなみに『幻想文学1500』に限らず、ウチの大原則は「自分の縄張りは独断
専行」です(笑)。そうでないと血で血を洗う事態になりかねん……。
 あ、それからかねてよりの御質問についてですが、津原掲示板の展開に呆然とし
て(笑)ちょっと躊躇しております。あの脱力磁場に対抗できるだけの気力が湧い
たら、あっちに書き込ませていただきます。

シェヴァイク様
 え〜「ムー」の件に関しては、小生もあまり他人のことは言えないので……(苦
笑)。ただ小生としては、あくまで「こういう(トンデモな)可能性もある」とい
う書き方にとどめて「こうである」と断定する書き方は避けるようにしております。
 ちなみに、問題のクトゥルー神話特集に関しては、直接の編集担当者が、この掲
示板にも出入りしていたような気がするんだけどな〜。おーい、○○○くーん!
(武士の情けにより自粛)

>実話怪談&奇談も一種の<文芸>として楽しんでいますし
 これ、とても共感!
 あ、それから例の件、お手数ですがヨロシク。

千裕様
 あのー「アタル星人」なんていってもー誰も分からないのではーないでしょーか
ー(諸星翔{かける}→モロボシダン+諸星あたる@うる星やつら→うーむ時代を
感じるぜ)。


召喚助っ人 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月20日(金)12時19分22秒 dns1.sanseido-publ.co.jp

こら、アタル星人。起きんか。

(実況:魔方陣書いて、クロウリー印の頭巾:もちろん刺繍入り;
 をかぶっとります。メイザースのお花の杖と、鉢巻きも装着。ああ。あついぞ。
 でてくるときは、山岸せんせのサインもわすれないでね。)


いろいろ 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月20日(金)12時08分24秒 nereid.interware.co.jp

比呂さま
 iモードでのご確認ありがとうございます。動くもんですねー。
 メモリが足らないのはしょうがないかも。この掲示板は、文章量/書き込み数
 が異常に大きいですから(笑)携帯ってどのくらいメモリ積んでるんでしょう?
 1MBくらいですかねえ。増設はできないんでしょうね、パソコンじゃないんだから。
 おまけ:BGM3冊持っているのはすごい!僕は1冊も持ってない(悲)

シェヴァイクさま
 東雅夫の激怒しそうなネタを振るー(笑)
 それにしても、いい加減な話ですねえ。唖然としました。関係者説明しなさい(冗談)
 それと、半角カタカナの文字はインターネット上では鬼子(蛭子でもいい)なので、
 使用なさらない方がいいです。文字化けの原因になります。

最近、東さんが出てこないぞ。どうしたんだろう?召喚してみようかな。

ひーがーしーさーん、いーきーてーるー?
みなさんがお待ちだよーん。


怪奇原理主義者(笑)より 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月20日(金)06時34分19秒 spider-to071.proxy.aol.com

 こんにちは>中島晶也さん。

 私の「ホラー好き」は、フィクションとノンフィクションを未分化のまま楽しんでいた
子供時代の怪奇趣味の延長なのです。だから、実話怪談&奇談も一種の<文芸>として楽
しんでいますし、下手な小説を読むより、古書市で買い込んだいかがわしい怪奇エピソード
集を読んでる方がよかったりします。
 このあたり、中島さんとの大きな違いでしょう(UMA除く<余談ながら、今年の夏は
UMA本を相当増やせました。キールの『四次元から来た怪獣』も先日購入できました)。

 勿論、フィクションとノンフィクションの違いは心得ていますし、超常現象の研究や実
践に深入りするつもりもありませんけど(『新耳袋』著者インタビュー−−これをやった
のも、上記の私なりの「怪奇」へのこだわりの一環ですが−−にあるように、シャレにな
らない話も多いですしね)。

 さて、上記にも若干関連する『ムー』の話題です。

>>誰ですか? こんなデタラメを書いたのは。

 多分、ご推察の通りでしょうが、前発言で私が言及したのは同誌82年12月号神話特集
における朝松健氏による「解説」です。
 朝松氏はHPLの一部作品が霊的な「自動書記」に思えること、HPLを生涯悩ませた身
体的・精神的不調に触れた上で、こう書いています。

|直観としてアルトラル界に棲む邪悪な存在をキャッチすると、邪悪な霊体は意識の道を伝
|って秘密を知った者の精神まで降りてきてこれを破滅させようとするということである。
|これを邪霊の“干渉”という。
| ラヴクラフトは、この“干渉”によって滅んでいったのではないだろうか?

続いて、同様の運命を辿った作家としてネルヴァル、ポー、ホワイトを挙げています。

 神話童貞(恥笑)だった田舎の中坊には衝撃が大きかったですよ。小説の「解説」と
言われれば、ノンフィクションだと思いますからね。

 これが朝松氏の当時のHPL観を忠実に表現しているのか、あるいはティーエンジ
ャーが主要読者の雑誌だからわざとセンセーショナルに書いて遊んだの分かりません
が(ネヴィル・スピアマン社が出した本を正真正銘の『ネクロノミコン』だとしてい
ることからして、後者かも知れませんが)。
 ただ、80年代の初めは、朝松氏が持ち込まれた魔術書の邦訳をめぐり凄まじい怪異
を体験した頃の筈なので(朝日ソノラマ『魔界召喚』参照)、その渦中か直後にこの
「解説」を書いたとすると、あるいはご自身の体験が投影しているのかも知れません。


P.S.その1
 都筑道夫氏は、ホラーが流行り廃りあった中で、こつこつと怪談を書き続けてきた貴
重な作家ですね。皆様が挙げられた以外に「壁の影」のアイデアが秀逸でした。『幻想
と怪奇』日本作家特集で読みましたが、単行本には収録されてますでしょうか?
 ミステリが中心のヴェテラン作家の怪談というと山村正夫氏も割と好きです。

P.S.その2
 別冊宝島で狼男論を書いた風間健司氏が、ニフティのホラー・フォーラム、10番会議
室で補遺を書いていらっしゃいます。ご参考ください。
 それと全く別件ですが、昨日八重洲BCを覗いたら、1F文芸書売り場で倉阪鬼一郎
コーナーができてました。往時に比べると「この世のものとは思えぬ光景」(某書評)、
じゃなくて、壮観ですね。取り寄せの面倒な方、まとめ買いのチャンスですよ〜〜。

http://www.nifty.ne.jp/forum/fhorror


いらっしゃいませ 投稿者:中島晶也  投稿日:08月19日(木)22時39分51秒 oska1836.ppp.infoweb.ne.jp

>比呂様
 いつか来られるだろうと思っておりました。

>> ここでは薄いあたしですがよろしく。

 またまたご謙遜を。フィオナ・マクラウドに因んだハンドルを使われていた
こともある特濃の士が何をおっしゃいますやら(笑)。ま、ここより濃いとこ
ろは外にないらしいので、思う存分暴走してくださいませ。


都筑道夫 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月19日(木)16時50分50秒 ATUcc-04p44.ppp.odn.ad.jp

 あの人はなんといってもふしぎ文学館「雪崩連太郎全集」でしょう。特に「人形責め」と
「白蝋牡丹」。「人でなしの恋」の元ネタじゃないけれど、女性のピュグマリオン・コンプレックスってわりと珍しいんじゃないでしょうか。
彼は作家としてオールラウンドプレイヤーに近かったかもしれないけれど、幻想怪奇小説の
分野において最もすぐれていたような気がします。短編では「風見鶏」よりも「はだか川心中」
よりも「人形の家」がなにより好きです。
 最近、種村季弘ばかり読んでいて、頭の中が怪物ランドになりそうです。それにしても「ベーオ
ウルフ」はいまいち手応えがなかった。ところで東さん、なぜ「幻想文学1500」において、
ダールの児童文学の代表作が「おばけ桃の冒険」なのでしょう。「チョコレート工場の秘密」は
駄目ですか。
  


iModeでみてみました 投稿者:比呂  投稿日:08月19日(木)02時37分09秒 p84b8cc.sng5.ap.so-net.ne.jp

はじめまして。けっこうはじめの頃からROMしています、比呂と申します。
幻想文学誌も、一回も登投稿などせず、創刊号からROMしつづけております(笑)。
今時BGMを3号全部もっている人も少ないかもしれないし、、、ってここには沢山
いらっしゃいますね。

 さて、iMODE対応をされたとのことで、みてみました。(この発言はパソコンから)
倉阪さんの「都築道夫」から「やっと半分」の途中までが、N501iという機種では
読めました。それ以上はメモリー不足(^^;)
 さすがに、携帯の画面では読みにくいですが、ちゃんと使えますね。
思ったよりもメモリーには沢山入りますし。

 ということで、今後ともよろしくお願いいたします。

>シェヴァイクさま、こちらでもよろしく。くだんの件はこっちも追跡中。
>中島さま、ってことで遊びにきました(^^;)。ここでは薄いあたしですがよろしく。
>堺さま、中島さんのこと教えたのは、あたしですよ(^^;)

 


都筑道夫 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月19日(木)01時45分57秒 tokyo18-05.m.nttpc.ne.jp

フク様
>都筑道夫で最も好きな作品は何ですか?

長篇では断然「怪奇小説という名の怪奇小説」(雪崩連太郎シリーズもいいですが)、
短篇では「阿蘭陀すてれん(表記うろおぼえ)」かな? あとは「春で朧で御縁日」
とか。箪笥の裏から女が抜け出してくる話もいいけど(題名を思い出せない)、つ
まらないオチがついているのが残念。ただ、読点が多すぎて個人的にはちょっと読み
にくい部分もあります。ああ、「三重露出」を読まねば。


♪ほぉら、ホラー、みんなの声がぁすぅる〜 投稿者:フク  投稿日:08月19日(木)01時27分50秒 ppp04-058.din.or.jp

うう、駄洒落を思いついてしまったが為に一般掲示板からはみ出てしまいました(笑)

ところで、話題をぶち切ってしまって恐縮なのですけれど、倉阪先生及び識者の方々
への質問!です。
「都筑道夫で最も好きな作品は何ですか?」
たしか『活字狂想曲』にて都筑先生の名前が出てきていた記憶がありましたので、いつ
か聞いてみようと思っていました。ホラーの功労者として氏の名前が挙がることは多い
のですけれど、なかなか個別の作品を挙げられていないような気がします。
ホラーサイドからの注目作ですと、どんな作品が挙げられるのでしょう?

http://www.din.or.jp/~fukuda/


次は『イタリアの惨劇』 投稿者:中島晶也  投稿日:08月19日(木)00時28分03秒 oska1736.ppp.infoweb.ne.jp

 現在65ページ。これは読みやすいです。ベストセラーになったのがうなず
けます。

>シェヴァイク様
 私はホラーはあくまで文学だと思っていましたので、中学生ぐらいまでは意
識的にオカルト関係には背を向けていました。高校ぐらいからぼちぼち読み始
めたんですが、『ムー』は読まなかったですねえ(UMA関係は除く)。

>>     私にとってクトゥルー入門になったのもこの雑誌ですが、某氏は、
>>    解説に「HPLは邪霊の干渉を受けて衰弱して死んだ」とか書いて
>>    ましたね。当時はこれ読んで震え上がった記憶が^^;)。

 誰ですか? こんなデタラメを書いたのは。ひょっとして、まさか……。

>櫻井様

>> 失礼掲示板をもじって、書き込みのどこかに「ホラー」「幻想」の文字があればいいって
>> いう安直なルールに変えようかしらん(嘘)。

 田中啓文さんみたいに、凄く強引な駄洒落を使う人が来てくれるかも知れま
せんよ。


やっと半分 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月19日(木)00時00分27秒 tokyo14-40.m.nttpc.ne.jp

「崇高の美」、うまくアレンジすれば「ホラーを書く」としても使える部分が散見
されますね(P64の「曖昧さ」とか)。だんだん付箋の数が増えてきました。

「田舎の事件」好評につき続刊も予定されております。これはという題材がありま
したら(ちょっと払底ぎみ)、一般的掲示板にお寄せいただければ幸いです。


『田舎の事件』のことなど 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月18日(水)23時06分41秒 spider-wj013.proxy.aol.com

 さっきまで、『田舎の事件』そのものな郷里に帰省してましたので、2日
ほど空けてしまいました。

 「無上庵」については、私が蕎麦はつゆをたっぷり付けて食べるのが好き
なもので、おいしそうな食べ物の描写につられてーーの正反対で、ああいう
求道者めいた蕎麦の描写を読んだ反作用で、私からみた本来の蕎麦らしい蕎
麦が食べたくなった、ということです>中島さま。
 というより、単に私がいじきたないだけかも知れませんが(笑)。

 あと、「頭の中の鐘」「赤魔」、それに『死の影』の洗脳場面などを読む
と、倉阪作品の於ける「イッてしまった人の内面」の描写は、非常に迫真的
ですね。これが、外見的な言動の異常さの描写が巧みなことと相まって、倉
阪さんの<廃人小説>(笑)に読者を魅きつける原動力なのではないかと思い
ますが。

p.s.  実家では、中高生時代に買いためた『ムー』(泣笑)を読み返して時間
   を潰しましたが、昔から、頁数が少ない記事や2色刷り企画に質が高
   いものがちらほらあって、一番ダメなのが総力特集ですね。月一で大
   仰なことをぶち上げるのは苦労でしょうが、事実検証のいい加減さ、
   論理(になってないけど)展開の強引さは、ねえ^^;)。
    私にとってクトゥルー入門になったのもこの雑誌ですが、某氏は、
   解説に「HPLは邪霊の干渉を受けて衰弱して死んだ」とか書いて
   ましたね。当時はこれ読んで震え上がった記憶が^^;)。


言うの忘れてた 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月18日(水)12時30分53秒 nereid.interware.co.jp

あ、ここの掲示板と一般的掲示板が携帯電話iモードに対応しました。
僕は電話嫌いで、携帯もってないし持つ気もないのですが、どなたか実験してみてください。


縛ったり責めたり 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月18日(水)12時22分29秒 nereid.interware.co.jp

一日何の書き込みのない日は珍しいですね。
ホラーで縛りすぎたからかなあ。敷居が高くなりすぎているのでしょうか。
失礼掲示板をもじって、書き込みのどこかに「ホラー」「幻想」の文字があればいいって
いう安直なルールに変えようかしらん(嘘)。
みなさん、「基本的にホラーの話題を」という真意は、少々逸脱しても構わないということですからね。
あたしは、滅多に怒ったりしない性格ですので(失礼なヤツにはむっとするけど)

ところで、津原掲示板、異様に盛り上がっているので目が離せません。
感想。ろくでもないやつはあちこちに存在して、関わり合いをもつとひどい目にあう。
こういうヤツが指導者になると人類全体に害を及ぼすんだよね。昨日のNHK「ノモンハン」を
見ながら納得してしまいました。
あ、これは日記ネタでした。失礼しましたー。


田舎の事件レス 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月17日(火)01時54分50秒 tokyo12-43.m.nttpc.ne.jp

中島様
ありがとうございました。

>前にも書きましたが、けっこう怖い小説が多いですね。広義のミステリーに属する
>作品が並ぶ中で「頭の中の鐘」のようにホラーに近いものがいきなり現れるのも、
>不意打ちを食らった感じがしました。

ここまで書いて「ホラー」と呼ばないのは、さすが超自然的恐怖原理主義者ですね。
いや、まったくホラーではないですが。

>シェヴァイクさんが「ソバが食べたくなりませんでしたか」と仰るので

関係ないですが、久々に某ニフティ会議室を「倉阪」で検索したら90も
ヒットしました(笑)。書き込んでいる人は数人ですが。


『田舎の事件』読了 投稿者:中島晶也  投稿日:08月17日(火)00時06分02秒 oska1706.ppp.infoweb.ne.jp

 5編だけ読んで中断していた(倉阪さん、ごめんなさい)『田舎の事件』を
すべて読み終わりました。一応ミステリーに分類される作品集だと思うので、
以下の感想はネタバレを含むと、まずお断りしておきます。

 前にも書きましたが、けっこう怖い小説が多いですね。広義のミステリーに
属する作品が並ぶ中で「頭の中の鐘」のようにホラーに近いものがいきなり現
れるのも、不意打ちを食らった感じがしました。
 いちばん感銘を受けたのは「赤魔」でした(ら抜き言葉撲滅を目指されてい
る中野善夫さんのご感想を伺いたいところですが……)。最後の大仕掛けはす
れた猟奇ファンなら即座に乱歩の「虫」の名を挙げるでしょうけど、あちらは
1文字の単調な繰り返しに過ぎないのに対して、こちらは4文字の無限反復に
よって狂気の誘発度をさらに高めているのが凄い。ページをめくった瞬間にパ
ッと目に飛び込んできて、「これはヤバイ」と感じさせる配置の妙も心憎いで
す。「左右対称」とわざわざ断っている辺り、さらに何か仕掛けがあるのでは
ないかとも思ったのですが、なんだか怖くなって考えるのをやめました。

 シェヴァイクさんが「ソバが食べたくなりませんでしたか」と仰るので、も
う1編ソバに関する話があるのかと思っていたら、「無上庵崩壊」だけだった
のですね。あれを読んでソバを食べたくなるでしょうか?


『老英男爵』読了 投稿者:中島晶也  投稿日:08月17日(火)00時05分30秒 oska1706.ppp.infoweb.ne.jp

 クララ・リーヴの『老英男爵』を読了しました。
 一言で要約するなら、「単調で退屈な歴史小説」ですね。善玉悪玉が最初か
らはっきりしていて説教臭い勧善懲悪で終わるのはまあ許すとしても、途中で
意外な展開がひとつもないのは弱りもの。ゴシックの代表作はすべて読みたい
という奇特な方にしか、お勧めできません。
 幽霊はとりあえず出るというだけで、怖くとも何ともありませんし、崇高感
のかけらもない。リーヴは『オトラント城』の怪異描写がやり過ぎでリアリテ
ィがないと感じ、自作では抑制を効かせたそうですが、ここまで当たり障りの
ないものだとあってもなくても同じでしょう。やり過ぎの『オトラント』の方
が、怖くはないけどまだしも楽しめます。
 エディス・バークヘッドは『恐怖小説史』の中で、小説としては『オトラン
ト』より『老英男爵』の方が文体が緊密であるというようなことを書いていま
すが、この辺は翻訳の質の問題があるので何とも……。

 夕ご飯を食べながら、「藤原さんも退屈と言っていたけど、その通りだった」
と嫁に話していたら、6歳の長男が「藤原さんって、藤原紀香?」とませたボ
ケをかましてくれました。


目指せ、メインレビュアー! 投稿者:中島晶也  投稿日:08月16日(月)08時11分26秒 oosk12DS21.osk.mesh.ad.jp

>松本様

>>  幻想文学をただでゲットするべく、今回、読者レビューを送ってみました(動
>> 機が不純である)読んでもらえる以前に載せてもらえることを祈りたいです……

 うーむ、負けそう。私なんて今回は1つしか(『虚ろな穴』)送っていない
し、倉阪さんの後継は松本さんに望みを託しましょう。

>倉阪様、藤原様
『老英男爵』は現在3分の2。やっぱり歴史ロマンスですよ、これ。
『崇高と美』は、流し読みで(インチキ!)3分の2。理論としては弱いよう
に思いますが、「崇高」という概念をうち立ててそれまで見過ごされてきた事
実を初めて指摘しているのはやはり偉大でしょう。面倒でも一度は触れておく
べき書物ですね。


睡眠障害か? 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月16日(月)03時22分47秒 tokyo13-04.m.nttpc.ne.jp

皆様、来年の授賞式でお会いいたしましょう。

「崇高と美」現在34ページ。訳者解説のほうが本屋口調(と変換する)もとい翻訳
調で笑ってしまいました。そう言えば、同じ訳者のカッシーラー「啓蒙主義の哲学」
を学生時代に読もうとして挫折したなあ。


……どんなもの? 投稿者:深川拓  投稿日:08月16日(月)02時28分03秒 www.tctv.ne.jp

>松本様
 22日……一週間ですか。頑張りましょうお互いに。
 どんなもの……ひみつ(はぁと) じゃなくて、迂闊に説明するとあっさりネタが割れるんです(笑)
 テーマは一応「欲望と禁忌」なんですが(珍しくも何ともない)これとタイトルを合わせるとだいたい
 何をしたいのかが解ってしまうという。あんまりなので題名だけでももっと不可解なものを用意しよ
 うとも考えているのですが、そんなことをしていて本当に31日消印に間に合うのか。乞うご期待。

しかしやっぱり幻想的じゃない話題だ。いいのだろうか。


只今某社の企画書作成中 投稿者:藤原義也  投稿日:08月16日(月)02時23分17秒 tky2-p105.hi-ho.ne.jp

中島さま
いま一番観たい怪奇幻想文学の映画化は、ヤン・シュワンクマイクル(チェコ
の人形アニメ作家)の『オトラント城奇譚』と『アッシャー家の崩壊』です。
同作者の『陥穽と振子』『ファウスト』の凄さからみて、かなり期待できそう
なのですが……。

『崇高と美』、面倒なものをおすすめしてしまって恐縮しています。ただ、う
ろ覚えですが、強い恐怖や嫌悪をもよおすものも、ひとたび安全な場所からこ
れをみることができれば、それは悦びをもたらす。この感情は「美」がもたら
す心地よい喜びよりも遙かに強烈な快楽なのだ、という趣旨の発言があったよ
うに思います。あのときこの掲示板で白熱していた話題から、ちょっとその部
分を思い出したりもしました。

倉阪さま
『ケイレブ・ウィリアムズ』は純然たるスリラーですから、ミステリ読者向け
でしたね。


ただ34枚 投稿者:松本楽志  投稿日:08月16日(月)01時17分41秒 130.54.60.209

 現在、本文である学校の研究の方、計算機にて計算中でして、
待ち時間の間に書き進めています。同士がいるとなんだかこころ
強いです。

>八尾の猫様
 おお、もう出されてしまったとは……
 そういうふうに読み返して「いける」というのってなんだか嬉しいですよね。
 僕は不幸にもそういう経験がなくて、読み返せば読み返すほど落ちこみ
ます……
 日本怪談、いいなあ。雰囲気が書けるのってうらやましいです。

>深川様
 ふふふ、さすがに勝ってますね。
 ていうか、僕の方は某所の第一回担当しめきりが22なんでそれにあわ
せて書き終わらなければいけないのです。
 深川さんはどんなものをお書きになりますか?

>倉阪さま
 ありがとうございますー。
 倉阪先生の6/15の日記を読み返しては自分をもり立てる毎日です。
がんばろっと(失礼なやつだな>おれ)

 うー、幻想度が低い……つきましては今後は書き込み内容を「ホラー
を書く!」という方向に転回させるべく努力しましょう、これならいいです
よね。
 ひとまず退散。


すみません 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月16日(月)00時25分19秒 ATUcc-05p15.ppp.odn.ad.jp

 たった今、津原様のところにようやく入り込むことができました。無知をさらけ出して
 申し訳ありません。ところでホラー大賞短編部門なのですが、実はもう応募しちまいま
した。ふつふっふ。ちなみに書いたのは四月頃です。自分ではへぼだと思っていたのですが、
夏になって読み返してみるとこりゃいけてるってことで。日本の怪談で、前年度大賞のぱくり
だと言われそうな作品ですが。長編は来年に向けて、今から準備中。 


しまった 投稿者:深川拓  投稿日:08月16日(月)00時16分38秒 www.tctv.ne.jp

どうしてURLの処に描かなかったんだ

http://www60.tcup.com/6020/tsuhara.html


ホラー大賞短篇部門 投稿者:深川拓  投稿日:08月16日(月)00時15分06秒 www.tctv.ne.jp

私もこっそりと準備中だったりします。しかも今から書き始める。ばか。
ネタもプロットも仕上がってはいるが果たして間に合うのでしょうか。

>八尾の猫様
もしやトップページが表示されないのでしょうか?
津原さんのHPは一部の環境で(少なくとも私の処は)読み込みが上手くいかないようです。
掲示板には下記のアドレスから直行できる筈です。津原さんも東さんもお待ちになってる
様子ですよー。

http://www60.tcup.com/6020/tsuhara.html


津原様 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月15日(日)23時46分25秒 ATUcc-06p49.ppp.odn.ad.jp

 わざわざアドレスを表示いただき、ありがとうございます。しかし、浅学ながらあの画面から
どこをどうやって入ったらよいのか分かりません。もしよろしければ、教えていただきたいの
ですが。

 うふふ。角川ホラー大賞短編部門、もう送ったよ。来年は長編に狙いを定めて(今から準備)


イデア夏涸れ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月15日(日)22時57分58秒 tokyo14-20.m.nttpc.ne.jp

藤原様
ゴドウィン『ケイレブ・ウィリアムズ』、うっ、これだけ読んでない。

アズレー様(ゆうべはごめんね)
>日記を更新するヒマがぁぁぁ。
いくらなんでもひと月遅れは・・・このあたりが締切を律義に守る人と以下略。

松本様
>角ホラ短編賞に出したい作品が終わらない……
おお、昔を思い出しますね。がんばってください。
マジな話、ホラーの短篇は時間がかかります。40枚の短篇の第一稿を書くのに
半月かかりました(長篇も書いてるけど)。

 


re:『新耳袋』のことなど 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月15日(日)22時15分35秒 spider-tp081.proxy.aol.com

 東さま、中嶋さま、『新耳袋』インタビューの感想ありがとうございました。

 木原氏が語っておられたように、『新耳袋』の原点の一つが山岸怪談にあると
いうのは、聞くとなるほどと思います。楽屋オチ的な実話も怖いですが(幽霊目
撃談だけでなく、比叡山のような時間怪談もあるという多彩さ)、「私の人形は
よい人形」「汐の声」などの創作にも見聞がうまく反映されています。

|しかし、とばしてるなー>木原氏。

文字化しなかった部分ではもっととばしてらっしゃいますが、その辺りは、多分
「怪談之怪」などでは話題に出ているのではないかと思います(霊的・社会的な
意味の両方で、ですが ^^;)。
 お話うかがって改めて思ったのですが、記録性と文芸性の両方に於いて一つの
極みに達している『新耳袋』は、『日本霊異記』以来の日本怪談史(遡り過ぎか
な?)でもエポックメイキングな本ですね。これだけフィクションの創り手から
評価された実話怪談というのは戦後では他にないでしょうから。

 それと中嶋さまご推奨の『聴く新耳袋』ですが、価格も安いし、よいCDです
ね。怪談の最高の表現形態が<語り>である、というのはその通りだと思います
(無論、語り手は選びますが)。木原さん自身も、話を聞いていると非常に怖い
ので、ロフトのトークが賑わうのも分かるような気がします。

 緑魔子さんが先月ある雑誌に書いていたエッセイによると、家で『新耳袋』C
Dの練習をしていたら、娘さんに恐がられたそうです。そりゃ、厭でしょうねえ
^^;)。

http://www.nifty.ne.jp/forum/fhorror


れびゅあー 投稿者:松本楽志  投稿日:08月15日(日)21時12分10秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

 角ホラ短編賞に出したい作品が終わらない……才能ない……

中島晶也さん:
> 「ほんとに読んでる人がいるのか?」というのは、幻想レビュアー全員の悩み
> だったりして(笑)。

 幻想文学をただでゲットするべく、今回、読者レビューを送ってみました(動
機が不純である)読んでもらえる以前に載せてもらえることを祈りたいです……
(それでもやはり動機が不純である)。

 そういえば、レビューみてるとみたことないひとが結構居てはりますけど、一
般読者からの読者レビュー投稿って結構多いんでしょうか? それとも僕が無知
なだけ?>石堂さま、東さま

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/


RE:マンクの映画化 投稿者:中島晶也  投稿日:08月15日(日)10時28分11秒 oosk12DS60.osk.mesh.ad.jp

 スッタフもキャストも忘れましたが、『宇宙船』だか『キネマ旬報』だかに
制作予定との短信が載っていた記憶があるのです。後者だと立ち読みなので確
認しようがないのですけど。あちらの映画はあやふやな企画でもすぐマスコミ
に流れるみたいなので、たぶんポシャっているのではないかと思います。

>藤原様
『マンク』はすでに映画になっていたのですか。まったく知りませんでした。
 もしも『ヴァセック』が完全映画化されたら凄いだろうと思うのですが、最
近の大作映画の傾向を考えると、制作費に見合うヒットにはならないかも知れ
ませんね。

>東様
 そういえば、うちの嫁はたいていレビューと編集後記しか読んでません。
『BGM』が頓挫したのは惜しいことだと言っております。『BOOKMAN』
もなくなっちゃいましたしねえ──って、いつの話をしてるんだ。

>>  それはそうと、いま書いている原稿を終えたら、気の重い「お返事」さしあげま
>> すね。>中島様

 津原さんの掲示板でもちらっと拝見しましたが、うーむむむ……。ひょっと
して私の茶々入れが却って焚き付ける結果になっているのかも知れませんが、
最後の一線は越えないでくださいね。

>松本様、範国様
 オフ会関連の話題は一般的掲示板に移動しますね。

http://www60.tcup.com/6014/gg9kskri.html


「マンク」の映画化 投稿者:藤原義也  投稿日:08月15日(日)01時12分47秒 tky2-p30.hi-ho.ne.jp

むかし、フランコ・ネロがアンブロージオを演じた「マンク」がありました。
たぶん70年代のイタリアかフランス映画です。邦題(ビデオのみ?)は、たし
か「悪魔の誘惑」とか「サタンの誘惑」とかいうありがちなタイトルだったと
思います。わりと原作の設定にそってはいるものの、メリハリのないだらだら
したものだったように記憶しています。もちろん過激な暴力もエロもなしでし
た。

『老英男爵』は、ほんと退屈ですよね。
現代の読者にもおすすめのゴシックは、ベックフォード『ヴァセック』、ゴド
ウィン『ケイレブ・ウィリアムズ』、ルイス『マンク』、ジェイムズ・ホッグ
『悪の誘惑』、M・シェリー『フランケンシュタイン』の5冊につきると思い
ます。
『メルモス』は僕は大好きですが、だれにでもお薦めできる本ではないですね。


日記を更新するヒマがぁぁぁ。 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月15日(日)01時07分41秒 cse33-24.tokyo.mbn.or.jp

千裕様
 そ、そ、そのようなことを申されましても〜(汗)。ところで「ビル」って、ビ
ル・エヴァンズのことでしょうかー?

クラニーへ
 「短信じる」……ラブリ〜だぜ(はぁと)。

井野様
 おお、いらっしゃいませ! 律儀な御挨拶&CM、恐縮です。
 えッ!?「非常に緊張します」ですって? まーたまたぁ(笑)。今後ともよろしく。
 あ、それから例の宿題は追ってまた。

中島様&範国様
>「ほんとに読んでる人がいるのか?」というのは、幻想レビュアー全員の悩みだ
>ったりして(笑)。
 こらこらー、発行部数ウン千部を誇るメジャー商業誌のレビュアーどもがナニを
言うておるか!(笑)いやマジメな話、特集は興味次第だけどレビューだけは必ず
チェックしてる読者の方は多いみたいですので、今後も張り切っていきましょう!
 それはそうと、いま書いている原稿を終えたら、気の重い「お返事」さしあげま
すね。>中島様

津原様
 またまたナイスな御高配、感謝いたします。
 いや、確かにホラーそのものとは離れてしまいそうな「八尾の猫」さんの御発問
だったので、どう御返事しようかなぁ……と思っていたところでした。
 小生もそちらへお邪魔して御返事させていただくことにします。>八尾の猫様


古書市 投稿者:範国将秀  投稿日:08月15日(日)00時21分23秒 28.pool7.osaka.att.ne.jp

中島晶也様
いいですねえ、11月ならそのあとやはり湯豆腐でしょうか。
なんて、全然幻想的でもホラーでもないメールばかりですいません。
気をつけないときっと怒られますよね。
最近その手のものを読んでなくて、しいていえば、
しりあがり寿の「真夜中の弥次さん喜多さん」くらいでしょうか(しかも漫画だ)。


今年のトリです 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月14日(土)23時34分51秒 tokyo17-25.m.nttpc.ne.jp

八尾の猫様
ありがとうございます。ゴーストハンターと黒川が出る「白い館の惨劇」は目下
編集作業中です。十月くらいかな?

中島様
「マンク」の映画化? 聞いたことがないですね。
もしH・G・ルイスがM・G・ルイスの「マンク」を映画化していたら・・・想像
するのはよそう。


(無題) 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月14日(土)22時16分45秒 ATUcc-06p60.ppp.odn.ad.jp

 倉阪鬼一郎様
 
 いや・・・「死の影」は本当に怖かったですよ、お世辞抜きで。個人的な意見としては
「墓地を見下ろす家」より後味がよかったような気がします。ゴーストハンターがすきなのですが
続きは出るのでしょうか。
 現在、荒俣宏さんの「ホラー小説講義」と「幻想小説1500」を両手に、ちょっと書物の旅
に出ようと計画中です。「カンタベリー物語」「失楽園」「ベーオウルフ」「天路歴程」・・・
いやはや、自分が真面目な英文科の学生になったような気がします。英文科の学生ですが。
(現在読んでいるのは、ラヴクラフトです。しかし、国書刊行会から出てる全集の折り込みちら
しのお遊びっぷりってすごいもんがありますね)   
 


あめにふられてしもうた 投稿者:松本楽志  投稿日:08月14日(土)18時43分47秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

 お初の方がたくさんいらっしゃいますね。
 こんにちは、はじめまして、松本楽志ともうします。
 幻想・ホラー系は……修行中でして、ご指導よろしくお願いします。

 さて、これは一般的掲示板ネタ?

中島晶也さま:
>  この掲示板の関西勢は、5人ぐらいはいるのかな? 手頃な人数ですし、11
> 月頭の京都百万遍知恩寺の古書市にでも行きましょうか。>関西の皆様

 おお、それはいいですね!(僕は京都在住)
 しかし、ちょうどいまも下鴨神社で古書市やってますよ。
 あさって16日までです。
 今日行ったら雨が降ってきてほとんどビニールシートの下でした……
 うーん。

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/


『マンク』は良いですね 投稿者:中島晶也  投稿日:08月14日(土)08時16分49秒 oska1522.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様
『マンク』はテンポも良いし鬼畜度が高くって、現代人向けですね。去年か一
昨年に映画化されるという話を何かの雑誌で読んだのですが、どうなったのか
な?
 昨夜は『老英男爵』を持ったまま、うたた寝してしまいました。4分の1ほ
ど読んだ限りでは、ゴシック味も薄い単なる歴史ロマンみたいな感じです。よ
うやく幽霊の話が出てきたから、いよいよこれからなのかも。

>範国様
 ブラウザではなくmamimiという掲示板自動巡回ソフトを使っておりますもの
で、投稿日の横の記述には気が付きませんでした。なるほどosakaとばっちり
書いてありますね。
 この掲示板の関西勢は、5人ぐらいはいるのかな? 手頃な人数ですし、11
月頭の京都百万遍知恩寺の古書市にでも行きましょうか。>関西の皆様
 と言いつつ、私は京都は書店と古書店しか知らないのですけど(笑)。


御連絡:八尾の猫様 投稿者:津原泰水  投稿日:08月14日(土)00時13分57秒 pfc07.cyborg.ne.jp

↓こちらの掲示板に相応しい話題かもしれません。メンバーは重なっていますので、ぜひおいでください。
「幻想的掲示板参照」として、そのままお話を続けていただいてかまいません。

http://www.cyborg.ne.jp/~tsuhara/aquapolis/


ゴシックがだるいのは当たり前 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月13日(金)23時48分57秒 tokyo18-32.m.nttpc.ne.jp

中島様
「マンク」のような例外はありますが、たいてい大時代的なロマンスや宗教的部分が絡ん
できますからね。「放浪者メルモス」だって何度も寝そうになりました。「老英男爵」は
学生時代に読みましたが完全に忘れてます。あのシリーズなら「責苦の庭」でしょう。
確かにバークは訳がかたいです。代名詞が多すぎる・・・。

八尾の猫様
話は違いますが、某所拝見しております。「死の影」が怖かったという方はどうやら
少数派のようです(笑)。


中島晶也様 投稿者:範国将秀  投稿日:08月13日(金)23時11分57秒 197.pool4.osaka.att.ne.jp

いえ、ニフティのアドレスではなく、投稿日の横の文字からです。
こちらは吹田です。屋上からはエキスポの観覧車が見えます。
飲み会などありましたらぜひお誘いください。


誰か教えて下さい 投稿者:八尾の猫  投稿日:08月13日(金)17時26分38秒 ATUcc-04p25.ppp.odn.ad.jp

 下の投稿者です。改行の仕方がわからず、馬鹿なことをしました。内容は以下の通りです。
はじめまして。これまでミステリー系のページしか覗いたことがないのですが、幻想文学・ホラー
系のページがあると知り、顔を出しました。私は十代の頃、講談社の少女小説でホラー・ミステリ
やおい小説などを書いていましたが、編集者の方と合わず、仕事をなくしました。現在学生なの
ですが、まだ作家の夢を捨てきれず、しこしこと書いています。最近、ジュニア小説からはばたく
作家さんが多いのですが、一体ジュブナイルとアダルトの差ってなんなのでしょう。
 プロの作家の方,編集者の方、見識のある方,教えて下さい。


ただいまゴシックのお勉強中 投稿者:中島晶也  投稿日:08月13日(金)16時51分28秒 oska1524.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様
『崇高と美の観念の起原』は元の文章が回りくどいのと訳文が堅いせいで、え
らく読みにくいです。で、息抜きに小説をとクララ・リーヴの『老英男爵』に
手を出したら、これが擬古文で訳してある上に、何ともだるいお話で……前途
多難(笑)。

>範国様
 何と、ニフティのアドレスから都道府県が判るのですか? 何らかの法則性
があるのだろうと思ってはいましたが。
 お察しの通り大阪在住です。書斎の窓から大阪ドームが見えるところに家が
あります。
「ほんとに読んでる人がいるのか?」というのは、幻想レビュアー全員の悩み
だったりして(笑)。

>東様

>>  要するにドラやフランケンみたいに「いちおう人間」か、コングみたいに「非人
>> 間」かで、負わされるモラリティの性格が変わってしまう、ということなんじゃな
>> いでしょうかね。

 恐らくそんなところでしょうね。私の場合、人間より怪物の方に感情移入し
てしまうという事情があるんですが、これはかなり特殊なケースでしょう。

>>  原住民を殺戮するシーンよりフェイ・レイをいぢいぢするシーンのほうが非難さ
>> れたというのは、「野獣が人を殺すのはオッケーだが女性を襲うのはノー」ってこ
>> とだろうし。

 あんまり関係ないですけど、うちの4歳と6歳のガキどもは殺戮シーンには
特に反応しなかったのに、コングがフェイ・レイの服に手を掛けたとたん、「あ
あっ、服脱がしてるで、父ちゃん!」と色めき立っておりました(笑)。

>井野様
 その節はお世話になりました。

>> また中島さん、コングの記事に関するご指摘、ありがとうございます。

 いえいえ、全体の論旨とは関係のないことなのに、オタクまるだしの暴走で
お恥ずかしい限りです。

>堺様
 ありがとうございます。本業に拘束されて当分は上京できそうにありません
が、いつかまた機会があるかと思います。そのときはよろしくお願い致します。


ただいま旅行中 投稿者:堺三保  投稿日:08月13日(金)01時10分18秒 PPPa19-SanDiegoB8-2R401.saturn.bbn.com

というわけで、5月のSW1旅行に続き、今度はコミックコン参加で
サンディエゴに来ている堺です。

>関大関連
おお、そうでしたか。>浅暮さん。
うちのクラブで言うと、現富士見書房のOさんと同じくらいの年次
でしょうか。
あ、今回大先輩である青心社のZさんと一緒に旅行するので、青心
社のほうに行ったときに、Iさんから話を聞きました>中島さん
東京に来るようなときは、声をかけてください。うちの連中も、
神代創とか、雑波業とか、東京にいますし……って、添野さん
か山岸さんに聞いたんですけど、SFセミナーに来てたとか。
お話しできずに残念でした。

と、これだけでは幻想系の話にならないので、海外の話を一つ。
ニール・ゲイマン作、チャールズ・ヴェス画のコミック「スター
ダスト」が、小説を押しのけてミソピーイク賞の一般向けファン
タジイ部門で賞取りましたね。翻訳します?>柳下さん

いや、柳下さんがやらないなら、私がしたいんですけど。
なんとかゲイマン見つけて、受賞コメント取れればと思ってます。
あ、その前にミニョーラに「ヘルボーイ」のサインもらわないと。
んではでは。


レスありがとうございます 投稿者:範国将秀  投稿日:08月13日(金)00時10分34秒 164.pool4.osaka.att.ne.jp

倉阪様・東様。アーサーマッケンの特集をされていたときからの「幻想文学」ファンなので、
本当にご本人が書いておられるのかと目を疑ったほど喜んでいます。
中島晶也様、はじめまして。ほめていただいてありがとうございます。いつか石堂さんに、
「きっとどこかに(書評を)ちゃんと読んでられる方もいらっしゃるとおもいます」と
励まされて以来のうれしい言葉でした。アドレスから大阪の方なのでしょうか?


はじめまして 投稿者:井野良介  投稿日:08月13日(金)00時03分12秒 ppp080.t3.rim.or.jp

『もっと知りたいホラーの愉しみ!』を担当した別冊宝島の編集者Iです。
 笹川さん、中島さん、東さん、ありがとうございます。
 以前から、こちらのBBSはこっそりとROMしていたものですから、
 本来なら、担当者が率先して宣伝につとめるところを、申し訳ございません。

 また中島さん、コングの記事に関するご指摘、ありがとうございます。
 つまるところ、これすべて担当者の責任。過酷な締め切りのなかで仕上げてくださった筆者の方は、
 むしろ被害者かと……。冷や汗が出ましたです、はい。 

 とはいえ同書には、フィクションと現代史の微妙な関係について、
 非常に興味深い指摘も盛り込まれています。
 諸般の事情から、いささか軟派な書名になってしまいましたが、
 まだお目通しでない方は、ぜひご一読ください。

 個人的には、ホラージャンルの作品に託しこまれている微妙な悪意や、
 作家の埒外からの目線に愛着をもっています。
 普段はノンフィクションがらみの仕事が多く、
 きわめて現実的な「怪物」と相対することが多いのですが、
 機会に恵まれれば、またホラーの仕事にかかわりたい……そう思っております。
 
 しかこちらのBBS、いざ書き込みするとなると、非常に緊張しますです>東さん
 


失敗 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月12日(木)22時57分55秒 tokyo17-18.m.nttpc.ne.jp

タイトルは「短信」でした。失礼。


短信じる 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月12日(木)22時56分34秒 tokyo17-18.m.nttpc.ne.jp

薮下様
「一般的掲示板」で裏邪さんという面白い方に俳句指導をしていたのですが、諸般の
事情でお休みしています。よろしかったら指導します。

中島様
「崇高と美の観念の起原」購入しました。「肉体と死と悪魔」を読み終わったらかか
ります。


なにさ。ふん! 投稿者:中嶋千裕  投稿日:08月12日(木)16時14分07秒 ABD4D253.ipt.aol.com

●東さん
 ちちちちちえー。ずるい。ずるい。ずるいぞ。「ゆうれい談」をはじめ、『りぼん』誌上にてリアルタイ
 ムで読んでるわたしがなんでこんな悔しい思いを! まったく気が利かないんだから。1つもらうも2つ
 もらうもいっしょでしょ。(間接的職権濫用か?)ビルの手紙みせたげるからさ、あとで、みせてね。
 
●シェヴァイクさま
 さっそくインタビュー、楽しく読ませていただきました。蓮ちゃんファンのわたしは、以前ここに書きま
 したように、『聴く耳袋』を購入しまして、2つとも聴きました。いやー、こわいですよ。怨の巻は特
 に。蓮ちゃん円熟の芸。
 古来より、語りというのはやはり怪談ととても相性がいいのではないでしょうか。こういうメディアミッ
 クスというのは大歓迎ですね。


関連雑誌速報2題 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月12日(木)13時37分11秒 cse34-33.tokyo.mbn.or.jp

(その1)『ダ・ヴィンチ』9月号(メディアファクトリー/本体450円)
 極めつけゲスト! 山岸凉子さんを迎えての第三回〈怪談之怪〉を掲載。すでに
各方面にて話題沸騰中でありますが、マジで凄かったです。今回の記事は限られた
紙数で、あの場の雰囲気をうまく伝えているように思います。
 へっへっへ、サインもらっちゃったもーん(←職権濫用か!?)。>千裕様

(その2)『ムー』9月号(学研/本体650円)
 「2000年1月1日電脳ハルマゲドン」に「有名人の怪奇体験」「秘められた
超能力・火事場の馬鹿力」(泣)……と、いつもながらにぎやかな誌面の片隅で、
小生はマイペースで「日本伝説紀行/陰陽師・蘆屋道満」をやっとります(ここだ
け別の時間が流れているようだ、が、いいのだろーか!?)。ちなみに写真入りで紹
介した「坊主岩」は、青弓社より近刊予定の京極夏彦読本に寄稿した「匣と陰陽師」
論にも重要な役どころで再登場しますので、今号は京極ファンも必携でしょう。
(←なんと遠回しな煽り)
 ちなみに137頁には皆川博子さん、155頁には岩井志麻子@きょーてーさん
の御尊顔がッ! これはもうホラー・ジャパネスク愛好者も必携だあ!!


アスファルトも溶けそう、お脳も溶けそう!? 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月12日(木)13時13分16秒 cse33-81.tokyo.mbn.or.jp

葉山様

>ホラー・ジャパネスク! この世で最も甘美なものの一つだと思っております。
 おおぉぉぉー。うっうっ。(←感涙にむせんでいる)
 鏡花を「絶対に焦って読むまい」というお気持ち、とってもよく分かります。確
かに再読・三読に堪える作品ばかりとはいえ、初読の際の、あのよるべなき酩酊感
は何物にも代えがたいですからねぇ。
 たとえて言うなら、「龍潭譚」で少年が踏み迷う、躑躅の花盛りの迷路、みたい
なものでしょうか。

>ああ、本格的なホラー・ジャパネスクのアンソロジーを組んで欲しいです。
 よっしゃーッ! こういう読者の方がひとりでもいると思うと、俄然力こぶが入
ります。あ、でもその前に版元探さないと……(苦笑)。

藪下様
 うーむ、超高層はおろか、縁側のある家にすら、横須賀の実家以降棲んだことが
ないぞ(笑)。
 縁側、好きなんですけどね。子供の頃、間借りしていたのが大正時代に建てられ
た旧家で、家主の老婦人が暮らす一隅の広々した縁側を、もっぱら遊び場にしてい
たもので。

シェヴァイク様
 『新耳袋』のインタビュー、面白く拝読。ウチの最新号の宣伝までしていただき、
感謝です。しかし、とばしてるなー。>木原氏

>「パシパエー」の方はもしご入り用でしたら連絡いただければ然るべくいたします
 おおうッ。それはもう是非そのなんだかんだしかるべけれ……で、ひとつそのよ
ろしくお願いいたします(笑)。

中島様

>今朝、全編を再見したのですが、
 やっぱりー(笑)。いや、御苦労さまでした。

>時代を考えるとこの映画の暴力描写は過激ですねえ。『魔人ドラキュラ』や『フ
ランケンシュタイン』なんてぜんぜん霞んでしまう。
 要するにドラやフランケンみたいに「いちおう人間」か、コングみたいに「非人
間」かで、負わされるモラリティの性格が変わってしまう、ということなんじゃな
いでしょうかね。
 原住民を殺戮するシーンよりフェイ・レイをいぢいぢするシーンのほうが非難さ
れたというのは、「野獣が人を殺すのはオッケーだが女性を襲うのはノー」ってこ
とだろうし。ま、それだけ「人猿交婚」妄想が支配的だった裏返しともいえそうだ
けど(→「ユリイカ」98年9月号所収の拙論「幻想猿と恐怖猿」参照)。


なるほど 投稿者:中島晶也  投稿日:08月12日(木)09時41分46秒 oska1600.ppp.infoweb.ne.jp

>東様
 確かに人を口にしてはいますが、呑み下していません。喰っているというよ
り、噛み殺しているという表現の方が適切ですね。納得しました。

 ついでに今朝、全編を再見したのですが、時代を考えるとこの映画の暴力描
写は過激ですねえ。『魔人ドラキュラ』や『フランケンシュタイン』なんてぜ
んぜん霞んでしまう。それにしても、同じ暴力でも怪物がやると気にならない
のはなぜでしょうね?

>>  家族サービス、無事終了ですか?(笑)

 一応は。しかし、「あの家族サービスが最後の一匹とは思えない……」って
感じです。

>シェヴァイク様
 夏休みはガキどもも休みなので、親には休みにならないのであります(トホ
ホ……)。

『田舎の事件』はまだ最初の数編しか読んでおりませんので、そば喰いたい病
にはなっていません。しかし、ユーモア小説って聞いていたけど、けっこう怖
い作品ばかりですね。>倉阪さん


『新耳袋』インタビューなど 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月12日(木)06時13分55秒 spider-tp051.proxy.aol.com

 『新耳袋』著者の木原浩さんのインタビューが、ニフティ・ホラー映画フォー
ラムのWEBに登録されました。下記のURLでご覧いただけます。WEB付属
の掲示板かニフティの会議室、あるいは私宛のメールなどで感想をいただければ
幸いです。木原氏にもフィードバックさせていただきます。

 さらに「くだん」関連で>東さま。

 とり氏のこだわりというと工事現場の「おじぎびと」が有名ですが、「くだん」
も相当なものです−−と書いてフト思いついて『しりとり物語』(角川書店)を
引っ張りだすと、ここにも「流説の牛」「商標」「牛の言葉」「化け物の屍体」
「いつかどこかで」なる連続する頁がありました。原体験としては、子供の頃、
通学路にあった「登録商標 件如(くだんのごとし)」という人頭牛身の看板が
強烈に頭に焼き付いているようです。とり氏の故郷は九州だそうで、「くだん」
伝承の分布地域にも重なります。そういえば、鳥取も岡山の日本海側ですね。
 とり氏の作品は、シュールなギャグ・ユーモアも、ホラー・伝奇もいちいちツ
ボにはまるので、私も単行本は古書店探索中の若干冊を除けばあらかた集めたか読
んだかしたと思います。『事件の地平線』『しりとり物語』は新刊入手も可能か
と思いますが、「パシパエー」の方はもしご入り用でしたら連絡いただければ然
るべくいたします(<著作権配慮モード)。


 さらに全然関連ありませんが>中島さま。

 以前に「人生最後の長期休暇が云々」とおっしゃられていたように思いますが、
しっかり夏休みがとれたようですね。書き込み時間がヘンなのは、最近、帰宅し
てまもなくちょっと寝てしまって、夜中に数時間起きて本読んだりパソコンした
りして、明け方にまた寝るーーという良からぬ日がたまにあるためです。
 それと、『蘆屋家』読んで豆腐なら、『田舎の事件』読んだ後は蕎麦が食べた
くなりませんでしたか?私は読んだ翌朝のご飯は蕎麦にしちゃいました(笑)。

http://www.nifty.ne.jp/forum/fhorror


夜明けのメール 投稿者:藪下明博  投稿日:08月12日(木)05時07分01秒 p8be2b1.sn11.ap.so-net.ne.jp

シェヴァイク様
始めまして。

>やはり、倉阪さんの真骨頂は、廃人や人間がコワれていく過程を
>突き放して描写するところにあると感じました^^;)。

同感です!
倉阪さんの描く人物は、始めから壊れております。
それが期待通りに、もっと壊れてくれるから笑いが止まりません。
それにしても、文麗堂の主人と、ズべ女たちとの会話はリアルで、
とても創作とは思えませんね。……
きっと、作者に似たような経験がおありになるに違いません。

東様。
ご無沙汰しております。
ご丁寧な挨拶ありがとう御座いました。
幻想文学企画室の超高層ビル計画は、
いつでも準備OKです。
ちなみに、ご自宅の縁側の設計でも承ります。(笑)

倉阪様。

無上庵 まさか水とはつゆ知らず (一風流乞人)

すみませんでした。……
裏の俳句講座教えてください。

では、もう寝ます。


ホラー・ジャパネスク 投稿者:葉山 響  投稿日:08月12日(木)01時10分16秒 pl090.nas112.hakodate.nttpc.ne.jp

東様
ホラー・ジャパネスク! この世で最も甘美なものの一つだと思っており
ます。
泉鏡花は「絶対に焦って読むまい」と決めているので、読んでいる作品の
数は決して多くはないのですが、「高野聖」や「草迷宮」は勿論、
「夜叉ヶ池」「龍潭譚」「茸の舞姫」など本当に好きです。
ホラーといえばまず綺堂、鏡花や百閧思い出してしまうので、自然と
『ゆめこ縮緬』や『水無月の墓』などを強く推したくなってしまうのですね。
本来僕はミステリ読みなのですが、昨年のベストは何故か『ゆめこ縮緬』
でしたから。
ああ、本格的なホラー・ジャパネスクのアンソロジーを組んで欲しいです。
あ、如何にも素人じみたことを書いてしまってすみません。失礼しました。


おやまっ! 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月12日(木)01時09分39秒 cse34-55.tokyo.mbn.or.jp

中島様
 家族サービス、無事終了ですか?(笑)

 ところで「キング・コング」全長版の件ですが、コングが人間を噛み殺すシーン
はあったけど、ガイラみたいに食っちゃうシーンって……ありましたっけ?
 小生は記憶にないのですが(←かなり曖昧。ちょっと今すぐ確認できないので、
すんません)。


『幻想文学』のレビュアーというと…… 投稿者:中島晶也  投稿日:08月12日(木)00時54分33秒 oosk12DS47.osk.mesh.ad.jp

 ニフティには常駐されている風間健司氏が、なぜこちらに参加されないのか
と不思議に思われている方もいらっしゃるかも知れませんね。風間氏はお使い
のハードがインターネットにはやや非力なので、今のところこちらに書き込む
のは無理なのだそうです。書店のインターネット無料体験コーナーなどを利用
して、時折覗いてはいるとのことなのですが。

>範国様
 はじめまして。
「新刊展望」の批評と人間科学のページは、いつも堅い本を軽やかに楽しく紹
介されているのがよいですね。私はお気楽な本まで堅苦しく紹介してしまう悪
癖があるので、よけいに範国さんのスタイルに憧れを感じてしまいます。

>シェヴァイク様
 書き込みの時間が何だか凄いことに……ゆうべは徹夜ですか?


東さ〜ん 投稿者:中島晶也  投稿日:08月12日(木)00時53分50秒 oosk12DS47.osk.mesh.ad.jp

『もっと知りたいホラーの愉しみ!』を読んでいて、チェック漏れらしき箇所
を見つけてしまいました。

 下楠昌哉氏の『「キング・コング」「猿の惑星」と”民族差別”のミッシン
グリンク!』に

「現代においてコングを論じる者たちも、実はこの時代の猿幻想から解放され
てはいない。(中略)本稿を起草するにあたり、新旧『コング』作を見直して
みたが、コングが人を喰う場面は確認できなかった」

とありますが、下楠氏はカット版の『キング・コング』しかご覧になっていな
いのでは? 最近は全長版のビデオはなかなか手に入らなくなっているのでし
ょうか。いかにもオタクな揚げ足取りで恐縮ですが、努力して全長版を確認し
たであろう先達たちが勘違いしているかのような言い方はちょっと……と思っ
たもので。

 上記の事実誤認とは関わりなく、下楠氏の論考はたいへん読み応えのあるも
のですので、念のため。>皆様


おお、またひとり…… 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月11日(水)23時22分39秒 cse34-50.tokyo.mbn.or.jp

範国様
 ようこそいらっしゃいました。
 バーチャル幻想文学会の前にバーチャル幻想ブックレビューが出来上がりそうな
勢いだなー(笑)。
 今後ともひとつよろしく。

シェヴァイク様&日下様
 とり氏にくだん話があったのは小生もおぼろに記憶していたのですが、そんなに
こだわられていたとは……。
 うーん、これは是非ともインタビューしたいゾ(とり氏とはなぜかニアミスばか
りで面識がないのですが、近作の『石神伝説』など、小生の関心の方向とも非常に
近いセンをいってらっしゃるので、勝手にシンパシー光線を発しております)。

 京都取材から戻ったとたん、某社の(さすがにシャレにならないので固有名詞は
自粛)超切迫した締切で自主監禁状態っす(泣)。


今後も壊します 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月11日(水)22時28分00秒 tokyo17-40.m.nttpc.ne.jp

シェヴァイク様
>やはり、倉阪さんの真骨頂は、廃人や人間がコワれていく過程を突き放して描写
>するところにあると感じました^^;)。

ありがとうございます。要するに、私の中の廃人的部分や狂気を作中に投棄したり、
自分を投影した人物を壊したりしてカタルシスを得ているある種の変態なので(お
かげで実物はいたって常人なのですが)、今後もどんどん壊します。


俳人が廃人書いてこんにちは(笑) 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月11日(水)08時18分11秒 spider-ti054.proxy.aol.com

 昨日、やっと『田舎の事件』を見つけて、一気に読んでしまいました。2刷
になってましたが、ひょっとして1刷の消化が早かったのがこれまで見つから
なかった理由でしょうか?

 乾いた笑いの中を、時々寒い風が吹き抜けていく、面白い本でした。俳句、
古書収集、校正など、蘊蓄を混ぜることで、ディテールもしっかししたものに
なっていて、ブラックユーモアの部分が引き立っていました。
 やはり、倉阪さんの真骨頂は、廃人や人間がコワれていく過程を突き放して
描写するところにあると感じました^^;)。


RE:とり・みき氏のホラーマンガ 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月11日(水)04時14分40秒 spider-tj073.proxy.aol.com

 こんにちは、日下さま。RESありがとうございました。

 ご指摘の通り、購入したのは『コミックバーガー』増刊号です。版元の
スコラが倒産してしまったのは、漫画ファンとしては残念なことですが、
『羊のうた』『退魔針』などが他社で刊行継続となったのは不幸中の幸い
かと思っています。

 星野之宣氏のダイダラボッチの話は、その後、連載となって『宗像教授
伝奇考』(潮出版社)になっていますね。神話や伝説には、それの基にな
った事実が存在したーーというモチーフの作品ですが、丁寧な作話と、星
野氏の卓絶した画力によって、トンデモをトンデモと感じさせない、ホラ
ーファンにとっても楽しめる作品かと思います>未読の方。

 私もとり氏の単行本は、『裏とり』以外は入手したか読んだかしている
のですが、やはり未収録でしたか。良い買い物ができました(^^)。実は、
この本を買ったのは、あるホームページで『新耳袋』著者の方との打ち合
わせに向かう途中でして、何となく「くだん」づいた日でした。
 他の、とり氏のホラー作品としては、『山の音』と同じくまつろわぬモ
ノどものヤマトへの逆襲を描いた『石神伝説』が刊行中ですね。 


 では、失礼いたします。


とり・みき氏のホラーマンガ 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月11日(水)01時39分07秒 yksk0300.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

   > シェヴァイクさま

>私は、つい先週の土曜日、西荻窪の古書店で「パシパエーの宴」が収録さ
>れている漫画雑誌の増刊号を入手できまして、やっと実物を見ることができ
>たのですが、ひょっとしたら単行本未収録かも知れません。

おお、懐かしい「黄金伝説」。ちょっと前につぶれて、先日べつの
会社から復刊された「コミックバーガー」の増刊号でした。
星野之宣のダイダラボッチの話も、これに載ったんじゃなかったで
したっけ?

なんとなく単行本に入っているような気がしていたのですが、今日
たまたまとりさんにお会いする機会があったので、聞いてみた所、
「未収録です」とのことでした。『地平線』の引用カットが印象に
残っていただけだったか。うーむ。

とりさんには、「モーニング」に載ったホラータッチの連作「ジャ
ンキー・ジャンクション」という傑作もあるのですが、これも本に
なってません。

とりあえず、『山の音』(早川書房→ちくま文庫)と『トマソンの
罠』(文芸春秋)の二冊の短篇集を、ホラーファンの皆様にお勧め
しておきます。


いらっしゃいませ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月11日(水)01時26分06秒 tokyo13-50.m.nttpc.ne.jp

範国様
ご無沙汰しております。「幻想文学」のレヴュアーが一人また一人と登場され
ますね(>次はあなただ)。
「死の影」はローソンにもあったのですね。近所のセブンイレブンでたまにチ
ックしていたのですが、6冊(推定)返品になったようです(涙)。
当掲示板はいろいろ流れがあるのですが、ときどきむやみにアカデミックにな
ることがあるので、その折は助っ人をよろしく。


はじめまして 投稿者:範国将秀  投稿日:08月10日(火)23時31分03秒 56.pool4.osaka.att.ne.jp

勇気を出してはじめて覗いてみました。思った通りの世界でなごみました。
紀伊國屋で倉阪先生の「活字狂想曲」を見つけたときはかなり驚いたのですが、
深夜ローソンの書棚に先生のホラー小説を発見したときは、
目の前で世界の皮が一枚剥げました。
ここの日記のページはもうすっかり作家のそれですね。
楽しみがひとつできました(編集長のも)。


とり・みき氏と「くだん」 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月10日(火)01時00分11秒 spider-we051.proxy.aol.com

 こんばんは>「くだん」リンク(笑)の皆さま。

 深川さんがご紹介されていたように、『事件の地平線』では「牛の人」と
題して、4話にわたって「くだん」談義が掲載されています。何でも、大林
宣言監督によると、尾道にも「くだんがいる」と噂された屋敷があるそうで
すし、九州にも伝承が多いようです。そう言えば、内容では関連しないもの
の、『もう安心』の表紙にも人面牛身の女が描かれています^^;)。

 とり氏は、「くだん」テーマの創作も書いてまして、『地平線』にも1コ
マだけ紹介されている「パシパエーの宴」という作品です。「くだん」の謎
を追跡したTVマンが日本の権力、そして自分の家族と「くだん」の関わり
を知ってしまう−−という内容です。
 私は、つい先週の土曜日、西荻窪の古書店で「パシパエーの宴」が収録さ
れている漫画雑誌の増刊号を入手できまして、やっと実物を見ることができ
たのですが、ひょっとしたら単行本未収録かも知れません。


あぁ〜やれやれ 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月09日(月)23時13分14秒 cse34-55.tokyo.mbn.or.jp

 恐怖のアリジゴク(略して「キョーゴク」な〜んちゃって…………おや、夏だと
いうのに氷柱がッ!)から、なんとか脱出。御迷惑おかけしました。>皆様
 休む間もなく京都取材に来ておりますが、とりあえず溜まりに溜まった亀レスな
らぬガメラ・レスを(ん、まてよ、ガメラはジェット噴射だからー、鈍くなんかな
いよな/笑)。
 皆さん、覚えていますか?(汗)

葉山様
 おお、我が同志よ!(笑)
『ゆめこ縮緬』を面白く読まれたのでしたら、ぜひ、そこから泉鏡花などの純正ホ
ラー・ジャパネスク方面へと遡っていただきたいと、日本で唯一のホラー・ジャパ
ネスク評論家としては切望しますです(あるいは、とっくにお読みかな!?)。

日下様
 よくいらっしゃいました。これで国内の書誌情報に関してはカンペキかも!?
 今後ともお気軽にどうぞ。

藪下様
 大変に遅ればせながら、独立おめでとうございます。
 幻想文学企画室の新社屋建設の際には、ぜひ設計をお願いしたいなと思っていま
す(笑)。
 あ、『幻想文学』のほうも引き続きよろしく!

フク様
 え〜もはや御本人もお忘れの話題かもしれませんが……(苦笑)『百鬼夜行――
陰』について一言。

>本作「ホラー」と呼んでも良いのでしょうか?
 いいんじゃないでしょうか。「奇妙な宙吊り感覚」というのは、まさに言い得て
妙だと思います。小生も、近刊の『巷説百物語』と並べて論じてみたいなと思って
います。

西崎様
 ありがとうございます。今後ますます芸風に磨きをかけ、さらなるカミナリ親爺
化を(笑)めざしたいと思っておりまする。

黒猫の母様
 はじめまして。「母」と聞くと反射的に緊張するのは、旧幻想文学会員の特性で
しょうか、いやオレだけか……(笑)。
 興味深い最新情報をありがとうございます。
 小生もつい先日、とある親切な方から「The Blair Witch Hunt Project」御提
供いただきました、が、その直後に取材に出てしまったため、まだ見ていません(泣)。

笹川様
 別冊宝島の宣伝代行(笑)、感謝です。
 でも「散々迷惑をかけた執筆者の筆頭」は、決して貴殿ではありませんから、御
安心ください。
 あ、ちなみにIさんも、この掲示板、最近はよくご覧になっているそーな。スポ
ンサーから一言(!?)、いかがですか?>I様

中島様
>あんなところに血まみれの東さんの姿が――!
 いや、「血まみれ」というなら、小生じゃなくて、Iさんと(一部の)執筆者の
方でしょう(ただ、一面から見れば、あの程度の応酬はあって当然だとは思います
が……部数が部数ですからね、それこそ「非マニア」の読者を対象にする以上は)。
いずれにせよ小生自身は、双方へのフォローに力及ばず、反省しきりです。
 なお、例の件に関する「お返事」は、込み入りますので(たぶん)取材から戻っ
てから改めて。

深川様&シェヴァイク様
 早速に貴重な御教示をありがとうございました。
 う〜ん、本当に特集できそうな気がしてきたゾ(笑)。

 ……というところでしょうかー、はあはあ。京都は暑いっす。


『新耳袋』について 投稿者:シェヴァイク  投稿日:08月08日(日)14時22分01秒 spider-wm061.proxy.aol.com

 こんにちは、皆さま。

 『新耳袋』につきましては、小生がスタッフをやっておりますニフティサーブの
ホラー映画フォーラム(FHORROR)の連動WEBで、著者の木原浩勝さんのインタ
ビューを掲載する予定でして、昨晩、最終の校正をいただきましたので、近日中に
公開できると思います。『幻想文学』前号の「怪談之怪」対談でも出た<怪談>論
から単行本に収録されていないエピソードまで、内容はかなり充実していると思い
ますので、公開時にはどうぞご覧下さい。

 私は土曜日も出勤だったのでロフトは行けなかったのですが、開場前に行列がで
きるほど盛況だったようです。著者が封印すると宣言して語ったエピソードらしい
ので、詳しくは書きませんが、これまで典型的な都市伝説怪談として語られてきた
のとそっくりそのままの事件2つが、関係者の姓名まで特定して取材できていると
いうのは、後で聞いて戦慄しました。

 最後に、「くだん」について、古書市で購入した大陸書房の怪奇実話本で面白い
話を読みました。鳥取県で昭和7年と10年、背中に目があるなど奇形の牛が生ま
れたそうです。ある獣医が珍しい例としてこの2頭を飼っていましたが、昭和10
年に憲兵隊から「牛の化け物がいると国家に凶事があるので」と射殺を命じられ、
2頭とも射殺したそうです。これが実際にあったとすれば、「くだん」とその性質
は、憲兵が介入するほど広く認知されていたという裏付けの一つになりますね。

 WEBに掲載予定の話にも「くだん」の続報があります。


見ると得する 投稿者:見ると得する  投稿日:08月08日(日)07時23分47秒 TKYcc-14p38.ppp.odn.ad.jp

登録無料。インターネットで広告を見ると収入が得られます。


なるほど 投稿者:角銅博之  投稿日:08月08日(日)02時30分30秒 dp0-73.tokyo2.linkclub.or.jp

東様
そういうことでしたか。
あ、レスが早い理由だけじゃなくて(^^;)「くだん」のこともですけど。
「幻想文学」で特集されるとさらに怖いですねー。
その話題がでた瞬間は「新耳袋」トークライブ凍り付くほど怖かったんです、
それでなくても途中ホントに幽霊がでたらしくて
洒落にならん事態になるとこだったんですから、ほんとにもう。
そういうこともあるから行くのやめられないんですけどね、仕事あるのに(笑)


くだんのはは 投稿者:深川拓  投稿日:08月08日(日)01時35分27秒 www.tctv.ne.jp

 くだんについてはとり・みき氏が『事件の地平線』(筑摩書房)という著書で
触れていた記憶があります(すいません本が手許にない……)。小松左京氏の短
篇についても、ご本人のコメントを眼にした覚えがあります。確かとり・みき氏
の研究も中絶していて、協力者を求めていたような……
 不確かな情報で申し訳ないです。


いや、たまたまね 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月08日(日)01時18分25秒 cse33-27.tokyo.mbn.or.jp

角銅様
 津原泰水氏の掲示板によんどころない書き込みをした直後だったもので(汗)。

 小松左京さんには、『幻想文学』でインタビューしたおりについでに質問して、
「くだんのはは」のメイン・モチーフが、御本人の少年時代の見聞に基づくもので
あることを確認しました。
 舞台となっている芦屋から岡山にかけての地域が「くだん」伝説のメッカである
ことは、常光徹『学校の怪談』や佐藤健二『流言飛語』にも記載があります。
 上記はすでに宝島社文庫『伝染る「怖い話」』の拙論に記しましたが、ついでに
新ネタをひとつ。
 最近追いかけている蘆屋道満伝説に関連して、芦屋−牛女−陰陽道における牛頭
天王信仰の関連が、小生は非常に気になっています(ま、一歩まちがうとトンデモ、
ですけど……)。
 何かこの件に関して情報をお持ちの方がいらしたら、御教示お願いします。

 いやあ、次号の『幻想文学』はマジで「くだん/牛人伝説」特集を組もうか、な
どとふと考える今日このごろ(笑)。いかが?>石堂様


そうなんですが 投稿者:角銅博之  投稿日:08月08日(日)00時20分56秒 dp0-23.tokyo2.linkclub.or.jp

いくら何でもレスが早いですよ(^ . ^)>東様


な、な、なんだろー 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月08日(日)00時04分24秒 cse34-22.tokyo.mbn.or.jp

 どきどき(笑)
 もしかして「くだん」の話でしょうかー!?>角銅様

 あ、上記はギャグとか中傷とかじゃなくて、マジな話題なのよん。


新耳袋 投稿者:角銅博之  投稿日:08月07日(土)23時59分01秒 dp0-23.tokyo2.linkclub.or.jp

昨夜、ロフトプラスワンのトークライブに行ったら、
あることについてこれ以上具体的なことは幻想文学編集長の東さんに聞いて下さい、と言うことがありました。
今度あったときに教えてね(^.^)
といってもいつ会えるんだかわかんないけど(笑)


だ〜か〜ら〜(苦笑) 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月07日(土)02時20分14秒 cse33-89.tokyo.mbn.or.jp

笹川様
 これは貴殿の『秘神』論文だけでなく、井上雅彦&異形コレクションや朝松健の
『秘神』解説など全てに共通していえることなんですけどね、それらについて小生
が通常以上に声高に批判をしてきたのは、それらが「ホラーが好きな自分に自信の
ない初心者(中略)や、ホラーに興味がないこともないような非プロパーの人たち
に、主に向けて」発せられている企画だからこそ、なのよ、前々から言っていると
おり。
 貴論にしても、コアなマニアが対象なら、別に問題ではないんですよ。中島さん
なども仰有っていたように「あんな〜時代も〜あったねと〜」笑って許せてしまう
わけで(笑)。
 そういう共通了解のない初心者に向けて、クトゥルー神話のカルト性や見当違い
の「カウンターカルチャー」性(うう、懐かしい言葉だ……)ばかりを強調するか
ら、「ちょっと待ったー」と申し上げたわけでさ。
 青臭くてもはねっかえりでも一向にかまわないけれど、ホラーの未来を担う(か
もしれない)初心な読者を、間違った方向へ(これについてはだいぶ前に荒俣宏さ
ん関連の話題と絡めて書きましたが)ミスリードするようなことだけは勘弁してほ
しいなと思います。
 初心者や部外者に向けて書く文章にこそ、慎重の上にも慎重な配慮と、確かな見
識が必要とされるのは、至極当前のことではないですか?

 あ、だけど、貴殿の『繭』や『エクソシスト』の解説には好感を持ちましたよ。
むしろ、もう少し「やんちゃ」をしてもよいのでは、と思えるくらいバランス感覚
に優れていて。なんで『秘神』だけああなるのかなー、それはつまり……(以下略)。

 なお、このレスは近日公開(笑)中島さんへの「お返事」に続きます。
 さー、あと一息だ。


すみません 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月07日(土)00時41分59秒 tckw1037.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様

ありがとうございました。一応理解していたようです。(説明させておいて、それはないですね。
すみません)

ところで、寝た子を起こすようなことになるのは怖いのですが、「レスあれこれ」で中島さんがお
っしゃているようなことを、自分なりに素朴な形でやってみようとしたのが、例の『秘神』の小論
です(少なくともそのつもりでした)。
だからコアなマニアに向けたと言うより、ホラーが好きな自分に自信のない初心者(というのは嫌
味な言葉で好きではないのですけど)や、ホラーに興味がないこともないような非プロパーの人た
ちに、主に向けて書いたところがあります(言い訳ではないですよ。特に>東様)。もちろんマニ
アの方々の共感が得られれば、とても嬉しいですけど。
先達の諸氏には失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、ミステリに比べると本格的なホラ
ーの評論は、日本においてはまだ始まったばかりなのではないかという気がします(少なくとも一
般的には)。特に、文庫の解説あたりが主な仕事場となっており、また非ホラー・プロパーと話す
機会が多い私などにはそう感じられます。
だからこそ慎重にやれ、という東さんの意見もよく分かるのですが、私のような粗忽なはねっ返り
が一人くらいいる方がいいのではという気もします(高田延彦のファンなもので)。
皆様のご意見・お叱り、お待ちしております(もちろん私個人のことでなく、ホラー評論全般に敷
衍されるほうが本意です)。

下をご覧の皆様、途中でゴキブリに襲われたため気が動転し、改行を忘れてしまいました。改めて
上に改行したものを送りますので、そちらをお読みください。


仕事をせねば、と思いつつ 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月07日(土)00時00分09秒 tckw1308.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様

ありがとうございました。一応理解していたようです。(説明させておいて、それはないですね。すみません)

ところで、寝た子を起こすようなことになるのは怖いのですが、「レスあれこれ」で中島さんがおっしゃているようなことを、自分なりに素朴な形でやってみようとしたのが、例の『秘神』の小論です(少なくともそのつもりでした)。
だからコアなマニアに向けたと言うより、ホラーが好きな自分に自信のない初心者(というのは嫌味な言葉で好きではないのですけど)や、ホラーに興味がないこともないような非プロパーの人たちに、主に向けて書いたところがあります(言い訳ではないですよ。特に>東様)。もちろんマニアの方々の共感が得られれば、とても嬉しいですけど。
先達の諸氏には失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、ミステリに比べると本格的なホラーの評論は、日本においてはまだ始まったばかりなのではないかという気がします(少なくとも一般的には)。特に、文庫の解説あたりが主な仕事場となっており、また非ホラー・プロパーと話す機会が多い私などにはそう感じられます。
だからこそ慎重にやれ、という東さんの意見もよく分かるのですが、私のような粗忽なはねっ返りが一人くらいいる方がいいのではという気もします(高田延彦のファンなもので)。
皆様のご意見・お叱り、お待ちしております(もちろん私個人のことでなく、ホラー評論全般に敷衍されるほうが本意です)。


中島様 投稿者:均一蝋hosoda  投稿日:08月06日(金)23時17分22秒 p27-dn01awaikeda.tokushima.ocn.ne.jp

たいへん僭越ながら〜、
これはどうも込み入ったことをご説明するのはやめますー。失礼しましたー。


ホラー小説の浄化作用 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月06日(金)18時41分45秒 tokyo17-13.m.nttpc.ne.jp

笹川さんと中島さんへのゆるやかなレスとして書きます。
カードの譬えはべつにホラーでなくても成立します。ただ、ホラーの場合は
ちょっとカードが違うんですね。だから「不吉なタロットカード」なんです。
作家によって違うと思うのですが、私の場合は自己処罰型で、自分を投影し
た人物を虐待する場合が多いです。むろん、ジル=ドウルーズ(ウは促音)
の言うように「マゾヒズムに固有のサディズム」が機能しますから、願望充
足型の部分も混じっています。いずれにしても、一般的な願望充足型のエン
タテインメントとはベクトルが違うと思います。平たく言えば、かなり歪ん
でいるわけです。で、作家ほどではないにしろ歪んでいる部分のある読者が
存在します(カードが合う)。そうすると、その歪んだ小説を読むことによ
り(うまく書けていることが前提ですが)浄化作用が生まれるわけですね。
PTAのおばさんとか、一般の人にはそういう構造が見えませんから、「こ
んな残酷なことを書いて真似する人間が出たらどうする」などと見当違いの
ことを言うわけです。全然違うんだけど。
ちょっと話がずれてきたので、この辺で。


レスあれこれ 投稿者:中島晶也  投稿日:08月06日(金)08時22分30秒 oska1630.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様
 結局、お手を煩わせる結果になってしまって申し訳ないです。

>> ちょっとニュアンスが違いますね。ホラーは読者の信や常識やモラルを解体して読者に
>> 恐怖を喚起します。したがって、本質的にインモラルな側面を有しています。
>> 実際、私の作品もどこでどう憤激を買っているかわかりません。しかしながら、ヴィジ
>> ョンに殉じてリスク覚悟で書きたいものを書くのが「ホラー作家のモラル」だと認識
>> しています。

 そうです。そういった理論をホラー外部の方にも解るように、きっちり構築
することが必要だろうと言いたかったわけです。ホラーのコアな部分の楽しみ
自体を感覚的に理解できるのは少数の人たちだけかも知れませんが、もっと多
くの層に理屈としてだけでも理解してもらうことが出来ないだろうかと。ホラ
ー界内部ではなく、外部とのコンセンサスを確立する努力ですね。

 それは結局はホラーの本質を見据える作業になるはずで、煩わしいかも知れ
ませんが場違いではないと思いますよ。バークの『崇高と美の観念の起源につ
いて』にしても(まだ少ししか読めてませんが)、本来不安や嫌悪をかき立て
るはずの事象に快感を感じるシステムを理論化しようとしているわけで、今回
の話題に直結すると言っても過言ではありませんし。

 しかし、そういった作業は本来は作家ではなく我々「理屈っぽい人々」の仕
事なので、紛糾していたときに私のような者が傍観していたのは非常にまずい
ことでしたね。

>均一蝋hosoda様
 別に叱っているわけではありませんよ。状況が見えていないと指摘している
だけです。例えば、津原さんと倉阪さんの間のコンセンサスが見えていれば、
あのような質問は出るはずがありませんので。

>笹川様
「別冊宝島」のご紹介、ありがとうございました。

>>   東さんや、宝島の担当I氏に散々迷惑をかけた執筆者の筆頭として、

 あ痛たた、何だか私も胃が痛く――あ、あんなところに血まみれの東さんの
姿が――!

>皆様
 明日より家族サービスに出かけますので(やれやれ……)、数日間アクセス
できなくなると思います。


連絡、雀氏 投稿者:浅暮三文  投稿日:08月06日(金)03時30分58秒 210.232.81.165

倉阪様、福井様、大森兄さん、四派対抗麻雀に参加意図のあったかた。今回のダサコンでは
牌とマットが手配できず、とりあえず浅暮がマグネット版(紙パイと同等の奴)を持参します。
もし 牌とマットが手配できる方がいれば、幸いですが、最悪はホテルのポーターになった
つもりでお手会わせ願います。
一年ぶり自著「カニスの血を嗣ぐ」8/5、発売中 しつこいやつだ。 グレ拝


堺様 投稿者:浅暮三文  投稿日:08月06日(金)02時44分46秒 210.232.81.165

浅暮です。そうですか、堺様は同窓だったんですね。私は関大77年入学経済学部。
残念ながら当時は正門を入ったところでバンジョーだとか、フィドル(カントリー
用語でバイオリン)を弾いていたサークルである、ブルーグラス同窓会に所属し、
SF関係には縁がなかったのですが、今後はどうぞよろしく。でもこのサークル
東京ホット倶楽部バンドとか、ルクプルとか、いろいろ業界関係へと発展した、
ミュージシャン系での逸材を排したんですよ。           グレ拝
追伸、拙著「カニスの血を嗣ぐ」講談社ノベルス本日発売。売れろ!


『もっと知りたい ホラーの愉しみ!』 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月06日(金)00時05分00秒 tckw1034.ppp.infoweb.ne.jp

  東さんや、宝島の担当I氏に散々迷惑をかけた執筆者の筆頭として、罪滅ぼしに宣伝させていた
だきます。
  別冊宝島『もっと知りたい  ホラーの愉しみ!』(933円+税)絶賛発売中!
  当掲示板でお馴染みの東雅夫・中島晶也・石堂藍・柳下毅一郎・大森望各氏を始め、話題の
(?)風間賢二氏や、マニア注目の神無月マキナ氏・矢吹武氏、お馴染み小谷真理氏や中村融氏、
越智道雄氏など豪華執筆陣が<ホラー>をさまざまな角度から、キーワードを使って斬りまくり!
  初心者の皆さんには、多様な<ホラー>の世界により深く足を踏み入れるためのよきガイドとし
て、濃いマニアの皆さんには、自分なりの論点を見つけ出し、あるいはツッコミを入れるため、こ
の夏ぜひお手元に置いておきたい一冊です。
  これをジャンピングボードに、さらなるホラー談義が盛り上がること間違い無し!  今すぐ本屋
さんへ!  「青春と読書」よりも見つけやすいぞ。

  てな感じでいかがでしょうか?>東様

  ところで
>倉阪様
  タロットの喩え、何となくは分かったと思うのですが、ご面倒でなかったらもう少しくわしく言
ってくださると有り難いです。


まちがった・・・ 投稿者:さいたまん  投稿日:08月05日(木)18時01分12秒 dns2.nagase.co.jp

迷い込んだ先がホラー専門掲示板だなんて。
間違いました。

では失礼します。

http://www.ex.media.osaka-cu.ac.jp/~a95l032/yoshida


本格ホラーの間口の狭さ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月05日(木)15時25分49秒 tokyo18-20.m.nttpc.ne.jp

薮下様

>つまり、読み手によって作品の内容なんて千差万別(とまでは言いませんが)に
>解釈されるものですよね。だから、作家と読者の間には常にすれ違いがあって、
>作家としては自信作でも、読者には一向に面白くないと言う現象が日常的に起こ
>るわけです。

「面白くない」を「怖くない」に置き換えると、本格ホラーの話になりますね。
やはり作者もゾクゾクしながら書かないと(理想を言えば、これ以上は怖くて書け
ないといった感じでしょうか)行間から読者へ恐怖は伝わらないのですが、たとえ
作者は怖くても読者のツボでなければ怖がっていただけない。このあたりが、平井
呈一翁の言葉を用いれば本格ホラーの「間口の狭さ」でしょう。
これはカード合わせに擬せられます。ホラー作家もコアな愛読者もどこかで複数の
マイナスのカードを引いている(タロットの不吉なカードのイメージ)。そのカー
ドが合致すれば作者の恐怖が読者に伝達され、合わなければ下手をすると笑いを誘
ってしまう。そんなイメージがふと浮かびました。


お詫び 投稿者:均一蝋hosoda  投稿日:08月05日(木)12時28分07秒 p06-dn01awaikeda.tokushima.ocn.ne.jp

なぜか字を抜かしてしまいましたー!!「非・小説化」ではなく「非・私小説化」ですー。
引用をあやまりました細田様もうしわけありません。クラクラ。失礼しましたー。


お詫び?? 投稿者:均一蝋hosoda  投稿日:08月05日(木)11時34分43秒 p05-dn01awaikeda.tokushima.ocn.ne.jp

むっどうして私がおこられなければならないのでしょうかー。

えっ!!ホラーというのは本質的に他人の不幸や悲惨さを愉しむ側面が!!そうでしたかー。
それは〜なんとなく信用してはいけないような気も??しないでもないですー。
原爆の話を華麗に「非・小説化」!!なにか心配ですが〜。気にしないでくださーい。
たいへん失礼しましたー。


作家と読者のすれ違い 投稿者:藪下明博  投稿日:08月05日(木)04時07分09秒 p8be3dc.sn11.ap.so-net.ne.jp

倉阪さん

「襟巻の狐の顔は別に在り」
>通常の解釈だと、「襟巻をしている女の顔が狐みたい」
>というちょっと川柳的な諧謔句になります。
>まあ作者の意図もそのへんにあるのでしょう。

あたしは、この句を読んだ瞬間、通常の解釈など、
微塵も頭を掠めませんでした。
やはり、毛皮にされた狐の事が直接的に脳裏に浮かんで、
かなりおどろおどろしい句に思います。
もしくは、毛皮に対する批判めいたものさえ感じました。

これは、この句を倉阪鬼一郎が引用したとものであることや、
この掲示板に出されている事。
そして、なによりもあたし自身の感性によってそう思うのでしょう。
また、俳句に慣れていないせいもあります。

つまり、読み手によって作品の内容なんて千差万別(とまでは言いませんが)
に解釈されるものですよね。
だから、作家と読者の間には常にすれ違いがあって、
作家としては自信作でも、読者には一向に面白くないと言う
現象が日常的に起こるわけです。(あ〜あ、身にしみます)

しかし、一見個人的感性だと思っているものが、
実は、人類特有の(とまでは言いませんが)共通性を抱いている
事も確かで、このツボさえ押さえれば、いわゆる一般的に面白いものや、
怖いものが書けるはずです。
作家にも、何通りかあって、このツボを押さえる事を
メインにしている人や(つまらないですが、
常識的な建築家ばどはこの部類に入ります)
>ヴィジョンに殉じてリスク覚悟で書きたいものを書くのが
>「ホラー作家のモラル」だと認識しています。
と言う人もいるわけです。

これは、どちらが正論だと言うのではなく、やはり作家の
カラーだと思います。
そして、読者はどのカラーを好むかと言う事に過ぎません。
当然、常識的な読者は前者のカラーに共感を抱くものでしょうけれども。…
(違うかもしれない)
書きたいものを書いていて、それが読者の共感と一致していれば、
これは作家として大変幸せなことですね!
あたしとしては、勿論、後者の姿勢に共感を覚えます。

あ〜あ、何を言いたいのか論点が不在ですが、
「笑いと恐怖は紙一重」と言う点について、その決定打を下すのは、
やはり読者の感性によるものではないでしょうか?
というのが発端でした。
(この感性も、時によって変化をしますから。)
だから、笑いと恐怖だけではなく、愛と憎悪や(恥ずかしい引用でした)
正義と悪(もっと恥ずかしい引用でした)など、反対語と称するものは
全て紙一重なのではないでしょうか?

すみません。単なる感想でした。
毎日徹夜で、頭がおかしくなっています。今日はもう寝ます。


そ、そ、そ 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月05日(木)02時26分09秒 cse34-9.tokyo.mbn.or.jp

 それどころじゃないんだよー!(悲鳴)
 管理人様も御存知の理由で明日はたぶん丸つぶれ、ってことは……。
 ううう、お盆進行を甘く見たおいらがバカでした(泣)。

 というわけで、当事者である中島さんか笹川さん、「速報」よろしく!


説明します 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月05日(木)01時48分43秒 tokyo18-16.m.nttpc.ne.jp

中島様

>ホラーが本質的に他人の不幸や悲惨を楽しむ側面を持っていることは、否定しよう
>のない事実ですから、現実の不幸との関係をはっきりさせる議論は立派なイデア論
>であると私は思います。

ちょっとニュアンスが違いますね。ホラーは読者の信や常識やモラルを解体して読者に
恐怖を喚起します。したがって、本質的にインモラルな側面を有しています。
実際、私の作品もどこでどう憤激を買っているかわかりません。しかしながら、ヴィジ
ョンに殉じてリスク覚悟で書きたいものを書くのが「ホラー作家のモラル」だと認識
しています。この点に関して津原さんとコンセンサスを得られたので、個人的にはもう
OKでした。そういう事情もあります。
私は山本夏彦や呉智英の愛読者ですから、そちらの議論も可能でしたが、場違いですし
いたずらに消耗するだけですから見合わせました。今後もホラーがらみでない原爆関係
の議論には参加するつもりはありません。
ただ、ひとこと言い忘れました。
「ホラー作家におけるトラウマの総体は等価である」
これ以上の説明はいたしません。


宣伝したら 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月04日(水)23時19分32秒 ppp205207.asahi-net.or.jp

ひがしさーん
 宝島社から本が出てるよー!
 宣伝してくださーい!!執筆者の方もお願いしまーす!!!
 (別人はいってるかも)


ニアミスでしたね 投稿者:中島晶也  投稿日:08月04日(水)23時04分54秒 oska1641.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様
 東京のように本だらけの街に住んでいらっしゃるのに……いや、本が多すぎ
るから見つからないのでしょうか? 難波のジュンク堂書店では、人文書の新
刊コーナーにいっぱいありました。その隣にも崇高美関連の本が2冊ほど並ん
でいて、いよいよ本格ホラーの夜明けが近いのかと錯覚しそうになりました。


蒸し返すようで恐縮ですが 投稿者:中島晶也  投稿日:08月04日(水)22時55分55秒 oska1614.ppp.infoweb.ne.jp

>> ボードリーダーの一人としては、濃い常連さんが引いてしまわれるのが怖いので、

 一応お断りしておきますと、私に関する限り、原爆関連の話題が嫌だから沈
黙していたわけではありません。問題の重大さに比して話題が進行するペース
があまりに速いので、人並み外れた遅筆の私は口を挟むタイミングを逸してし
まい、何となくROMになってしまったというだけです。

 ホラーが本質的に他人の不幸や悲惨を楽しむ側面を持っていることは、否定
しようのない事実ですから、現実の不幸との関係をはっきりさせる議論は立派
なイデア論であると私は思います。特濃な皆さんの中には、あまりに本質的過
ぎて何をいまさらと感じられる方もあるでしょうが、逆にホラーに不慣れな外
部から均一蝋hosodaさんのように「無神経なのではないか」との疑問が
出てくるのは不思議ではありませんし(もっともこの方の状況の見えてなさは、
かなり特殊ですが……)、それにはホラー・サイドからも答えていく義務があ
るのではないでしょうか。

 ただ今回の場合、最初にこの話題を始められ、一貫して中心人物であった津
原さんがご自分の掲示板で続きを引き受けたいと仰られているので、そのご意
向に従うのが自然でしょうね。

>堺様

>> と言いつつもF&Nの人というと、SF研と掛け持ちだった先輩のIさん(現・
>> 青心社勤務)くらいしか覚えていません。すいません。>中島さん

 やっぱり(笑)。まあ、絵に描いたような泡沫サークルでしたからね。気に
しないでください。

 それにしても、Iさんも大学時代とぜんぜん雰囲気が変わりませんね。関西
大学SF研のBOXには、老化を停止させる放射線でも流れていたのでしょう
か(←非科学的)。


襟巻の狐の顔は別に在り 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月04日(水)22時46分48秒 tokyo17-23.m.nttpc.ne.jp

タイトルは高浜虚子の句です。「恐怖と笑いは紙一重」という好例として挙げてみま
した。
通常の解釈だと、「襟巻をしている女の顔が狐みたい」というちょっと川柳的な諧謔
句になります。まあ作者の意図もそのへんにあるのでしょう。べつに今のセンスだと
おかしくはないでしょうが、少なくとも怖くもなんともない。
しかーし、これを字義どおりに「襟巻の狐の顔が別にある」と解釈すると、にわかに
怖くなるのです。もちろんこれは襟巻に使用された狐です。その血まみれの恨みがま
しい顔が襟巻の女の背後に・・・きょーてー!
夏バテのため、まったく本質論になりませんでしたが、このへんで。

中島様
例の本、あまりに地味すぎてまだ見つかりません(涙)。必要あってイーフー・トウアン
(ウは促音)「恐怖の博物誌」を読んでます。

橋詰様
もう少し流れを読めませんでしょうか? 嫌がらせだと思われてますよ(爆笑)。


いい理髪店であった 投稿者:西崎 憲  投稿日:08月04日(水)17時08分36秒 dp0-77.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

橋詰さん

 どうやら東京にいらっしゃるようですね。どうも夏休み前で、さまざまな用事に
追われていますが、時間があえば、海鮮ちゃんぽんでも食べにいきますか。チープ
な美食オフということで。メールいただければ有りがたいです。
 ken-n@air.linkclub.or.jpです。

                               西崎 拝


陽気なクローヴィス 投稿者:橋詰久子  投稿日:08月04日(水)15時29分44秒 oska1603.ppp.infoweb.ne.jp

西崎さま
 本当に。私もときどき思い出してクスクス笑います。サキはいいですね。
 ところで、海鮮ちゃんぽんを食べるには暑すぎる季節でしょうか。


管理人からみなさまへ 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月04日(水)03時35分14秒 ppp202084.asahi-net.or.jp

せっかく作ったホラー専門掲示板なんですから、なるべくホラー関連の話題をしてくださいね
(幻想文学関連の話題だったら、許せるけど)
雑事は、一般的掲示板でしてください。(「牛込櫻会館」ホームページからジャンプできます)
お願いします。


牛恐く妹の乳房なほ白し 投稿者:西崎 憲  投稿日:08月04日(水)02時00分15秒 dp0-43.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

橋詰さん

 サキの牛の話傑作ですね。

                     西崎 拝


F&N……! 投稿者:堺三保  投稿日:08月04日(水)01時17分52秒 ppp262.jp.rim.or.jp

といっても80年代半ばに関西大学にいた人にしかわからないサークル名
ですが、これはまた懐かしい……。

と言いつつもF&Nの人というと、SF研と掛け持ちだった先輩のIさん(現・
青心社勤務)くらいしか覚えていません。すいません。>中島さん

いや、これでも昔より少しは知能も上がったし、短気なのも治ったつもり
なのですが。うーーーむ。(^_^;;
まあ、あの頃のめっきりアンチ・サーコンな関西芸人系のSF研の会長が、
知ったような顔して海外SFとか語ってても嘘くさいよなあ、と時々自分でも
思います。成り行きとは怖ろしい。とほほ。

あ、そうそう。来週からミニョーラに会いにコミコン行ってくるんで、
ブレア・ウィッチ見てくるっす。>柳下さん
いや、異様に怖そうなんで、「ワイルドワイルドウェスト」と「ホーンティング」
(どうせ、どっちもダメだろうし)も見て、バランスとってくる予定。(^_^;;


確かに紛らわしいかも 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月04日(水)01時00分33秒 tokyo17-16.m.nttpc.ne.jp

橋詰様
訳者が書いたのかと誤解する読者がいるかもしれませんね。
ちなみに、挿画はアメリカ風ですが、よく見ればメキシコです。

藤原様
というわけで、再版から(強気だな)ペンネームを入れましょう。

「牛ホラー」の続き
最近では田中哲弥「猿駅」の「フルーツ牛」。一文字取っただけで不気味になります。


失礼しました 投稿者:橋詰久子  投稿日:08月04日(水)00時45分07秒 oska1830.ppp.infoweb.ne.jp

永は泳でした。


夜はひそかに 投稿者:橋詰久子  投稿日:08月04日(水)00時44分03秒 oska1830.ppp.infoweb.ne.jp

ドハティーな藤原さま(あそこ愛読してますよん)
 ポジオリ教授、購入しました。翔永社の装丁はいつも予想がつかないですが、
今回はペーパーバック風ですね。無記名の解説はどなたが書いたの、なんて詮
索するのは野暮なことかも。今宵はこれで過ごしましょう。
 サキの牛はチャーミングでした(居間でのどかに過ごしているの)。


The Blair Witch Project 投稿者:柳下毅一郎  投稿日:08月03日(火)22時12分45秒 tc-1-109.ariake.gol.ne.jp

 ブレア・ウィッチ・プロジェクト、評判いいですねえ。なんでもリンダ・ブレアに悪魔が
ついたんでカメラ一台持たせて幽霊が出るという森に放りこみ、三日三晩置き去りにしたと
いう鬼畜な話だそうですが(←信用しないように)

 真面目な話、一応日本でも公開されるようです。たぶん来年とかになるんでしょうが。


ボードリーダーより 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月03日(火)13時32分11秒 tokyo17-33.m.nttpc.ne.jp

津原さん、ご配慮ありがとうございます。
直通でここに来られているギャラリーが多いようですが、「牛込櫻会館」のトッ
プページから入ると掲示板の趣旨がぼんやりとわかると思います。
母胎は二つありまして、一つはミステリの福井掲示板です。ここでホラーのイデ
アな話が異様に盛り上がり(私がアズレーを筆頭に濃い人をどんどん呼んできた
せいですが)、全然ミステリじゃなくなって迷惑をかけるから(ログ整理も大変
だし)独立しようという話になったわけです。
もう一つは櫻井管理人も所属していた幻想文学会です。これはいったんつぶれた
のですが、新たに電脳空間で再興しようという話が出まして、櫻井サイトを立ち
上げる際に二つの流れが合流、「幻想的掲示板」になったという経緯です。
ですから、ローカルルールで経営論が禁止されているように、イデアな濃い話が
中心になっているわけです。ボードリーダーの一人としては、濃い常連さんが引
いてしまわれるのが怖いので、折にふれて正常化につとめております。
以上、ご了解ください。
なお、なかなか入れないという声もあるようですが、ここはべつに業界サロンで
はありませんので濃い方は大歓迎です。


お役にたてませんが 投稿者:西崎 憲  投稿日:08月03日(火)13時29分38秒 dp0-12.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

石堂さん
 大変なことをされていますね。お探しのようなものちょっと見当がつきません。伝説や伝
承事典などは民俗学関係で幾つか出ているようですが、果たしてどれほど通史的に追ってい
るか。役にたたないコメントで申しわけありません。日本の説話に関していつか何かやって
みたいなと常々思っているのですが、今のところ漠然とした欲求の域を出ません。御健闘を
お祈り申しあげます。

                                  西崎 拝


用件のみにて失礼しまーす 投稿者:津原泰水  投稿日:08月03日(火)12時40分08秒 pfc43.cyborg.ne.jp

 未だCGIが組めていないということなので、暫定的にteacupの掲示板をレンタルしました。午後二時くらいには
リンクされるそうです。
 均一蝋hosodaさん、こちらへどうぞ。僕はあなたの文体のファンなので歓迎いたします。
 一連の話題についてこの場での意見表明はもはや避けたく、その理由も↓ではご説明できるかと思います。
 お手数をおかけして申し訳ない。

http://www.cyborg.ne.jp/~tsuhara/aquapolis/


津原先生へ 投稿者:均一蝋hosoda  投稿日:08月03日(火)12時11分24秒 p11-dn01awaikeda.tokushima.ocn.ne.jp

先週の火曜日でしたか、ここの掲示板において津原先生より!!
「実作において一九四五年八月六日を積極的に描いていく」との表明がありましたが、
倉阪氏は〜井上氏が「謝罪」をしたのに「井上氏は不見識ではなかった」とカンタンに言い切り、
どうも井上氏と同じくなんとなく原爆は暗いしいやだから自分の感性が損なわれる危惧からか??原爆の話やそういう関係はひょっとして見るのもいやだという風にも受けとられる発言ですとか、
むごたらしく悲惨であればあるほど苦しみやつらさを他人に分かち合うことを望まないでほしい
ということなら、まあ人の気持ちだけにどうこうはできないにしてもー、他にもちょくちょく
無関係な書き込みがあっても気にならないのに、なにか原爆の話をすると!!
たちまち嫌って人を責める、というような倉阪氏の態度については、べつにこの掲示板で
おっしゃることはないのでしょうか?差しつかえなければ、お返事くださーい。失礼しましたー。


あと一つ 投稿者:三枝  投稿日:08月03日(火)10時41分49秒 ss.narc.affrc.go.jp

》「問題はない」と「関係がない」とは全然違うのだが 

この辺りのことは、津原さんにきちんとメイルで確認をするべきですね。
不用意に、思いこみで批判しない方が良いでしょう。
彼はくりかえし、作品としてあつかうのとは別の問題だと、私に注意し
てらっしゃいますから。
そのへんを無視されると、本人の意図していない見当違いの部分を批判
する結果になると思います。


おや、私は可哀相だ 投稿者:三枝  投稿日:08月03日(火)10時17分48秒 ss.narc.affrc.go.jp

気の変なおっさんには津原さんフォロワーだと思われ、津原さんと東さん
にはきっと、井上さんフォロワーだと思われ。
どちらにも悪意がなく、真面目に話していたことを、横で無責任な思いつ
きで笑うなと言っただけなのに。
(いっそ、泣いてしまいたいね。)


「問題はない」と「関係がない」とは全然違うのだが  投稿者:細田  投稿日:08月03日(火)10時05分50秒 abko3DS32.chb.mesh.ad.jp

>その件については、津原さんから当掲示板へのご配慮をいただき、津原さんのサイトの掲
示板が完成するまで凍結、必要あればメールでという結論になっているはずです。

どうも失礼しました。別にここでやる、とは言ってないです。ていうか、乗り遅れた上にそ
の津原さんの発言見てたんで、自分のwebサイトでやるしかないかなぁ、とか思ったんですが、
「幻想的掲示板」の過去ログを参照するような作り(文章)になる可能性があったんで、ち
ょっとこの掲示板の過去ログ収録予定に関してお伺いしただけです。

しかし、過去ログ見ていると問題があるのは津原さんではなくそれのフォロワー(「自分に
も○○の経験がある」、って言っている作家見習いもしくはワナビー)のかたがたのほうで
すか。

http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/


怖い映画 投稿者:黒猫の母  投稿日:08月03日(火)10時04分03秒 hoteltk23.hotelserv.kcom.ne.jp

はじめまして。
いつもROMしている、黒猫の母と申します。
現在、米国でThe Blair Witch Hunt Projectという映画がじわじわとヒットしています。
学生の卒業プロジェクトとして撮られた低予算インディーズものなんですが、

あまりの怖さに「映画館の洗面台がつまる」「R指定なのに学生がわんさか」と
ワシントン・ポストにもとりあげられていました。(地元映画、というのもあるのですが。)
<今までのホラー映画にはない怖さ>、<体感する恐怖>と大絶賛されているので
もし日本で公開?ビデオ?になった場合にはどうぞお試しください。

アメリカ東海岸も猛暑なのですが、東京も暑いですね。
宿泊先のホテルでダンス教室の合同パーティなるものがあり、サッチ−そっくりの
ご夫人が腰までスリット、全身ラメで闊歩されているのを見てかなり涼みました。


(無題) 投稿者:石堂藍  投稿日:08月03日(火)08時25分49秒 B133163.dion.ne.jp

日本の古典読み漁りをしています。暇が無い。時間がない。
どなたか、説話(できればインド・中国に始まって)から歌舞伎(果ては現代の小説)に至るまでのある話題を時系列で追った
アンチョコのようなものを作っている人はいないかしら。ネット上でも何でもいいです。
例えば清玄桜姫なら最初はこれ、とか。古浄瑠璃ぐらいで止まるのではなくてですね。
いくら私でも説話を全部なんて読んでいられない。誰か助けて!
あー、また場違いな発言だろうか。でもでもホラーの人はよく古典を流用してるよね。
誰かそういうことを きちんと研究している人はいないものか。


つらい話題だなあ(←自業自得) 投稿者:中島晶也  投稿日:08月03日(火)08時11分41秒 oska1625.ppp.infoweb.ne.jp

>東様

>>  本気で書いてるのなら、なお悪いって気もするが(苦笑)、ま、それはともかく。
>>  謝罪発言と津原氏への中傷発言の間にわざわざ、ああいう小生への言及を挟み込
>> んだ井上氏の意図を、中島さんはどのように受け取られたのですか?

 あれが津原氏に対する中傷なのかどうかは私たち第三者には判断のしようが
ないですが、ともかくあそこで東さんのお名前を出すのはまったく不適当で不
謹慎ですね。だけど、誰が見てもそうだと思うので、ロビー活動にしては稚拙
過ぎると思うのです。

 井上氏とはお会いしたこともお話したこともないので、まったくの推測にな
るのですけど、ひょっとしてもの凄く素朴な方なのではないですか? その時
思ったこと感じたことを、発言の影響とかまったく考えないで素直にそのまま
口にしたり書いたりしてしまうような。<異形>をめぐる一連のいざこざも、
『はだしのゲン』関連の失言も、東さんの仰る「ナルちゃん」振りも(これは
味があってとても良いと私は思います)、そのような純朴さゆえだと考えると
すべて説明が着くような気がします。

 だから、たぶん井上氏には何ら悪意はないのだろうと私は受け止めました。
恐らくは「せっかく幻想的掲示板に載せてもらうのだから、この機会に東さん
に対して何ら他意がないこともはっきりさせておこう」とでも考えられたので
はないでしょうか。

 自覚がなくて騒ぎを起こしてしまうのは、それはそれで問題でしょうが、悪
意がないのなら冷静に理詰めで話せば理解が得られるはずであると考え、よけ
いな口出しをした次第です。


訂正だけ入れておきます。 投稿者:三枝  投稿日:08月03日(火)07時59分53秒 ppp23.Tsukuba-Noc.affrc.go.jp

 津原さんの御発言に対して、誤解を流布するような発言がありました
ので。
 訂正だけはしておきます。

》「作品として」云々、なんてことは言っていないように思えたのですが。

 私が「放射能によって化け物になった人が人間を襲うホラーが問題
になった」話を例にあげましたが、津原さんは、作品としてそれをつか
うのなら問題はない、それとこれとは別だといったお返事をなさってい
ます。

》純然たるエンタテインメント作家でも、アンドリュー・ヴァクスとかジェイ
》ムズ・エルロイとか、自分の経験・主張を華麗にフィクショナイズする(
》非・私小説化する)能力を持っている

 一連の議論の後に津原さんが出された結論が、それでした。創作に
よって積極的に訴えていこうと。
 高瀬さんも、津原さんが「経験と創作の間に素晴らしい想像力を追
加して、経験とは全く別の作品を作られている」ことは、すでに指摘さ
れています。

 さすがに「夫婦喧嘩」とまでは考えたくありませんが。
 どうも、腹立ち紛れのとばっちりが津原さんに飛んでいるように見え
て見苦しいことは確かですね。


怖い漢字 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月03日(火)03時19分14秒 tokyo14-28.m.nttpc.ne.jp

高瀬様
その歌、こないだ歌ってハズしました。ぐすぐす。
「犇」は喉元まで出てたんだがなあ。画数の多い漢字は怖いですよね。「鬱」なんて
見ただけで気が滅入ります。「日夏こう(うー字がない)之介詩集」を読むと怖い漢
字だらけでうなされますね。確かに「脳」も怖いです。
いま、漢字と打とうとしたら「卍」になってしまいました。逆さにしたら鉤十字。
きょーてー!(流行語です>皆様)


私は牛の女。 投稿者:高瀬 美恵  投稿日:08月03日(火)02時56分10秒 tky028.tky.3web.ne.jp

 って戸川純が昔歌ってました。あ、ムシか(つまらないギャグ)。

倉阪様
 う、肉は怖い。怖すぎる。脳も怖いと思いませんか? 月に、毛が三本に、凶。月夜にたたずむ
狂ったオバQのようです。
 倉阪さんに失礼かもしれませんが、鬼も怖いです。アシンメトリィな下半分が。「ム」なんて
カタカナのくせになんで漢字の中にチャッカリ混じってるんだよ場違いだよーっという不条理さが。
 蟲とか姦とか犇とか、しつこい漢字も怖い。森は怖くないな。
 「この道は……」の意味、そうか、そう読むべきだったのですね! うわあああ、ぞくぞく
します。白紙に牛も、インパクト強すぎて(泣)。きょーてー!

 意味もなく怖い人名。私、昔から「薄田泣菫」がなぜか怖いのです。自分でもよくわかりません。

細田様
 アンドリュー・ヴァクス。私に、著者近影だけで本を買わせたニクいやつ。アイパッチの男は
三割増しっす。
 日本だと、浅田次郎氏のヤクザものなどは、ご自身の体験を華麗にフィクショナイズした例に
なるのかな。そこに留まらずに作風を広げてらっしゃるのが、氏のすごいとこだと思いますけれ
ども。
 霊感のある作家が霊モノを書くのはどうなるのでしょう。想像力を武器にしていると言えるの
かどうか、ちょっと微妙な感じです。


今でも物静かな中年編集者(のつもり) 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月03日(火)02時49分50秒 cse33-57.tokyo.mbn.or.jp

中島様
 突っ込み感謝します。お返事する前にひとつ、質問させてくださいな。

>考えてみて下さい。あんなこと書いたって、井上氏には何の得にもならないでは
>ないですか。ロビー活動だとしたら、あまりに稚拙過ぎる。だから、きっと本気
>で書かれているのだと私は思います。

 本気で書いてるのなら、なお悪いって気もするが(苦笑)、ま、それはともかく。
 謝罪発言と津原氏への中傷発言の間にわざわざ、ああいう小生への言及を挟み込
んだ井上氏の意図を、中島さんはどのように受け取られたのですか?

 それはそうと「牛の首」の話ですが、小生は「牛の首」と「くだんのはは」はワ
ンセットで、「それを読むものに取り憑く」――ホーンテッドならぬ「ホーント・
ストーリー」の傑作だと考えています(詳しくは『伝染る「怖い話」』所収の拙文
を御参照ください)。
 ほれほれ、皆さんも覚えがあるでしょ? たんなるウォッチャーのはずが、い〜
つ〜の〜まにか、渦中の人に(闘牛士とか!?)。


細田様へ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月03日(火)02時20分58秒 tokyo14-12.m.nttpc.ne.jp

その件については、津原さんから当掲示板へのご配慮をいただき、津原さんのサイトの
掲示板が完成するまで凍結、必要あればメールでという結論になっているはずです。
いいかげん頭に来たのでキレますけど、細田−三枝のこじれた夫婦ゲンカ(としか他人
の目には見えません)はよそでやってください。迷惑です!


また「意訳」ですか、三枝さん 投稿者:細田  投稿日:08月03日(火)02時09分15秒 abko3DS86.chb.mesh.ad.jp

今回は自分で「かいつまんだ意訳」と言っているだけ進歩が見られるようです。

で、津原さん、「作品として、原爆をホラー的題材としてあつかったのならば、自分は問題
にはしなかっただろうと」、あなたは何度もおっしゃっていた、ということでいいですか?

私の「かいつまんだ意訳」は、

1・「ある時期の日本人にとって、『霊障』と『放射能』の具体的イメージは重なっている
  のではないか」という、己の立場も周囲への迷惑もわきまえぬ「愚考」表明に腹を立てた
2・放射能障害を霊障に重ねて語る神経が問題である
3・読者からの「報復行為」を受けえない(長期的にはわかりませんが)云い逃げ発言であ
  ると同時に、幼児性への執着以外、氏にとっての創作的必然性がまず見当たらぬ言葉で
  あることを踏まえ、問題視している

ということで、「作品として」云々、なんてことは言っていないように思えたのですが。

えーと、ところでホラーに詳しいかたがおそろいなんで皆様にお伺いしたいんですが、「霊
障」って言葉に「因果応報」的な意味なんてありましたっけ? 霊ってのは、何も悪いこと
をしていない人間に障る(こともある)から、人間の条理を超えているところで怖いものだ
とばっかり思っていたんですけど。

http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/


まだ暑いので起きてます 投稿者:細田  投稿日:08月03日(火)02時06分31秒 abko3DS86.chb.mesh.ad.jp

津原様:
>個人に対するご意見はなるべくメールでいただけませんか。誠意をもってお答えいたします。
>メールの内容はご自身のHPで公開していただいても構いません。

ありがとうございます。でも、公の場で語られたことの意見を私的レベルで展開させる、と
いうのは私の趣味にも主義にも反するので、公の場で語らせていただきます。私が語ったこ
とに関しての訂正や、場合によっては謝罪といったケジメは考えています。

高瀬様:
まぁ、私としては「私小説作家でも目指したらどうですか」って部分で「(想像力を本来は
武器に出来るはずの作家、それも非日常の極である幻想・ホラーを書いている作家が)経験
を発言の根拠にしちゃダメさ」ってニュアンスが伝わるかと思ったんですが、一部のかたに
はご理解いただけなかったようですね(笑。あ、「笑」はダメか)。純然たるエンタテイン
メント作家でも、アンドリュー・ヴァクスとかジェイムズ・エルロイとか、自分の経験・主
張を華麗にフィクショナイズする(非・私小説化する)能力を持っている作家もいるんで、
それは作家としての力量の問題かなぁ、なんて思います。

http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/


酔ってますがレス 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月03日(火)02時01分58秒 tokyo14-12.m.nttpc.ne.jp

笹川様

おお、復活歓迎!

>道新の書評子には倉阪ファンが多いらしくて、取り上げる本がかち合ったりすること
>まであるそうです。おそるべし北海道新聞。 

その一人は千街氏でしょうね。「ゾンビ」は前半に脈絡なく鰐(だったか)が出てきて
ギョッとした記憶があります。ロメロはやはり「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
だなあ(「マーティン」もいいけど)。

西崎様

>東さんは最初に会った時は美貌白皙の物静かな青年編集者でした。最近は少し芸風
>に幅が出たようですね。

これぞまさしく(笑)ですね。


ずいぶんとお久し振りです、あるいは初めまして 投稿者:笹川吉晴  投稿日:08月03日(火)01時39分36秒 tckw0519.ppp.infoweb.ne.jp

  しばらくの間仕事に追われ、ちらちら覗いていただけでしたが、いろいろなことがあり、いろい
ろな方々がいらっしゃいましたね。たまに仕事の合間をぬって書き込もうとすると、タイミングが
ずれまくって躊躇している間に、誰かが言いたいことを代わりに言ってくれてたりで「高見の見
物」をしておりました。
  というわけで

>倉阪様

  遅れ馳せながら『田舎の事件』を幻冬社から頂きました(引越したもので転送されてくるのに時
間がかかるのです)。残念なことに、まだ拝読する暇がないのですが、今週中には読めるのではな
いかと思います。楽しみ。
  ちなみに『死の影』については、7月30日付の北海道新聞夕刊「星取り五番勝負」という書評欄
で取り上げさせていただきました。道新の書評子には倉阪ファンが多いらしくて、取り上げる本が
かち合ったりすることまであるそうです。おそるべし北海道新聞。
  私はB級好きですよ。書き手・作り手がそう呼ばれることを好むかはともかくとして。倉阪さん
が「人間」を書かないでも済んでいるうちは、書かないで構わないのじゃないですかねえ。外に「人
間」を書く人はいくらでもいるわけだし。むしろ受け手の問題では、という気がします。

  ところで

>津原様

  ついでのようで失礼ですが、まだ読んでいらっしゃいますか?  上記の「五番勝負」に『蘆屋家
の崩壊』も取り上げさせていただきました。本来ミステリーの枠なのですが、毎回こうやって地道
にホラーを入れ込んでるわけです。

  ところで、“理詰め”の恐怖等についてお話がありましたが、ロメロの『ゾンビ』の恐怖につい
てご意見のある方いらっしゃいませんか?  私は、あの行き場のなさに理詰めの恐怖を感じてしま
うと同時に、説明のなさに“ホラー”を感じてしまうのですが。


牛尽くし 投稿者:西崎 憲  投稿日:08月03日(火)01時08分25秒 dp0-35.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

藤原さん
 
 あれは何だか奇妙な話ですね。ドイルの超自然観は何か奇妙なところがありますよね。
解説はやっぱりそのあたりを書こうかな。小川未明は子供に読ませるものではありませ
んね。暗く恐すぎます。「うしおんな」奇怪です、恐いです。牛に関する話では『耳嚢』
中の「牛の玉」が大好きです。あれは日本幻想文学の基本ですね(うそ)。

倉阪さん

 ふむふむ、牛と墨痕鮮やかに大書された紙恐いですね。音というのも恐いものです。今
日S社のH氏からゲラの催促の電話がありました。早く出さねば。このイタリア的魂をな
んとかせねば。

中島さん

 東さんは最初に会った時は美貌白皙の物静かな青年編集者でした。最近は少し芸風に
幅が出たようですね。そういえば以前東さんが、先達の後をうけてという話をされてい
ましたが、そういう感じはじつは私にも少しあったりします。

                                 西崎 拝


おこりんぼは損をする 投稿者:中島晶也  投稿日:08月02日(月)23時47分35秒 oska1904.ppp.infoweb.ne.jp

>高瀬様

>> なぜ人は、面白くない文章の最後に(笑)を付けるのだ。

 これこれ、こういうのですよね! ぜんぜんおもしろくな〜い。
   ↓
>> あとはヨロシク!>中島様(笑)

 冗談はさておき――

>東様
 ずっと不思議に思っているのですが、井上氏の件、ほんとに激怒されている
のですか? あの文章を読んでも、私には何にも匂わないんです。考えてみて
下さい。あんなこと書いたって、井上氏には何の得にもならないではないです
か。ロビー活動だとしたら、あまりに稚拙過ぎる。だから、きっと本気で書か
れているのだと私は思います。

 もしも井上氏のためを思い、意図してきつい調子で発言されているのなら、
やり過ぎではないでしょうか。これでは相手に感情的な反応を引き起こすのが
関の山でしょう。冷静な対話のきっかけにはなり得ません。

 ほんとうに激怒されているのだとしても、やはりこのままでは井上氏の感情
を無意味に刺激するばかりだと思いますので、もう少し落ち着かれた方が良い
のではないですか。どっちが正しい、間違っているの問題ではなくて、まず互
いに冷静になる努力をしなければ、対話は成立しないと思いますよ。


まだまだ牛の首 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月02日(月)23時14分53秒 tokyo14-44.m.nttpc.ne.jp

ゲラに飽きたので逃避しよう。
通り抜けようとするたびに行く手に「牛の首」が立ちはだかるのも怖いですね。
イメージとしては「地獄のモーテル」の豚のお面でしょうか。
それから、怖い話を思いつきました。
暗く寂しい道を歩いていると、かすかに何かがはためくような音がする。どうやら
角を曲がったところから響いているらしい。何がなしに胸騒ぎを覚えつつ曲がると、
畳何畳分もある大きな白い紙! そこに墨痕鮮やかに記されている巨大な「牛」と
いう文字!
ああ、これは気絶するほど怖いぞ。
さて、怖い字といえば「肉」もそうですね。何と言っても「人」が入ってますから。
同様に「腐」も怖い。いかにも腐りそう。泉鏡花が「豆府」と書いた気持ちがわか
ります。
それにしても、「牛」も「肉」も単独なら怖いのに「牛肉」だとちっとも怖くなく
なりますね。言語学者ならうまく説明するんでしょうけど。
最後に、「模型」は長くなるので日記に回します。


牛といえば 投稿者:藤原義也  投稿日:08月02日(月)21時45分19秒 tky2-p57.hi-ho.ne.jp

小川未明の「うしおんな」も、子どもの頃、なんだか怖くてさみしくて仕方が
ない話でした。こまかいところはほとんど忘れてしまいましたが。

西崎さん
ドイル楽しみにしています。あとひと息です。ふぁいと。
しかし「深き淵より」の〈私〉の解釈、よく考えるとほとんどギャグでは
ありますね。


色々ありますね 投稿者:西崎 憲  投稿日:08月02日(月)19時07分25秒 dp0-20.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

 自分の文章に不備なところを見つけてしまひましたが、まあ流水のやうなメディアなので
不備がありますと云ふだけにとどめます。ところで、ひきつづき性格のよい、または性格は
多少悪くともそれを補つてあまりあるものを有するベーシスト募集中です。ふるつて応募く
ださいね。

                                 西崎 拝


夏の面昼にも笑ひけり 投稿者:西崎 憲  投稿日:08月02日(月)17時14分12秒 dp0-8.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

 お暑うございます。「この道は抜けられません牛の首」の私的かつ翻案的改題。

 なんとなく茫として歩いてゐたら見慣れぬ路次に迷ひこんでしまつたらしい。
さてここはいつたい何処なのかと思案しながら歩を進めていくと通り過ぎたばか
りの家の窓がいきなりカラカラと軽い音をたてて開いて子供が顔を見せて何か云
ふ。何を云つたかは判らぬが窓から見える家の奥は厭に暗くて執拗で、その暗が
りにはたぶん子供の家族か誰かが立つてゐる。影を認めた瞬間また窓はカランと
いふ音をたてて閉まり、我に返つて前を向くとすぐそこは見慣れた近所の道で胃
弱に悩む主人の営む文房具屋が見える。子供は何と云つたか、さて牛がだうとか、
いづれにせよこの暑さはたまらぬ。

 おやおや抜けられる道になってしまった。お粗末様で。
 はいはい、ドイルやっております、藤原さん。

                           西崎 拝


献血やこの血犬の血かもしれぬ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月02日(月)15時29分56秒 tokyo18-22.m.nttpc.ne.jp

おかしいな、なぜこんな展開に?
とりあえず最小限のレスのみで失礼します。

猿もねらさま
もう一冊の「怪奇館」はたぶん品切れだと思います。すいません。

薮下さま
裏で俳句講座もやってますから、よろしかったらご投句ください。

高瀬さま
俳句の解釈は読者の自由です。作者としては、切断された牛の首が道に意味なく
置かれているというイメージですね。そのかたわらを恐る恐る通ろうとしたとき、
牛の首が「この道は抜けられません」と突然しゃべったら・・・きょーてー!

最近怖いのは「厭」という字ですね。京極さんの影響で「厭な」と書くようにな
ったのですが、ほんとに厭。犬が入っているところがミソです。


そうなの 投稿者:三枝  投稿日:08月02日(月)14時32分23秒 150.26.4.173

 誤解をさけようと、何度も津原さんはおっしゃっていたわけで、「作品として、
原爆をホラー的題材としてあつかったのならば、自分は問題にはしなかっただろ
うと」と。(←ログなしなので、かいつまんだ意訳で)
 だから私は、細田氏の意見を、あくまで「人間としての思いやりの部分」とし
ての「想像力うんぬん」について述べているものと考えるざるをえなかったわけ
ですね。そうして、その資質からくる、「作家としてうんぬん」と言っているの
だと思うしかなかったわけで。
 だって、作家として作品を作るときの想像力の問題とは別だと、津原さんは最
初から条件設定していたわけですから。

 えーと、井上氏の謝罪文に関しては、あのときのこの掲示板の状況から考えて、
彼が疑心暗鬼になって、不必要なことまで気を回して逆に不要なことを言ってし
まった可能性があると、私は考えます。
 おいちゃん。


流れが早いですね。 投稿者:高瀬 美恵  投稿日:08月02日(月)14時14分33秒 tky013.tky.3web.ne.jp

 とかいって、一時間おきに巡回してる私も何者。

三枝様
 あ、なるほど。わかったつもりで、いらぬお節介を焼いてしまったようです。ごめんなさい。
お恥ずかしい。
 細田さんの(笑)は確かに無用の挑発でしたね。なぜ人は、面白くない文章の最後に(笑)を
付けるのだ。

>その仕方なさ、切実さがわからないなら、それはそれで「あなたも立派な
>想像力不足だ」と言ったわけで。

 うーん。でも細田氏の発言は、「仕方なさや切実さをわかっていない」という風には取れなか
ったのですが。わかる・わからないは置いといて、「経験を発言の根拠にしちゃダメさ」ってこ
とではないですか。経験を共有していない人に対して説得力ないよ、と。

 ある意味、地べたから誠実に物申し上げている井上・津原両氏に対して、細田さんのやってる
ことは高見の見物で、だからムカつくわけですけれども。でも、高見の見物人って必要だと思う
のですよ。みんなが「これまで黙っていたけど、実は私だって悲惨な過去が!」「ああそれを
言うならオレだって!」という立場でしか発言しなくなったら、それこそ想像力の枯渇した荒野
です。

 作家的スタンスというのもまた、興味深い話題であります。私はどちらかというと、「実体験
より想像力を信じよ」という立場をとりたいので、細田氏のような主張には「いや〜んおじさん
ムカつく〜」と思いつつフラッとよろめいちゃったりするのですが。
 でもま、考えてみると、井上氏にしても津原氏にしても、実体験をそのまま反映したような
ものとはまったく正反対の作風を確立してらっしゃいますからね。「青春と読書」をめぐる
お二人のやりとりを、作家的スタンス云々、想像力云々とごちゃまぜにして話すのは、お二人に
対して失礼かもしれませぬ。

 ヒガシ・ザ・スタンピード……おもろい人や。


おいちゃん!? 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月02日(月)14時11分44秒 cse34-49.tokyo.mbn.or.jp

>ただのついでじゃありません?

 あ、相変わらず人語を解さないやっちゃなー。「文脈を読む」ということを知ら
んのか……って、求めるだけ虚しいか。ま、それはそれとして、たとえ「ついで」
だとしても(本当は違うと思うけどね)、ああいう性格の文章にそんな余計な発言
を付け加えること自体、謝罪の真剣さを疑われてもやむをえないのでは?

>東さんは、さんざっぱら、この掲示板で井上さんについて論評して来たんだから。
だったら、何かのおりに逆に言及されたりするのは仕方がないんじゃないかなあ。

 そんなの、当たり前でしょう。批判や反論があるなら堂々と言えばいいのですし、
それに対しては喜んで対応します(と、前々から表明してるんだけどね)。それを
場所柄をわきまえないで(今回なんか、その典型だが)、当てこすりやら巧妙な中
傷(ロビー活動!?)ばかり繰り返すから、それは違うだろー、と申し上げているん
ですがねぇ……。

>私の発言が多少気に障ったからって、井上さんに当たるのは筋違いっすからね。

(笑)(笑)(笑)
 どうも誤解があるようだから、改めて言明しておきますけど、別に小生は井上氏
と個人的に喧嘩してるわけじゃないの。彼の仕事の重要性を大いに認めているから
こそ、是々非々で臨んでいるので、それは期待の裏返しでもあるわけですよ(これ
は対クラニーとかだって同様だけどね)。
 だからこそ、ああいうみっともないマネはやめてくれえ、と切実に思うわけでさ。


人間モドキでも牛でも猫でもネズミでも良いけどさあ 投稿者:三枝  投稿日:08月02日(月)13時35分46秒 150.26.4.173

》あの「真意」と称する珍妙な文章の中に、なぜ、小生への言及があるのか?

 ただのついでじゃありません?
 東さんは、さんざっぱら、この掲示板で井上さんについて論評して来たんだ
から。だったら、何かのおりに逆に言及されたりするのは仕方がないんじゃな
いかなあ。
(井上さんが言っていたことが的確であるかどうかは、この際、考えていませ
ん。)

》(実はこれ、あえて封印した「激怒その5」と直結するんですけどね、それ
》を言っちゃあおしまいよ、と思うから、あのときは自粛したんだけどなー)。

 あ、それと。おいちゃん。私の発言が多少気に障ったからって、井上さんに
当たるのは筋違いっすからね。念のため。
 あたしゃ、井上さんには会ったことも話したこともない、無関係な第三者で
すから。そこんとこ、お間違えなく。


ちょっと待った! 投稿者:東 雅夫  投稿日:08月02日(月)13時19分15秒 cse34-57.tokyo.mbn.or.jp

高瀬様&人間モドキ様(←誰だ!?)

>「津原さんや井上さんの発言態度は立派であった」

 ほっほお〜。謝罪・弁明といいながら、その文中で、「霊障・放射能」問題と直
接なんの関係もない小生の名前をわざわざ挙げて、被害妄想入りまくりの「謙遜」
(どこがだ!?)発言をおこない、巧妙に「何か」を匂わせる……こういう非常識な
ことを平然とやらかす井上雅彦という人のどこが「立派な態度」なのか、ぜひぜひ、
御教示いただきたいものですな。
 あの「真意」と称する珍妙な文章の中に、なぜ、小生への言及があるのか? そ
れがどういう挑発的な意味をもつのか? よ〜く考えてみていただきたいと思いま
す(実はこれ、あえて封印した「激怒その5」と直結するんですけどね、それを言
っちゃあおしまいよ、と思うから、あのときは自粛したんだけどなー)。

 ……というわけで仕事に戻ります。わーんごめんなさい、S社さんK社さん、も
うちょいっす(泣)。あとはヨロシク!>中島様(笑)


ログ流れへの対処です失敬 投稿者:津原泰水  投稿日:08月02日(月)13時12分20秒 pfc22.cyborg.ne.jp

>細田さん
 個人に対するご意見はなるべくメールでいただけませんか。誠意をもってお答えいたします。
 メールの内容はご自身のHPで公開していただいても構いません。


違うんですよ、高瀬さん 投稿者:三枝  投稿日:08月02日(月)13時03分16秒 ss.narc.affrc.go.jp

 細田氏が言っている意味は、当然私にもわかります。高瀬さん。
 私が問題にしたのは、その発言に「(笑)」をつけてしまうという、感性
なんですね。
 だから、

》広島出身者の立場から出ない津原さんも、少年時代を振り返ってしまう
》井上さんも

 その仕方なさ、切実さがわからないなら、それはそれで「あなたも立派な
想像力不足だ」と言ったわけで。
 でもまあ、細田氏の場合、作家じゃないんだし、かまわんっちゃ、かまわ
んのですけど。
 でも、だったら作家うんぬんっていうってのもなあ……。

 あ、私が井上さんと津原さんの気持ちがわかるという言い方は、人間とし
ての気持ち的にわかると。経験の生々しさってのは、逃れられないものなん
ですよ。
 私の場合は、井上さん的な「のろわれた家系」の出であり、津原さんより
深刻な精神病であることもあって、ああいった時、その生々しい経験を持ち
ながら、ああいうふうにわりと冷静に自己制御して振る舞うなんてことはな
かなかできないと、切実にわかる。立派だったと思うと。
 それでも作家として問題があるというのならば、私だったら、「作家が何
様だ!」とか、言っちゃうな。


あ、入れ違っちゃった 投稿者:高瀬 美恵  投稿日:08月02日(月)12時50分59秒 tky008.tky.3web.ne.jp

 細田さんがおっしゃってるのは、自分の発言の正当性を主張するのに「経験」を持ち出す
ようじゃ作家的想像力の敗北だよ、て意味に、私には読めたのですが。広島出身者の立場か
ら出ない津原さんも、少年時代を振り返ってしまう井上さんも、思考の半径が狭いなあ、って
意味じゃないかと。

 で、それは、三枝さんがおっしゃってる「津原さんや井上さんの発言態度は立派であった」
(いちじるしくパラフレーズ)とはまったく別次元の問題なのです。

 違いますか、細田さん。
 すっげー憎ったらしくて腹たつんですんですけど、一理はあるような気がするところが
また憎ったらしい。


牛の首世界の国からこんにちは 投稿者:高瀬 美恵  投稿日:08月02日(月)12時27分13秒 tky025.tky.3web.ne.jp

倉阪様
>この道は抜けられません牛の首
(解釈)細い道を無理矢理通ろうとしている愚かな牛がいる。目測をあやまってツノが引っか
かってしまい、進むに進めず、引くに引けなくなってしまった。ああ、あわれな牛であることよ。

 ……間違い? うう、学生時代から、俳句などの解釈は苦手でございました。失礼いたしました。

>僕は字面が怖いですね。シンプルですが護符みたいだし、分解するとキ印のキに角が
>生えてるし、いまにも襲撃されそうで怖い。
 これは、思ってもみなかった発想でした。象形文字って面白いですね。なるほど、よく見ると
怖い。牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛……うわーんたくさん書いたらもっと怖い(←書くなよ)
 「半」という字も、キにツノ生えてて、ちょっと八つ墓村っぽいです。ほんとは、牛を真っ二
つにするという会意文字だそうですが。

日下様
 ありがとうございます。小松左京氏のホラーでは、やはり戦争ものがとても怖いです。「くだ
んのはは」も戦争ものだよね。私の世代では書きえない種類の小説です。
 ハルキ文庫のやつ、買ってないのです(ごめん。ぺこぺこ)。今度まとめて買いますね。

薮下様
 幽霊よりも運命が怖い。うーん、それはもちろん、現実的にはその通りなんですが……でも、
五体不満足とくだんを一緒にしちゃダメでしょう。「くだんのはは」って、障害児や奇形児の
話じゃないですもん。
(以下、「くだんのはは」の内容に触れますので、未読の方はご注意ください)

 人間から牛が生まれたら、そりゃ怖いです。当然。でもあの話は、そういう恐怖を書いている
わけではない。終末を告げる怪物が人知れず誕生し、お座敷に隠されている。それは牙をむいた
怪物じゃなく、草食動物の顔をして泣き叫んでいる。母はすべてを了解しながら、怪物を守り育
てている。その、黙示禄的なイメージが圧倒的だったと思うのですが……。
 ああ考えてたら怖くなってきた。怖くないなんて言ってごめんようくだんのはは。


過去ログ収録について 投稿者:櫻井清彦  投稿日:08月02日(月)12時07分10秒 nereid.interware.co.jp

管理人です。
ちょっとさぼっていたら、8月になってしまいました(汗)。
過去ログ追加しないといけませんね。今週中に実行します。
といっても、いろいろイベントだの騒動だのあって、たった2ヶ月の出来事とは思えないかも。


想像力と言われても 投稿者:三枝  投稿日:08月02日(月)11時21分31秒 ss.narc.affrc.go.jp

 自分が経験していないことに関しては、しばしば想像がおいつかない場合があ
ることは、人間には極普通のことでしょう。正直に「考えつけませんでした」と
告白したことを「想像力の少なさの自慢」ととらえるなら、それはそれで充分想
像力の不足だと思います。
 あの件に関しては、指摘された事項に対して、御自身がネット上に書き込めな
い環境にありながら、御自分をけっして快く思っていらっしゃらないとわかって
いる方にお願いしてでも、訂正、謝罪をなさった井上さんは立派だったと思いま
す。
 そしてまた、御自身の経験や病気に対して必ずしも誰もが想像の及ぶものでは
ないのだと気付かれて、その結果、それに関する理解を広めるために作家的責任
を負うべきだと決心された津原さんも立派でした。
 お二人が互いを理解しあえないだろう現状は残念ですが、外野席から無責任に
笑えるようなものであったとは思えません。


過去ログ収録はいつごろでしょう 投稿者:細田  投稿日:08月02日(月)10時01分09秒 abko4DS38.chb.mesh.ad.jp

(2発言、発言ミスです。ひー)
(前発言は改行忘れてしまったので、適当な時期に削除してください、すみません)

すみません、「幻想的掲示板」の過去ログ収録はいつごろになるでしょうか。

「放射能と霊障」問題に関して、自分ところのページで何か言おうと思ってたんですが、
ログが流れてしまってて不自由してます。

私の結論は「どっちの想像力のほうが少ないか、自慢しあってどうすんの。そんなの自慢
したいのなら、私小説作家でも目指したらどうですか」なのだが(笑)。


牛にほっぺをなめられた 投稿者:猿もねら  投稿日:08月02日(月)08時06分10秒 proxy01xa-tu1.so-net.ne.jp

藪下様。倉阪様。
『地底の鰐、天上の蛇』か『怪奇十三夜』にあったフレーズ「牛にほっぺをなめられた」
は実話だったんですか。さすがに倉阪ワールドは奥が深いですね〜 (しかし作品名が
思い出せません。万一記憶違いだったらご容赦ください。)

八重洲ブックセンターのコーナーには僕もいってみようと思ってます。句集は「悪魔の
句集」しか持ってないので他のがあるといいのですが…


牛の首と言えばジャコメッティー 投稿者:藪下明博  投稿日:08月02日(月)06時27分44秒 p8be2e8.sn11.ap.so-net.ne.jp

高瀬様、倉阪様。
あたしは北海道生まれですので、牛ごときに怖いと持った事は
一度しかありませんが(その一度とは、十歳頃、べろりと牛にほっぺを
舐められた時です。因みに、北海道ではメンチカツのことをベコの舌と
言います。それ以来メンチカツは嫌いです。)、
小松左京の「くだんのはは」は、最高に怖いホラーだと思います。
(詳しい分類はさておいて)

なぜ怖いかと言う事は、恐らく読み手の潜在意識にかかわることだと思うのですが、
あたしは霊的な存在よりも、運命的な悲劇に怖さを感じます。
例えば、生まれてくる子供が五体満足であるかどうかなど。……
ましてや、それがくだんであったりすればどうなる事か?
これは、小説の主人公の恐怖ともつながるところがありますよね。
運命に対しては、われわれはあがきようがない。
幽霊であれば、怨恨が主な理由で現れるのが多いから、
人に恨みさえ買わなければ済みます。(そうでないのも、あるけれども)
しかし、運命はそうではなく、なんにも悪いことをしてなくても
大きな病気をしたり、奇形が生まれたりと。……

あたしが生まれ育った田舎では、近所に沢山の神経障害の人がいて、
そう言う人々と暮らしていると、全く運命の無常さが思い知らされます。
ですから、不条理な怖さと言うのは、そう言う実態を知っている人には
この上なく怖いのではないでしょうか?

倉阪さんの小説にはよく狂気が出てきますが、正直言って、
まともに狂気をモチーフにした小説であれば、怖くて(不愉快で)
仕方ないと思います。
(唐突だけれども、バタイユなんかの小説は正にこれです)
しかし、狂気を笑いで包み込んでいるからこそ、楽しく読めるのです。
中には、不謹慎だと思う方も多いかもしれませんが、狂気で笑えるくらいに
ならないと、世の中生きていけないのだとある時期に考えた事があります。

まあ、どうでも言い話でしたが、
牛の首で怖いと思ったのは、ジャコメッティの「世界残酷物語」ではないでしょうか?
あの、シーンは、いつまでも忘れられません。
では!


小松ホラー 投稿者:日下三蔵  投稿日:08月02日(月)03時00分12秒 yksk0120.ppp.infoweb.ne.jp

日下です。

  > 高瀬さま

「少女を憎む」は、『闇の中の子供』(新潮文庫)に入っとります。

ちょうどいいや、という訳で、ちょっと宣伝させてください。

えー、以前に編集したハルキ文庫の小松左京短篇集ですが、わり
と評判がよかったみたいで、続刊をあと3冊つくらせてもらえること
になりました。最初の5冊は本格SFを優先的にセレクトしましたが、
今度は3冊中2冊がまるまるホラーになります。

一冊は、いわゆる「女」シリーズの中の恐いものを中心にしつつ、
女性をテーマにした怪奇作品を選んだもので、タイトルは『くだん
のはは』。

もう一冊は、連作『夜が明けたら』全作に、その他の代表的なホラ
ー作品を加えたもので、タイトルは『夜が明けたら』。

いずれも500ページ前後の分厚いものになります。小松左京のホ
ラーを読んだことがない方は、この機会にぜひどうぞ。ホラー文庫
の自薦短篇集(誰が選んだんだか)なんぞよりは、よほど首尾一貫
した編集になっているはずですので…。


この道は抜けられません牛の首 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:08月02日(月)01時02分41秒 tokyo18-41.m.nttpc.ne.jp

タイトルは久作、いや旧作です。

高瀬様
カーは誰か書くでしょうから、関係のないところに反応します。

>全然違う話。「牛の首」「くだんのはは」の話が出てますが、牛って怖いですよね。
>造形的に。なんであんな怖い形してるのだ、牛。

僕は字面が怖いですね。シンプルですが護符みたいだし、分解するとキ印のキに角が
生えてるし、いまにも襲撃されそうで怖い。

「恐怖と笑い」という大テーマについては、またいずれ。


第三の男って…… 投稿者:中島晶也  投稿日:08月01日(日)16時04分40秒 oska1528.ppp.infoweb.ne.jp

>倉阪様

>> 中島さん、第三の男やってください。

 一瞬、オーソン・ウェルズの物真似でも要求されているのかと思いました(笑)。

 まあ、明日あたりから東さんも復帰されるようですし、なるようになります
って。掲示板のことなんか気にせず、お仕事に専念してください。


恐怖と笑い 投稿者:高瀬 美恵  投稿日:08月01日(日)11時42分52秒 tky349.tky.3web.ne.jp

藪下明博様
 はじめまして。
>笑いと恐怖を両方を持ち合わせているところが、好いんですよね!
 そうですね。倉阪さんのギャグは、間合いが独特ですね。私、自分でもギャグ書くの好き
ですけど、どうしてもドタバタになっちゃいます。人を笑わせるのは本当に難しいです。
 品のいい笑いというのは、時としてただの嫌味になったりするんですけど、倉阪ギャグには
程よい下世話さがありますよね(誉め言葉なんですよー)。

 夢野久作も独特のギャグセンスを持った作家だと思います。私、ドクラマグラの次に好きなのが
犬神博士なんですけれども。おどろおどろしいようでいて、実は乾いた笑いのセンスを備えた作家
ですね。

 ところで、先日ディクスン・カーを読んでいたら、「恐怖小説を書くなら(中略)ユーモアは
捨てることだ」という文章が出てきました。夢野・倉阪路線とは対極の理念をお持ちだったよう
で。カーの作風なのだろうなあ。でも「火刑法廷」って一歩間違うとギャグよね。

 全然違う話。「牛の首」「くだんのはは」の話が出てますが、牛って怖いですよね。造形的に。
なんであんな怖い形してるのだ、牛。牛と鬼の相似を論じた文章を以前に読んだことがあるのです
が、どなたが書いたのか思い出せません。

 でも「くだんのはは」はあまり怖くなかった。小松左京氏の短編では、「少女を憎む」っていう
のがとっても怖かった記憶があるのですが……あれは、どの短編集に入っているのでしょう>日下
くん。


ハンニバル 投稿者:T劇の堕天使  投稿日:07月31日(土)22時58分49秒 p17-dn01kitafuse.osaka.ocn.ne.jp

ジョナサン・デミは降りましたが、現在はリドリー・スコットと交渉中
だそうです。実現希望……。

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