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サイコが最高! 投稿者:東 雅夫  投稿日:07月01日(木)13時13分14秒 cse34-32.tokyo.mbn.or.jp

 というタイトルになるのではないかと一部で怖れられていた(笑)『本当に恐ろ
しいサイコ・ホラー読本』(ぶんか社・本体950円)の見本が到着しました。
 小生と鬼さんの「幻想的掲示板」タッグが、サイコの女王(!?)和田はつ子先生
とガップリ四つにわたりあう……はずが、なぜか和気藹々の友好ムードに終始した
座談会や、中島晶也さん他による作品ガイドが掲載されています。
 これって『このホラーが怖い!』の姉妹編だったのね、ぜんっぜん知らなかった
ぞ(汗)。相変わらず、哀しくなるほど「ぶんか社っ!」な作りの本ですが、「本
当に恐ろしい」のは中身ではなく、このデザイン・センスかと(苦笑)。
 御感想は?>鬼さん&中島さん

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あらら、決まってましたか。 投稿者:浅暮三文  投稿日:07月01日(木)02時23分31秒 210.232.81.165

柳下様、倉阪様、福井様
この頃、コンピューターの調子が悪くて一週間に一度、クラッシュしてインストールしなおしてます。
そんなわけでリアルタイムの書き込みが遅れて失礼しました。うーむ、強敵の柳下さんですか。これは
心して望まなければ。そんなわけでSF大会には立川で買ったマグネット紙牌を持ってきます。グレ拝

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ふっふっふ 投稿者:東 雅夫  投稿日:07月01日(木)01時24分37秒 cse34-75.tokyo.mbn.or.jp

倉阪様
 ホラーしばり……望むところだ(笑)。(←たまたま現在仕込み中のレパートリ
ーに該当歌があるので図に乗っている)

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おーいフカサワぁぁぁー。 投稿者:東 雅夫  投稿日:07月01日(木)01時20分02秒 cse34-75.tokyo.mbn.or.jp

 大阪方面の書店には、まだ並んでないんだってよ〜、早く届けてこーいぃぃー。
 ……と、いうわけで、担当編集が明日の朝イチの新幹線で配本にうかがいます。
>T劇の堕天使様&橋詰様
 ……てなことが出来るといいんですけどねぇ、御足労かけてすいません。たぶん
数日中には並ぶと思いますので何卒よろしく。

××なSF人妻様
 丁寧な御返事、ありがとうございます。

>書いた本人はよく覚えてませんので、口から出任せでしょう、きっと。胡散臭い
>有閑主婦の言うことなど信じてはいけません。

 なーに言ってんだか(笑)。
 で、アンソロジーの「トレンド」のお話。

>そのため取っつきやすい方がいいからか、最近のアンソロジーは初級者向けが多
>いように感じてます。野球で言えば直球を中心とした配球かな。
>で、そう考えてみると『屍鬼の血族』は中級者以上向け、変化球の多い投球内容
>だと思ったのですが、どうでしょう?

 お察しのとおり、確信犯です。確かに最近のアンソロジーは初級者向けが多い。
特に某オリジナル・アンソロジー・シリーズのようにコンビニ配本中心の大部数企
画では、「初級者向け」に流れる(流れすぎって説もありますが……)のも無理か
らぬところだとは思います。
 分かりやすくて誰にも受け入れられるような作品の価値を認めるのは、小生とて
やぶさかではないのですが、しかしながら直球一本槍の単調なピッチングを繰り返
していたのでは、いずれは打者も目が慣れて……(笑)。
 せめて名作アンソロジーの類では、その特性を活かして、初心な読者の首を大い
に傾げさせるような「七色の変化球」ピッチング(笑)を心がけたいと思っていま
す。それによって、ホラーや幻想文学の奥ゆき、懐の深さみたいなものを感じても
らえれば本望であります。

>『血と薔薇のエクスタシー』収録の戸川昌子「黄色い吸血鬼」なんて、変化球ど
>ころか魔球ではないでしょうか(笑)。

 そうなんです! あれも落としたくなかったのですが、頁数の関係で涙をのみま
した(まあ、出版芸術社から同名の作品集も出ましたしね)。「一番抵当権」は戸
川作品をかなり意識しているような印象を初読の際に持ちました。

中島様
 もうひとガンバリ! 頼みます。

T劇の堕天使様
 おやま。たまたま本日、錦糸町の駅ビル書店に行ったら『滅びの笛』(徳間文庫
いや光文社だったかな!?)が平積みになってましたが……。

溝口様
 御声援、感謝(笑)。

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オフ会関連など 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:07月01日(木)01時19分39秒 tokyo17-07.m.nttpc.ne.jp

四派対抗麻雀
浅暮さーん、こっちで話が決まってるよ(笑)。
でも、柳下さんは強そうな雰囲気だから、われわれがボコボコにされる恐れもあり
ますね。あれ以来打ってないからなあ(ちょっと弱気。Masuda君、最下位になった
ら次からホラー代表を代わってね)。

カラオケ
まだ今回の趣向が決まっていませんね。恐怖の会だからホラーしばり・・・って無理か。
歌詞に「血」が出てこないとダメとか(話部屋にも顔を出すつもりですけど)。

T劇の堕天使さま
>これは「高みに上って来い」という、初心者に対する愛ある挑発と、受け取らさせて
>いただきます。

いや、とりあえず最高傑作をという趣旨でして。ハレツした作品も多いですから。

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涙 投稿者:溝口@書物の帝国  投稿日:06月30日(水)22時16分19秒 mizolab.fmizo-unet.ocn.ne.jp

溝口@ショモツノ帝国です。

当日は皆様よろしくお願いします。ノストラダムスの月に恐怖の会というのは
素敵で、素敵で。

東さま>
いや、ばれてしまいましたか(汗)。このことはまあ恐怖の会でも言及しますが
やっぱり間違えたことを訂正することは重要かなと思って思わず熱くなりました。

浅暮さま・福井さま・倉阪さま>
す、すみませーん。次の日に某試験がありまして、変更が聞かないのです(涙)。
柳下さまにばとーん、たーっちということで。また次回の恐怖の会には必ず。

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皆様、ありがとうございます。 投稿者:T劇の堕天使  投稿日:06月30日(水)19時02分16秒 p11-dn07kitafuse.osaka.ocn.ne.jp

西村寿行作品について、たくさんの御推薦、ありがとうございました。

東様
 お忙しい中、お時間を割いていただき恐縮です。本当に感謝の念に耐えません。
「蒼茫の大地、滅ぶ」「滅びの笛」早速、近所の大書店で探したのですが、
見つかりませんでした(大阪難波のジュンク堂)。ホラー好きの上司が持っている
かもしれないので、借りられたらいいのですが・・・。
 ちなみに今日、「ホラーを書く!」も探しましたが、これまた発見出来ませんでした。
関西は発売が遅いのでしょうか? それとも完売?

倉阪様
>初心者は「蒼茫の大地、滅ぶ」を一冊を読めば十分という気もしますが。
 ありがとうございます。これは「高みに上って来い」という、初心者に対する
愛ある挑発と、受け取らさせていただきます。
 こう言われてしまっては、意地でも読まねばなりますまい。
 上記の2冊が無かったので、「去りなんいざ狂人の国を」買いましたし。
 ではまたご教授下さいませ。

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Hunterian Museum 投稿者:柳下毅一郎  投稿日:06月30日(水)15時26分13秒 tc-1-191.ariake.gol.ne.jp

 Hunterian Museumでしたら行ったことがあります。別に予約などしなくてもそのまま入れたと思いましたが? グロテスクにも美しい標本がずらりと並んでいて、なかなかおもしろうございました。同朋舎から出ているガイド本(『ワールド・ミステリー・ツアー』といったと思います)にガイドを書きましたんで、なんでしたら立ち読みでもしてやってください。

>浅暮さま
 あのー、SF代表には心許ないのですがーメンツが足りないようでしたらいつでもー

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Fantasy Centre行つたことあります 投稿者:中野善夫  投稿日:06月30日(水)03時05分18秒 x51-082.fukuoka.highway.ne.jp

Fantasy Centre、私も六年前に行つたことがあります。あそこは場所がわかりにくいとは
思ひませんか。住所を書いた紙を片手に探したのですが、番地がきちんと並んでゐないや
うな感じで、その辺の人に訊ねても、「Fantasy Centre? 知らないねえ」といふ顔をする
人ばかりで、近所では誰も知らないんでせうか。カタログからの註文はかれこれ17年にな
ります。随分金も使ひました。またそのうち行きたいものです。

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地獄 投稿者:浅暮三文  投稿日:06月30日(水)01時46分59秒 210.232.81.165

フク様
メール確かに頂戴いたしました。
倉阪様、福井様
SF代表で召喚した溝口氏は恐怖の会の翌日、試験があるそうで、徹マンは勘弁をとのことです。
どうしましょうか。
西村寿行
私としては「地獄/上・下」が好きです。

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西村寿行拾遺 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月29日(火)22時48分15秒 tokyo13-45.m.nttpc.ne.jp

まだ名前が挙がっていない作品では「去りなんいざ狂人の国を」「われは幻に棲む」
「峠に棲む鬼」あたりでしょうか。
大量殺人犯が突然マゾヒストになったり、大聖人が淫魔と化したり、主人公が脈絡
なく「お地蔵さまっ!」と叫んだり、そのあたりの唐突な展開も魅力ですね。ただ、
初心者は「蒼茫の大地、滅ぶ」を一冊読めば十分という気もしますが。

川口様
この掲示板にはFantasy Centreのカタログ顧客(上得意)が少なくとも三人おりま
す(笑)。いずれ行ってみたいですね。

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Fantasy Centre 投稿者:川口且真  投稿日:06月29日(火)14時17分03秒 x51-207.nagayama.highway.ne.jp

ロンドンでオススメの本屋はFantasy Centre。アラマタヒロシ氏もお好きなようです。
マッケンのファンジンが置いてあったりする、小さいが粋な店です。

私はジョン・ハンター博物館をみたかったのだが、予約が要るらしく入れませんでした。

そういえば、荒俣氏が『衛生博覧会を求めて』で紹介しているスピッツナーの展覧会のタイトル等
がわかる方がいらっしゃれば、御伝授願えないでしょうか。カタログを入手したいもので。

西村寿行は私も『蒼亡の大地滅びる』が最高だと思うけど、『風は凄愴』は読むたびに泣ける。
『魔の牙』『白骨樹林』『黒い鯱』『わが魂、永久の闇に』などもいいですね。

7月下旬、諸星大二郎『西遊妖猿伝』『諸怪志異』新刊発売。
石川賢版『変身忍者嵐』『ウルトラマンタロウ』も近日発売とか(わくわく)。

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田中光二氏は 投稿者:稲葉振一郎  投稿日:06月29日(火)09時52分22秒 gamma.alphalink.com.au

西村寿行の本質はその乾いた詩情にある、とおっしゃってました。
あたってると思います。

でもやっぱ動物ものだよね。

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兵器博物館 投稿者:中嶋千裕  投稿日:06月29日(火)09時29分03秒 spider-pa044.proxy.aol.com

中島さま
 
 パリのアンバリッドの兵器博物館に行って下さい。最高ですよ。(私は制服好き)
 (ごめん。またホラーじゃなかった。)
 というわけで、私はアンバリッドのナポレオンの墓で、オカルト体験をした、とだけ
とりあえず書いて去ろう。こわかったよお。次の日熱がでました。

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Masudaさん 投稿者:フク  投稿日:06月29日(火)08時50分42秒 seigate2.sei.co.jp

メール下さいまし。

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安心するのは早かった 投稿者:中島晶也  投稿日:06月29日(火)07時46分40秒 kdm2-p183.hi-ho.ne.jp

>東様
 メール拝読しました。
 昨夜はさっさと寝てしまったので、これから策を練ります。

>土田様
 私は3年前に2日だけロンドンに行ったことがあるのですが、時間がないの
で本屋と玩具店と帝国戦争博物館(←実は戦車フェチなので)にしか行きませ
んでした(笑)。

 英国で最大級の書店でも、古典ホラーはM・R・ジェイムズやレ・ファニュ
みたいなメジャーなのしか置いていなかったです。古典に関しては、ちょっと
大きめの本屋なら国書刊行会の本が置いてある日本の方が、恵まれているかも。
そもそも並んでいる本の大半はペーパーバックだったし、ハードカバーは注文
して買うものだということになっているみたいですね。

 意外な穴場はSFショップのFORBIDDEN PLANETで、たぶんロンドン中でいち
ばんホラーの新刊が豊富な店だと思います。アーカムハウスの本なんかは、こ
こにしか置いていなかったですし。これからロンドンに行かれるホラーな方に
はお勧めです。

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イギリス 投稿者:土田裕之  投稿日:06月29日(火)01時36分55秒 E174170.dion.ne.jp

先日、2週間程イギリスへ行きました。
家族と一緒だったので、本屋へはほとんど行けなかったのですが、
街の本屋ではショーン・ハトスンやブライアン・ラムレイ等が目に付きました。
(もちろん、キング、クーンツ、ハーバートも大量にあったけど)
中にはグラハム・マスタートン(マニトウ!)等もありました。
ちゃんとホラーというコーナーがあり、さすがイギリスでした。
(空港でもハーバートの空港限定バージョンみたいのがありました)
古典はなかったけれどラヴクラフトの4巻本選集?があったのが、
印象的です。
自分は英語が苦手なので、結局買わなかったのですが、日本でもどんどん
紹介して欲しいものです。
10年ほど前、東京創元社で刊行予定だったランズデイル「Drive in]と
ストラウブ「Shadow Land」はどうなったのかしら。楽しみにしてたのに・・・。

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西村寿行など所詮オヤジだとは思いつつも 投稿者:稲葉振一郎  投稿日:06月29日(火)01時04分16秒 gamma.alphalink.com.au

『蒼茫の大地、滅ぶ』はやっぱり傑作だと思うのであります。

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みなさん復活おめでとう 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月28日(月)23時11分59秒 tokyo17-50.m.nttpc.ne.jp

えー、伯爵攻めはほぼ完了、ゲラはついにあと一冊、復活は近いぞ!
解説二本では、いずれも「モダン・ホラーとモダンホラーの違い」について言及
しました(笑)。

東様
いや、私もボードビリアン・・・じゃなくてボードリーダーとして名前が出ていた
ので、つい行ってしまったのですよ。それで説教するのは論理的に絶対おかしいの
だが(笑)。この件はこれでおしまい。

管理人様
失礼しました。できれば、ダミーのメールを一本送っていただけませんか?
(間違えて消してしまったんです)。すぐ返信できるので。

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ようやく脱出! 投稿者:Masuda  投稿日:06月28日(月)21時43分28秒 cust1-gw-28-47.tokyo.jp.psi.net

というわけで、地獄界から戻ってしばらくボーッとしてたら、恐怖の会への
申し込みが打ち切られてた(泣)。突然行けなくなるという可能性もまだあ
るんだけど、もう一人なんとかならないですかねえ(>フク様)

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とりあえず落ち着いたみたい 投稿者:中島晶也  投稿日:06月28日(月)20時06分21秒 kdm2-p180.hi-ho.ne.jp

>東様
 ご迷惑、ご心配をお掛けしました。
 やはり、愛がありすぎたのが苦戦の原因となったようです。

>倉阪様
 というわけで、今夜から『死の影』を読ませていただきます。

>シェヴァイク様
 お気遣いどうもありがとうございます。
 休みの日も家に籠もりっぱなしだったので、シーボーズどころかスカイドン
になってしまったかも(笑)。

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約一週間のご無沙汰です 投稿者:××なSF人妻  投稿日:06月28日(月)16時39分51秒 proxy2.teleway.ne.jp

東 雅夫さま。

> はい、それはもう「書店員日記」時代から愛読しておりまっせ〜(小生も学生時
>代ずっと本屋でバイトしていたので、実によく「わかる」話題が多くって)。あっ、
>それから某オリジナル・アンソロジー・シリーズをめぐる、大きな声では言えない
>御発言など、何度も深くうなずいちゃいましたね(笑)。
> ところで、せっかくの機会なのでひとつ質問。『屍鬼の血族』に関する御言及
>(ありがとうございまーす)中の「巷間のトレンド」って、具体的にはどういう傾
>向を指すのですか?

 あーしまった。余計なこと書くんじゃなかった……と後悔しても、書いた本
人はよく覚えてませんので、口から出任せでしょう、きっと。胡散臭い有閑主
婦の言うことなど信じてはいけません。誰も読んでないと思って好き勝手書い
てるだけですから。とほほ。
 しかしこう見られているとなると、迂闊なことは書けないなあと思いつつ、
じゃあ嘘八百並べてみようなんてイケナイことも考えてしまいますが。

 ただまあ言い訳しておきますと、トレンドではないにせよ、ホラーにしても
ミステリーにしても、世間ではブームだそうです――本当にそうなのかは知り
ませんが。そのため取っつきやすい方がいいからか、最近のアンソロジーは初
級者向けが多いように感じてます。野球で言えば直球を中心とした配球かな。
 で、そう考えてみると『屍鬼の血族』は中級者以上向け、変化球の多い投球
内容だと思ったのですが、どうでしょう?
 三島の「仲間」や綺堂の「一本足の女」など、かなりの変化球でしょう。私
の周りを見渡しての話になってしまいますが、特に「仲間」は普段ホラーを読
んでない子は、これが吸血鬼物に入っていてもピンとこないと思います。
『血と薔薇のエクスタシー』収録の戸川昌子「黄色い吸血鬼」なんて、変化球
どころか魔球ではないでしょうか(笑)。
 そういえば早川の吸血鬼アンソロジー『血』収録の篠田節子「一番抵当権」、
あれも魔球ですね(大リーグボール2号かな。いや、消える魔球かも)。女の
方が残酷なんですかね、やっぱり(笑)。

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てなわけで 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月28日(月)14時30分53秒 cse33-27.tokyo.mbn.or.jp

 一件落着したので(笑)改めて。
T劇の堕天使 様
 はじめまして。篠田節子さんはデビュー作の『絹の変容』を構想中、寿行の『滅
びの笛』と『蒼茫の大地、滅ぶ』を読み、深甚なショックを受けられたそうです
(詳しくは本日発売『ホラーを書く!』の篠田節子インタビューを是非、御参照く
ださい)。ですから、まずはこの2冊から入られるのがよろしいかと(ちょうど文
庫も再刊されたみたいですし)。
 そのほかモダンホラーとのからみでマークすべき作品というと、初期の『悪霊の
棲む日々』、時代物の『怨霊孕む』、連作集『鬼』あたりをまずは押さえるべき、
かなあ。
 なお角川文庫版『デビルズ・アイランド』解説に、小生の寿行観の一端を記して
おりますので、よろしければそちらも御高覧いただけると幸いです。

中島様
 先ほど原稿拝受。本当にお疲れさまでした。
 委細は追ってメールにて。

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おっとニアミス 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月28日(月)13時22分23秒 cse33-27.tokyo.mbn.or.jp

 津原泰水さんの新刊『蘆屋家の崩壊』(集英社)、面白いのは登場人物だけじゃ
ありません(笑)。詳しくは追って書評で書きますが、敵ながら(←大森掲示板参
照)アッパレなり。オンナの趣味は悪いけど小説は上手いんだよなー。
 あ、それから装幀が抜群。カバーのタイトルと著者名のたたずまいなんて、思わ
ず陶然としちゃいましたよ(ただ、この背景色に背文字銀箔ってのは冒険かも!?)。
いろいろお疲れサマでした(笑)>C塚様

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終わった? みたいね(笑) 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月28日(月)13時02分31秒 cse34-42.tokyo.mbn.or.jp

櫻井 様
 いやはやどうもです。
 もはや、まともな減らず口すら叩く余裕がないみたいっすね、アレは(笑)。
 別にバトルなんかしたかなかったのですが、この掲示板がアレを出入り禁止にし
た経緯については、小生いささか責任を感じているので、出張してきました(出過
ぎたマネでしたらお許しを)。
 え? 掲示板と新刊の宣伝をしに行っただけじゃないか、って!? ドキッ。

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締め切りぃ 投稿者:フク  投稿日:06月28日(月)12時48分43秒 seigate2.sei.co.jp

フクです。

第二回恐怖の会、受付を終了しました。最終参加者は二十名前後の予定です。
参加表明された方には別途メールにて御連絡します。

http://www.din.or.jp/~fukuda/

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津原さんの新作 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月28日(月)12時41分21秒 nereid.interware.co.jp

朝の新聞広告をみていたら、津原さんの新作、
「豆腐好きのオレと、伯爵というあだなの怪奇作家が遭遇する怪奇な事件」
(うろおぼえな引用)らしい。
登場人物はおもしろそうです(笑)

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あれまあ 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月28日(月)12時21分18秒 nereid.interware.co.jp

東さん、こんどは青山さんとこでバトルしてるのね。でも、あいもかわらず、向こうは
前回のリピートになっちゃってる。
というのは、オフ会のねたふり。今回の恐怖の会はおもしろくなりそう。わくわく。

倉阪様
 原稿、会社の方に届いてました。今日確認しました。今晩、更新いたします。
 (休肝日だし(笑))

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あ〜びっくりした 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月28日(月)03時34分22秒 cse34-10.tokyo.mbn.or.jp

倉阪様
 だ〜か〜ら、ほっといてと言ったのにぃ(笑)。
 でも……ちょっとこの叱咤は感動モンですな、いい人だよまったく(ムダだとは
思うけど)。

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ただ今、青山掲示板にて交戦中 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月28日(月)01時25分36秒 cse34-58.tokyo.mbn.or.jp

 につき(笑)、寿行作品の件については、追ってまた。ゲームブックのことは小生よく知りませんが……>倉阪様&T劇の堕天使様
 なお、言わずもがなかとは思いますが、今回のバトルは、くれぐれも「無視」して
くださいますよう(それどころじゃないよね〜>中島様ほか若干名様)。
 小生のせいで他の方を煩わせるのは、もうこりごりですので。

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闇に潜みしは誰ぞ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月27日(日)23時23分46秒 tokyo14-38.m.nttpc.ne.jp

T劇の堕天使さま

>そういう訳で私にとっての「赤い額縁」は、素晴らしくリアリティに溢れた作品
>でした。

ありがとうございます。かなり偏ってますね(笑)。

>私もシャープのSERIEを使っているので、

おお、これは珍しい! 皆さん、SERIEは下手するとパソコンより高いワープロで、
ハードディスクが「本棚」と「引き出し」になっているのがいいんですよ。

西村寿行の最高傑作は「蒼茫の大地、滅ぶ」でしょうね。このあたりは東さんも
専門なので、ゲームブックも含めてレスがあるでしょう。
ちなみに、お兄さんの西村望も好きです。「もう日は暮れた」って品切かな?
救いがなくていいのですが。

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君よ憤怒の河を渡れ 投稿者:T劇の堕天使  投稿日:06月27日(日)20時21分55秒 p51-dn04kitafuse.osaka.ocn.ne.jp

倉阪様
 遅ればせながら、「赤い額縁」拝読いたしました。
マニアックなネタやアナグラムも楽しいですし、二転三転する構成も、
かなり怖かったです。ホラーとホラー・アクションの違いとゲームブ
ックのくだりが、非常に説得力があったと思います。
 十年程前ですが「暗黒教団の陰謀」という「クトゥルー」をベース
にした日本製のゲームブックをやりまして、当時の他の作品と比べて、
遥かに死亡率が高かったのが印象に残っていました。その時はそれを
不可解に感じたのですが、Lの章を読んで、腑に落ちてしまいました。
あの異常な難易度と死亡率、そして上手くいっても脱出するだけの、
カタルシスに欠ける展開は、ホラーとホラー・アクションのこの作者
なりの妥協点だったのだろうと、今にして思ったわけです。
 あと、私もシャープのSERIEを使っているので、429にデータが
入るわけがないというのも、かなり真に迫るものを覚えました。
 そういう訳で私にとっての「赤い額縁」は、素晴らしくリアリティ
に溢れた作品でした。読んでよかったと思います。

>篠田節子さんは西村寿行の影響を受けていますよね。
 同意を求めていただいて恐縮ですが、実は読んだ事がありません。
世代がまるで違いますので・・・。とりあえず「憤怒の河」は買い
ました。他にお薦めがありましたら、教えて下さいませ。

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第二回恐怖の会(募集最終案内) 投稿者:フク  投稿日:06月25日(金)12時42分20秒 seigate2.sei.co.jp

第二回恐怖の会、現在十四名の方に参加表明を頂いております。
そろそろ人数を確定させようと思いますので、申し込みの締め切り日を

6月28日、月曜日昼12:00まで、

とさせて頂きます。申し込み方法などは下記を御参照下さい。
女性大歓迎(と、皆さん言っておられます(笑))
参加者には、締め切り後に別途御案内をメールにて差し上げます。

> 第二回恐怖の会、開催要項です。日付など決定しました。
>
>  日付 七月八日木曜日(黒猫ミーコの一日遅れのバースデイ)
>  時間 18時30分〜
>  場所 高田馬場近辺
>  予定 一次会を居酒屋で開催します。二次会は恐らくカラオケになる見込み。
>     (第一回恐怖の会のパターンを踏襲することになりそうです)
>  会費 一次会五千円程度。
>
>  参加申し込み fukuda@kyogoku.com 宛に参加を希望する旨必ずメールにて「お名前」
>         「連絡先メールアドレス」を明記の上、連絡を下さい。掲示板等で参
>         加表明されるのは構いませんが、私が見落とす可能性があります。ま
>         た、詳しい内容につきましては個別にメールで御案内させて頂くこと
>         になります。(詳細は掲示板には発表しません)
>
> 掲示板等にて既に御表明頂いた、管理人さん、倉阪さん、浅暮さん、東さん、溝口さん、
> KIYOKA-CHANの六名につきましては、改めての連絡は結構です。
>
>  注意 お店の都合もありますので、参加者がある程度集まった段階で申し込みは締め
>     切らせて頂く予定です。希望者はお早めの御連絡を御願いします。
>
>  尚、不明の点、相談などございましたら、私までお気軽にメール下さい。

http://www.din.or.jp/~fukuda/

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>石堂さま 投稿者:小森健太朗  投稿日:06月25日(金)02時28分31秒 cs2f129.ppp.infoweb.ne.jp

石堂さま
読んでる外国文献は英語だけですが、ルーミーの著作は全部あります。読んだのは
一部ですが。
前に壮神社から私が訳書を刊行したカリール・ジブラン、ナイーミあたりも、分類として
は宗教文学に含まれる作家かと。イスラム圏の作家ですが、そのあたりの神秘主義、宗教文学
がぼくの守備範囲でキリスト教圏の神秘主義は、ちょっと守備範囲から外れます。
グルジェフの『ベルゼバブ』も宗教文学に含まれるかな(?)。SFではないかとも思いますが。
http://member.nifty.ne.jp/k-komori/

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中央線ファンタジー!? 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月25日(金)00時44分47秒 cse33-53.tokyo.mbn.or.jp

浅暮様
 ああ、そういえば(笑)。あまり具体的な御住所が分かるのはナンですから、
「その近辺かと」ってことにしときましょう。林さんの中央線沿線への愛着は
『世界の果ての弓』にも、よくあらわれていましたよね。
 小生も国立、国分寺、武蔵小金井あたりの『武蔵野夫人』な(!?)界隈は大
好きで、「ハケ」沿いの道をふらふら散策したりしたものです。住んだことは
一度もないんですけどね。

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ご近所でしたか 投稿者:浅暮三文  投稿日:06月24日(木)02時20分58秒 n1.interlink.ad.jp

東様
日記、拝読しております。先日、林巧さんとお会いになられたとか。「世界の涯ての弓」の林さんですよね。
国立駅ですか、というと林さんは国立辺りの方なのですか。驚き! というのも僕も国立の大学反対側なので。
同じメフィスト倶楽部(出版界ではご先輩に当たりますが)で同時の林さんが、町内会だったとは。グレ拝

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さあレスだレスだ。 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月23日(水)13時37分35秒 cse33-79.tokyo.mbn.or.jp

楽志様
 レスが遅れてごめんよー。

>これの第二回分ってのも出ていたんでしょうか?

「幻視の文学1986」は単行本ではなく、『小説幻妖』(というマニアな雑誌を
むかーし昔出していたのよ、たぶん楽志くんが生まれる前、恐竜とかが地上を跋扈
していた時代に/嘘)の2号目に掲載しているのです。このときの入賞者の中に、
あの芦辺拓センセイがいるのは有名な話(でもないか)。

>いまぱらぱらと眺めてますが、なんかすっげーおもしろそうです。入選作品をか
いた方はいまでも活躍されてるんでしょうかね。

 そうですね、牧野みちこ(=牧野修、しかしなんちゅー筆名!)さん以外では、
第一回受賞者の加藤幹也さんは現在、高原英理の筆名で文芸評論家として活躍のか
たわら、別の名前で小説も手がけてらっしゃいます(昨年度のホラー大賞でも本当
に惜しいとこまで行ったのだが……鬼さん同様、いずれ表舞台へ出てくる人だと期
待しています)。
 こういう既成作家と新人賞入選者の腕比べ、みたいなオリジナル・アンソロジー
って、けっこう面白い試みだったんじゃないかと自分では思っているんですが。ど
こかでやってくれないかな〜(と他人事のように言う)。

倉阪様

>なんだかなあ、って感じですね。そろそろ反論があるかと身構えてたのに。

 いやはやまったく。例の「幻想ブンガク」に関しては、超絶ぶっとんだ釈明(?)
があるのですが、まあこれはオフな場で、小生による「要約」の形で(笑)お伝え
いたしましょう。爆笑確実乞御期待!

しょーじ様
 あれこれと御購入、誠にありがとうございます。
 オフ会の席でお目にかかれるのを楽しみにしております。

SF人妻様
 はい、それはもう「書店員日記」時代から愛読しておりまっせ〜(小生も学生時
代ずっと本屋でバイトしていたので、実によく「わかる」話題が多くって)。あっ、
それから某オリジナル・アンソロジー・シリーズをめぐる、大きな声では言えない
御発言など、何度も深くうなずいちゃいましたね(笑)。
 ところで、せっかくの機会なのでひとつ質問。『屍鬼の血族』に関する御言及
(ありがとうございまーす)中の「巷間のトレンド」って、具体的にはどういう傾
向を指すのですか?

福井様
 ありがとうございます。フッ、思えば長い道のりであった……(って、おめーが
勝手に長〜くしたんだろー、とフカサワの怒りの回し蹴りが飛んできそうだな)。

石堂様
 で? 例の『セレファイス』をめぐる件は書かないの? 重要な問題だと思し、
ホラー掲示板でこそ語られるにふさわしいテーマなんじゃないかなぁ。

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もう1回宗教文学について 投稿者:石堂藍  投稿日:06月23日(水)08時46分39秒 B133143.dion.ne.jp

小森様
 スーフィズムにお詳しいのですね。キリストの死体が……というミステリーをお書きになったのも
宗教絡みの興味からなのですか。
 スーフィズムから攻めるのなら、神秘主義って手もありますよね。ルーミーは本当に素晴らしいですよね。
私は外国語がたいへんに苦手で、翻訳ものの知識しかないので、他の文献についてもいろいろと
教えていただければと思います。
 神秘主義ならスペイン系も凄くてすきです。暗い狂気を感じさせるあの神への傾倒……。
 というわけで、その節は、いつになるかわかりませんが、よろしくお願いします。

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こらー! 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月23日(水)02時25分18秒 cse34-89.tokyo.mbn.or.jp

 生きていたのか……フカサワ!
 うーん、本書のフィナーレを飾る小池真理子インタビューの直後に、八ヶ岳山麓
に埋めてきたと思ったのに……まったく殺しても死なないゾンビ・エディターめっ。
 だいたい「恐れを知らぬ(笑)インタビューを堪能」って、おまえよぉ〜、誰の
せいでそうなったと思ってるんだー。日本を代表するあの作家やこの作家に、「ラ
ンパブの女の子の尻と胸とどっちが好きなのか?」だの「『死の泉』のヘルムート
とゲルトは、どっが受けでどっちが責めか?」だの「○○○○○先生――ああ、と
ても怖ろしくて実名は書けない……知りたい人は来週、本屋へ走れ!――は性欲過
剰なのか?」だの、純情可憐なインタビュアーが卒倒するような質問を連発したホ
ラーな担当編集は、誰なんだあぁぁぁ〜。
 ……とまあ、そんなこんなもありましたが(苦笑)、全体としては、「ホラーを
書く」という、文学の中でもとりわけ困難な営みに最前線で挑み続ける10人の書
き手のホンネにぎりぎりまで肉迫した、真摯なドキュメント&スリリングな現場中
継になっているのではないかな、なっているといいな、と思います。
 なにとぞ御贔屓に!

 そ、それはそうと、このビレッジセンター版の広告の煽りには……ちょっと、赤
面(笑)。

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了解です 投稿者:福井健太  投稿日:06月23日(水)00時23分47秒 cs1y444.ppp.infoweb.ne.jp

 あの「ホラーを書く!」がついに完成したんですね。おめでとうございます。

 >浅暮さま&倉阪さま
 了解致しました。それでは正々堂々と返り討ちにして差し上げましょう。

 >溝口さま(見てるかな?)
 というわけで、左手の指を1本立てていたらワンズ、2本ならピンズ、3本ならソーズ、
4本なら字牌ということで。よろしくです(だからやめなさいって>自分)。

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『ホラーを書く!』ができました! 投稿者:深澤真紀  投稿日:06月22日(火)21時24分17秒 tkyo3516.ppp.infoweb.ne.jp

 東さんの日記にも登場する、
 『ホラーを書く!』(ビレッジセンター出版局)が、
 やっとできました(3月刊行予定だったのにねえ〜>東さん)!
 書店には、来週並ぶ予定です。
 豪華なゲストと、本書でなければ読めないスゴすぎる話が満載です!
 東さんの恐れを知らぬ(笑)インタビューを堪能してください。
 なお、本書に登場するフカサワは実在の人物とは一切関係ございません(笑)。
まずはお買い求めのうえ、ご確認くださいませ。

         「遊星からの編集X・フカサワ」(?)こと、
               タクト・プランニング 深澤真紀

 『ホラーを書く!』
 朝松健、飯田譲治、井上雅彦、小野不由美、菊地秀行、
 小池真理子、篠田節子、瀬名秀明、皆川博子、森真沙子
 インタビュー:東雅夫
 ビレッジセンター出版局
 定価(本体1,600円+税)

 ビレッジセンターの出版案内もご覧下さい。
 http://www.villagecenter.co.jp/book/ippan/kaku.html#horror

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Re:いま明かされる幻想文学の真実!  投稿者:SF人妻  投稿日:06月22日(火)16時09分49秒 proxy2.teleway.ne.jp

 まさか読まれていたとは……

>宇都宮方面の新規取引店開拓には、当分うかがえそうもないのですよ〜(毎号山尾
>悠子作品を載せたら、毎号2冊ずつ買ってくれますかー? ありがとうございまー
>す!)>怪しいSF人妻様

 そ、その件に関しましては夫と相談してみませんと……
(妻の逃げ文句の常套手段。責任は自分にあらず。とっても便利)

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レスです 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月22日(火)14時14分48秒 tokyo13-44.m.nttpc.ne.jp

浅暮さま
了解しました。通しをやるまでもなくリベンジできるでしょう(挑発)。

T劇の堕天使さま
篠田節子さん(ミーコのファン)は西村寿行の影響を受けていますよね。私も百冊
くらい読みました。確かに主人公がキレるところに共通点があるかも。

治田さま
「ホラーなのにどうしてアナグラムを作っているのかな」と首をかしげながらやって
おりました。病気かも(笑)。

しょーじさま
ご購入ありがとうございました。軽い気持ちでご参加ください。

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暗く好もしいもの 投稿者:西崎  投稿日:06月22日(火)11時55分05秒 dp0-56.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

倉阪さん

 古典SF研究会はちょっと難しいかもしれません。あの会の地味で仄暗い雰囲気はけっこう
好きなのですがね。N山氏はしかしサイン好きですね。S社のゲラまだ手をつけられません。
なんだか昔のものなのでしゃべり方とか変えたくなります。今月末までは何とかしたいので
すが、締切が三つ重なっています。困ったものです。

             恐怖の会ぽっかりと予定があいたな、どうしよう 西崎 拝

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福井様へ 投稿者:浅暮三文  投稿日:06月22日(火)03時19分08秒 n1.interlink.ad.jp

あっと、書き忘れましたが、長野には2日から入っています。入っていますが、ホテルにいるのは夜に
なります。野尻さんと川に竿を持っていって、うろうろするもので。遊んでばかりで済みません。グレ拝

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リベンジ 投稿者:浅暮三文  投稿日:06月22日(火)03時16分02秒 n1.interlink.ad.jp

拝啓、倉坂様、福井様
前回のリベンジをせびやりたいですね。紙パイは必要ないでしょうが。SF代表としては溝口氏が受けて立つと先日、豪語
しておりましたです。ということで、符号は頬に指がリャンウーパー、顎ならサブローキュウ、鼻ならイースーチー。なん
て、いけませんね。ところで倉坂様、私もかつて文学界で一時選考に残ったことがあり、純文志向が未だに抜けきって、
おりません。だからついつい、酒が入ると文学とはなんて風呂敷を広げてしまって、さめてから反省の日々となってしまいます。
大森さんの時も酒が入ってました。失礼、深謝。最終選考敗退の経験は小説新潮新人賞のツツイ、イノウエ二氏の時代にも。

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感想はこっちですか。 投稿者:T劇の堕天使  投稿日:06月22日(火)00時38分21秒 p28-dn08kitafuse.osaka.ocn.ne.jp

図に乗ってこちらの掲示板にも進出します。

倉阪様
 死の影、拝読いたしました。
 読む前は、「唐崎」氏が逆上してマンションを破壊してまわる話を
想像していたのですが(かなり歪んだイメージですね)、近接戦闘用
日用品をフル装備するあの人の逆上っぷりは、かなりぞくぞくしまし
た。次は二穴パンチも使って欲しいです(笑)。しかし、やはりこれ
は倉阪先生ならではの作品ですね。マンションに漂う空気が何ともい
えないです。
 キレると言えば、篠田節子氏の作品で男性が主人公の物(アクアリ
ウム、聖域、ハルモニア他)、どの作品でも必ず主人公が逆上して仕
事を辞め、破壊活動に走るところが大好きなんですが、倉阪先生はお
好きですか?

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死の影は… 投稿者:治田豪和  投稿日:06月21日(月)22時44分40秒 TKZcc-05p12.ppp.odn.ad.jp

 倉阪様
 「死の影」購入、読了いたしました。
 アナグラムの鬼、実力発揮! といったところでしょうか。やっぱりあの、
絶えず夕暮れ時のような、文体に漂うもあんもあんとした雰囲気は倉阪
さんならではであります。「彼の名前」がいいです(笑)。あとC塚さんもおっ
しゃっていた殺人鬼が意外かつ秀逸(ビジュアル的にも凄いのが想像しや
すい)。個人的には155, 156ページのような怪しげな表現がもっと沢山あっ
た方が…「一般向け」ではなくなる!?
 次回作も、期待しております(アナグラムも)。

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はじめまして 投稿者:しょーじ  投稿日:06月21日(月)22時41分35秒 PPP16063.win.ne.jp

はじめまして、しょーじと言います。
ここでのお話し、大変勉強になります。ついていくのに、精一杯ですが‥‥。

こちらで初めて「幻想文学」を知り、55号購入し、
続けて「モダンホラー・スペシャル」も購入しました。うーん、勉強になります。
それに品切れだと思っていた『地底の鰐、天上の蛇』も購入!出来ましたし。

第二回恐怖の会、参加させていただきますので、その時にでもご教授お願いします。

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上から順番に 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月21日(月)22時24分09秒 tokyo17-34.m.nttpc.ne.jp

C塚様
私の長篇では必ずどこかにミーコが出るのです(笑)。カラオケのときに
連れて行きましょう(ミーコも歌うんですよ)。

松本様
いや、私は「特殊小説家」だから、ああなるんですよ(笑)。
一発で獲る人もいるんだから。

フク様
ご苦労様です。ミーコが楽しみにしています。

西崎様
今週の土曜日は古典SF研究会です。私も多忙なのですが、N山さんにサインを
せねばなりませんので参ります。某社のゲラは進んでおりますか?

東様
なんだかなあ、って感じですね。そろそろ反論があるかと身構えてたのに。
まあ、そのあたりはオフ会で。

GAKU様
ご購入ありがとうございました。

さて、例のキングの事故ですが、新聞報道を見ると「モダン・ホラー」と
中黒を入れていますね。投書してやろうかな(笑)。

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おお、買わせていただきます(^o^)m>『消えた太陽』 投稿者:C塚  投稿日:06月21日(月)20時13分07秒 wall.shueisha.co.jp

ところで、『死の影』拝読いたしましたm(_._)m>倉阪さま。
黒猫のミーコちゃんだぁ……なんて些細なとこで受けてどうする(笑)>自分。
例のアナグラム3つ、私はひとつしか気がつきませんでした(;_;)。
あの殺人鬼はいいなぁ……(笑)←ネタバレになるので奥歯にものの挟まったような
表現になっちゃう。お許しを。
正体はなんとなく分かったのですが、ラストの扮装なんか最高ですね。
後半のスピーディな展開もよかったけど、わたし的にはあの「洗脳」が
とってもキモチわるくてよかったです(笑)。

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「幻視の文学1985」 投稿者:松本楽志  投稿日:06月21日(月)19時37分33秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

金がありませんので、行けません。
電話で乱入したいです。
どなたか、携帯電話の番号を教えて下さい。
しくしく。

>東さま。
今日古本屋で「幻視の文学1985」という本を発見しました。
どうも第一回幻想文学新人賞の作品集みたいですが、
これの第二回分ってのも出ていたんでしょうか?

いまぱらぱらと眺めてますが、なんかすっげーおもしろそうです。
入選作品をかいた方はいまでも活躍されてるんでしょうかね。
……ていうか牧野修さんが書いてるじゃないですか!
さっそく読まねば。

>倉阪先生
日記拝見しました。絶句。
あれくらい経験がないとやっていけないのか……
がんばろう……

死の影、まだ手に入れられず(しくしく)
かわりに『地底の鰐、天上の蛇』を注文滑り込みでゲット。
読みたい本が多すぎますね……。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/

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第二回恐怖の会について 投稿者:フク  投稿日:06月21日(月)12時42分19秒 seigate2.sei.co.jp

第二回恐怖の会、開催要項です。日付など決定しました。

 日付 七月八日木曜日(黒猫ミーコの一日遅れのバースデイ)
 時間 18時30分〜
 場所 高田馬場近辺
 予定 一次会を居酒屋で開催します。二次会は恐らくカラオケになる見込み。
    (第一回恐怖の会のパターンを踏襲することになりそうです)
 会費 一次会五千円程度。

 参加申し込み fukuda@kyogoku.com 宛に参加を希望する旨必ずメールにて「お名前」
        「連絡先メールアドレス」を明記の上、連絡を下さい。掲示板等で参
        加表明されるのは構いませんが、私が見落とす可能性があります。ま
        た、詳しい内容につきましては個別にメールで御案内させて頂くこと
        になります。(詳細は掲示板には発表しません)

掲示板等にて既に御表明頂いた、管理人さん、倉阪さん、浅暮さん、東さん、溝口さん、
KIYOKA-CHANの六名につきましては、改めての連絡は結構です。

 注意 お店の都合もありますので、参加者がある程度集まった段階で申し込みは締め
    切らせて頂く予定です。希望者はお早めの御連絡を御願いします。

 尚、不明の点、相談などございましたら、私までお気軽にメール下さい。

http://www.din.or.jp/~fukuda/

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六月も末ですね 投稿者:西崎  投稿日:06月21日(月)11時37分47秒 dp0-10.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

 藤原さん、グリーンいよいよ出来たのですね、お疲れさまでした。やうやく完結
ですね。  
 中野さん、『東洋綺譚』といふ題で企画書を十年くらい前に作つて以来ずつと暖
めてゐる企画です、それは。フランク・オウエン(私は先日『クタニの妻』を購入
しました)、トマス・バーク、アーネスト・ブラマー、ドナルド・コーリー、サツ
クス・ローマーなどの存在しない東洋の嫋々たる美を湛えた作品を収録する予定で
す。しかしどこかに話を持ちこんでゐるといふわけではないので先の話になるでせ
うか。どなたかお金持ちの方が三百万ほど出してくれないものかとも思ひます。美
しい限定本が相応しいやうな気もしますので。いづれにせよ版元募集中です。
 GUKUさん、『第二の銃声』買つていただいたのですね。ありがたうございます。
楽しんでいただければいいのですが。

                              西崎 拝

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グリーン楽しみです 投稿者:中野善夫  投稿日:06月21日(月)07時06分48秒 myamagu.dent.kyushu-u.ac.jp

たうとう完結しますね。アレクサンドル・グリーンを手に取る日をずつと待つてゐまし
た。

話は変はりますが、先日フランク・オーウェンのTHE POCELAIN MAGICIANといふ本を買ひ
ました。まだ全然読んではゐませんが、誰か東洋趣味幻想怪奇短篇アンソロジーを編ん
くれないかなと思ひました。「誰か」って、例へば西崎さんのことですけど。

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『秘神』その後 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月21日(月)03時57分02秒 cse33-2.tokyo.mbn.or.jp

 過日は『秘神』関連ログ送付の件につき御協力を賜りまして、誠にありがとうご
ざいました。全員の方より御快諾をいただけましたので、小生の返信とともに送付
したところ、早速(!)、朝松夫人より御返事をいただきました。
 大変残念なことに、朝松夫人は電子世界での論議には関心がないそうで(だとす
ると前回のお手紙での言及は何だったんでしょうねぇ……)、公開書簡の申し出も
御承諾いただけませんでした。
 肝心かなめの『秘神』解題の問題点については、小生の返信中で、より直截に御
説明申し上げたのですが、残念ながら、全く分かっていただけない、というよりも
根本的な認識が一八○度逆転していることが判明、ちょっと愕然としてしまいまし
た。うーむ、小生が何のウラも取らずに、不用意に批判を文章化するような純朴な
人間だと思っているのかなー(笑)。
 というわけで、建設的議論もなにも、肝心の点に関してはカンペキな擦れ違いと
相なりました。この断絶の深さには、ちょっと暗澹たるものがあります。やれやれ。
 あ、いちおう念を押しておきますが、以上は朝松健氏本人が直接表明したことで
はなく、あくまで朝松夫人の御見解、なのですがね。
 いずれにせよ、「私信」として表明された意見に、当事者が不参加を表明してい
る場で一方的に批判を加えるわけにはいきませんので、この件に関してはこれで打
ち止めといたします。改めて、皆様の御協力に謝意を表します。

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こちらもちょっと宣伝 投稿者:藤原義也  投稿日:06月20日(日)18時58分59秒 tky2-p18.hi-ho.ne.jp

6月24日に〈魔法の本棚〉最終配本、
アレクサンドル・グリーン『消えた太陽』(国書刊行会)
が刊行されます。今世紀初頭のロシアが生んだ異色の幻想作家の、本邦初
の作品集。表題作は、ある大金持ちが気まぐれに貧乏な女から幼児を買い
取り、窓のない家で育てる。その子にはすべてをあたえるが、ただひとつ
太陽の存在だけは決して教えないよう使用人にも教育係にも厳命する。そ
して十数年がたったある日、金持ちは少年を庭に連れだした。生まれて初
めて見た太陽が地平線に姿を消したとき、少年がどうなるか、友人たちと
残酷な賭けをしていたのだ。世界が永遠に闇に閉ざされたと思って気が狂
うか、死んでしまうか、それとも……
他にもこうしたちょっと風変わりで、残酷で、ロマンティックな話が収録
されています。黒いラシャ紙の函に金箔押しが目印。函にあいた穴からは
ロシアの深い森が覗いています。書店にはいるのは都内で週末かも。
どうぞよろしく。

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ちょっと宣伝〜。 投稿者:C塚  投稿日:06月20日(日)16時09分23秒 csa2301.ppp.infoweb.ne.jp

6月25日に津原泰水さんの2冊目の本、『蘆屋家の崩壊』が刊行されます。
ホラー、というより「怪奇幻想」という言葉がぴったりの短編集。
『妖都』とはまた違った、津原ワールドが堪能できます。
みなさん、買ってくださいね〜〜〜(^o^)m。

宣伝でした。

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遅ればせながら 投稿者:笹川吉晴  投稿日:06月20日(日)03時09分03秒 tckw0514.ppp.infoweb.ne.jp

橋詰様

ごぶさたいたしております。
先日は『紋次郎』の解説に温かいお言葉、ありがとうございました。
最近はいろいろあって(笑)ちょっとナーヴァスになっているので、ほめられたりするといたく
感激してしまいます。
「時代小説が好き」と言うとおこがましくなりますが、時代劇は好きです。
ちなみに家の飼い猫は“紋次郎”という名前ですし、参院選のときは中村敦夫に入れました。も
ちろん政治家として信頼してのことですが。

中島様

お互いがんばりましょう。

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行ってきました 投稿者:GAKU  投稿日:06月19日(土)15時43分43秒 a024202.ap.plala.or.jp

>なお、石堂さんによると、「地底の鰐、天上の蛇」の在庫がなくなったそうです
>(状態の悪い本が数冊のみ)。入手希望の方は渋谷のブックファーストへ!

早速購入させていただきました。大学が休みの日に都心に出て行くなんて殊勝なことをした甲斐がありました。
僕が買った時点で残り3冊!(在庫はまだあるかもしれませんが)
『死の影』『トロピカル』も購入させていただきました。ゆっくり読ませていただきます。

今は西崎さんの訳されたバークリー『第二の銃声』を読んでおります。

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えー 投稿者:フク  投稿日:06月19日(土)15時19分29秒 ppp04-118.din.or.jp

あの、幹事逃げている訳ではございません(笑)
一応、「第二回恐怖の会」詳細は、月曜日に発表しますので、しばしお待ちを。

http://www.din.or.jp/~fukuda/

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いま明かされる幻想文学の真実! 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月19日(土)14時17分03秒 cse34-58.tokyo.mbn.or.jp

 え〜、とあるギャラリーの方より、この掲示板を見ていると『幻想文学』の発行
人と編集人は本当は仲が悪いのではないか? この雑誌の先行きが心配である、と
いう旨の御質問をいただきました。
 ハイ、実はそうなんですよ、お互いにスキあらばと虎視眈々……というのは嘘で
ぇ、本当はもうラブラブなの、というのも嘘です(笑)。
 何故このように意志疎通がはかれていないかといいますと、編集作業の期間を除
くと、めったに連絡を取り合うことがないからです。
 これには色々な要因がありまして――
(1)居住地が離れている(発行人は浦和/編集人は両国)
(2)生活サイクルが正反対(発行人は完全昼型/編集人は完全夜型)
(3)通信手段の問題(発行人はメール嫌いの電話好き、というと別に好きなわけ
ではなーい、と突っ込まれそうだな/編集人は電話嫌いの、というより仕事の電話
だけで手一杯なんだが、メール好き)
 というのが主要なところでしょうか。
 あ、ちなみに『幻想文学』の編集事務所というものは存在しません。企画編集作
業は編集人の「幻想文学企画室」で、編集制作実務は発行人の「アトリエOCTA」
で、それぞれ行なうという完全分業システムなんですね(原稿や校正ゲラとかのや
りとりは宅配便を活用)。
 ついでに申し上げておきますと、アトリエOCTAに営業部なんて気の利いたも
のは存在しません(笑)。昔は発行人と編集人が手分けして首都圏の書店回りをや
っていましたが、ここ数年は一部の直取店を除くとDMオンリーです。
 というわけで(まったく唐突ですが日記を拝読していたら目にとまったもので)
宇都宮方面の新規取引店開拓には、当分うかがえそうもないのですよ〜(毎号山尾
悠子作品を載せたら、毎号2冊ずつ買ってくれますかー? ありがとうございまー
す!)>怪しいSF人妻様

KIYOKA-CHAN 様
 恐怖の会、ぜひぜひ御参加ください。
 追って幹事のフクさんから詳細の発表が……あるんだろうか!?(笑)

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(無題) 投稿者:KIYOKA-CHAN  投稿日:06月19日(土)10時37分32秒 csa2347.ppp.infoweb.ne.jp

>東 様

早速の御回答有り難うございます。
成る程、手法をさしているわけですね。 解説が書かれていた時期を考慮していれば
”ぬかるみ”にはまりこまなかったのかもしれません。けれど、「モダンホラー」、
「モダン・ホラー」の漠然としたもやもやもすっきりしましたので嬉しいかぎりです。
ただ、もう少し「綺堂のモダンさ」については熟考しようと思います。

>発行人から「あれは古い時代の作品が多いから落としたんだったろーが、・・」

やはり、そうだったのですか。あの本は50年以前の作品にはなりますが「呪いの
蝋人形」が収録されたお気に入りの1冊なので、リストに載っていないのが寂し
かったのです。

昨日せっかく倉阪先生の『死の影』を買いに都心に出かけたのですが、行った
書店が悪かったのか、それとも全部売り切れてしまったのか買いそびれてしま
いました。 渋谷か紀伊国屋の南館にいけばよかったのですね。残念!!
ところで、恐怖の会。 末席にでも加えて頂けましたらうれしいのですが。
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愉快なHP 投稿者:拳死狼  投稿日:06月18日(金)20時34分49秒 od9.sharp.co.jp

良かったら見に来て下さい。

http://www.freepage.total.co.jp/akira7777777/tyt.html

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業務連絡など 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月18日(金)15時59分50秒 tokyo17-42.m.nttpc.ne.jp

藤原様
了解しました。これでまたゲラが二冊・・(泣)。

なお、石堂さんによると、「地底の鰐、天上の蛇」の在庫がなくなったそうです
(状態の悪い本が数冊のみ)。入手希望の方は渋谷のブックファーストへ!

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京都モノノケ紀行 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月18日(金)12時31分44秒 cse34-80.tokyo.mbn.or.jp

『ワールド・ミステリー・ツアー13 京都篇』(同朋舎発行・角川書店発売・本
体2000円)の見本が先ほど届きました。表紙は、胸の晴明印がラブリ〜な晴明
稲荷のお狐さん。
 小生は、例の「木娘」紀行を寄稿しておりますが、他に小松和彦、内藤正敏、安
村敏信、阿部正路といったお歴々や、〈怪〉な人たちや〈幻想文学〉な人たちなど、
にぎやかな顔ぶれ。企画編集人による巻末ガイドも相変わらず濃いです(笑)。
 店頭に並ぶのは25日過ぎとの事なので、なにとぞ御贔屓に!

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お詫びと訂正 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月18日(金)10時30分03秒 cse34-70.tokyo.mbn.or.jp

 あわわわ、前信の『モダンホラー・スペシャル』の件に関して、発行人から「あ
れは古い時代の作品が多いから落としたんだったろーが、このボケ!」というクレ
ームが。
 謹んでお詫びし訂正いたします。
 ああ、しかし、ホントに意志疎通が……(苦笑)。

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やはり噂は 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月17日(木)22時42分25秒 tokyo17-38.m.nttpc.ne.jp

溝口様
ご購入ありがとうございました。

>本日、渋谷のBOOK−1stに行ったのですが、なんと倉阪先生の『地底の鰐、天上の蛇』
>が山積みになっておりました。

その話、今週担当さんから聞いたのですが、やはり本当だったんですね(笑)。
関係者の方、ありがとうございます。
ついでに、紀伊国屋書店南館、書泉グランデ、芳林堂書店池袋店の関係者の方
にもお礼申し上げます(ほかにもあるでしょうが、目についた書店のみ)。

松本様

#逆に面白かったのでは、という気もしなくはない。

う、鋭いツッコミ。確かにそうかも(笑)。

小森様
ごぶさたしてます。石堂さんはたまにしか覗かないので気長にレスをお待ちください。
アンケートの「天狗」は「なるほど、この手があったか」と思いましたね。

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あう〜 投稿者:松本楽志  投稿日:06月17日(木)22時19分32秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

7月はまだ前期終わってないっスよ……
後半から夏休み……
がーん。かなり、行きたいんですけど7月は無理かな……。
そういえば、関西でやった場合って誰か来てくれるのかしら……
しくしく。

さて。ゆっくりしておりますが、
>復活した倉阪先生(ホラー気味)
りら荘ネタ

なるほど! それよくわかります!
手触りがすごく硬質というか、たしかにあの作品はそう言うところがあります。
当然ミステリ読みとしては解決編の綺麗さだけでOKなんですが、
おっしゃっておられることは十分納得できます。
「尼」のイメージには爆笑です。さすが怪奇作家だと感心してしまいました(笑)
#逆に面白かったのでは、という気もしなくはない。

>話変わって、日記は欠かさず拝見しています。
>来年の鮎川賞、期待してますからね(いや、マジで)。

うわあああ。これは身に余るお言葉です。
期待に添えるよう精進いたしますッ

あ、「偏執の芳香」書評やっとアップしました。
作品に負けないくらい大げさ。
倉阪先生とのやりとりのOKAGE、もといおかげです。
(って、こんなコトしてる場合ではないのか)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/

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『地底の鰐、天上の蛇』 投稿者:溝口哲郎  投稿日:06月17日(木)20時58分06秒 210.162.218.6

溝口@書物の帝国です。

あ、ぼくも参加したいです>恐怖の会。よろしいでしょうか?

本日、渋谷のBOOK−1stに行ったのですが、なんと倉阪先生の『地底の鰐、天上の蛇』
が山積みになっておりました。他の本(『妖かし語り』『怪奇十三夜』『活字狂想曲』『死の
影』)も山積みになっており、すべて買ってしまいました。これから読みます。楽しみがこれ
でまた増えました。

あと、ぶんか社の99年度版『このホラーが怖い!』も購入しました。巻末の東さんと宍戸
さんのアレ読まないといけないでしょうね。『屍鬼の血族』も買ったのですが、まだ読めて
いないのが痛いです。

ということで、お知らせまでに。

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綺堂怪談のモダンさ 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月17日(木)15時34分47秒 cse34-72.tokyo.mbn.or.jp

KIYOKA-CHAN 様
 はじめまして。
 お尋ねの件ですが、都筑道夫さんの解説が書かれたのは、いわゆる「モダンホラ
ー」の興隆以前ですので、この場合の「モダン・ホラー」は文字通り「現代のホラ
ー」もしくは「現代的ホラー」を意味します(この場合は後者でしょうね)。
 ちなみに中黒点付きの「モダン・ホラー」というタームは、平井呈一翁の『怪奇
小説傑作集2』の解説などでも使用されています。同解説の該当個所をご覧になる
と、「モダンホラー」以前の「モダン・ホラー」がどういう概念であったかを把握
できるのではないかと思います。
 で、「笛塚」のどこが「モダン・ホラー」か、という点ですが、これは都筑さん
御本人が解説で触れていらっしゃる(と思うのだが、今手元に本がないので確信は
ない)ように、因果応報を明示するのでなく、わざと怪異の因果関係を曖昧に、つ
じつまの合わない形に「語り留める」ことで、逆に不気味な効果を上げている手法
を指すのでしょう。
 御参考までに、旺文社文庫版『影を踏まれた女』の都筑さんによる解説(これは
名解説でした)から引用すると――
「つじつまのあわないところ、説明がぬけているところから、生じる怖さこそ、綺
堂の怪談の特徴であろう。容易に怪異を信じない現代人も、説明の欠けているとこ
ろを、自分でおぎなおうと考えているうちに、なんとなく怖くなってくるのだ」
 以上、カンタンですが御返事まで。

 あ、それから『モダンホラー・スペシャル』御購読なにびに御教示ありがとうご
ざいます。御指摘の本が抜けているのは……たんなる手落ちかと(笑)。
 失礼しました〜。

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教えて下さい 投稿者:KIYOKA-CHAN  投稿日:06月17日(木)13時09分09秒 csa2326.ppp.infoweb.ne.jp

はじめまして、いつも色々な情報、お話しともども楽しませて頂いています。
ついていくのが大変で苦労しているのですけれど。(^^;

さて、是非教えて頂きたいことがるのですが・・・。
少し前に、野村胡堂の『奇談クラブ』(桃源社・S.44年刊)を手に入れて岡本綺堂の
『青蛙堂鬼談』(綺堂読物選集・異妖編 上巻、青蛙房・S44年刊)と読み比べるという
贅沢に浸っていたのですが、『奇談クラブ』の解説で都筑道夫さんが「笛」を扱った
作品を例にあげて、「綺堂はモダン・ホラーなら胡堂はゴシック・・」 と 述べておられま
した。
ここで一寸困ってしまったのが、この「モダン・ホラー」という言葉。

私としては漠然と、手法は色々あるけれど「1950年以降のホラー作品」というのが
「モダン・ホラー」と考えていたのですが、上記の都筑さんの言葉によると作品の「タイ
プ」のことをいっておられるような感じがします。けれど何回読んでも綺堂の『笛塚』を
キングらに代表されるような「モダン・ホラー」とは思えないのです。むしろ『青蛙堂鬼談』
の名が示すとおり「鬼談」、つまりは「クラシック」なホラーという印象しか持てないの
です。そこで、どういう所が(この作品が)「モダン・ホラー」となるのかを教えて頂きたい
のです。

ところで、幻想文学の別冊「モダンホラースペシャル」、ほとんど発売と同時に読んでいる
のに今ごろ気づくなんてオオボケした奴ですが、作品別作家一覧表のR・ブロックの項で
『切り裂きジャックはあなたの友』(早川文庫S.54年)が載っていないの何故でしょうか?
確かに全13作品のうち半分は50年以前のモノですが。
それから、C・ウィルソンの『ロイガーの復活』は早川のモダンセレクションでも出版されて
いました。(既にどなたかからお話しがありましたら、すみません。)

「はじめまして」で色々いって申し訳ないのですが、よろしくお願いします。

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ごめ〜ん 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月17日(木)12時48分48秒 cse34-78.tokyo.mbn.or.jp

フク様&管理人様
 恐怖の会の日取りの件ですが、小生、7月7日は別件で終日拘束されるはずなの
で、出来れば他の日にしていただけると助かります。
 あ、それから5日もホラー大賞の授賞式なので厳しいですね(いや、有志で会場
に殴り込みをかける、ってんなら別にかまいませんが/笑)。

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取り急ぎ 投稿者:フク  投稿日:06月17日(木)12時39分46秒 seigate3.sei.co.jp

取り急ぎ、幹事の件、引き受けさせて頂きます。
何かと至らない点があるかと思いますが、皆様のご寛恕のほどを。

とりあえず、いくつか先に決定してから正式に参加希望者を募りたいと思っています。
掲示板に注意しておいて下さいませ。

http://www.din.or.jp/~fukuda/

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ノストラダムス記念:第2回恐怖の会 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月17日(木)12時22分56秒 nereid.interware.co.jp

フクさん、幹事を引き受けて下さい。お願いします。
日時は、7月7日(水)でどうでしょう。
ミーコちゃんの誕生日ですね。でも七夕だから混んでるかも。8,9,10でもいいですが。
恐怖の大王が降りてくる月でもあります(信じてない)。
参加希望者は、フクさんにメールするということでいかがでしょうか。
男ばっかりなのもなんなので、女性を歓迎することにしましょう。

おまけ:東さんもくるんだよ!Masuda君と一緒に来ればいいじゃん。
どう、Masuda君?

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ご返事ありがとうございます 投稿者:今松泰  投稿日:06月17日(木)05時02分33秒 pandora.kobe-u.ac.jp

石堂様

だらだらと長い場違いな発言に、丁寧なご返事をいただき誠にありがとうございます。
恐縮するとともに、大変感激しております。

宗教文学特集、鶴首して待たせていただきます。
『幻想文学』での今後のご予定(?)も本当におもしろそうなものばかりですね。
こちらのほうも楽しみに待たせていただきます。

ホラーやミステリーの読書量はいまだないに等しいも同然ですが、
それゆえに、これらの特集・記事は私にとって大変有益でした。
『幻想文学』は確実に私の世界を広げてくれています。
ただ読みたい本ばかりが増えて、読む量がそれに追いつかないのが我ながら悲しいのですが。

こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。

再び場違いな発言に終始してしまいました。申し訳ありません。
それでは失礼いたします。

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やっぱり 投稿者:フク  投稿日:06月16日(水)23時07分20秒 ppp04-024.din.or.jp

幹事は言いだしっぺがするもんでしょうか。
ただ、勤め人なので飲み屋集合、とかで良ければ引き受けます。
管理人さま、別途ご相談致したく、お願いします。
『死の影』買いました。明日から読み始めます。

http://www.din.or.jp/~fukuda/

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いろいろ 投稿者:福井健太  投稿日:06月16日(水)21時26分27秒 cs1y203.ppp.infoweb.ne.jp

 ようやく東京に戻ってきました。
 ……というわけで『死の影』が届いておりました。どうも有難うございます。えーと、
感想は近いうちに書くかもということで。うふふふふ(>倉阪さま)。
 7月2日から4日にかけては、僕も信州の方へ行っている予定です。ということは、
先にそちらでお逢いできるかもですね。よろしくです(>浅暮さま)。

 高橋葉介は媒体に応じて絵柄を使い分けているはずなので、適当な媒体さえあれば
「あの手」の作品を描いてくれる確率は高いかもしれませんよね。最近は量産しすぎて
いるような気もするのですが、ぼちぼちと初期のような幻想短編も描いて欲しいところ
です。うーむ。

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宗教文学と聞きまして 投稿者:小森健太朗  投稿日:06月16日(水)20時49分36秒 cs2f212.ppp.infoweb.ne.jp

こんにちは。こちらの掲示板でははじめまして。
最新号の「幻想文学」でアンケートにこたえている小森と申します。
「宗教文学」を特集するかもしれないという話題を目にしまして、
ちょっと発言したくなりました。イスラム圏のスーフィーの寓話集
にはかなり面白いものがありますよね。国書刊行会から去年聖者列伝
が刊行されましたが、その近刊予告にイドリース・シャーの「スーフ
ィー」が載っているのを見つけ、刊行を待望しているところです。
シャーには全編白紙の"THE BOOK OF THE BOOK"という怪作もありま
すが、
"THINKERS OF THE EAST"とか"WAYS OF THE SUFIS"あたりもかなり
面白い寓話が含まれています。その手の英語の本は結構収集しており
まして、ルーミーの「マスナヴィ」、サルマッド語録、ラビヤ伝、マ
ンスール伝、ジュナイド伝など、スーフィー文学の主要作はおさえて
おりますので、もしその分野に話が及びますれば、ぜひご用命くださ
い。
http://member.nifty.ne.jp/k-komori/

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レスです 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月16日(水)16時35分16秒 tokyo13-17.m.nttpc.ne.jp

C塚さま
オケの件、了解しました。ヤプーズはバッチリだよん。
書き下ろし、60枚で止まっているのですが(汗)、もう9人殺しました。
どんな小説になるのでしょうか。ふっふっ。

浅暮さま
こちらこそ失礼しました。いや、あんなえらい勢いで出てきはるとは思わなかった
ので、つい引いてしまいましたがな(笑)。
ところで、例のリベンジはあるのでしょうかねえ。

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倉阪様、ありがとうございます。 投稿者:C塚  投稿日:06月16日(水)15時32分57秒 wall.shueisha.co.jp

『死の影』お送りいただきまして、ありがとうございますm(_._)m。
さっそく拝見させていただきます。
「オケ」の方は、7月に入ったら……と番頭落合が申しております。
自らに課した課題曲は、ケイト・ブッシュの「嵐が丘」です(笑)←無理だって……(^^;)。
懐かし系&ホラー系しばりで行ってみようかと……(笑)。

またご連絡いたします。(お忙しいでしょうが、ウチの書き下ろしもどうか
よろしく〜〜〜)
ではではm(_._)m。

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宗教文学、なんてステキな…… 投稿者:石堂藍  投稿日:06月16日(水)12時47分01秒 B133197.dion.ne.jp

今松様

『幻想文学』のご購読本当にありがとうございます。
宗教文学特集、すばらしい響きですね。ぜひともやりたいです。
イスラムの聖者伝も、少しなら翻訳もあります。
この特集はたぶん売れないでしょう……。でも絶対にやりますから、気長に待っていて下さい。
私個人の希望としては、ハガードの連載が終わったら、血わき肉躍る冒険小説特集というのをやりたい、
それから幻想歴史小説の世界、というのと、幻獣、をやりたいんですね。
なにしろ売れそうなものが優先なので、ホラーとかミステリとかになっていますけど、ファンタジー
だって実はやりたいんです。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。

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言葉足らずで 投稿者:橋詰久子  投稿日:06月16日(水)10時17分52秒 oska1600.ppp.infoweb.ne.jp

倉阪さん
 すみません。あの人があの修羅場を乗り切ったことがすごいなあ(感心
するなあ)って言いたかったんです。またあわててしまったみたいでごめ
んなさい。留守電は了解でした。

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高橋葉介漫画など 投稿者:シェヴァイク  投稿日:06月16日(水)07時45分33秒 spider-pa014.proxy.aol.com

>ひるまのや様

 高橋氏の画風が戻ったように見えるのは、最近のメインの仕事が「学校怪談」
や女性漫画雑誌の読み切りなど、怪奇とコミカルさを両方盛り込んだ作品なので
敢えてそうしているように見えます。私も「夢幻紳士」怪奇編や外伝のあの凄い
ような絵は好きですが。

>中島 晶也様

 先日から忙しいとおっしゃられていた理由が分かりました。体調壊して怪獣地獄
ならぬ怪獣墓場のシーボーズにならぬようご自愛下さい(笑)。

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第二回について 投稿者:浅暮三文  投稿日:06月16日(水)04時40分07秒 n1.interlink.ad.jp

先日は大森掲示板で失礼しました、倉坂様。そしてお久しぶりです、皆様。二ヶ月ほど
パソコンがエンコしていて電脳空間と離れており、いつの間にいろいろなことが進んで
いるのやらと驚いております。下記、書き込みのあった第二回恐怖の会、ぜひ参加をさ
せていただきたく、久しぶりの掲示板への参加となりました。7月3,4日はSF関係はSF
大会ですので、できればそれを避けていただければ幸いです。グレ拝

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勇み足でした 投稿者:Masuda  投稿日:06月16日(水)00時49分19秒 cust1-gw-28-47.tokyo.jp.psi.net

倉阪様
 誠におっしゃるとおりでした。たしかにガセかもしれませんので、私のベネッセに
関する発言は取り消します。関係各位にもしご迷惑をおかけしていたら……まあ、ひ
とつ赦してやっておくんなまし。

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慎重にお願いしますよ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月15日(火)23時20分34秒 tokyo17-32.m.nttpc.ne.jp

Masuda様
確定情報になってからのほうがいいと思うんだけど・・・。
もしガセだったら大変だよ。不特定多数の人が見てるんだから。
あまり危ない橋は渡らないように。

管理人様
7月の第2週でしたらOKです。ちなみに7月7日はミーコの誕生日ですが。

今松様
ありがとうございます。若書きで恥ずかしいのですが。

橋詰様
(電話の続き)留守電にメッセージを入れてあるから不自然ではないと思います。

それにしても、みなさんお忙しそうですね。某依頼を断ったにもかかわらず(笑)、
私も多忙で本が読めません。ああ、ゲラがなくなるのはいつの日か。

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ギョーカイ情報 投稿者:Masuda  投稿日:06月15日(火)20時13分34秒 cust1-gw-28-47.tokyo.jp.psi.net

まだ決定的な情報を得ているわけではありませんが、ベネッセが書籍部門をとりつぶす
という噂が入ってきました。そのおかげで突然、仕事が消えた、というある筋からの情
報ですが、もし本当なら、福武文庫の怪奇もの・幻想ものは早めに入手されておいたほ
うがよろしいかと思われます。たしか、レ・ファニュやサンドラール、ホレーニアなど、
いつ復刊されるか見当がつかないものも多かったはずですし。また、新たな情報が入り
ましたら、お伝えします。(>みなさまへ)

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御礼など 投稿者:今松泰  投稿日:06月15日(火)14時08分57秒 pandora.kobe-u.ac.jp

こんにちは、はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいております

この掲示板で倉阪氏の「地底の鰐、天上の蛇」が今も入手可能であると知り、
電話で注文させていただいたところ、
早くも昨日届いておりました。
どうもありがとうございました。さっそく読ませていただきます。

「幻想文学」もたまたま書店で創刊号を目にしてからずっと講読しております。
留学で2年半ほど日本にいなかったときにでた分もバックナンバーを取り寄せてそろえました。
ただ31号だけは、日本に帰ってきた時点ですでに品切れになっており、
古本屋で必死になって探しましたが。(結局東京に住む知人が見つけて買ってくれました。)
あと創刊号は乱丁本なのですが、今頃いってもしょうがないですね。

もともと(友人によればかなり偏った読書傾向を持つらしい)
海外SFとファンタジー・幻想文学のファンですが、
「幻想文学」は常に私の良き読書ガイドでありました。
特集当時それほど関心がない分野でも、
あとになって役に立つことがしょっちゅうあるので、
本当に重宝しています。
このサイトとともに今後とも読者に有用な情報等を与えてくださいますよう、
ますますのご発展をお祈り申し上げます。

話は変わりますが、「幻想文学」で宗教文学や聖者伝の小特集などどうでしょうか?
翻訳はないですがイスラーム圏で書かれた聖者伝にも
物語的(説話的?)におもしろいものがありますけど。(やっぱり無理かな?)

場違いなことを長々と書いてしまい誠に申し訳ありませんでした。
それでは失礼いたします。
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第2回恐怖の会 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月15日(火)12時13分50秒 nereid.interware.co.jp

昨日、フクさんからメールが届きまして、そろそろ「第2回恐怖の会」(オフ会)開催の
リクエストがありました。いかがでしょうか>みなさま。7月上旬の開催でどうですか。
前回が4月上旬だったので、約3ヶ月ぶりのオフ会になります。
同時に、幹事を募集します
(前回は西崎さんが幹事を引き受けて下さいましたが、
いまお忙しそうですので、ご無理はいえないでしょう)

あら、↓面白そうだね、東さん

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速報! 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月15日(火)11時30分38秒 cse34-37.tokyo.mbn.or.jp

 中島さんに地獄の苦しみを味わわせている牛頭馬頭のヒガシです(笑)。
 小生監修の『別冊宝島 20世紀ホラー読本』(仮題)の陣容が、このほど確定
しました。本掲示板でもおなじみの中島晶也さん(巨大生物)や笹川吉晴さん(ク
ルマとハイウェイ)、『幻想文学』でおなじみの風間健司さん(狼男)や中村融さ
ん(マッド・サイエンティスト)や石堂藍さん(悪魔憑き)、さらに大森望さん
(電脳世界)や風間賢二さん(BODY)、夏来健次さん(サイコ、じゃなかった、
ゾンビ)、小谷真理さん(ドラキュラ)、柳下毅一郎さん(フリークス)、永瀬唯
さん(UFO/エイリアン)……そのほか〈別宝〉レギュラー陣やアッと驚く隠し
球(笑)も加わって、現在望みうる最強の布陣をしけたと自負しております(カッ
コ内は担当予定のキイワード)。
 今夏中の刊行を目指して鋭意編集中。詳細は追々御報告いたしますので、御期待
あれ!

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うーむ、怪獣地獄…… 投稿者:中島晶也  投稿日:06月15日(火)07時39分31秒 oska1538.ppp.infoweb.ne.jp

『偏執の芳香』も『よもつひらさか』も買ったけど読めまへんがな。

>倉阪様
 昨日、『死の影』が届きました。どうもありがとうございました。
 一刻も早く読みたいのですが、ちょっと先になってしまいそうです。

>笹川様
 お久しぶりです。
 ご丁寧にどうも。「幻想によるテロリズム」という結論に至られた道筋は、
だいたい理解できたように思います。それに対する私の見解は、今ちょっと
余裕がないので、また改めてここへ書きます(お互い仕事を優先しましょう
ね〜)。

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本買った 投稿者:治田豪和  投稿日:06月15日(火)01時22分21秒 TKZcc-02p42.ppp.odn.ad.jp

 池袋のジュンク堂に幻想文学55と、モダンホラースペシャルが置いて
あったので買いました。とりあえず55号の方から読んでいます。まだ出だし
ですが、たとえばここでも以前関連した話題がちょっと出ていたと思います
が、ゴシック小説とはどのようなものかとか、歴史を踏まえてその変遷を
語ってくれているので初心者にもわかりやすく、理解する上で助かります。
 山尾悠子さんの噂の「夜の宮殿と輝くまひるの塔」は、月並みな言い方で
すが、物語全体から終始漂う幻想的な「香り」がとても読んでいて味わい深
かったです。私の場合は「おれは女王の庶子の馬」など、我々の日常の会
話や台詞とはかけ離れたところにある、劇を見ているような、幻想的な台
詞、その言い回し、配置に、夢の中にいるような不思議な雰囲気を感じまし
た。
 倉阪さんの死の影は、さすがにまだ見つかりませんでした。明日(今日)
また見てみるつもりです。

 東様。
 お返事拝見しました。良かったです…(笑)

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こんなに幸せでいいのでしょうか。 投稿者:橋詰久子  投稿日:06月14日(月)21時57分15秒 oska1625.ppp.infoweb.ne.jp

 驚きました。『マッターホルンの殺人』グリン・カー/新樹社が出ました。
全然聞いてなかったし、まさか読めるとは思ってなかったので呆然としています。
関係者の皆様ありがとうございました。ミステリ好きに限らず山好きの人もぜひ。
『死の影』に続いて、今夜は徹夜になるかも。少しもったいないけど、でも我慢
できませんことよ。

笹川さま
 『木枯らし紋次郎・同じく人殺し』笹沢佐保/新潮文庫の解説読みました。
文章の疾走感がかっこいいです、紋次郎にぴったり。内容も充実で◎。時代
小説もお好きなんですか?

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まだ地獄(今、三丁目を曲がりかけたとこ) 投稿者:Masuda  投稿日:06月14日(月)15時39分44秒 cust1-gw-28-47.tokyo.jp.psi.net

東様
 ええええええ――!? と、いうわけでタイヘンです。至急ご連絡ください。

倉阪様
 『死の影』をご恵贈いただき、誠にありがとうございました。さっそく読みます。
 わくわくです(と云って読みかけた『幽霊がいっぱい』を、とりあえず脇に放り
 投げる)。表紙もいいですね。

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遅かったですね 投稿者:笹川吉晴  投稿日:06月14日(月)13時47分46秒 tckw0541.ppp.infoweb.ne.jp

文面を書いている途中で水漏れが発生し、その処理に手間取っている間に、東さんに返事が伝
わっていたようですね。なんだか間の抜けたことになってしまいました。
ああ、今日が〆切の原稿を抱えているというのに〜!

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ご無沙汰してます 投稿者:笹川吉晴  投稿日:06月14日(月)13時43分02秒 tckw0541.ppp.infoweb.ne.jp

このところ仕事にかまけて(?)こちらを覗いていなかったので、朝松氏へのプリントアウト
の件を知るのが遅れました。というわけで

東様
メールでもお返事しましたが、一応こちらにも。プリントアウトの件、全然構いません。

ついでに、と言うと失礼ですがここ数日の書き込みにざっと目を通しました。そこで

中島様
お久し振りです。
“ラヴクラフト作品は現実の読み替えか”という件ですが、当人にとっての意味はともかく、
第三者にとってはやはり「読み替え」だったと思います。そして、テロというのも今の現実に安
住している人たちに対して、世界の“あるべき姿”を暴力的に知らしめる試みではないかと。
そもそも、テロによって世界が変わるかというのは第三者から見ればもちろん、場合によって
はやってる当人ですら信じてないことだってあるわけで、にもかかわらず、やむにやまれず、あ
るいは趣味や職業としてやってしまうわけです。
そう考えれば、ホラーを書くということは、やはり精神的なテロではないでしょうか。その意
味においては、僕はテロを肯定します。
もちろん、実際に人に危害を加えることには反対に決まってますが、それでも市民社会に対す
るネガティヴな感情に対してはどこか共感するところがありますし、だからこそ自分自身の問題
としても考えていきたいと思っています。
まあ、単純に人の嫌がることや、眉をひそめさせるものが好きというのが一番なんですけどね。

ところで『偏執の芳香』ですが、ソシュールまで引っ張り出しておきながら、結果としてただ
のホラ話に徹している点、僕としてはむしろ痛快でした。もちろん、思索的な方向を深めていっ
てほしかったという気持ちもありはしますが、そんなものをすっ飛ばしてしまったところに、ウ
ンチク満載の理系情報ホラーに対する実践的なアンチテーゼを感じてしまいます。

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綺堂の漫画そのた 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月14日(月)12時35分26秒 nereid.interware.co.jp

綺堂の漫画いろいろあるんですね。漫画の方から、先によもうかな。
ちなみに風野さんの日記によると、「玉藻の前」の小説の方は、表紙が「伝記小説」に
なっているそうです。九尾の狐の伝記小説っておもしろそう。

東さん
 表紙は、気分転換に変えてみました。
 公認の件、ま、しゃれで入れてみたまでなので。
 
おまけ、失礼掲示板、傑作です。だれか、夢野久作のパロディ投稿してくんないかな。
均一蝋さんて、夢野の小説の登場人物みたいでしょ。

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追伸 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月14日(月)12時09分30秒 cse33-84.tokyo.mbn.or.jp

 先ほど笹川氏より快諾をいただきました。
 したがって、当掲示板上における『秘神』関連ログは、小生の返信に同封して朝
松夫妻あて、お送りすることにいたします。
 皆様の御協力に感謝!

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あーびっくりした。 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月14日(月)11時25分39秒 cse34-73.tokyo.mbn.or.jp

 いきなりエントランスがマーブル模様に。これって、『幻想文学』の表紙とシン
クロしてるのかなー(笑)。
 というわけで、編集人的にはもちろん「公認」なんですけど。発行人がどう思っ
ているかは知りません(嗚呼、意志の疎通が……)。>管理人様

治田様
 ということで(メール参照)、御安心ください。

倉阪様
 祝復活。
 しかしね「嵐の前の静けさ」って言葉もあるぞ(笑)。いや冗談はさておき、
「ちゃんとした」ことを言ったりやったりしてくれてれば、私ゃ、なんにも文句な
んか言わないんだってば。
 サイコな人やバイオレンスな人や、あちこちで御心配いただいているようですが、
笹川氏からまだ音信がないのと、いま現在、小生「それどころじゃないよ、締切ト
リプルだよ、IさんHさん他ごめんなさい」状態なので、まあ返事は今週なかばく
らいにでも発送しようかと思うとります。

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あ、あ… 投稿者:「ひるまのや」  投稿日:06月14日(月)08時14分12秒 KOBcc-01p34.ppp.odn.ad.jp

シェヴァイク様
HPは自分のトコではないです。(混乱させてしまったようで申し訳ありません。自分のと
ころはまだ工事中です)

「夢幻外伝」のころ、多少絵が変わったかな、と思ってたら、最近また戻ってしまったかも>高橋氏

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RE:綺堂作品の漫画化 投稿者:シェヴァイク  投稿日:06月13日(日)23時34分36秒 ww-pa01.proxy.aol.com

 こんばんは、ひるまのやさん。

 ご指摘ありがとうございました。私も熱心な高橋ファンであり、「夢幻外伝」
は特に好きな作品なのに、すっかり忘れていました。そういえば、わたなべま
さこさんが描いた「九尾の狐」の話も、明示はされてなかったと思いますが、
今回の本とテキストが同じような気もしますし、あまり迂闊な断言はするもの
ではありませんね。汗顔^_^;)の至りです。

 HPでお書きになっていたように、高橋作品は古書値がやたら高かったり、
読む機会が限られたりする作品がなく、楽しめるのもいいですね。私が係を
しているニフティの会議室でも人気の高い作家です。今「白髪鬼」を読み
返してみましたが、もっともっと戦前の幻想文学を漫画にしてほしい作家
です。あの雰囲気を出せる人はあまりいませんから。

 では、失礼します。

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綺堂作品の漫画化 投稿者:「ひるまのや」  投稿日:06月13日(日)22時19分21秒 KOBcc-06p65.ppp.odn.ad.jp

シェヴァイク様

高橋葉介氏が書いています。詳しくは下記をどうぞ。

(ここでの書きこみははじめてです。少し緊張……。)

http://fml.tmit.ac.jp/~tsumura/comics/yosuke/gaiden.html

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秘神の 投稿者:治田豪和  投稿日:06月13日(日)21時00分56秒 TKZcc-03p87.ppp.odn.ad.jp

 東様
 不安なのでやはり、一応こちらにも…
 掲示版の書き込み、送っていただいて結構です。
 遅れてしまい、本当に済みませんでした。

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復活しました 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月13日(日)13時50分59秒 tokyo12-31.m.nttpc.ne.jp

松本様

>結構ミステリとしての評価が定まっている作品で「これはいまいちだったかなあ」
>っていうようなミステリはありますでしょうか?

鮎川哲也「りら荘事件」、これなら不足はないでしょう。ちょうど麻耶さんが「幻想
文学」のインタビューで「文章はともかくとして、プロットはすごく好きで、骨格だ
けで話が進んで、ロジックだけで完結しちゃうような作品ですね。無駄なものがない」
と述べていますが、私は「ともかく」と「無駄なもの(と言うか、過剰なもの)」に
反応するので、ホラーは無い物ねだりとしても、人があれだけ死ぬのだからもう少し
緊張感が出せないものかと思ってしまいました。なにより致命的なのは「尼リリス」
というネーミングです。「亜麻リリス」ならOKなのですが、「尼が」「尼は」と出
てくるたびに脳細胞の一部がぐちゃぐちゃと溶けてしまって個人的にはだめですね。
扉を開けると美しい様式美と構築性の世界が広がっているのでしょうが、その前に尼
が立ちふさがっているという印象です。
海外物ではクイーンの「オランダ靴の謎」でしょうか。国名シリーズでは「チャイナ
橙」と「シャム双生児」が好きで、「骨格だけ」の作品はやはり性に合いません。
話変わって、日記は欠かさず拝見しています。
来年の鮎川賞、期待してますからね(いや、マジで)。

kanazawa様
ありがとうございます。マルセル・シュオッブはとても好きな作家です。

東様

>監修者氏、なんか悟ったのかしらん!? この紹介文のアッサリ感、いいなあ、
>今後もこの調子でいってほしいっすね。

なんだかほっとする発言ですね(笑)。
もう一つのほうでサイコの人が気をもんでいるようなのですが、その後どうなった
のかな? 

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櫻井さま 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月13日(日)03時21分23秒 cse34-60.tokyo.mbn.or.jp

 お、お、おみそれしましたー。←しょーもないレス

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東さん 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月13日(日)02時07分27秒 ppp203159.asahi-net.or.jp

ニアミスじゃないよん。←くだらないレス

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恐い話が読みたいなあ 投稿者:西崎  投稿日:06月13日(日)01時38分59秒 dp0-89.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

 えー、お久しぶりです。倉阪さん『死の影』拝受いたしました。ありがとうございます。
仕事が一段落したらさっそく読ませていただきます。倉阪さんのお名前が文庫の表紙に載っ
ているのには感慨を覚えました。
 東さん、読売新聞ですか。ほんとうにありがたいことです。翻訳者というのは孤独なもの
で、たまにそういう記事などが出ると、ああ自分もやはりこの世界の一部なのだなとなんだ
か不思議な気になります。
 最近またラヴクラフトが読みたくなっています。ラヴクラフトとはなんでしょうね。私に
とっては文学的隠者です。隠者とプロパガンダを結びつけるのはさてなかなか難しいかも
しれません。

              さるにても意識の流れ派とは難解なものなり 西崎 拝

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おおっ! 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月13日(日)00時21分53秒 cse34-48.tokyo.mbn.or.jp

櫻井様
 さすがは管理人様! この迅速なレス、さすがですなあ……って、もしかしてニ
アミスか!?(笑)
 あ、ハイ、〈書物の王国〉の『妖怪』は、もう出ております(新聞の書影部分を
よーく見ると右端に写っているでしょ?)。
 グランデの平台ではけっこう減っていたんだが、どんなもんでしょうね。>I編
集長(今頃この掲示板を見ているはずなんだけどなー。そろそろ出てきたまへ)
 皆様、よろしくお願いいたします。

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見ました 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月12日(土)23時53分07秒 ppp204090.asahi-net.or.jp

読売新聞見ました。東さん、載ってましたね。
ところで、書物の王国・妖怪はもう出たんですか?

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どぎまぎ 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月12日(土)23時49分17秒 cse33-81.tokyo.mbn.or.jp

Masuda様
 おーい、例の件、内諾とれちゃったよ、内諾! どうしよう……(笑)。
 いやこれはちょっと大変なことに……今回はアチラさんも腹を括っていただかな
いと、えらいことになりまっせ〜。

倉阪様
 『死の影』届いたよー、ありがとう。
 うんうん、この表紙ならイケそうじゃーん(笑)。
 あ、一緒に『トロピカル』も届いたんだけど、監修者氏、なんか悟ったのかしら
ん!? この紹介文のアッサリ感、いいなあ、今後もこの調子でいってほしいっすね。

中島様
 あ、そうですか? どうしましょうかね、ま、まさかもうすでに書いちゃった、
とか!?(笑)委細はメールで。

治田様
 お久しぶりです。で、『秘神』の件の御意向は……(笑)。

GAKU様
 御購読ならびに御宣伝、ありがとうございます。
 麻耶雄嵩さんのインタビュー、残念ながら小生は取材と重なって同席できなかっ
たのですが、あの独特な天然ボケ、あ、いやいや、天然幻想作家性(!)の凄みは
なかなかのものか、と。そういえば、どこかにも似たような作家がひとり……うー
ん、地域性ってやつですかい。

楽志様
 そりゃーアナタ、世論(嘘)に逆らって、初作よりも二作目、三作目を積極評価
する果敢な姿勢に、若さの美と躍動を感じました(笑)。たまたまこっちが「『リ
ング』はこのへんが怖い!」という原稿を書いていたってこともあるんだけどさ。

皆様
 え〜本日の読売新聞夕刊読書面で「アンソロジーが面白い」という特集がありま
して、小生のコメントが載っております。拙著だけでなく、〈書物の王国〉や西崎
憲さんのアンソロジーも非常に好意的に紹介されておりますので(にこにこ)、よ
ろしければ御高覧のほどを。
 ああ、錦糸町の雑踏で、15分近くコメントした甲斐があった(笑)。

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クトゥルーについては 投稿者:中島晶也  投稿日:06月12日(土)07時08分37秒 oska1527.ppp.infoweb.ne.jp

>東様
 巨大怪獣の原稿の方でも言及する予定にしてますよ。

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『玉藻の前』>漫画版も発売 投稿者:シェヴァイク  投稿日:06月12日(土)03時45分46秒 spider-pa024.proxy.aol.com

 岡本綺堂作『玉藻の前』ですが、漫画版も同時に出版されていました。
作画は秋田書店から明治妖怪譚『夢やしきへようこそ』を出しているさち
みりほ氏です。

 でも、映画公開時のメディアミックスでもないのに、一つの文学作品の
小説版と漫画版を同時刊行するのって珍しいように思います(そもそも、
岡本綺堂作品の漫画化自体、過去に記憶がありませんが)。

 尚、帯によると、月内に『異妖の怪談集』、来月『怪かしの鬼談集』と
短編集も立て続けに刊行されるようです。

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復活 投稿者:治田豪和  投稿日:06月12日(土)01時16分23秒 TKZcc-02p59.ppp.odn.ad.jp

 皆様お久しぶりです。新しい方々は、どうもはじめまして。
 結局また間が空いてしまった…。でも暫くまた見られると思います。
 いろいろと面白そうな話がたまっています。全部消化したら(し切れるの
か?)またお返事いたします。
 そう言えば昔の書き込みで、モダンホラースペシャルがこれから出る本であ
るような書き込みをした気が…。東さんの言っておられたホラーを書く! と
いう本と混同していた
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派生 投稿者:松本楽志  投稿日:06月11日(金)14時36分11秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

 アトリエOCTAに電話したのに留守電だった……
 おねーーーーーさーん。あとでFAXしよう……
 さて、本題です。ちょっと前ですが。

>倉阪先生

 「偏執の芳香」から派生してちょっと倉阪先生に質問です。
 ミステリ読み、の読み方の偏りかたは僕がミステリ読みであることから、
わかったんですが、じゃあ一方で、ホラー読みの方には『うーん』というよ
うなミステリ、ってのはあるわけですよね。

 結構ミステリとしての評価が定まっている作品で「これはいまいちだった
かなあ」っていうようなミステリはありますでしょうか?
 具体的なものがあれば、そのあたりを議論するとさらに違いが分かって面
白い思うんですが。

 しかし、偏執の芳香、ぼく、分が悪いなあ……(笑)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/

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『地底の鰐、天上の蛇』のことなど 投稿者:kanazawa  投稿日:06月11日(金)12時53分27秒 tky2-p40.hi-ho.ne.jp

石堂様

ご回答ありがとうございました。
こういったものはとにかく問い合わせてみるのが吉ということですね。そういえば自身過去にも、
ジャック・ヴァンスの『終末期の赤い地球』(久保書店)だとか、山尾悠子さんの歌集(深夜叢書
社)だとか、無理か知らんと思いつつ注文してみたらあっさり手に入って拍子抜けした経験があり
ます(ただしこれも10年前の話)。

『幻想文学』読者としてあるまじきことに、暗黒とか怪奇とかの語彙が得意でないので、なんとはなしに倉坂さんの作品には今まで接する機会を持てずに来たのですが、今回手にとってみたのは、
先日のSFセミナーへのご参加や、この掲示板の開設などを通じて徐々に興味を持つようになって
きたからでしょうか。
いま、のこり三編のところまで読みましたが、小気味よい文章と飄逸なユーモアがとても心地よく、
楽しませていただいています。とくに表題作の超絶的展開には心を奪われてしまいました。日本
にこんな作品を書く人がいるなんて……。読中、二人のマルセル--シュウォッブの潔さとベアリュ
の奇想を連想しました。いままで喰わずぎらいでいた不明を恥じている最中です。

最後になりましたが、山尾さんの作品集も心待ちにしています。きっと佳い本を作ってくださる
ものと楽しみにしております。

http://www.amy.hi-ho.ne.jp/ziggy/index.html

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だって 投稿者:三枝  投稿日:06月11日(金)12時06分39秒 ss.narc.affrc.go.jp

》自分の掲示板で遊んでなさい!

みんな、お勉強したいはずだったのに、実際には何も言わないんだもん。
暇だわ。

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了解 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月11日(金)12時04分12秒 nereid.interware.co.jp

東さん
 掲示板のプリントアウトの件オーケーです。
 ところで、本屋で雑誌「カドカワミステリ」創刊プレ1号なるものを発見しました。
 特集は、角川ワンパターンの横溝正史でした(笑)。また狙ってるのかな。
 創刊号の予告が載ってて、特集がホラーになってました(何じゃこの雑誌!)
 あと、原書房から岡本綺堂伝奇小説集「玉藻の前」が加門七海の解説ででてたけど、
 この小説って面白いですか(一瞬東さんがからんでるのかなおもっちゃいました)

 おまけ
 ↓のひと、出入り禁止なのに勝手にはいってくるんだよね。困ったもんだよね。
 自分の掲示板で遊んでなさい!

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それがわかるなら苦労しない 投稿者:三枝  投稿日:06月11日(金)11時32分37秒 ss.narc.affrc.go.jp

》作家も評論家も編集者も読者も、言いたいことは公然と言おう!(ただし最低限の礼儀とルールは守って、ね)を最近持論としている小生としては、

問題は、その礼儀の基準ですよねえ……はぁ(ため息)。

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承諾と補足 投稿者:中島晶也  投稿日:06月11日(金)08時22分42秒 oska1502.ppp.infoweb.ne.jp

>東様
 公開の場に書いていることなので、もちろん送っていただいて結構です。た
だ、笹川さんの評論についてだけ、ちょっと補足を。

 何だかしっくり来ないのはなぜだろうと考え続けていたのですが、クトゥル
ー神話って本来は、ラヴクラフトにとっての現実をホラーの形式で描いたもの
だったはずでは? 「君たち脳天気なこと言っているが、現実はこんなものだ
よ。目を逸らさず、世界のありのままの姿を見たまえ」というのがクトゥルー
神話なんですね。お気楽な夢に縋って生きている人たちの目を覚まそうとして
るんです。ですから、幻想による現実の読み替えとか言ってしまうとむしろ正
反対でしょう。精一杯拡大解釈すれば、過酷な現実を告発しようとしている(と
いうより、ほんとは愚痴に近いんだけど)、もしくは、誰もが自分に都合のい
い幻想に浸っている現実を覆そうとしている、とは言えるでしょうが。

「クトゥルーは時代や社会のシステムが生み出す歪みや狂気の具象化である」
と書かれているように、笹川さんも基本的には解っていらっしゃるはずだと思
うんですけどね(厳密に言うと、ラヴクラフトの視点はもう一回り大きく「宇
宙のシステム」なんですが)。どうして「幻想による現実へのテロリズム」な
んて着地点へ行ってしまうのか、疑問を感じます。

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了解しました 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月11日(金)02時06分13秒 tokyo14-18.m.nttpc.ne.jp

東様
ご趣旨に賛同です。
なお、「朝松氏の解説はともかく」という発言をしたかと記憶していますが、
「セレファイス」の解説を含め、「幻想ブンガク」という無用のあてこすり
めいた発言にカチンときたことは事実です。そのあたりも包み隠さず伝えて
くださって結構です。「大衆」を重んじる立場は僕的にはOKなのですが、
アーサー・マッケンを筆名にしている方が「幻想ブンガク」はないだろうと
思いましたので。
いずれにしても、建設的な議論が望まれますね。

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『秘神』ログ関係者の皆様へ 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月11日(金)00時13分00秒 cse34-85.tokyo.mbn.or.jp

 本日、作家で朝松健夫人でもある松尾未来さんから、小生の『秘神』書評(SF
M掲載)に対する「感想文」が届きました。
 作家も評論家も編集者も読者も、言いたいことは公然と言おう!(ただし最低限
の礼儀とルールは守って、ね)を最近持論としている小生としては、とても嬉しい
ことです。
 それは大いにけっこうなのですが、文中、小生と笹川氏がネット上で「大論争」
(笑)を巻き起こしている(という伝聞情報)に関心をお持ちである旨の記述があ
りました。
 ここはひとつ、当掲示板の該当部分のプリントアウトを、小生の返信に添付して
お送りするのが何よりかと思うのですが(朝松家は非電子環境にあるとの事です)、
いかがでしょうか?
 管理人様および発言者の皆様(倉阪さん、中島さん、治田さん、それからもちろ
ん笹川さん)の御意向を確認したいと存じます。
 まことにお手数ですが、一両日中に、御諾否もしくは御意見を簡単でけっこうで
すので御表明いただけたら幸いです(小生個人あてメールで御返事いただいても、
もちろんかまいません)。お一人でも「それは迷惑である」という方がいれば中止
します。
 なお、小生としては出来れば、掲示板上での公開往復書簡のような形がとれたら
よいなぁ、と思っておりまして、その旨、申し入れてみるつもりです。
『秘神』問題を良い方向へ導く千載一遇の機会(ラスト・チャンスか!?)だと思う
ので、うまく運ぶといいんですけれどね〜。

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『地底の鰐、天上の蛇』 投稿者:フク  投稿日:06月11日(金)00時09分50秒 ppp04-038.din.or.jp

早速この夕方申し込みました。
電話だと意外とカンタンでしたので、ちょっと驚きました。注文書と住所氏名を言えばOK。
後は郵送後に振り込みだそうです。
なんたって「幻想文学の鬼・クラサカが放つ、暗黒の処女作品集!」ですから。
ああ、待ち遠しい。
http://www.din.or.jp/~fukuda/

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ありがとうございます 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月10日(木)23時48分37秒 tokyo14-10.m.nttpc.ne.jp

シェヴァイク様
まことにお手数をかけております。昔はけっこうたくさん書いていたので、私は作る
気力がわかなかったのです(不出来なのも多いし)。なお、「怪奇館」はウチにまだ
在庫があります。御礼に謹呈しますので、ご住所をメールでお知らせください。
いくらなんでも歌集はないと思いますが・・・あったりして。
東さんの「もうない、もうない」という言葉を鵜呑みにしていた私が甘かったような
気もしますね(笑)。「品切です」とお返事したことのある方、申し訳ありませんで
した。編集人と発行人、ほんとにもっと意思の疎通を図るように。

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『地底の鰐』その他の恐怖 投稿者:シェヴァイク  投稿日:06月10日(木)22時48分12秒 spider-pa014.proxy.aol.com

 こんにちは、皆さま。

 中島さんから「『地底の鰐』発見」の連絡を受けた某氏とは、小生の事で
あります。実は小生、1週間ほど前に紀伊国屋書店のネット通販に加入いた
しまして、早速、倉阪氏の著作を検索したところ、『地底の鰐』だけでなく
『日蝕の鷹』も注文受け付け状態になってまして、早速オーダーしました。
その後、モノは届かないものの、「やはり在庫切れ」との連絡もなく、どう
なっているのだろうと思っていましたが、これで疑問は氷解しました。
 ただ、今度は『怪奇館』が「入手不可」になってまして、今度は八重洲か
三省堂の店頭で相談してみようかと思っています(『悪魔の句集』は入手で
きましたが)。

 それと、倉阪さん、ニテフィの会議室をご覧いただいてありがとうござい
ます。
 最近の『幻想文学』の書評掲載数から甘く考えていたので、作りはじめて
みると結構大変でしたが(^^;)、ただ作家がどういう本を読んできたかを知
ることは、作品を鑑賞するうえでも意味が大きいですし、何とか月末にはコ
ンプリートまでは行かなくても、それに近いモノをつくりたいと思っていま
す(力強い賛同者も現れてくれていますし)。これまでは、『幻想文学』は
気に入った特集の号のみを買っていたのですが、これを機に全号完集をめざ
してみようかと考えています。

 意外だったのが、怪奇漫画について採り上げられる事の少ない『幻想文学』
で倉阪氏がしばしば日野日出志らを題材にしていた事でした。

 では、失礼します。

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早まった私 投稿者:中島晶也  投稿日:06月10日(木)19時36分26秒 oska1512.ppp.infoweb.ne.jp

 つい先日、難波のジュンク堂書店で『地底の鰐、天上の蛇』を見つけて、店
の倉庫で忘れられていたものに違いないと早合点し、「引き取り手はいくらで
もいる!」と2冊目を買ってしまいました〜。しかも、お世話になっている某
氏に「実費で譲りますよ」なんて馬鹿なことを言ってしまった……。早速詫び
を入れなくては(涙)。

 いいんです。「世界広しと言えど、倉阪鬼一郎の処女短編集を2冊所有して
いるのは俺一人だけだ!」って自慢できるから。
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そんな・・・ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月10日(木)15時55分57秒 tokyo18-27.m.nttpc.ne.jp

「地底の鰐」がまだある!
著者も全然知りませんでした(笑)。
古本屋で2800円ついたことがあるし、著作リストにも「品切」と書いてるのに。

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怖ろしいことに…… 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月10日(木)12時48分50秒 cse33-45.tokyo.mbn.or.jp

 まだあるんですって!>櫻井様
 いや、俺も知らなかったという(大笑)。
 でも、そんなにたくさんは残っていないはずなので、御注文・お問い合わせは下記へお早めに。

 アトリエOCTA 048−825−0683(FAX共通)

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倉阪氏の地底の鰐 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月10日(木)12時22分41秒 nereid.interware.co.jp

在庫僅少だけど、まだあるってことですか?(僕はもう無いと思っていたのだが)
もしそうだとしたら、ここのページ見てて欲しいという人はいるとおもうけど。
欲しい人は、アトリエOCTAに問い合わせ・注文して下さいね。

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あわわ…… 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月10日(木)11時20分58秒 cse33-45.tokyo.mbn.or.jp

山尾様
 いかに編集人と発行人のあいだに日常的意志疎通がなされていないかバレバレで
すね(苦笑)。失礼しました。今後は善処します。
 で、進んでますか?(←しつこいって!)

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倉阪氏の地底の鰐について 投稿者:石堂藍  投稿日:06月10日(木)10時01分09秒 B133138.dion.ne.jp

金沢様……でいいのでしょうか。
 ご購読ありがとうございます。
 地底の鰐は確かに在庫も少ないのですが、私どもの営業力が弱いので、本屋さんには
置いてもらえないのです。入手希望の方は、書店よりも直接アトリエOCTAに連絡を
取られる方が早いでしょう。直接注文だと送料が200円かかりますが……。
 普段ネットを覗く習慣がないので、情報がずれます。すみません。で……
 山尾さんもご覧になっていらっしゃるのですね。国書刊行会の作品集には私も
関わらせてもらえるらしいので、今から楽しみです。その節はよろしくお願いします。
 山尾さんの小説にですが、なんと二千枚もの原稿があり!
未発表の物が三分の二ぐらいと国書刊行会の礒崎さんがおっしゃっておられるので、
みなさんもどうぞ楽しみにしていらして下さいね。来春ぐらいまでには刊行されると
思います。

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遅れ馳せながら 投稿者:福井健太  投稿日:06月10日(木)01時53分07秒 kyto1107.ppp.infoweb.ne.jp

 ……「偏執の芳香」についての感想なのですが、7割までは倉阪説に同感ですね。
 あの作品のミソは不気味なシーンの数々(自分のことをネタにされた会話とか、携帯電話
ごと包帯を巻く男とか)ではないかと、少なくとも僕は思いました。で、後半のモダンホラ
ー的展開はしょうがないとしても、匂いのカプセル云々の部分には理に落ちてしまう物足り
なさを感じたんですよ。あと、主人公の精神が崩壊するとか、助手になる女が予測不能の行
動を取るとか、もっとグチャグチャにする余地もあったと思いますしね。認識論の部分が理
詰めになるのはしょうがないとしても、魅力的なシーンがたくさんあるわりには、プロット
の「不安さ」や「混沌さ」が足りなかったかな、と。
 そういうわけで、全体のストーリーや構成よりもセンスが傑出したシーン(の数々)を拾
っていくべき作品――という意味では、本格よりはハードボイルドに近いものとして読んだ
方が妥当なのかもしれません。なんにせよ好きな作品ではあるのですが。
http://member.nifty.ne.jp/kfukui

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幻想純文学50選 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月09日(水)22時35分53秒 tokyo17-42.m.nttpc.ne.jp

「幻想文学」3号「特集 幻想純文学」の話です(古くてすいません)。
実はこのガイドだけレビュアーの名前が載っていないんですね(とんでもないよな)。
管理人さんとMasudaくんも参加しているガイドなので、何を担当したか、まず私から公表
します(読み返す気力がわかないほど不出来ですが)。

小田仁二郎「触手」、出口裕弘「京子変幻」、中上健次「化粧」、中井英夫「銃器店へ」
長谷川修「遙かなる旅へ」、日野啓三「鉄の時代」、三島由紀夫「三熊野詣」、三木卓
「胡桃」、森内俊雄「羊水花」、結城信一「空の細道」、吉田知子「無明長夜」

昔はよく地味なものを読んでたんですね(笑)。
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私は福田さん 投稿者:フク  投稿日:06月09日(水)22時13分05秒 ppp04-066.din.or.jp

自分じゃないと分かっていても……

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生臭い福田さん 投稿者:橋詰久子  投稿日:06月09日(水)12時53分51秒 oska1622.ppp.infoweb.ne.jp

SATOMIさん
 こんにちは。先日はありがとうございました。
 あれから『殺戮のチェス・ゲーム』入手しまして、カバーの紹介を読んだ
限りでは(本体は分厚くて手付かずです)、おっしゃるようにあんまり似た
ところがないようです。このような書き込みをするときには、きちんと自分
で確認をしなくては、ウラをとらなくては(捜査の常識ではないか!)と、
改めて反省しました。また、SATOMIさんのご指摘がなければほったらかしに
していたかも。まったく恥ずかしい有様で面目ないです。
 牧野修さん、皆様、大変申し訳ありませんでした。

 バケツの中身をさぐりに行こう、と思ったんですが、読み返すとオソロシイ
ところがあるので、さがしに行けません。いやあ、まいったまいった。

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遅Re:未確認情報 投稿者:SATOMI  投稿日:06月09日(水)10時42分48秒 proxy2.teleway.ne.jp

橋詰さん、こんにちは。

> 『殺戮のチェス・ゲーム』というのが『偏執の芳香』とよく似た設定だという
>意見があるんですが(現物がないのですみません)。まあ設定が似てても問題は
>ないと思います。

 ダン・シモンズの『殺戮のチェスゲーム』でしょうか?
 設定が似てても問題ないと言うのは同感です。でも『殺戮のチェスゲー
ム』は読んでましたが、私は設定が似てるとは思いませんでしたよ。
『チェスゲーム』の詳しい内容は忘れてしまいましたが、マインドバンパ
イアの能力――人の精神を操るというのが、においで他人の意識を操作す
る点と似てると言えば似てるかなあ。でも「ちょっと似てる」くらいじゃ
ないかと。

 似てるで思い出しましたが、「人のいない山奥で木が倒れた。その時音
がしたか、しなかったか」という部分は、たしか京極も自作(どれだ?)
で書いてましたね。似てるというより、よく使われる例えでしょうが、そ
れだけで終わってしまうか、そこから延々と蘊蓄が始まるかが、本の分厚
さの差に繋がるということでしょうか。

 ここからはお笑いネタ(小難しいことが考えられない体質でして)。
 主人公側に春なら花粉症、冬なら風邪引きの人間がいたらどうなったか
なあ、なんて考えたんですけど。そういう人は、呪詛的空間内でどう対処
するのか。それ以前にその空間を認識できるのか?
 ワーキャー騒いでるのを端で見て、なんじゃこいつら? なんて思って
たりして。
 ところで、福田さんちのバケツの中身は何ですか? いや実は、それが
一番気になった点なんですが。そこから何か怖い展開でもあるかと思った
けど、無かったようですね。

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翔氏は東氏でしょ? 投稿者:みどりのたぬき  投稿日:06月09日(水)08時48分17秒 rs6000n1-en1.center.wakayama-u.ac.jp

東様、倉阪様。
私は、怪奇くんは北まどかさんだと思っていました。
怪奇くんは、東さんのアニマ?
北さんは実在するのでしょうか。石堂さんの一人二役だったりして。

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ええッ!? 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月09日(水)08時39分14秒 cse33-31.tokyo.mbn.or.jp

倉阪様
 ど、ど、どこからそんなアヤしい情報が……。
 小生が把握しているところでは、「怪奇くん」は諸星翔氏の一人二役だというこ
とですが。
 ううむ、今度調べておきます。

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「幻想文学」のペンネーム 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月08日(火)23時59分14秒 tokyo17-10.m.nttpc.ne.jp

まずは、ホラーフォーラムの特集がらみの話題です。

シェヴァイク様
あまりにも量が多いため断念していた書評リストまで作成していただき、ありがとう
ございました。なお、壬生一水、千草那由子も私のペンネームです(補遺は結構です)。
ほかに書評や評論を発表した主な雑誌は「BGM」「読書マガジン」「SFの本」・・
って、全部なくなってるじゃないか(笑)。

なお、同誌のホラー時評に登場する「怪奇くん」が私だと思っている方がいるようなの
ですが(誰かにそう聞かれたことがある)、東さんが一人で書いていますので誤解なき
ように。

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レメディオス・ヴァロ 投稿者:稲葉振一郎  投稿日:06月07日(月)11時54分30秒 slip202-135-14-97.sy.au.ibm.net

の画文集が出て、回顧展もやるんですねえ。帰日に間に合いそうだから、見に行こう。

http://www.kousakusha.co.jp/NR/varo.html#point

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ああ、牛の歩みである 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月07日(月)00時17分47秒 dp0-27.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

山尾さま
 拙い編纂書の名前をあげてくださってありがとうございます。気がむかれたら
また投稿してくださいね。

                              西崎 拝

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「偏執の芳香」その4 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月06日(日)23時39分10秒 tokyo18-29.m.nttpc.ne.jp

山尾様
失礼いたしました。考えてみたら私も作家だったんですよね(笑)。
今後も濃い話題を振りますのでよろしく。

松本様
後半で「冷めてしまった」理由、なるほどと存じました。その上で、さらに分析して
みましょう。となれば、必然的に次のメッセージを出さざるをえません。

(以下の文章はネタバレを含みます。未読の方はご注意ください!)

なぜ後半に電波が飛ばなくなるか、やはりモダンホラーのコードどおりに展開してし
まうからでしょうね。これは読者が牧野さんに何を期待しているかにもよるでしょう。
「牧野修は特殊小説家である」というバイアスがかかっている読者は、後半だけを取
り上げれば確かに物足りなく思うと存じます。
挙げておられた理由に付け加えると、「内からの変容がない」というのが最大の原因
ではないでしょうか。つまり、ヒロインの理性が崩壊し、邪悪なものに内側から変容
してしまう。その歪んだ頭脳と目を通して、いままで見たこともない世界が伝達され
る。前半がすばらしいので、読者はそんな過剰な期待をしてしまいます。
これには伏線があります。ソシュールと匂いもそうですが、もっと物語に則して言うと、
まず久子さんがいますよね。それから、子供を殺しかけるシーンもあります。盗聴マニア
もいつ邪悪なものに変容してもおかしくない。ですから、もっと救いのない(活劇ではな
い)狂った展開になるのでは・・とついつい期待してしまうわけですね。
そういうわけで不満も覚えるわけですが、前に記したとおりホラー読みなので全体として
はOKです。「リング」は家族がどーしたこーしたには興味がないのですが、怖いしスー
パーナチュラルだからOK。「六番目の小夜子」は学園祭のシーンだけでもうOK。極端
な話(これはホラー読みというより個人的な資質ですが)長く記憶に残るような文章が一
つあればOKを出したりします。
さて、「白い館の惨劇」は当然ハードカヴァーですが、後半がいまいちと言われてしまう
かも(笑)。

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お返事など 投稿者:山尾悠子  投稿日:06月06日(日)18時29分23秒 cs23134.ppp.infoweb.ne.jp

返信が遅くなりました。熱が出て寝込んでいたのではなく、試合に行っていたのですが(笑)
子供が剣道をやっていて、長男は来週二段の審査を受けます。

倉阪さま、私はつい数時間前まで「おばさん、邪魔です」と中学生どもに言われていた人間
ですので、そんなに特別扱いになさらないで下さい。誰のことかと思ってしまいます(笑)

西崎さま、よろしくお願いいたします。「輝く草地」、これが読みこなせねば読書人の資質
なし、と緊張しながら読んだギャラリーは私以外にも多いのでは。

松本さま、どうぞよろしく。私の猫はご近所の京大2回生のお嬢さんにもらった猫、って、
関係ないか。

稲葉さま、平明な文章とはなんと嬉しいお褒めの言葉でしょうか。作品集をまとめるのに、
失敗作をばさばさ切っていくと短編が5・6本しか残らず、考え込んでいます。

東さま、気を悪くって? 何故? I氏のメールアドレス教えて下さい。

幻想的掲示板、楽しく興味深く拝見しています。(個人的には、某氏と某氏の掛け合いが
妙に味があって好き)
観客席に戻りますので、これからも濃い話で楽しませて下さいますよう、ではお邪魔いた
しました。

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「偏執の芳香」その3 投稿者:松本楽志  投稿日:06月06日(日)13時40分21秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

 どうもです。
 もうちょっと引っ張ります。

 **********ここから、ちょっとばかり筋をバラしているので注意して下さい>未読の方*********

 倉阪さんの、文章を読んで自分が「偏執の芳香」のどこにひっかかっていたのか、が分かってき
ました。

モダンホラーのコード
>まず、基本的なところですが、SFとのジャンルミックスですよね。
>ことに文系のソシュールなので、個人的には「もっとやって、もっとやって」でした。

 ここですね、まず。
 もっとやって、に尽きるというか。
 僕はこれではやりたりないなあ、って思ってしまったんです。
 なんか「匂い」と「ソシュール」なんて凄く魅力的な組み合わせをしている割にあっさりしている
という印象を受けてしまいました。

>それに付随してアクションも配合されているのですが、これは橋詰さんと違って少し違
>和感がありました。

 それから、これです。
 ここもミステリ読みの資質が出たのでしょうか、ラストになだれ込むあたりのこのへんでいきなり
「冷めてしまった」んです。なんか、ゲームみたいですよね。倉阪さんの指摘している典型的な「平
凡な人間が悪と戦う」ってのが、あるのでなおさら、ありがちなゲームっぽい感じを受けてしまった
んです。
 おいおい、せっかくソシュールまで出したのにその展開はないだろう、と。

 僕の言っているゲームはテレビゲームRPGっぽいってことですが、そもそもRPGがファンタジ
ーのありがちなパターンの模倣であるような気もしますので、結局ファンタジーの王道パターンをし
ている、と言えるのかな(ファンタジーについては全く知らないので憶測ですが)

>で、終わり方なんですが、ちょっとデリケートな書き方をしますと、ミステリなら「火刑
>法廷」のコードと言いましょうか、わりとよくある結びだったかなと思いました(スレて
>いない読者はOKなんでしょうけど)。

 これも、そうなんですよねー
 終わったあとの余韻がないというか……

 ……なんだか、いちゃもんばかりですが、別に駄作であるとは思っていませんのです。玉に瑕、の
キズをあーだこーだと言ってみてる。

 ただ、倉阪さんもこの作品の同じ部分の弱点は感じておられるみたいなんで、これはその弱点にど
れくらいのウエイトを置いているか、ってことで、やはりホラー寄りかミステリ寄りかという単純な
構図に立ち戻るわけですよねー。
 なんにせよ、このやりとりは大変面白いです。

>ただ、これは自作を棚に挙げた発言で、終わり方
>はほんとに難しいです。冒頭につなげるのも先例が結構ありますからねえ

 たしかに「冒頭に戻る」って考えてみるとけっこうありましたね。
 うーん、となるとホラーミステリって読者の資質を考えてしまうとやっぱり難しいですね〜。
 倉阪先生には頑張って欲しいです。
 「白い館の惨劇」楽しみにしてますよー!(ハードカバーですよね?)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/

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好評です! 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月05日(土)13時09分47秒 cse33-84.tokyo.mbn.or.jp

山尾様
 先日は、生意気なことを申し上げて失礼しました。どうかお気を悪くなされませ
ぬよう。
 で、進んでますか?(笑)

稲葉様

>読まずに印象だけであれこれいうのは控えておきましょう。しかししっかりマイ
>ナスの先入観ができてしまったなあ。

 はい、出来れば現物をご覧ください。欠席裁判的な状況は、小生もまったく本意
ではありませんので。

>しかし、これは苦言ではないのですが、私のお見受けするところ、『幻想文学』
>誌の寄稿者の中にもそういう論調の方はおられますし、そういう人たちをとりあ
>えず敵に回すわけにもいかないでしょう?

 そうですねえ(苦笑)。小生は『幻想文学』編集長としての立場では、寄稿者の
主義主張に介入することは(原則として)しておりません。スタンスを異にする意
見の交錯・激突は、むしろ雑誌としての活力を生むだろうと考えておりますので。
 まあ、評論家モードで発言する機会が増えてから(昨年度は、とうとう編集者と
しての収入と物書きとしての収入が逆転しちまった……う〜む)、ふたつの立場の
使い分けに苦慮するケースがあるのも事実で、いずれどこかで決着をつけねばいか
んのかな、とも、ぼんやり考えておるところです。

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いろいろ 投稿者:稲葉振一郎  投稿日:06月05日(土)10時28分04秒 gamma.alphalink.com.au

東様
なるほど、そういうお話ですか笹川論文。
読まずに印象だけであれこれいうのは控えておきましょう。
しかししっかりマイナスの先入観ができてしまったなあ。なんというか、まあ……。
しかし、これは苦言ではないのですが、私のお見受けするところ、
『幻想文学』誌の寄稿者の中にもそういう論調の方はおられますし、
そういう人たちをとりあえず敵に回すわけにもいかないでしょう? 
まあ、ホントにあっち側に行った人は私なぞは遠慮なく罵倒しますが。
荒俣氏については、やはり古いSF・幻想文学ファンは評論家・翻訳家時代の氏をとって、
小説家としての氏はとらない方が圧倒的に多いような気がします。
氏ほどの評論家としての見識のあった人につまらない創作コンプレックスがあったとは思いたくないのですが……。

山尾様
過日は紹介文を拙HPに書かせていただきました。
失礼などありましたらご遠慮なくご指摘下さい。
http://www.e.okayama-u.ac.jp/~sinaba/books/bks9903.htm

ところで、山野浩一氏のホームページなんてできてたんですね。
競馬と小説の二本立てだあ。掲示板もあり。
http://member.nifty.ne.jp/~yamano/

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ごあいさつ>山尾悠子様 投稿者:松本楽志  投稿日:06月05日(土)03時10分00秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

山尾悠子さん、はじめまして。

ミステリ系のページをしているもので、
ちょっとまえまで山尾さんの作品さえ知らなかったんですが、
後輩が貸してくれたのではじめて読みまして、イメージに圧倒されました。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/syosai/br41.html#yume
で大変失礼な感想などを書き散らしております。
(いま、自分で見てもなんだか、わけのわからないことを書いているような)

幻想文学に載った作品も拝読させていただきました。
なんだか、読み方というか、イメージのつかみ方が分かってきたので、
今日もしばらく浸かっておりました。

倉阪さんをはじめ、熱狂的なファンが居るのも分かるというものです。
(倉阪先生のとまどいぶりが凄いですねー)
作品集は是非買わせていただきます。

僕がページに感想を書かせていただいた、
ご挨拶ということで。それでは!
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/syosai/br41.html#yume

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やっと落ち着きました 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月05日(土)02時07分58秒 tokyo12-16.m.nttpc.ne.jp

御礼を言うのは、あくまでも私の義務でした。皆さんは必要ありません。
興奮してあらぬことを口走ってしまいました。すみません。
その後再読し、山尾ワールドの魅力は「言葉は世界でできている。世界は
言葉によってのみ保証される。ただし、その言葉=世界は崩壊感覚を内包
している。さらに、その崩壊感覚は読者との共犯関係ともイコールである」
といったことを拙い頭脳で考えてみました。

西崎様
あの感触では年内に刊行できそうですね。夏はどうでしょうか。
「取り急ぎ」には思わず笑ってしまいましたが。
なお、待望されている方がいらっしゃるようなので、来週更新予定の日記で
言及しておきました。

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衝撃です 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月04日(金)23時30分35秒 dp0-51.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

山尾さま

 はじめまして。さすがに自分の出入りする場所で御名前を拝見するのは衝撃です。
緊張します。細々と英米の怪談を翻訳している西崎というものです。よろしくお願
いいたします。

倉阪さん
 某社のゲラが出ましたね。倉阪さん、忙しい時に大変ですね。夏くらいに出るんで
しょうかね。

                               西崎 拝
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あ、ありがとうございます! 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月04日(金)23時20分54秒 tokyo17-40.m.nttpc.ne.jp

山尾悠子さま
とても緊張して書き込んでおります。つまらない疑問に答えていただき、
誠にありがとうございました。大昔に「角砂糖の日」を書評させていた
だいた者です。国書刊行会の作品集、心から期待しております。
(皆さんも出てきて御礼を!)

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倉阪さま 投稿者:山尾悠子  投稿日:06月04日(金)22時56分57秒 cs23108.ppp.infoweb.ne.jp

初めまして、『金羊毛』第2号の「夜想曲」以来の読者です。
えと、あの、単なるレトリック、です。
熱が出そうです。

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山尾悠子さんの新作 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月04日(金)15時36分00秒 tokyo14-19.m.nttpc.ne.jp

まずはレスから

葉山様
今後も忌憚なくお願いいたします。濃い方の厳しい批評はとても参考になりますので。

たかはし様
驚かせてしまい申し訳ありません(笑)。

橋詰様
「殺戮のチェス・ゲーム」、よりによって私が未読の作品を取り上げましたね(笑)。
「体験のあと」についてはまったく同感です。

さて、「幻想文学」55号掲載の山尾悠子さんの新作ですが、確かに牧野さんとは
別種の電波が飛んでくる凄い作品だとは思うんですけど、ちょっと読みこなせてい
ないところがあるのです。
末尾近くのp12に「本当の私はあの光り輝くまひるの塔で餓死したので、ここに
いる私はほんとうは死んでいるのです」という文章があります。「本当」と「ほん
とう」を使い分けているのは単にレトリック上の問題でしょうか? それとも、物語
の根幹に関わるものなのでしょうか? なんだかとても気になるのですが・・・。

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ありがとうございます 投稿者:葉山 響  投稿日:06月04日(金)14時40分58秒 pl003.nas112.hakodate.nttpc.ne.jp

えっと、改行ってこれで良いのかな(不安モード)。
また変になってしまったら、申し訳ありません。

倉阪様
ご、ご覧になっていらっしゃったのですか。思わずたじろいでしまいました。
しかも過分すぎるお言葉、ありがとうございます。
いつも遠慮のないことを書いてしまって申し訳ありません。
ただ、人の作品についてあれこれ書いている訳ですから、葉山は(一応)
いつも真剣に書いていますので、お許しください。
新作を楽しみにしております。

で、高橋さん、謎宮会の原稿ですが、間違って三月と四月の読書日記
全て消してしまいました(ここでそんな話をしてどうする)
いま、泣きながら書き直していますので(だから続けてどうする)もうちょっと
お待ちください。ああ、五十七冊分の感想の書き直し……でも、三月分は
大体終わりましたが。読書日記は纏めて五月号にでも。

関係ない話をしてしまいました、すみません。
『偏執の芳香』読み終わったら、また感想を書かせていただくかも。

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未確認情報 投稿者:橋詰久子  投稿日:06月04日(金)14時27分03秒 oska1606.ppp.infoweb.ne.jp

倉阪さま
 『殺戮のチェス・ゲーム』というのが『偏執の芳香』とよく似た設定だという
意見があるんですが(現物がないのですみません)。まあ設定が似てても問題は
ないと思います。
 終わり方ですが、ミステリの場合は収束してくれなくちゃいやですが、怖い話
のときは収束したらいや(笑)。『墓地を見おろす家』のように、ほかのものに
取って変わらないまま続いていく、ってのが理想です。『偏執の芳香』のように、
におわして終わるパターンも多いですね。そう思うと『体験のあと』は全然違う
恐怖を提出してしまうという、おとろしい物語だなあと改めて思いました。

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見ております 投稿者:たかはし  投稿日:06月04日(金)13時13分07秒 in.inac.co.jp

こちらでははじめまして。高橋と申します。

いきなり声をかけられて動揺してしまいました(^^; ええっと、
謎宮会の3-4月号はだいたい原稿が揃ってるんですが……葉山さんの
読書日記が「探偵小説を読む2」しかないけど、いいんだっけ?>葉山さん
# って、こんな話をここでしてどうする(^^;;;

こちらでも話したいこと(ジャンルについてとか)や聞きたいこと
(幻想文学会って何ですか? とか)もあるのですが、まだいろいろと
片づいていないので……そのうちお邪魔させていただくつもりです。
では。

追記:幻想文学、買いました(^^)

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その割にはこだわっていた 投稿者:三枝  投稿日:06月04日(金)09時40分43秒 ss.narc.affrc.go.jp

》ああいう手合いに難癖つけられても、痛くも痒くもないですしね。

といいつつ、必死でかばう中島さん、倉阪さんの涙ぐましい努力に
は、妙な感動がありましたよ。
出入り禁止の後に、その件について発言されたようですので、礼儀
として、お返事を書いておきましょう(笑)。

まあ、「こだまのあとだま」は、反論されない逃げ場として愛して
あげて下さい(笑)。それ以外に、場はないでしょうから。

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「偏執の芳香」その2 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月04日(金)09時39分24秒 tokyo17-01.m.nttpc.ne.jp

ホラー・マインドのあるミステリ読みとミステリ・マインドのあるホラー読みの
意見交換は面白いですね。全体の構築性か断片のエッセンスか、むろん両方兼ね
備えているのがベストなのですが、反応する部分が違うようです。

松本様
>モダンホラーのコードといいますとどのあたりになりますか?
>家族(子供とか主婦とか)とかでしょうか。
まず、基本的なところですが、SFとのジャンルミックスですよね。
ことに文系のソシュールなので、個人的には「もっとやって、もっとやって」でした。
それから、平凡な人間が悪に立ち向かうというエンタテインメントのコードがあります。
それに付随してアクションも配合されているのですが、これは橋詰さんと違って少し違
和感がありました。

で、終わり方なんですが、ちょっとデリケートな書き方をしますと、ミステリなら「火刑
法廷」のコードと言いましょうか、わりとよくある結びだったかなと思いました(スレて
いない読者はOKなんでしょうけど)。ただ、これは自作を棚に挙げた発言で、終わり方
はほんとに難しいです。冒頭につなげるのも先例が結構ありますからねえ(「赤い額縁」
はメタがらみで微妙にねじれています)。

西崎様
「両方読める」のはウチの句会(最近出てないけど)ではウケるんですよ(笑)。

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お詫びそのほか 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月04日(金)08時41分26秒 cse34-15.tokyo.mbn.or.jp

 う〜む、結局、30日以降の過去ログを読めないうちに一件落着しちまいました
ね(苦笑)。
 管理人様をはじめ、多くの皆様に御迷惑・不快感その他をおかけする結果となっ
たこと、ここに改めてお詫び申し上げます。
 小生としては、言うべきことを言ったらサッサと引っ込んで(他人様の掲示板だ
し)、それでいいやぁ〜と呑気にかまえていたのですが(ああいう手合いに難癖つ
けられても、痛くも痒くもないですしね。この程度の曲解や中傷で傷ついていたの
ではホラーの編集者なんかやってられん……ってのは嘘よ、ウソ)、ああいう展開
になるとは正直いって予想外でありました。そしてまた、大変に勇気づけられもし
ました。
 いずれにせよ「出入り禁止」宣告がなされた以上、この場でこの話題にふれるこ
とは、それこそ不公平の誹りを免れないでしょうから、小生としても、今後もし発
言する必要が生じたときは……どうしようかな(笑)……まあ、再度「大森掲示板」
に登板するか「こだまのあとだま」にでもお邪魔させていただくことにします。
 ただ「牛込櫻会館」のみをご覧の方もけっこういるようなので、そのなかには一
体何事が起こっていたのか、不審に思われた方も多いかと思います。
 そこで管理人様にお願いして、小生のサイトの中に、大森掲示板での小生の全発
言をまとめたコーナーを設置させていただこうかと思っております。>いかがでし
ょう? 櫻井様
 今後また、どこかのサイトで、この件に関する小生への事実無根の言いがかりを
目にしたときは、随時こちらのコーナーを御参照いただければ、その真偽のほどが
一目瞭然となるだろうと思いますので。
 以上をもって、本件に関する本掲示板上での最終コメントといたします。

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月と歩いた 投稿者:橋詰久子  投稿日:06月04日(金)02時54分36秒 oska1546.ppp.infoweb.ne.jp

 延々と接続ができなくて、いっぱい書き込みが増えてました…。

西崎さま
 BSをご覧になられて楽しまれたのなら、原作もよろしいかと思います。あ
の映像化は原作に忠実で、頭を抱えてしまうような展開なんか、そのまんまで
した。古い英文学。そうですね、音楽でもそうですが「いつまでも変わらない」
ような雰囲気が好きなのかもしれません。ただ、英語が駄目なんです(しくしく)。

松本さま
 ミステリ読みの王道を突っ走ってらっしゃるようで、ご立派です。私も『体
験のあと』『ソフィー』はかなり警戒(?)して読みましたが、牧野修の場合
は最初からまかせっぱなしでしたので。つまり、最初からわけてしまっている
ということかも。これはいいことなのかそうでないのか、野生の勘で生きてる
のかなあ。というわけで『殺人鬼』にはみごとうっちゃりをくらわされたわけ
です。懐かしいです。

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ミステリ読みだけどOKですよん 投稿者:橋詰久子  投稿日:06月04日(金)02時21分49秒 oska1507.ppp.infoweb.ne.jp

 はい、わかりました先生。 
 『偏執の芳香』もうくらくらしました。最初から最後まで、ずっと面白かった
って言いますかすごくって。現実と非現実とがワヤワヤと混ざり合って、そうし
て終わったんだけれども終わっていなくて。倉阪さんが「快感」と表現してはり
ますけど、確かに読んでいる最中ずっと責められる快感がありました。ラスト近
くのアクション・シーンも違和感がなくて(普通はわたくしこういうところで駄
目になりますが)よかった。題名に「芳香」と入っていますが、全体を通して匂
い(口の中に漂うような)が感じられて、そこもすごい。お話も書き込もうと思
えばもっと書き込めるのでしょうが、そうしちゃうと何かがなくなってしまうよ
うな気がします。
 牧野修は『屍の王』と短編数本を読んだだけですが、いつも別世界から来た人
のような印象がありました、なんか桁違いって感じで。これはハマッタってこと
なんでしょうね。

藤原さま
 よかった。面白いですよね〜、オースティン。この人の作品を読むと、登場人
物の中では自分はこの人に近いなきっと、と考えたりするんですが、人から見る
と全然そうではないんだろうな、と思ったりして陽気な気分になります。本を読
んでわくわくすることってめっきり減りましたけど、オースティンがいる限り安
心安心。何度読んでも大丈夫さ。

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謙譲語・尊敬語 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月04日(金)02時20分19秒 dp0-25.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

倉阪さん
 あれ、よく見るとふたつの意味にとれますね。

「初夏や犬に賜る珠ふたつ」

 偉いのは自分のほうかな、それとも犬のほうかな。

            ああ、こんなことをしてる暇はないのに 西崎 拝

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オースティンと犬に贈る物 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月04日(金)02時04分28秒 dp0-25.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

橋詰さん、藤原さん
 うう、ジェイン・オースティンまったく読んでいません。藤原さんがあげられた
ゴシック・ロマンスのパロディ『ノーサンガー・アベイ』くらいは読んでおくべき
なのでしょうが。ああ、未読の必読書のリストを作ると大変なことになるような。
『高慢と偏見』は以前BSでドラマ化されたものを見ました。とても面白かったで
す。全然読んでいないわけですが、同時代のノヴェルと比較すると段違いに面白い
はずですし、現在でもけっこうリーダブルなのではないでしょうか。夏休みとかに
ゆっくり読むと面白いでしょうね。しかし橋詰さん、古い英文学がお好きなのです
ね。ウッドハウスの名前も出されていましたよね。あのゆったりした感じは気持ち
を落ちつかせてくれますよね。ウルフが終わったらドイルなのでこちらは悠然と訳
したいものです。

倉阪さん
 なるほど興味深いです。犬に珠をやるのを面白いと思うか、貰うのを面白いと思
うか、なかなか本質的な違いなのかもしれないですね。

                              西崎 拝

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ようこそ! 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月04日(金)01時46分47秒 tokyo13-16.m.nttpc.ne.jp

葉山様
ようこそいらっしゃいました!
書評で何度も取り上げていただき、ありがとうございました。とても励みになりました。
葉山さんの「読書日記」だけでも毎月更新していただければと思うのですが・・・。
(たかはしさん、見てますか?)
では、今後ともよろしくお願い申し上げます(ミステリも、濃い人がたくさん見て
いますから)。

松本様
長文ありがとうございました。いま酔ってるもので、整理してからお返事します。

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すみません 投稿者:葉山 響  投稿日:06月04日(金)01時22分47秒 pl021.nas112.hakodate.nttpc.ne.jp

すみません、改行入れるの忘れてました。
お詫び申し上げます。

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はじめまして(緊張)。 投稿者:葉山 響  投稿日:06月04日(金)01時10分34秒 pl011.nas112.hakodate.nttpc.ne.jp

はじめまして。某ページで細々と活動しております葉山と申します。
僕はミステリ読みなので、この掲示板に参加できる機会は無いかも、と思っていたのですが、『幻想文学55』がめでたくもミステリ特集(面白かった!)だったので、勇気を出して書き込みしてみます。

で、今回の特集で(個人的に)とりわけ興味深かったのは石堂藍氏のブックガイドでして、ストレートなミステリ読みとは若干評価軸が違う個所が見られたのが面白く、「ああ、そうも読めるのか」と大変参考になりました。但しセレクトのほうは、ちょっとだけ物足りないかも。挙げられた国内ミステリ中、読んでない作品が三本だけしか無かったのはちょっとさみしい(海外は別)。折角『幻想文学』の特集なのですから、もっととんでもないものも挙げて欲しかったのですが……それはいつか行われるであろう次回ミステリ特集に期待します。
あと、泡坂マニアには気になる間違いを発見。145頁の記述で『しあわせの書』が忘れられています(本当はそれを書き込みたかったのか? いえいえ)。

現在は今邑彩の『よもつひらさか』と牧野修『偏執の芳香』をゆっくりと併読中。ミステリを追いかけているといつのまにかホラーを追いかけているような気がする今日このごろ、この状況をホラーな皆さんはどうお考えになっておられるのでしょう? おうかがいしたいところです。 

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やはりミステリ読みの資質かなあ? 投稿者:松本楽志  投稿日:06月04日(金)00時09分27秒 h1beech.kais.kyoto-u.ac.jp

 こんばんは、みなさん。
 きな臭くならずにすんでほっとしてます。
 さて、

倉阪鬼一郎さん:
>私は高く評価します。何といっても、随所で「牧野電波」とでも称すべきものが
>飛んできますからね。これはひたすら快感です。

 このあたりは僕もかなり嬉しかったんです。
 ただ、後にも書きますが、ミステリ読みの性質なのか、僕は随所の「電波」を「予感」
という快感ととらえているフシがあります。すなわち、「この電波はこの物語でこの先ど
んな風に広がってくれるのか」という予感ですね。

 で、引用が前後しますが

>体操にたとえれば、ホラー読みは途中で息をのむ技があれば着地が失敗しても高
>得点を出すのですが、ミステリ読みは着地が決まるかどうかを重要視する傾向が
>あるようです。松本さんが「いまいち」だと思われたのは、そのあたりが理由で
>しょうか?

 まさにそうなんです。ワザを評価しないわけではないんですよ、ただ、ミステリって伏線
の文学ですから、すべてのワザは着地に奉仕するためにありまして(上の僕の言葉で言うと
ワザは、着地を「予感させるもの」ですね)もちろん、この作品はミステリでないことは明
かですから、そのあたりを評価に入れるのは見当違いなんですが、僕にしてみたら、もった
いないなあ、って思ってしまうんですよね(長い文章だ)

 牧野修さんは、小林泰三さんと並んで凄く好きな作家さんですので、「おお、さすが牧野
修!」って言う感じのテンションで始まったのでよけいに惜しくて……それこそ連作短編み
たいにしてにエッセンスを配列し直した方が、良かったなあって思ってしまったんですね。

 うーん、あらためて書いてみると、エッセンスそのものよりも、配合の美しさを優先して
考えてしまうってのはミステリ読みとしても結構、視野が狭い方になるかも知れません(ま
すます混迷)。

>また、いままでで最も長い作品なのですが、従来の持ち味をそのままにモダンホ
>ラーのコードも配合して作風の幅を広げている点も感心しました。資質が短篇作
>家だけにチラー・ポイントが多い−−これが何よりありがたいところです。

 おお! こういうミステリ系からはわかりにくい感想が聞けるのはやはり嬉しいです。
 モダンホラーのコードといいますとどのあたりになりますか?
 家族(子供とか主婦とか)とかでしょうか。

>ただ、私にも共通する弱点なのですが、終盤の「広げた風呂敷をたたんで結ぶ」
>ところになると、電波が飛ばなくなる印象はありますね。

 これなんですよね。
 かならずしも、たたんで結ぶ必要はないと思ってはいるんですが、われわれミステリ好きの
子供はひねくれものですので「結ばないなら何をしてくれるの!?」って興味津々でして、
ミステリ系の読者を唸らせるには実は単純に畳んで結んでしまうのが一番簡単だったりするの
です。

 ……っと。
 えらい長文になってしまったんですが、なんだか、同じことをいろんな比喩で言っているだ
けのような気がしてきました。どうも、こういう説明ってのは難しいです(僕もページに感想
とか載せてるくせにかなり非論理の人なので……)。
 もうちょっとやりとりをすればなにかが、見えてくるのかも知れません。

 ところで──牧野さんの話からは逸れますけど、いまふと、終わりまで行ったら、はじめに
戻ってるって手法は(それほど珍しくはないですが)ミステリ的読者からの呪縛から逃れられ
る方法として、悪くないと思ったりしたんですが、どうでしょうかね?
(「赤い額縁」ってそんな感じではなかったですか?)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gakusi/

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牧野修「偏執の芳香」読了 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月03日(木)22時16分12秒 tokyo12-17.m.nttpc.ne.jp

松本様
大変長らくお待たせいたしました。
私は高く評価します。何といっても、随所で「牧野電波」とでも称すべきものが
飛んできますからね。これはひたすら快感です。
また、いままでで最も長い作品なのですが、従来の持ち味をそのままにモダンホ
ラーのコードも配合して作風の幅を広げている点も感心しました。資質が短篇作
家だけにチラー・ポイントが多い−−これが何よりありがたいところです。
ただ、私にも共通する弱点なのですが、終盤の「広げた風呂敷をたたんで結ぶ」
ところになると、電波が飛ばなくなる印象はありますね。体操にたとえれば、ホ
ラー読みは途中で息をのむ技があれば着地が失敗しても高得点を出すのですが、
ミステリ読みは着地が決まるかどうかを重要視する傾向があるようです。松本さ
んが「いまいち」だと思われたのは、そのあたりが理由でしょうか? ご意見を
うかがいたいと存じます。(橋詰さんもしょうもないこと言ってないでこっちに
参加してね)。

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俳句談義 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月03日(木)21時59分44秒 tokyo12-17.m.nttpc.ne.jp

西崎様
ありがとうございます(藤原さんも)。
さて、御句ですが、私なら「初夏や犬に賜る珠ふたつ」とします。
これは上品な良い句だと思うのですが。

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穴は二人分にしておいて下さい 投稿者:藤原義也  投稿日:06月03日(木)21時54分57秒 tky2-p149.hi-ho.ne.jp

倉阪さま
「万霊節前夜」の件は、ぼくのチェック漏れでもありますね。邦訳データを
入れておきながら、引用部分の錯誤には気がつきませんでした。
担当者としても、ひとことお詫び申し上げます。

ところで、ジェイン・オースティンを男が読まないということはないと思い
ますよ。(もちろん、世間的にはそう多くはないでしょうが)『高慢と偏見』
(『自負と偏見』)とか、たいした事件がおきるわけでもないのに、読み始
めるとやめられなくなる面白本ですね。現代文学って重くて、ごちゃごちゃ
していて、なんだか面倒くさいなという気分のときには恰好の1冊です。お
おかたの19世紀小説よりはるかにモダンですし。
『ノーサンガー・アベイ』は幻想文学読者必読(かな?)

あ、という気分のときにはおすすめの

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誹謗中傷は控えられた方が 投稿者:三枝  投稿日:06月03日(木)17時50分51秒 ss.narc.affrc.go.jp

と、愛があるならまず、東さんにおっしゃることをお勧め
します。
私は、自分の作ったルールを自分で守らない人に、愛して
もらいたくなんかありませんので。(気色悪いから。)

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お行儀が悪いのですね 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月03日(木)17時35分30秒 nereid.interware.co.jp

三枝さま

>おやまあ、小林さんの「私とすがやさんの認識は同じ」

>いや、櫻井さんは、小林さんの論理が通っていると考えたのかな?妙な人だな。
>この掲示板の目的ってのも、櫻井さんの解釈的には合っているの?
>それは櫻井さんに都合の良い解釈でなくて?
>ネットの人たちって理解できないな。本当に。
>(すごいことになっているのではなく、やっと収拾をつけたんで
>すよ、私が。そもそも東さんの件は枝葉で、SF問題の本題では
>ないでしょ。乱入がなければ、もっとすっきりしてたのに。)
上の2つの発言は、理解不能です。高校入試用国語問題集を再勉強なさった方が良いと思います。
あわせて、木の芽時なので大変かもしれませんが、
心を落ちつけになったほうがよろしいかとも思います。

迷惑なので、今後私の管理する掲示板にはおいでにならないで下さい。
お行儀が悪すぎます。
最後に、他人の誹謗中傷は控えた方がよろしいかと、ほんの少しの愛をこめて
忠告いたします。
さようなら。あ、返事はいりませんからね(念のため)

ということで、みなさん、
三枝さんはこれからはおいでになりませんので、ご了承下さい。

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大いなる通俗(富士山ではない) 投稿者:橋詰久子  投稿日:06月03日(木)16時24分48秒 oska1512.ppp.infoweb.ne.jp

西崎さま
 こんにちは。別の掲示板でちょっと話題にしていたのですが、ジェーン・
オースティンはお好きでしょうか?(いろいろなのがありますが)。 身近
な男性で読んだという人がいなくて。もしかしたらああいったノリを面倒く
さい、と感じられたりするのかなあと思いまして。

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推敲 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月03日(木)16時02分50秒 dp0-73.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

 うーん、どうも効果的でないので直させてください。

 初夏や犬からもらう珠ふたつ

に訂正です。えっ、誰も読んでないから気にするな?

                       西崎 拝

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初夏や犬からもらう玉ふたつ 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月03日(木)15時59分30秒 dp0-73.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

倉阪さん
 そうした間違いはしょうがないですね。私も今までに幾つも誤訳や勘違いをしてきました。
そうしたものを減らす努力はむろんしていかなければならないわけですが、人間にはおそら
く錯誤がつきものなのでしょう。この場で訂正なさったのはひじょうな勇気だと思いました。
私にはちょっとできません。どうもいらぬプライドばかりが肥大していくようです。困った
ものだ。

                                   西崎 拝

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無視をすると発言するのが、はたして無視か? 投稿者:三枝  投稿日:06月03日(木)15時47分52秒 ss.narc.affrc.go.jp

難しいですね。

だから最初から、無視してれば良いのに。
営業的な失敗は、編集者だけに帰せられる問題でもないのに、御自分
のみの問題だと思いこんで、「俺が悪いんじゃない」とわめくという
反応に出るってのは、どういう心理なのか、未だに理解に苦しみます。
こちらの話は一切聞かない人が、
》人と人が接する基本ルール(「先生やお友達の話をよく聞きましょ
》うね」と小学校で教わったよな〜)すらわきまえないような手合い
》は
と言っちゃう神経も、謎ですね。

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了解しました 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月03日(木)15時38分28秒 tokyo12-24.m.nttpc.ne.jp

東様
ご意見、まったくそのとおりです。
ただ、すべては管理人にご一任いたします。
大人げない反応をしてしまい、誤訳を含めてダブル反省です。

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人の発言を自分に都合良く解釈しているのは 投稿者:三枝  投稿日:06月03日(木)15時01分14秒 ss.narc.affrc.go.jp

東さんでは?
「渡米中」だから「僕に都合の悪いことを言う人をしかって
くれない」か……。
そういう風に解釈するんだ。なるほど。

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掲示板の管理者自身が 投稿者:三枝  投稿日:06月03日(木)14時59分06秒 ss.narc.affrc.go.jp

掲示板の設立目的に反した発言をしているようでは、趣旨を守るのは
確かに困難でしょうね。やれやれ。

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うーむ……。 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月03日(木)14時27分54秒 cse34-67.tokyo.mbn.or.jp

倉阪様&管理人様
 中島さんの先の発言とも関連して思うのですが、「掲示板」から退去を求める云
々というよりも、人と人が接する基本ルール(「先生やお友達の話をよく聞きまし
ょうね」と小学校で教わったよな〜)すらわきまえないような手合いは、直接相手
になどしない、発言者としての存在自体を認めてあげないという「積極的無視」の
姿勢で各人が臨めば、それで済むような問題なのではないでしょうか?(言うまで
もなく、小生はそれを実践中ですが)。
 え? 蚊やハエがぶんぶん飛び回る部屋は、それだけでも不快だ、ってか!?(笑)

 あまり、この「掲示板」はこういう場で! みたいなことを言い過ぎると、ただ
でさえ気軽に入りにくいと言われている(らしい)傾向を助長しかねないかなぁ、
と、ちょっと引っかかったもので。
 もちろん御判断は、この場の管理者である櫻井さんにお任せします。

櫻井様
 御教示、感謝。そうか、大森氏は渡米中なのね。
 あ〜もう、じれったいなー(笑)。

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管理人様へ 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月03日(木)13時48分59秒 tokyo14-22.m.nttpc.ne.jp

櫻井様
もう私は何も申しませんが、この際「幻想的掲示板」の趣旨を再確認し、
それに反する方の退去を求めたいと存じます。

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虚ろな穴に入りたい 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月03日(木)13時41分32秒 tokyo14-22.m.nttpc.ne.jp

「幽霊がいっぱい」を読み、「幻想文学大事典」で小生が担当した「幽霊」
の項目に致命的な誤訳があることが判明しました。ひとえに私の怠慢です。
ウォートン「万霊節前夜」(「恐怖のハロウィーン」所収)のくだりなんで
すが(「幽霊がいっぱい」に新訳があり)、実はこれ、当初は訳があること
を知らず、シチュエーション不明のまま引用部分を訳したのです(藤原さん
か東さんにゲラ段階で邦訳を追加していただいた)。で、当然のことながら、
ゲラ段階で対照すべきだったのですが、「恐怖のハロウィーン」は買い逃し
て未入手(その後古本屋で購入)、なんとなく見切り発車をしてしまったん
ですね。すべて弁解めくので虚ろな穴に入りたくなるのですが、結果的にみ
っともないことになってしまいました。基本作業を怠ると恥をかく実例とし
て以下に示します。

「こないだ、売れっ子のエッセイストの本に書いてあったわ。電気をつけた
ら幽霊が消えたですって。ほんとにばかばかしいったら!」(誤訳)
「先頃読んだある本の中で、電灯の登場とともに幽霊は退場した、と売れっ
子のエッセイストが書いていた。何と馬鹿なことを!」(正訳、「幽霊がい
っぱい」より)

まことに申し訳ありませんでした。
伏しておわび申し上げます。

中島様
了解しました。以後、沈黙を守ります。もう匙を投げましたから。

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あ、いかん 投稿者:三枝  投稿日:06月03日(木)13時14分17秒 ss.narc.affrc.go.jp

いや、櫻井さんは、小林さんの論理が通っていると考えたのかな?
妙な人だな。
この掲示板の目的ってのも、櫻井さんの解釈的には合っているの?
それは櫻井さんに都合の良い解釈でなくて?
ネットの人たちって理解できないな。本当に。
(すごいことになっているのではなく、やっと収拾をつけたんで
すよ、私が。そもそも東さんの件は枝葉で、SF問題の本題では
ないでしょ。乱入がなければ、もっとすっきりしてたのに。)

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うーん、東氏は 投稿者:三枝  投稿日:06月03日(木)13時10分18秒 ss.narc.affrc.go.jp

おやまあ、小林さんの「私とすがやさんの認識は同じ」

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東さん、ごめん 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月03日(木)12時49分05秒 nereid.interware.co.jp

いまミラーサイト見たんですが、30日以降はまだ収録されてませんね。
大森さんの帰国を待つしかないようです。すいませんでした。

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東さんへ 投稿者:櫻井清彦  投稿日:06月03日(木)12時42分36秒 nereid.interware.co.jp

大森掲示板、えらいことになってますわ。
えーと、大森掲示板にも書いてありましたが、過去ログは大森ミラーサイト
http://www.st.rim.or.jp/~ohmori/
から読めるそうです。
でも、参戦してもムダですよ、人の言うこと自分の都合のいいようにしか解釈しないんだもん、
サッチーは。

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ありがとうございます 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月03日(木)10時22分08秒 dp0-8.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

kanazawaさん
 御教授感謝いたします。変化の推移を考へると納得できますね。これから間違つた
使ひ方をせずにすみます。しかし、書くことを仕事にしてゐるわけだから、文法書な
りを自分で調べてみるべきでしたね。少しく反省いたしました。これからもよろしく
お願ひいたします。

Masudaさん
 古典怪奇小説お好きなのですか。それは嬉しいなあ。『化けて出てやる』『幽霊が
いっぱい』じつは私はどちらも買っていないのです。すぐに手に入らなくなる本だと
思うので早めに買っておきたいのですが。版元はアカデミズム系のところなので
しょうか。やはりそういうところは装幀とか地味になりますよね。目立つ装幀にすれ
ばそれなりに売れるような気がするのでちょっともったいないですね。ラインナップ
S社のものと重なってたりしなければいいですけど。『幽霊がいっぱい』の感想など
も教えてくだされば嬉しいです。

                                西崎 拝

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レス遅れてすんません 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月03日(木)09時54分48秒 cse34-92.tokyo.mbn.or.jp

フク様
『屍鬼の血族』&『幻想文学55』御購入、ありがとうございます。

>特に「日本」に拘られているところに凄さを感じました。

 いやまあ、日本人ですから(笑)。(←答えになってない)
 あ、サインなんておこがましいっすが、どうぞお気軽に(汗)。

>これはミステリ者も必見ですね。宣伝しておきます。

 よろしくお願いします! 今まで御縁のなかったミステリ読者の方にも手にとっ
てもらえたら……と、こちらも切望しています。京極作品には一家言あるフクさん
が、横山茂雄氏や(しかし飛ばしてるよなー)、森村氏、吉田氏の所論をどうお感
じになったか、今度お聞かせいただければ幸いです。

稲葉様
 はじめまして。

>その場合、氏の創作活動の開始という問題はどのように位置付けられるのでしょ
>うか?

 うーむ。荒俣宏氏の小説を純然たる創作と捉えるか、それとも「評論の突然変異」
と捉えるべきか、意見の分かれるところかも知れませんが(笑)。
 おっしゃるポイントは、「事実は小説より奇なり」を地でいくかのように「文学
離れ」を志向したはずの氏が、何故に同時進行的に「文学」の生産者サイドに回っ
たのか? ということかと忖度します。これについては、まだキチンと考えたこと
がないので、むしろ小生のほうが稲葉さんの御意見を拝聴したいくらいのものです
が、ただ、歴代のオカルティストや奇想科学者が手がけた文学作品の発掘・紹介に
最も熱心だったのが荒俣さんだよなぁ……とは思いました。

>現在在豪中で日本の事情に疎いので、「笹川氏の所論」というのが一体何なのか、
>全くわかりません。もしお差し支えなければ、お時間のあるときで結構ですから、
>ご教示願えないでしょうか?

 小生が勝手に要約するよりも、アンソロジー『秘神』所収の現物「邪神崇拝者た
ちの肖像」(このタイトルが全てを物語っているともいえますが……)を御参照い
ただくのが何よりとは思いますが、豪州にいらっしゃるのでは仕方ないですね。
(こんな要約は許せーん、というときは、遠慮なく異議申し立てをしてくださいね
>笹川様)
 同論は、前半でクトゥルー神話とその形成史を概観したのち、日本作家によるク
トゥルー作品を紹介、さらに自身のホラー観を開陳する……という展開の内容です。
概観部分に関しては(まあ遺漏も多いですが)とても要領よくまとまっていて、十
分に「銭のとれる」文章になっていると思います。問題なのは、論の全体に「現実
VS文学的想像力」「体制VS反体制」「メジャー・ホラーVSジャンル・ホラー」
といった(昔なつかしき!?)二項対立図式が適用されていることなんですね。
 たとえば笹川氏は、結論部分の冒頭近く(323頁)で「そしてクトゥルー神話
大系に集った作家たちもまたアウトサイダーであり、自分たちを疎外し、あるいは
屈服を要求する世界に対して邪神によるテロリズムを仕掛けていった」と記し、さ
らに末尾近くで(325〜6頁)「酒鬼薔薇」や「オウム」という固有名詞を挙げ
て「ラヴクラフトが必死に物語を語ることによって辛うじて拮抗しえた現実に彼ら
(=「酒鬼薔薇」や「オウム」/引用者註)は、稚拙な物語しか紡げなかったため
に打ちのめされた。(改行)僕たちがしなければならないのは、彼らを否定し排除
することでは断じてない。己れの中にもある彼らと共通の〈狂気〉を噛み締め、そ
の敗北を痛ましく思いながらも、しかし想像力によってその〈狂気〉に、つまりは
〈現実〉に打ち勝たねばならない」と述べています。
 こういう「情念」主導の物言いで、オウムや酒鬼薔薇の「犯人」たちとクトゥル
ー神話の書き手たちを直結させることは、そのどちらに対しても失礼なことではな
いか……と、「国内ホラー評論の草分けのひとりである」(井上雅彦による『玩具
修理者』解説より)らしい(しかし国内ホラー評論に「草分け」と呼ぶような歴史
があったんかいな……謎だ)小生としては思ってしまったわけです。

>「あっち」に行かずに「こっち」に踏みとどまった方が、本当の意味での驚異に
>出会えると想うから。

 まったく同感です。

中島様
 御提言、基本的にはオッケーなのですが、小生の前回の発言についていえば、こ
この掲示板をホームグラウンドとしている小生が、同じくここの住人(!?)である
中島さんや鬼さんや楽志くんを主要な対象として発言しているわけなので、その旨、
御理解ください。
 それと、誰でも参照可能な掲示板上での発言が「陰口」めいたものになるとは小
生は考えません。不特定多数に向けて書かれた文章は(それが紙面であれ電脳上で
あれ)、それが公表された時点で「公」のものになると思いますし、それにともな
う責任が生じると考えます。少なくとも小生は、そのつもりで発言をおこなってお
りますが。

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僭越ながら… 投稿者:kanazawa  投稿日:06月03日(木)09時20分53秒 tky2-p35.hi-ho.ne.jp

はじめまして。『幻想文学』の一読者です。

下で「だろう」と「しよう」について話題になっていましたが、「だろう」の「ろう」は、推量
の助動詞「らむ」が「らう」→「ろう」と変化したものなので、「だらう」で正しいのです。
一方「しよう」の「よう」は、推量・意志の助動詞「む」が「う」→「よう」と変化したもの
なので「しやう」にはなりようがありません。「せむ」→「せう」→「しよう」という系列を
考えれば納得しやすいかと思います。だから「しよう」は〈しょう〉と発音するのが本来的な
わけで(「しょうもない」と「せんもない」が同じ意味なのもこの伝ですね)、それを〈しよ
う〉と発音するのは活字の影響ではないかと思っています。

#はじめての書き込みがこんなのですみません……

そういえばつい二三日前、渋谷のブックファーストで『地底の鰐、天上の蛇』を(もちろん新刊
として)購入しましたが、他では入手難なのですか?あそこでは「ファンタジー・SF・ホラー」
の棚の一角が倉坂コーナーの様相を呈していて、そのなかでいちばん頁の黄ばんでいる本だった
ので買いました。これから読みますね。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/ziggy/index.html

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『幽霊がいっぱい』入手! 投稿者:Masuda  投稿日:06月03日(木)07時51分50秒 cust1-gw-28-47.tokyo.jp.psi.net

しかし、地味な装幀だなあ。1巻目の『化けて出てやる』が見つからないけど、
見つけても、あまりレジに出したくないタイトルですね。今現在の自分の状況
からすると、見つからないほうが幸せかもしれない。内容のほうは、どうなん
でしょう?(>鬼一郎様・西崎様)

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意見具申 投稿者:中島晶也  投稿日:06月03日(木)03時10分04秒 oosk16DS76.osk.mesh.ad.jp

>皆様
 これは個人的な意見ですが、よその掲示板の出来事についての批判をここへ
書いたりするのは、陰口めいていて嫌な感じがするんです。そういう行為は新
たなトラブルの原因になっても解決の糸口になることはないはずですし、言う
ことがあるのならその掲示板へ行って直接相手に言うか、さもなければ言いた
いことがあっても沈黙を守るべきではないでしょうか。

 というわけで、幻想的掲示板ではこの話題はもうやめにしましょう。

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しつこくガイ・バート 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月03日(木)01時47分22秒 tokyo13-13.m.nttpc.ne.jp

溝口様
ほんとにショックでしたね。私は18歳のときに初めて小説が活字になったのですが
(そうか、専業作家になるまで20年かかってるのか・・・)、我が身に照らし合わ
せると本当に驚異ですね。早熟の天才っているんだなあ(驚嘆)。

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夏の旅人 投稿者:溝口哲郎  投稿日:06月03日(木)00時44分58秒 210.162.218.6

溝口@書物の帝国です。

おお、イデアなお話が再びできますね、わくわく。

キャシー・コージャの『虚ろな穴』については皆様の書き込みを拝見させていただいて
参考になりました。ガイ・バートについてもここの掲示板がなければ読むことはなかった
かもしれません。(特に中島様のモダンホラー・スペシャルでの解説を読んで氷解した
部分も多々ございます。)あれは本当にネタバレができないのが残念。自分の中では
その話をしたくてうずうずしているのですが。あれで18歳のときに書かれたとはすごい
と思いました。色々とその後のことについて想像を巡らせることができて、恐かった
です。まさにボクシングでジャブを食らって、最後にアッパーで止めを刺されたという
感じです。

松本様、東様が絶賛していた『夏の旅人』(ハヤカワ文庫JA)読了しました。
こ、この短篇集が入手困難なことに憤りを感じます。SFあり、ホラーあり、ファンタジー
ありの素晴らしい短篇集でした。なんとも言いがたい読了感でした。どの短篇も
ホラーとうまく融合していて幻想的な気分に浸れました。教えていただきありがとう
ございます。あと、先日創元の復刊フェアで入手した『マッド・サイエンティスト』なん
ですが、かなりホラーテイストが高いアンソロジーですね。

それでは、失礼します。

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いろいろご面倒を 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月03日(木)00時00分01秒 tokyo17-05.m.nttpc.ne.jp

中島様
お忙しいようなので、引き継いだつもりだったのですが(笑)。
まあ子供を説教するのは大人として当然の義務ですし、聞き分けのない子供は
ひっぱたくしかないですから(ほんとは首を絞めてやりたかったんだけど)。
自前の掲示板でやるならともかく、業界人の掲示板を乗っ取ってああいったこ
とを書いたら管理人に累が及ぶのではあるまいかとか、大人の常識があれば考
えますよね。
名前を書くのも汚らわしい人、ここは大人の掲示板ですから書き込まないでく
ださいね。もし来たら、もっとシビアな説教をしてあげます!
というわけで、まだ怒ってるな(>自分)。
なお、私は基本的に温厚な人なんですよ(>皆様)。

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どきどき!? 投稿者:東 雅夫  投稿日:06月02日(水)23時04分37秒 cse34-67.tokyo.mbn.or.jp

 先月30日から、道満さんと八百比丘尼を追いかけて、岡山〜兵庫〜福井と駆け
ずり回っているうちに……な、なんか俺って、渦中の人物!?(大笑)。
 携帯使ってネットにつないで、あの大森掲示板をチェックするほど稼いではいな
いので(笑)、鬼さんからメールをもらうまで何も知らなかったのよ。とほほ。
 それで早速、どういう事態になっていたのか見ようと思えば……つ、つながらな
いじゃないかあ〜。
 直接、大森掲示板に入ることはできるんだけど、それだと途中までしか(発言ナ
ンバー2619以降)さかのぼることができないんですね。
 どうやったら30日以降の大森過去ログを参照できるのか、どなたか御教示いた
だけると幸いなり。

 しかしなぁ……参照できた範囲でも、皆さん、よくもまあ無益な労力を(笑)。
そもそもの原因をつくった身としては、恐縮するやら申し訳ないやら。とりあえず
――イマイチ事情が呑み込めないながらも(笑)――御礼(!?)申し上げときます。
 でもねぇ……自分の読解力の乏しさ粗雑さを反省もせずに際限なく減らず口を叩
くしか能のない手合いをマトモに相手にしても時間の無駄ですって!
 ただ(これも先刻御承知かもしれませんが……)小生が大森掲示板に参入したの
は、当事者の目から見て、余りにも実態と懸け離れた手前勝手な憶測に基づいて
「ホラーノベルズ」や「HORRORWAVE」が引き合いに出されていることに
対して、コメントしたまでのこと。あくまでもギャラリー向けに、ね。
 それは「証言」であって「意見」ではないし、ましてや「言い訳」なんぞではな
いのですな(笑)。
 ぶんか社に対して厳しいことを言ったのも、やむをえず内情を暴露したとかいう
ことではなくて、同社の仁義にもとる対応を腹に据えかねる部分があったから。い
ずれどこかで言っておきたかったことです。
 その意味では、言うべきことを言ったので、さっさと引っ込んだまでなんだけど
なー。
 以上の件に関しては、不在中の過去ログをじっくり拝読してから、改めてコメン
トしたいと思います。

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勘違いかもしれません 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月02日(水)12時50分45秒 dp0-38.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

中野さん
 私の勘違いかもしれません。誰かくわしい人いないですかね。そういえば私は
言葉の変化などにはけっこう寛容です。基本的には保守的な立場ですが。
 OEDできますか。一度やってみてできなかったので、そのまま諦めています。
メールで教えていただければとても嬉しいです。あと「ブックシェルフ」なども
HDに移すことができればいいのですが。

                  ウルフ難解きわまりなし  西崎 拝

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あれはもつと昔のこと 投稿者:中野善夫  投稿日:06月02日(水)11時36分39秒 myamagu.dent.kyushu-u.ac.jp
西崎さん

ああ、確かにあれはもつと前のこと、十年くらゐ前のことでせうか。鏡花に「しやう」
がありましたか。私はいつも鏡花は「しよう」だなと思つてゐたのですが。「だろう」
は「だらう」ですよね。違ひましたか。家に帰つてから調べてみよう。

使用例は作品のテキストファイルを検索しますが、市販のCD-ROMは殆ど新
仮名です。WEB上から拾ひあつめてきてハードディスクに蓄えて使つてゐま
す。それから、OEDは特別なソフトは必要ありません。簡単にハードディスク
にコピーして使へます。やり方は直接メールで送りませうか。ここに長々と書
くことではないと思ひますので。

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An old subject 投稿者:西崎 憲  投稿日:06月02日(水)11時03分20秒 dp0-36.tokyo2.linkclub.or.jp

こんにちは、みなさん

中野さん
 八年前でしたっけ。もっと前のような気がしますね。確かに中野さんが使って
いるのを見て、誤用ではないかと言った覚えがあります。その時も誤用ではない
とおっしゃってましたよね。いま辞典をみると、大辞林などなかなか詳しく載っ
てますね。文法用語が苦手なので精読してないのですが、中野さんのおっしゃる
ように「しよう」のようですね。私もじつは使うたびにどっちなのだろうなと思っ
ていたのです。それで、何かで(鏡花だと思ったような気がします)ひとつ見つ
けて、ああ「しやう」なのかなと思ったのと、江戸の黄表紙などで「だらう」と
いう表記を見つけて(「しよう」と「だろう」が文法的に同じかどうか確信はな
いのですが)、ああ、「しやう」でいいのかなと思った記憶があります。その際
「しよう」も幾つか見つけていて、並行して用いられているのかなと思った
記憶もあります。しかし私が見たと思った「しやう」は間違いかもしれないし、
勘違いかもしれないです。旧仮名遣いは面倒なので昔の人もけっこう間違えている
し、時代によって変化もあるようですね。ともあれ、「しよう」のほうがスタンダー
ドのようですね。どうもお手数をかけました。それとともに永年胸を塞ぐような気
持ちを覚えさせたことをお詫びいたします。文法に詳しい方に教えてもらいたいと
ころですね。近代文学をおさめたCD-ROMで検索をかけたのでしょうか。私も買お
うかな。じつは先日8.3GBのハードディスクを買ったので十枚ほどの辞典をまとめ
て使えるようになり、喜んでいるところです。あとはOEDなどもコピーして使いた
いのですが、別のソフトが必要なようですね。CODなども欲しいし。コウビルドや
LDCEなどもマッキントッシュ版が出ればいいのですが。

                              西崎 拝

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まだ見てゐない「幽霊がいっぱい」 投稿者:中野善夫  投稿日:06月02日(水)04時30分54秒 x51-075.fukuoka.highway.ne.jp

「幽霊がいっぱい」は註文はしたけれど、まだ手元に届いてゐません。読んでから、
もう皆さん読みました? と自慢しようと思つてゐたのに。でも、実は一巻目もま
だ読んでゐないのでした。

西崎さん
八年くらゐ前にも話したことですが、「〜しよう」は「〜しやう」では
ありません。文法的な説明は私にはできないのですが、使用例を記してみると、
泉鏡花「眉かくしの霊」から「頂戴しよう。尚ほ重ねて頂戴しよう。」
中島敦「文字禍」から「作用を明らかにしようといふのである。」
芥川龍之介「羅生門」から「格別どうしようと云ふ當てはない。」
など幾らでも手近の本から引用することができますが、「〜しやう」は一つもありま
せん。だから、仮名遣ひを間違へてゐるのは私ではなく西崎さんの方なんですよ。

「幻想文学」55号、福岡ではまだ手に入りません。山尾悠子の新作、早く読みたい。
今すぐ読みたい。

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情報です 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月01日(火)21時48分00秒 tokyo18-45.m.nttpc.ne.jp

「週刊朝日」に「幻想文学大事典」の書評が載っています(評者は千街氏)。
文中で「日本幻想作家名鑑」を絶賛していますので、ご案内まで。

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はじめまして 投稿者:稲葉振一郎  投稿日:06月01日(火)13時16分24秒 gamma.alphalink.com.au

ホラーには全くと言っていいほど縁がない(怖いのキライ)のですが、
山尾悠子ファンということでお許し下さい。
東さんの「大きな声では言えないが(!?) 投稿日:05月29日(土)11時07分41秒」を興味深く
拝見しました。私も荒俣氏の転向(?)には違和感を感じた一人ですが、
その場合、氏の創作活動の開始という問題はどのように位置付けられるのでしょうか?
それから、現在在豪中で日本の事情に疎いので、「笹川氏の所論」というのが一体何なのか、
全くわかりません。もしお差し支えなければ、お時間のあるときで結構ですから、ご教示願えない
でしょうか? 

追伸 私はSFとか幻想文学は好きですが、ホントに「あっち」にいった人は嫌いな保守的な人間です。
「あっち」に行かずに「こっち」に踏みとどまった方が、本当の意味での驚異に出会えると想うから。
幻想文学というのはむしろ「こっち」に踏みとどまるための支援ツールだくらいに思っております。
http://www.e.okayama-u.ac.jp/~sinaba/inabahp.htm

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『幻想文学』に関するおわび 投稿者:石堂藍  投稿日:06月01日(火)12時42分27秒 B134158.dion.ne.jp

『幻想文学』55号ミステリ特集が発売になりました。そろそろ店頭に並び始めていると思います。
 しかし早速おわびしなければならないことがあります。例によって誤植です。
藤田知浩さんの「ポオのいる日本探偵小説史」中、45頁下段4行目「猟奇の巣」となっていますが、
これは正しくは「猟奇の果」です。
 また、182ページ下段の名張市立図書館の電話番号を間違えてしまいました。
0595-63-3260が正しい番号です。
 読者の皆さま、関係者のみなさまには御迷惑をおかけし、まことに申し訳ありませんでした。

 昨日、直書店に配本するついでにキャシー・コージャを読みました。
穴の形象が抜群であるため、かえって寓話のように読みたくなってしまう、つまり終始寓話的イメージを訂正して物語
として読む努力をしていなければならないという感じなのが、私にはつらく思えました。傑作という感じはありません
でしたが、ホラーという枠の中に閉じこめられない小説というあちらでの評価はあたっているとは思います。
 ところで『クリムゾンの迷宮』を読んでいたら、グール化した人間の造形が、なんだか、クレイマンクレイマンの悪
役みたいに思えてしまって、何だかおかしくて、最後の方ではイメージがクレイ・アニメみたいになってしまい、まっ
たくリアルな感じではなくなってしまいました。ホラーを読むときに、一旦滑稽な映像を浮かべると、もうホラーを読
む感じではいられなくなってしまうので、私は本当にホラー向きの読み手ではないなと痛感します。もっともキャシー
・コージャの場合は最後までシリアスでいられました。

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「虚ろな穴」読了 投稿者:倉阪鬼一郎  投稿日:06月01日(火)02時12分21秒 tokyo12-11.m.nttpc.ne.jp

久々に後半が活劇にならないモダンホラー長篇を読んだような気がします。
ただ、私はそれほど登場人物に感情移入ができなかったので、中盤がもっと短ければな
と思いましたね。短篇作家の感想のような気がしますが。

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